【オーシャンS,チューリップ賞,中京記念,弥生賞’07】
2007年3月4日 時の競馬列伝―「オーシャンS’07」
【許されざる想い】
1着「アイルラヴァゲイン」 :牡5、松岡正、1:08.2、1番人気、上がり34.4秒
2着「サチノスイーティー」 :牝4、吉田隼、1:08.3、10人、34.5
3着「シルヴァーゼット」 :牡6、津村、1:08.3、11人、34.8
4着「スピニングノアール」 5着「リキアイタイカン」 6着「ニシノコンサフォス」
7着「ビーナスライン」 8着「タマモホットプレイ」 15着「アンバージャック」
馬連:4350円 3連単:195440円
1番人気でも「アイルラヴァゲイン」。
一時は人気を裏切る常習犯として恐れられていましたが、千ニでは安定してきた様子。
これで本番の1番人気も濃厚、果たして平穏に乗り切れるでしょうか。
なお、人気の片割れだった怪盗「アンバージャック」はなんとブービー強沈。
よろよろの返し馬でオッズが一気に急落しましたが、これは完全に調整ミスでしょう。
低迷を極める短距離界の最・若手株がこの醜態だけに悲観すべき状況です。
高齢の5着「リキアイタイカン」や6着「ニシノコンサフォス」たちに
食い込まれた辺りにもそのレベルの低さを象徴された印象を受けました。
―「チューリップ賞’07」
【烈震撃】
1着『ウオッカ』○ :四位洋文、1:33.7、1人、33.5
2着「ダイワスカーレット」◎ :安藤勝己、1:33.7、2人、33.9
3着「レインダンス」 4着「アロープラネット」 5着「ローブデコルテ」△
馬連:130円 3連単:2250円
勝者は『ウオッカ』。
直線の一騎打ちで食い下がる「ダイワスカーレット」をムチなしで
軽くあしらうという余裕ぶりに安藤騎手も思わずゴール手前で笑っていました。
道中かなり掛かっての勝利だけに、あの笑いは半ば諦めの意味もあるかもしれません。
3着ははるか後方、となると後は来週沈黙を破る「アストンマーチャン」と、
関東選抜【フラワーC】の結果次第。
今年の牝馬クラシックは相当候補が絞られた状態で臨む事になりそうです。
―「中京記念’07」
【二度咲いた薔薇】
1着「ローゼンクロイツ」:牡5、57、藤岡、1:56.9、4人、35.2
2着「シルクネクサス」 :牡5、55、幸、1:57.2、8人、35.8
3着「フォルテベリーニ」:牡5、54、中舘、1:57.3、7人、35.4
4着「ワンモアチャッター」 5着「マチカネオーラ」 6着「トウショウパワーズ」
12着「コンゴウリキシオー」 16着『テイエムプリキュア』
馬連:10000円 3連単:232530円
「ローゼンクロイツ」レコード走破。
昨年2着ですから、戻してくればこのくらい当然というところでしょうか。
なお2着「シルクネクサス」も同じく前走【京都記念】の大敗馬、株上昇です。
一方で正義の王女『テイエムプリキュア』はビリ瞬滅、前走は幻だったのでしょうか。
―「弥生賞’07」
【武威の焦燥】
1着「アドマイヤオーラ」◎ :武豊、2:00.5、1人、34.8
2着「ココナッツパンチ」 :吉田豊、2:00.5、6人、34.4
3着「ドリームジャーニー」▲:蛯名、2:00.8、2人、34.9
4着「メイショウレガーロ」○ 5着「サムライタイガース」△
6着「ノアールシチー」 7着「タスカータソルテ」× 10着「モチ」
馬連:1170円 3連単:6650円
「アドマイヤオーラ」連勝。
中団から差す必勝策を実演、各路線から代表馬が集まっていただけに、
これで残る敵は真打「フサイチホウオー」だけといったところでしょうか。
それにしても驚いたのが1戦馬「ココナッツパンチ」の応酬。
道中は若さ丸出しの暴れように、4角で『ディープインパクト』並みの豪快まくり。
それで惜敗ですから将来有望ですね、しかしこの時期にキャリア1戦が絡むとは。
なお案外な内容だった『ドリームジャーニー』や新星「タスカータソルテ」の他、
異様にファンが増殖していた「モチ」は粘る以前に中団からどこかへ失踪。
もうこうなったら本番はひたすら逃げまくってキャラで売っていくしかないのでは。
【弥生賞】は外れない予想をしたつもりでしたが、またデータ破損で負けました。
来週はこの苦境に朝日が差してくれるのか、注目しています。
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