【時の競馬大賞’07春】
2007年6月29日 時の競馬列伝―『時の奮闘馬大賞』
3位『ピンクカメオ』 :混合G?をブービー人気&シンガリ一気で制覇。
その後も強行軍で臨んだ【オークス】で入着するなど、3歳牝馬とは思えない奮闘。
2位『メイショウサムソン』 :昨秋の不振からここまで戻したことが大きい。
王者の風格を完全に取り戻した、ほとんどノーミスで乗った石橋騎手もさすが。
1位『ウオッカ』 :断然の首位、64年ぶりの【ダービー】牝馬制覇はまさに偉業。
ラストグランプリでは残念だったが、敗戦をかてに今後も活躍してほしい。
―「時の落胆馬大賞」
3位『デルタブルース』 :盾を席巻した【阪神大賞典】グループからなぜか一頭脱落。
しかも敗因は落鉄のはずなのに謎の長期休養入り、角居厩舎の影が見えた。
2位『カワカミプリンセス』 :どちらかと言うと悪いのは騎手よりも厩舎側か。
史上最強の“堕ちたヒロイン”に後々襲名しないよう、今から切に祈るばかり。
1位「フサイチホウオー」 :発狂するならせめてパドックからにしてほしい。
今季の負けを取り返そうとした勝負した人は、あの充血眼を見て何を思った事か。
―『時の健闘騎手大賞』
3位、藤田伸二「カタマチボタン、コンゴウリキシオー、デアリングハート」
:G?3着が多かったが、例の事件を反省してか復帰早々から好騎乗が目立った。
2位、松岡正海「サンツェッペリン、コイウタ」
:若手では今季最も株を上げた、特に『コイウタ』は見込みゼロだっただけに圧巻。
1位、福永祐一「エリモエクスパイア、ローブデコルテ、アサクサキングス」
:さすが一流の大穴連発、特に2400m以上長距離戦での活躍が目立った。
―「時の失笑騎手大賞」
3位、柴田善臣「マイネルスケルツィ」
:未だに忘れられないくらい、【高松宮記念】の騎乗はとにかく悲惨。
しかも本人は「何でだろ、馬場かな」としっかりトボけて敗因をすり替えていた。
2位、武幸四郎『カワカミプリンセス』
:前残りの【Vマイル】で脚余し、前崩れの【宝塚記念】で早仕掛け。
果たして秋はこの大女王を乗りこなせるのか、心から気づかわれるところ。
番外、蛯名正義「ダンスインザモア」
:愛馬のとどまらぬ出遅れ癖に「フザけてるのか」と、らしからぬマジキレ。
しかし乗り替わった途端に別馬のごとく好スタートを連発、まさに裏切られた気分か。
1位、後藤浩輝「ローエングリン」
:最後の最後に首位奪還、1位はやっぱりこのヒト。
お涙頂戴ストーリーを力説した【中山記念】から一転、グランプリでは謎の大暴走。
馬に理性があったら、とっくの昔に振り落とされていそう。
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―『春のG?的中難関ランキング』
最簡10位【桜花賞】 :2強ワンツーでまさに前評通りの決着。
ただ『ウオッカ』の敗北や「カタマチボタン」前残りなど、やや予想外だった点も。
9位【宝塚記念】 :先行馬大崩落で、4歳G?馬コンビのワンツー。
『ウオッカ、ダイワメジャー』といった危険人気馬をいかに軽視できたかが分かれ目。
8位【オークス】 :断然候補「ベッラレイア」が惜敗。
勝者『ローブデコルテ』はマイラー血統だが1800m好走歴があったことが鍵。
7位【フェブラリーS】 :7位だが十分難解、泥馬場にも関わらず先行馬が総なだれ。
他、守護神「シーキングザダイヤ」がここから突如下降線に入り凡走を連発。
6位【NHKMC】 :配当は歴代首位だが、他の5つに比べるとまだマシ。
年始からチラつき始めていた3歳牝馬の強靭さが表面化したレースともいえる。
5位【皐月賞】 :『ヴィクトリー』、「サンツェッペリン」の行った行った決着で大波乱。
しかし「オーラ、ホウオー」の脚余しなど、確かに例年の傾向には準じていた。
4位【天皇賞】 :『メイショウサムソン』の復調が決定的となった一戦。
ただ「アイポッパー」出遅れはまだしも、「エリモエクスパイア」連対は読みづらい。
3位【ダービー】 :「フサイチホウオー」発狂、『ヴィクトリー』暴走、
「アサクサキングス」前残り、そして『ウオッカ』戴冠とまさに珍事づくめの一戦。
2位【高松宮記念】 :まず「ペールギュント」が無理。
他、『スズカフェニックス』の豊マジック発動による道悪突破も驚き。
最難1位【Vマイル】 :『コイウタ』が来た時点で首位確定。
大敗馬が次々と次走巻き返している点からも、ほとんどアテにならなさそうな一戦。
総評:G?を始めとして例を見ない難解なシーズンになったと思います。
個人的には「3歳牝馬強靭論」など全体勢力図の解明に関してはまあまあの成果を上げましたが、
肝心なところで獲り逃すことが多く、決め手の甘さが目立つシーズンだったと思います。
明日から夏競馬、今季の失敗を生かして頑張っていきたいと思います。(苦笑い)
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