【ジャパンカップ’07】
2007年11月25日 時の競馬列伝―『ジャパンカップ』
【リベンジ・オブ・ルナ】
優勝『アドマイヤムーン』▲:牡4,岩田,2:24.7,上り33.9秒,5番人気
2着「ポップロック」 :牡6,ペリエ,2:24.7,上り33.9秒,4番人気
3着『メイショウサムソン』◎:牡4,武豊,2:24.7,上り33.9秒,1番人気
4着『ウオッカ』△ :牝3,四位,2:24.9,上り33.6秒,2番人気
5着『デルタブルース』 :牡6,川田,2:25.1,上り34.4秒,14番人気
6着「チョウサン」 7着「ペイパルブル」
8着『アルティストロワイヤル』 9着『フサイチパンドラ』
10着「インティライミ」○ 11着『サデックス』
12着「エリモハリアー」 13着『コスモバルク』
14着「ドリームパスポート」 15着「ローゼンクロイツ」
16着「ヒラボクロイヤル」 17着「ハリカナサス」 18着『ヴィクトリー』
単勝:1090円 馬連:3660円 3連単:15980円
秋の白空に輝く『アドマイヤムーン』の揺るぎなき月光。
道中は意外な5番手につけると、緩い流れから33.9秒の末脚で冠をものにしました。
この馬には珍しく行きたがっての先団待機、しかし結果的にこれが勝利に繋がりました。
前【天皇賞】で一気に名を落としていましたが、ここで見事な完全復権。
国内最強を高々と示したまま、このまま引退、種牡馬入りとなるそうです。
なお2着に猛差ししてきたペリエ「ポップロック」。
今回上位の中では唯一全てが噛み合った内容、しかしペリエが上手かった。
国内の6歳馬としては『タップダンスシチー』以来の連対、まだ力はありますね。
そして、絶対に連は外さないと見られた『メイショウサムソン』は無念3着でした。
何と言っても遅いペース、千通過60.1秒はまだしもその後がまた遅い。
個人的に先行から抜け出して、もしかしたら誰かに差される危険はあると思いましたが、
それを意識した豊サマの対抗策が完全に裏目に出てしまった印象です。
しかし上がり33.9秒は1,2着馬とあくまで同じ、ひょっとしたら盾の圧勝は、
不利を免れた事が多く影響していたのかもしれません。
それに匹敵するくらい何とも残念だったのが女優駿『ウオッカ』。
このスローで絶望的なシンガリ待機、それでも最後33.6秒で追って4着ですから、
ミドルペースで中団にいたら、と思わせる圧巻の内容でした。
これで古馬に対しても3歳牝馬が強靭である事が完全に証明されたと思います、
その分『スカーレット、ベッラレイア』ら共々安全に来年に備えてほしい気もします。
他、おととしの3着馬『デルタブルース』は今年は5着健闘。
6着に意外と頑張った「チョウサン」、しかし前残りを象徴する一頭。
7、8着『ペイパルブル、アルティストロワイヤル』などやはり外国馬は今年も出番なし。
このままだと、どんどん国外参戦が遠のいてしまいそうな気も。
そして10着「インティライミ」ですが、返し馬で脚元に著しい発汗。
それにしても負けすぎです、【宝塚記念】7着から実はあまり変わってないのかも。
4歳強者「ドリームパスポート」14着は今後に期待したいだけに残念な着順。
最後に16着「ヒラボクロイヤル」や最下位『ヴィクトリー』など、3歳牡馬はもう悲惨。
特に『ヴィクトリー』はブービーからさらに7馬身差ですから、
【有馬記念】に出る菊1,2,3着馬は一体どうなるのだろうと思わせる惨状でした。
1番人気が強い今秋のG?ですが、まさかここで連を外すとは予想外でした。(大転倒)
なお【JCダート】は明日回想します。
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