・「なぜ実力的に上のはずの浅田真央が、下であるキム・ヨナに苦戦しているのか?」


答えはズバリ、「ルール」です。
キム・ヨナの脅威的な強さの背景には「4つのルール」が幅を利かせているのです。
その4つのルールを1つずつ・・・威力が弱い順に紹介していこうと思います。


◆ルール1「エッジエラー(導入2007年)」

このルールの説明が一番難しいですね。
対象となるジャンプは「ルッツとフリップ」、以前に解説した時は省いたのですが、
ルッツとフリップにはもう一つ決め事があって、それはザックリ言うと、
「離氷する瞬間に靴が、ルッツは左、フリップは右に傾いていなければならない」のです。
このルールに引っ掛かってしまうのは女子選手の何とほぼ100%。
男子はほぼ大丈夫でしたが、このルールが出来て女性選手は一斉にパニくりました。
なぜならこの傾きの矯正はすっごーく難しく、未だにクリアした選手はほぼいません。
特に浅田選手はルッツが右に傾いているだけでなく軌道まで右に傾いていたため、
大きなダメージを受け、6年経った今も矯正は成功していません・・・。
他に安藤美姫(フリップ)もそうですが、
このルールでほぼ全ての女性選手は高得点のジャンプを一つ失ってしまいました。

が、しかし・・・このルールでなぜか減点されない選手がお隣の国に1名いたのです。

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