【時のフィギュア53】
2013年12月26日 時の芸術鑑賞(Skate)◆「全日本フィギュアを振り返る(3)」
・安藤美姫の一年(2)
何だか今から自分が恐ろしい事を書こうとしているようで若干怖いのですが、
まず安藤美姫とはどういう人なのか、という点に関して。
とは言っても“そんなのお前が知るわけないだろ”的な気持ちで自分も一杯ですが、
私が一番印象に残ったのは「この人は極度の目立ちたがり屋だな」という点でした。
それは2009年に代々木で行われた「国別対抗戦」、私は現地にいたのですが。
ショート「月の光」で初めて浅田真央が3アクセルを決めた時、
特別シートで大喜びしている他の日本人選手たちが映された時、一人だけ笑っておらず、
「安藤美姫の顔コワい・・・」と周囲の観客たちから小さな声が聞こえました。
まあ正直私も「ここで大喜びして飛び跳ねるようなキャラだったら、
アンチも少なかっただろうにな~」とは思いましたが。
それよりも私が見逃さなかったのは、浅田真央が完璧すぎる演技を終えた直後でした。
http://www.youtube.com/watch?v=fRM4Qj2u_jo
すぐさま日本人選手たちは、
小さな日の丸(だったかな?)旗のようなものを振って歓声を送ったのですが、
安藤美姫は自分たちが映し出されるとその旗をわざと小塚くんの顔の前で振り、
顔を隠された小塚くんが困って笑うという微笑ましいはずの光景だったのですが。
問題なのはそのタイミングで、浅田真央に最も世界中から視線が集まった時だった事。
さらにその後、浅田選手が初の70点越えのスコアが出て応援団はさらに大騒ぎ。
その際また織田くんの前で旗を振って邪魔を・・・。
でもファンだったら分かるはず、「仕方ない」と。
私も「仕方ない」と思いました。
何しろ安藤美姫はその前に名プロ「SAYURI」を滑って3Lz-3loという超神技を決めたのに、
あっさり定番の回転不足判定をくらってノーミス演技にたったの63点・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=ZNz2_b-Ni-I
はっきり言って3ルッツ-3ループは、3アクセル並に難しいといってもいい超技。
「なんで私だけ・・・」という気分になって当然のシーンでした。
(話が横道にそれましたが次回につづく)
コメント