◆「浅田真央、スケートアメリカ優勝」

総合力での勝利と見ていいでしょう。
確かに一見ワグナーの勝ちかと思いましたが、いや浅田の勝ちと思った人も多かった。
何が凄いかって2位のアシュリー・ワグナーが「真央はレベルが違いすぎる」と賞賛した事。
あのインタビューでは「私はほぼノーミスだったのに何故こけた浅田が優勝なのか」
くらい言ってもいい権利は微妙にありました。
おそらくワグナーはあの後コーチにかなり怒られたと思います。
なぜなら五輪でメダルを争う相手を絶賛してしまえば、自ら負けを認めたも同然。
ワグナーは実は浅田真央の大ファンで、
試合で一緒になった時に大ハシャギしてコーチに怒られたという過去があります。
と、言うか今フィギュアに携わる女性で「浅田真央に興味がない」という人はいません。
徹底して知らんぷりを決め込んでいる陣営もいますが、裏を返せば相当意識している証拠。
ただ「浅田真央が好き」と連呼する事で日本でのイメージアップを果たし、
日本のアイスショーに呼んでもらってギャラを稼ぐという魔法のような現象も起きてますが。

とりあえず今一番焦っているのは間違いなくキム・ヨナ陣営。
それは意外にも浅田の高得点にではなく、浅田真央がまさかの守りに入っている事にです。
今季すでに2試合を消化した浅田真央ですが、フリーに組み込んでいる、
3F-3Loと2A-3Tというハイレベルの連続ジャンプを実はまだ一度も飛んでおらず、
3フリップ-2ループ
2アクセル-2トゥループに切り替えて飛んでいます。
憶測ですがこれは「ワザと」と見る事もできます。
高難度の連続ジャンプを飛び続け、本番の五輪で簡単なジャンプに切り替えると、
「逃げた」という印象を与えてしまいます。
しかし事前に簡単な方を飛びまくってしまえば、「逃げた」印象は生まれない。
これまで守りに徹してきたキムヨナは、攻めに徹した浅田の自爆に助けられる事が多かった。
つまり、浅田真央に守りに入られると、これ以上守りに入れないキムは困ってしまうのです。

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