天とも地とも知れぬ場所から湧き出した
血とも涙とも分からぬその赤きしずくは
大地を染め上げ、命と精神に滲み渡る
赤が示すものは悲哀でも恐怖でもない
ただ女王が女王であり続けた証なのだ
―『第53回・有馬記念』
【結論は真紅なり】
優勝『ダイワスカーレット』◎:牝4,安藤勝己,2:31.5,36.4,1人気
2着「アドマイヤモナーク」 :牡7、川田将雅、2:31.8、35.8、14人気
3着「エアシェイディ」 :牡7、後藤浩輝、2:31.9、36.4、10人気
4着『ドリームジャーニー』 :牡4,池添謙一,2:31.9,35.9,7人気
5着『スクリーンヒーロー』△:牡4,デムーロ,2:32.0,36.5,3人気
6着「アルナスライン」▲ 7着『カワカミプリンセス』×
9着『メイショウサムソン』 9着「フローテーション」
10着「ベンチャーナイン」 11着『コスモバルク』
12着『マツリダゴッホ』○ 13着「エアジパング」 14着『アサクサキングス』
単勝:260円 馬連:29490円 3連単:985580円
つけ入る余地も隙間もない・・・『ダイワスカーレット』グランプリ制覇。
特に飾る言葉はありません、最初から最後まで先頭でした。
逃げたにも関わらず上がりは3位、しかも1位2位は最後方にいた二頭ですからね。
近くにつけた馬、狙撃しようとした馬、まさに全滅、文句なしの完勝でした。
これで史上最高牝馬の議論に堂々と名を馳せる事でしょう、来年は海外での活躍も期待。
ただファンを引き続き泣かせたのが2着大穴の法則「アドマイヤモナーク」。
位置取りも人気も断然ビリ、近走の内容から買えという方が無理な気もしますが。
3着「エアシェイディ」、欲のなさそうなメンツの入線が目立ちます。
中団から差しましたがこちらも7歳、高齢化の傾向が強いのはやや残念なところ。
4着ブービー一気『ドリームジャーニー』、それにしても先行勢崩れすぎの感。
そしてここから本命ライン5着『スクリーンヒーロー』。
まあ善戦と言えば善戦ですが、【盾、JC】勝者が次々と順位を落とすのは寂しい限り。
6着「アルナスライン」は位置取りが良かっただけに言い訳が出ない凡走ですね。
7着『カワカミプリンセス』はまたも年下完敗で精神ダメージは極大か。
そして豊サマ『メイショウサムソン』は完全に一時の輝きもなく8着後退。
結局一年を通し無勝でしたが、日本の主将としてよく頑張ってきてくれたと思います。
続く9、10着が3歳「フローテーション、ベンチャーナイン」。
共に菊好走馬ですからこれは頂けません、来年は『ディープスカイ』一本化のおそれ。
そして昨年覇者『マツリダゴッホ』は壮大な4角進撃からまさかの驚愕ブービー逆発走。
何なんでしょうねコレ、この結果というよりこの馬自体が何なんでしょう。
最後に確か菊花賞馬だった『アサクサキングス』のビリ大失踪はもちろん無視という事で。
強い勝ち方でした…さすが東原亜希を唯一倒した馬。(締めがコレ)
コメント