<オーシャンS,チューリップ賞,中京記念,弥生賞’08>
2008年3月9日 時の競馬列伝―「オーシャンS」
【波紋】
1着「プレミアムボックス」 :牡5、吉田隼、1:08.9、上がり34.5秒、7番人気
2着「エムオーウイナー」×:牡7、熊沢、1:08.9、34.8秒、12人
3着「ナカヤマパラダイス」 :牡5、善臣、1:08.9、34.6秒、6人
4着「アイルラヴァゲイン」 :牡6、松岡、1:09.0、34.6秒、3人
7着「アドマイヤホクト」▲ 8着「ドラゴンウェルズ」 16着「サンアディユ」◎
馬連:46370円 3連単:1521320円
「プレミアムボックス」制勝。
道中4番手から追撃、久々のOP戦で見事重賞V、吉田弟騎手も乗れてきました。
ただ2着に逃げた「エムオーウイナー」、3着2番手追走「ナカヤマパラダイス」、
4着に3番手追走の魔神「アイルラヴァゲイン」とあからさまな前残り。
その一端となったのがスタートから圏外へ消えた断然人気「サンアディユ」。
枠内でしゃがんでいるにも関わらず、遅延を嫌ったか明らかな見切り発車。
あそこで開くと致命傷になるのは明確、完全にスターターの失態です。
そして日曜に衝撃の急死ニュース、二つの事件を分けて考える方が無理なわけで、
低速化が進むスプリント界の中でも唯一本物と思っていただけに、非常に残念です。
―「チューリップ賞」
【大高空のたたかい】
1着「エアパスカル」◎ :藤岡、1:35.8、34.5秒、5人
2着『トールポピー』△ :池添、1:35.8、34.1秒、1人
3着「オディール」▲ :安勝、1:35.8、33.5秒、2人
4着「スペルバインド」× 5着「ヤマカツオーキッド」 10着「マルチメトリック」○
馬連:1060円 3連単:9500円
「エアパスカル」、逃げ切る。
道中おのずと先導へ浮遊すると、鈍ペースを活かして直線最内を猛ダッシュ。
かなりペースに恵まれた印象です、ただ本番も近年はスロー傾向なので軽視は禁物か。
なおウォーエンブレム産駒がまた大仕事、何とか種牡馬として再生してほしいです。
そして2着に地上から応戦してきた西のひなげし『トールポピー』。
叩き台と考えると中団から優秀な差し味でした、兄と違って本番でも期待できそう。
さらに3着に物すごい速度で空撃してきた怪鳥「オディール」。
上がり33.5秒は思わず釘付けになる豪脚、一気に桜最前線に躍り出たか。
なお4着にこちらは【オークス】向きか混合戦績豊かな「スペルバインド」。
「メイショウジェイ、マルチメトリック、ギュイエンヌ」などの1戦馬はここは全滅。
牡馬戦線と違って牝馬クラシックはかなりまとまってきた印象、本番が楽しみです。
―「中京記念」
【ひとひらの泉情】
1着「タスカータソルテ」 :牡4、56、中舘、1:58.4、34.8秒、6人
2着「センカク」 :牡6、53、菊沢、1:58.4、34.6秒、9人
3着「ワイルドファイアー」:牡9、53、大野、1:58.4、34.8秒、12人
4着「ワンモアチャッター」 5着「ハイアーゲーム」 7着「ローゼンクロイツ」
馬連:11800円 3連単:766770円
「タスカータソルテ」最内すり抜け。
久々56kgを踏破して4歳牡馬の会心の優勝、今後が非常に楽しみですね。
続いて以下に「センカク」、「ワイルドファイヤー」、
「ワンモアチャッター」などの重賞着外組が一斉突入して3連単は大爆発。
なお大本命「ローゼンクロイツ」は直線不発して7着でした。
―「弥生賞」
【ルールズアウト】
1着「マイネルチャールズ」:松岡、2:01.8、35.1秒、2人
2着「ブラックシェル」 :武豊、2:01.9、34.6秒、1人
3着「タケミカヅチ」× :木幡、2:02.0、35.0秒、7人
4着「キャプテントゥーレ」▲ 5着「テラノファントム」 6着「スズジュピター」○
9着「ベンチャーナイン」× 12着「フサイチアソート」◎
馬連:970円 3連単:23340円
「マイネルチャールズ」重賞V2。
スローペースを2番手から制圧、中山二千において確たる安定力を会得しました。
ただあまり見栄えする内容でなかったのも確か、本番での動向が注目されます。
そして2着に豊サマ「ブラックシェル」。
レース前に発汗イレ込みとどんどん気難しくなってますが、ここでは力量上位でした。
3着にステップレースでは頻繁に絡んでくる「タケミカヅチ」。
木幡騎手の緊急復帰でオッズが崩落しましたが、ここで先行策を見事習得。
続く4着が【朝日杯】最先着「キャプテントゥーレ」、ここは力不足でしょうか。
なお6着にテンションがみるみる上昇した「スズジュピター」、勢い余って序盤激突。
他7着「アインラクス」、9着「ベンチャーナイン」など、
中山二千で通過が61秒を超えると後団は全滅確定ですからね、運がなかったか。
東スポの使者「フサイチアソート」はパドックでのダレ加減が気になりましたが、
序盤接触しブービー待機で脚余し、これでは今後どうなるか全く読めません。
個人的にはこのレースで何かが起こると思っていただけに拍子抜けの結果でした。
なお見事なまでに爆壊した【朝日系列強靭論】ですが、
今までの功績を考えると、ここで不発した事でかえって延命されたかなと思います。
【スプリングS】は厳しそうですが【皐月賞】では確実に織り込んでいこうと思います。
しかし活用するのが難しい理論ですね、基本が穴狙いなので被害は少ないですが。
なお来週引っ越しという事でしばらく更新頻度を落とします。
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