ファンの視点からしか見た事がないので、
一般にこの馬がどう映っていたか分からないのですが、記憶に残る馬だったと思います。
調教、返し馬、枠入り、スタート、どれか一つでも欠けると致命的になってしまう。
しかもその全てが彼女の「機嫌」に掛かっている。
しかしその全てを乗り越えた時に繰り出される超次元的な末脚。
それが彼女の魅力でした。
 
ただ、私は彼女のあのワガママは単なる性格ではなく、
彼女が自分は歴史的名牝である事を実はよく知っていて、それゆえ周囲の男達に、
自分の思うがままに従ってほしかったのではないかと思っています。
つまりこの馬は生まれながらの「女王」だったという事になるかもしれません。
それゆえにファンや陣営の不安は尽きる事がなかったわけですが、
この馬への皆の愛情もその分とても大きいものになったのではないかと思います。
それでは、彼女の天才的戦績と、ワガママ一杯な歴史を年代別に振り返っていきます。
 

≪2歳時≫

 
◆「ファンタジーS’03」  【全滅のほうき】  優勝

 
初めてこの馬の名を見たのがこのレースの馬柱でした。
◎がズラリと並んでいて「凄い馬が出た」との見出しがありましたが、
私はキャリア1戦という事で自信満々に斬って競走後あっさりと自信喪失。
まさにあっさりな勝ち方でした、相手も不足しすぎていましたね。

◆『阪神JF’03』  【大外流星群】  5着(勝者ヤマニンシュクル)
 

1番人気に支持されるも直線で前が壁になり5着。
思い切ってカットした側からすれば、不利を受けてくれて命拾いしたという内容でした。
そして、この時すでに「何となく扱いづらそうな馬」というイメージが世間に浸透・・・。
 
次回は3〜5歳時を振り返ります。

コメント

この日記について

日記内を検索