【時のフィギュア17(内情編+1)】
2013年2月20日 時の芸術鑑賞(Skate)「安藤美姫というスケーター」
よくフィギュアファンは、
「浅田真央とキムヨナの比較ばかり聞かされるのはウンザリ」と言う人が多いです。
私もここまで両選手の比較をメインに書いてきましたが、
それはこの2人を比較させるとフィギュア諸々の説明が円滑にいくからです。
しかし忘れてはならない選手がいます、安藤美姫選手です。
☆ここが凄い!
「ジャンプの素質(運動神経)が天才的」「天使から女王の役まで表現の幅が広い」
「エッジワークが凄い(http://www.youtube.com/watch?v=mpIxB-06MsQ)」
「音楽表現もバッチリ」「容姿(美人)」「ここ一番に強い(ワールド制覇2回)」
よく私は「浅田真央とキムヨナを足して2(強)で割った選手」、
と言っています。
2(強)って何だよという感じですが、2で割ってしまうともはや最強の選手になるので、
ちょっと割りすぎた感じです。
しかしこの選手の特徴として有名なのが「アンチが多い」という事です。
確かに私も「言い訳が多い」「嫉妬心が強い」「浅田の優勝を微妙なタイミングで奪う」
辺りは把握しています。
しかし上記のように、この選手にはこれらの欠点を余裕でカバーできる才能があるのです。
そして、フィギュア連盟の「日本人(真央)つぶし」の最たる被害者でもあります。
安藤選手も「4回転サルコウ、3回転-3回転、3フリップ」が得点にならなくなったり
さらに“特定の選手”を表彰台に乗せるために不本意な形で評価を下げられたり、
もっともヨナ陣営が本当に恐れていたのは浅田より安藤、という説もあるくらいです。
彼女は「女という生き物」・・・「妖艶、嫉妬、神秘」を表現する事にはピカイチです。
これは浅田(天使)&ヨナ(悪魔)には出来ない芸当です。
特にバンクーバーで私が一番感動したのは安藤選手の「クレオパトラ」でした。
まさにクレオパトラがカナダにいた!くらいの衝撃を受けました。
http://www.youtube.com/watch?v=wTX09GUugpo
しかし何故か点が伸びず5位・・・
マスコミに叩かれ、話題は浅田真央にさらわれ、美しい表現力も評価してもらえず。
それでも彼女は文句一つ言わずに結果を受け入れ、勝負の姿勢を保ち続けました。
彼女が「女」を表現できる理由、
それはどれだけルールに裏切られてもフィギュアを裏切らなかったからです。
来年が最後のシーズンになるとの報道が出ていますが、
心から頑張ってもらいたいと思っています。
来週から【歴史編(2004~2013)】です。
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