【時のフィギュア16(内情編最終)】
2013年2月15日 時の芸術鑑賞(Skate)闇ルール4「ダウングレード(回転不足)」
ヨナ選手のジャンプは本当に模範的で「幅・高さ・流れ」はお見事です。
ただ回転速度が遅い(だからキレイに見える)という弱点がありました。
他に「4サルコウ、3アクセル、3ループ」といった日本選手の大技も、
飛ぶことは出来ず、技術的にはどうあがいても勝てなかったのですが、
キム・ヨナ選手の成績が一気に勢いづいたのもこのルールが出来てからでした。
そしてもう1つ強調したいこと。
それは最も大きい2つ目の恐ろしさ、
「このルールが及ぼす影響は得点面ではなく精神面の方が大きい」事。
つまり浅田選手たちは「確実に回りきって降りないと点にならない」、
逆にキム・ヨナ選手は「とにかく降りればちゃんと点になる」、
この差はデカイ。
ジャンプは少しの気の弱さ、気の強さが転倒につながります。
そんな状況でこんなプレッシャー掛けられたら、ひとたまりもない。
つまり五輪の時、浅田・安藤選手たちは、
こんな恐ろしいハンデを背負って滑っていた事になるのです。
それでもあれだけの演技をした日本人選手、
それでも・・・審判たちは認めようとしませんでした。
来週からフィギュアは【歴史編】へ、週1更新となります。
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