闇ルール2「GOE(導入2003年)」


まずこれは「キム・ヨナのために造られたルール」ではありません。
導入が昔ですからね、なので正確に言うと、
「キム・ヨナのために上手く利用されてしまったルール」という感じです。

GOEと英語で言っても意味はただの「加点&減点」。
美しいジャンプには加点、乱れたジャンプには減点といった簡単なルールです。
しかし、フィギュアは1点、2点が勝敗を左右する事も多く、
これを上手く使えば特定の選手を上にする事もできる、という怖いルールなのです。
実際キム・ヨナは「GOEの女王」と呼ばれるほど加点を莫大に得ている選手で、
五輪ではジャンプの美しい浅田選手にGOEだけで10点近く差をつけました。
このルールは、悪というよりは、威力がデカすぎという印象です。
五輪で3アクセルを3回も決めた浅田選手は「オマケ」的なこのルールで、
2アクセルを3回も飛んだキム・ヨナ選手に圧敗してしまったわけですから。
確かにキム・ヨナ選手のジャンプは模範的ですが、10点はいくら何でも・・・。

このルールの最大の闇は、
「GOEで何点とったかは、ファンが英語サイトをじっと見ないと分からない」点。
つまり世界のほとんどの人にバレる事なく順位操作ができてしまうルールなのです。

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