―『桜花賞’07』
【緋の一閃】
優勝「ダイワスカーレット」○ :安藤勝己、1:33.7、3人、33.6
2着 『ウオッカ』◎ :四位洋文,1:33.9,1人,33.6
3着 「カタマチボタン」 :藤田伸二、1:34.5、7人、34.4
4着 「ローブデコルテ」 :福永祐一、1:34.5、9人、33.5
5着 「イクスキューズ」× :北村宏司、1:34.7、6人、33.5
6着 「レインダンス」 :武幸四郎、1:34.7、10人、33.9
7着 「アストンマーチャン」 8着「ハギノルチェーレ」
9着 「カノヤザクラ」 10着「アマノチェリーラン」
11着「フローラルカーヴ」 12着「クーヴェルチュール」
13着「ショウナンタレント」注 14着「ピンクカメオ」
15着「エミーズスマイル」△ 16着「アポロティアラ」
17着「ベリーベリナイス」 18着「ニシノチャーミー」
単勝:590円 馬連:270円 3連単:12680円
桜色の仁川を赤一色に染め上げた「ダイワスカーレット」。
低速流に苛立ち気味に端を奪うと、そこから大スパートを放ち女王『ウオッカ』を完封。
母「スカーレットブーケ」が成し遂げられなかった、
そして兄『ダイワメジャー』に続くクラシック第一冠を獲得達成です。
そして、3強の中の1強と称された酒乱女王『ウオッカ』は直線、
誰もが詰めると思われた0.2秒をとうとう詰めぬまま悲劇のゴールイン。
ただ個人的に、これで勝ち馬が2着馬を力量的に凌いだという印象までは受けません。
先団から33.6秒という極限的な末脚を放った勝者は当然讃えられるべきですが、
それ以上の上がりを負けた『ウオッカ』に求めるのはあまりに酷だからです。
敗因を連ねるなら、
「ショウナンタレント」の先導放棄による1000m通過59.8秒という超低速流の発生。
覇者「ダイワスカーレット」が短期間で『ウオッカ』との差を急速に詰めた事。
そして四位騎手より安藤騎手の方が優雅に乗りこなした事、この三つだと思います。
以下は淡々と。
3強「アストンマーチャン」はパドックの時点で早くも暴発寸前。
ただ7着とあまり耐え切れなかった点から成長度にも若干の疑問。
最速上がり「イクスキューズ」は謎のシンガリ待機で5着に甘んじた印象。
「エミーズスマイル」は輸送で体重減、それにしても負けすぎな15着。
自然と前残った印象の3着「カタマチボタン」はこれで複勝記録を引き続きキープ。
とは言え来月【オークス】はやはりTOP2の争いになるでしょう。
しかし今回行きたがる面を見せた『ダイワスカーレット』、
距離に多少不安のある『ウオッカ』、これらを見る限り今戦の上位馬以外のグループ、
地下に潜った「ベッラレイア」らの動向にも目を配る必要があるかもしれません。
やはり私は『タニノウオッカ』で良かった気がするんですが・・・。(ヴェ)
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