【函館SS,ラジオNIKKEI賞’07】
2007年7月1日 時の競馬列伝―「函館スプリントS’07」
【木いちごの廻り道】
1着「アグネスラズベリ」◎ :牝6、角田、1:08.9、上がり34.6秒、3番人気
2着「サープラスシンガー」 :牡3、木幡、1:08.9、35.1秒、6人
3着「ブラックバースピン」▲:牡4、四位、1:08.9、34.8秒、4人
4着「ワイルドシャウト」 :牡6、岩田、1:09.1、35.1秒、7人
5着「タマモホットプレイ」× 12着「アドマイヤホクト」△ 14着「ビーナスライン」○
馬連:3520円 3連単:52160円
ようやく実った「アグネスラズベリ」。
中団待機からどこを突くかと思えば最内強襲、ただし勢いは上位の中で断然でした。
昨春からどうにも弾け切れない印象でしたが、距離短縮で見事初タイトルを獲得です。
なお、ハイペースでも2着に逃げ粘った3歳馬「サープラスシンガー」。
確かに逃げ馬は例年好成績でしたが、5ヶ月ぶりの若馬が来た例はさすがになし。
4着に1年ぶりの「ワイルドシャウト」、6着に9歳「リキアイタイカン」など、
通常厳しい馬たちが突入した点からも、電撃界のトーンダウンを感じます。
対して12着に再滅した3歳「アドマイヤホクト」はトモの不調から果ては喉鳴りまで、
不穏な説が増える一方ですが、早く原因をはっきりさせてほしいものです。
危うく「3歳でも電撃界でなら通用する」理論を完全に消してしまうところでした。
一方、3着に前回同様とは参らなかった暗黒武者「ブラックバースピン」。
クビの上げ下げで連を外した印象ですが、右回りはおおよそ問題なさそう。
そして14着にわざわざこのレースのために退期をずらしたという「ビーナスライン」。
思わぬ末脚不発には驚きましたが、主戦の大外ぶん回しはまさに嫌な予感通りでした。
―「ラジオNIKKEI賞’07」
【忘れられた楽園】
1着「ロックドゥカンブ」 :52、柴山、1:47.7、35.4秒、2人
2着「スクリーンヒーロー」 :54、石橋脩、1:47.9、35.3秒、14人
3着「イクスキューズ」△ :56、北村、1:48.0、35.5秒、4人
4着「バブルウイズアラン」 :52、松田、1:48.0、35.6秒、11人
5着「トーセンアーチャー」 6着「クランエンブレム」○ 7着「ハイソサエティー」×
8着「エーシンダードマン」▲ 9着「エミーズスマイル」◎ 11着「ショウワモダン」注
馬連:18990円 3連単:296850円
「ロックドゥカンブ」が福島制圧。
ニュージーランド出身の遅生まれが、キャリアたった2戦で重賞を制して評価は鰻登り。
しかし、よく考えると4ヶ月の違いで2kgもらえるのというのはお得な気もしますね。
今後の成長に期待も掛かりますが、案外伸びなかった馬もいたのでその意味でも注目。
一方、2着に準ブービー人気で大穴を貫いた「スクリーンヒーロー」。
ここで大半の人がやられましたね、【スプリングS】5着がヒントだったでしょうか。
3着にしぶとく入線してきた「イクスキューズ」は今回折り合いはまずまず。
しかし牝馬なのに勝者から+4kgですからね、この着差なら十分勝ちに等しいのでは。
4,5着に危うく3連単を爆発させるところだった、
11番人気「バブルウイズアラン」と15番人気「トーセンアーチャー」が潜伏。
対して1番人気「クランエンブレム」や3番人気「ハイソサエティー」は謎の音信不通。
なお、時の本命「エミーズスマイル」は休養明けで折り合いを欠き、なぜか体重も減少。
失礼ですが、もう一度牧場に行かれた方が良いと思います。
今週はデータで斬った2頭にやられました。
共に3歳馬、そろそろ新たなデータを築かねばならない時期なのかもしれません。
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