「イースト・レコード・アバウト・デス(上)」

・【引っ越しから一ヶ月前】

現・物件を見つける。
重要項目である隣人の騒音に関しては、
隣部屋とは互いの押入れによって隔てられており、
大家から下階の住人は51歳のドライバーである事を聞く。
何度か物件を下見に訪れる、一階の庭にはたくさんの草花が植えられており、
夜には小さなライト一つで細々と暮らしているようだった。
これなら大丈夫と踏み入居を決める。

・【引っ越し当日】

風雨の強い日。
初めて迎える新居の夜、
吹き荒れる風の音とは別に一定のリズムで聞こえる奇妙な音を聞く。
床に耳をつけ、音を探る。
下階の男性のいびきだと分かる。

・【引っ越し翌日】

下階の住人に挨拶の粗品を届ける。 
ノックしても出てこず、庭の手入れをしている所を見つける。
柵ごしに挨拶の品を差し出すが、「いいよ」と呟いた後、受け取りを拒否される。
せっかく買ったのだからと強引に渡してしまう。

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