―「中山金杯’07」
【黒き時の始まり】
1着「シャドウゲイト」注 :牡5、53、勝春、2:02.4、3番人気
2着「アサカディフィート」 :セ9、57.5、小牧、2:03.6、10人
3着「ブラックタイド」 :牡6、55、後藤、2:03.7、2人
4着『ロジック』 5着「フォルテベリーニ」 6着「トウショウシロッコ」△
8着「マヤノライジン」○ 10着「ヴィータローザ」◎
馬連:10060円 3連単:128280円
「シャドウゲイト」が初日の出を丸飲み。
4コーナーで勝利確定、2番手から先頭を奪うと離す離すの7馬身差圧勝でした。
豪雨やハンデなど恩恵もありましたが、上がり時計も2位と完全に力の勝利。
私的な考えではこの馬はまだ上に行けるものと予測しています。
なお2着にこの馬場でシンガリ一気を決めた9歳馬「アサカディフィート」。
若駒の時から活躍していながらこの歳で32秒台の末脚を打てるというのは、
本当に頭の下がる馬です。
そして3着に時のワースト「ブラックタイド」。
持論の上で斬ってしまいましたが、個人的にこの馬は応援しています。
引退式で涙を頂戴していた弟くんよりも、よほど泣ける競走生活を送っていると思うので。
以下は雨力でシェイクしたような着順なので、あまり触れる気になれません。
勝ち馬のパフォーマンスだけがただ目立った一戦でした。
それにしても東西共に降雨で勝った馬の名前が「シャドウゲイト」とは、
早くも今年一年の競馬界に立ち込める暗雲を暗示しているように思えます。
―「京都金杯’07」
【雨水快進撃】
1着「マイネルスケルツィ」× :牡4、56、善臣、1:33.9、7人
2着「エイシンドーバー」 注 :牡5、55、蛯名、1:34.1、8人
3着「サクラメガワンダー」○ :牡4、57.5:岩田、1:34.1、2人
4着「マルカシェンク」 :牡4、56、赤木、1:34.2、4人
5着「スズカフェニックス」△ :牡5、56、幸、1:34.2、5人
6着「キンシャサノキセキ」◎ 13着『フサイチリシャール』▲
馬連:7020円 3連単:119220円
西でも逃げ切り「マイネルスケルツィ」。
4歳精鋭軍の中では最も格下の扱いでしたが、さすがは【マイルCS】最先着馬。
終わってみれば優等生の堂々たる勝利でした。
2着に中団から強襲「エイシンドーバー」。
【中山金杯】や【ガーネットS】でも再認識したのですが、
成長のピークなどを考えるとこの時期一番強いのは単純に5歳馬でしたね。
今年の新4歳は強いという観念は、しばらくは見直す必要があるかもしれません。
3着「サクラメガワンダー」はここぞという時に伸びきれず。
今更ですが2歳時の戦績からしてこの馬の適正は2000m前後かもしれません。
確かにこちらの路線の方が層は薄いのですが。
最速上がり4着「マルカシェンク」は出遅れが全て、あるいは騎手変が。
6着「キンシャサノキセキ」は凄まじい勢いで掛かっていましたが、
余分な輸送の影響でしょうか、勝者とは前走等しい走りをしていただけに案外。
それにしてもブッ飛んだ13着『フサイチリシャール』。
去年の【NHKマイルC】みたいに使い詰めが裏目に出たか。
これでドバイまで行かせたら松国は完全に鬼の異名をほしいままにするでしょう。
勝春・蛯名・小牧と個人的に苦手なジョッキーが上位を占める幕開けとなりました。
でもまあ始まりというのはあっさり忘れられるものですから、別に気にもしません。(爆)
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