【時のフィギュア55】
2014年1月6日 時の芸術鑑賞(Skate)◆「浅田真央はなぜ3アクセルを2回飛んだか」
A:単にこだわっている
B:イメージトレーニング
C:減点対象の3ルッツを外したかった
D:キム・ヨナをビビらせるため
全部ありそうなんですけど、私の考えではBが一番大きいと思います。
今回の全日本において浅田真央の3A成功率は20%未満、誰が見ても明らかでした。
なのに2度も飛びに行った事で多分、一部疑問の声が上ったかもしれません。
しかし、この選択は非常に正しかったと私は思います。
端的に言うと「試合でしばらく飛んでないジャンプを急に組み込むと、大体失敗する」
という事です。
これは「安藤美姫はなぜバンクーバーで銅メダルが取れなかったのか」にも通じます。
安藤選手はフリーは好演したものの、ショートで2度失敗という致命傷が響き無念の5位。
この時、失敗の発端になったのが安藤選手の必殺ジャンプ・3ルッツ-3ループ。
安藤選手はこの1年、すべて安全策の3ルッツ-2ループの構成にしていたのですが、
「この五輪では回転不足判定が異様に出ない」ことを見抜いた策士モロゾフが、
一発勝負に出て安藤選手に3-3で行くように命じたのでしょう。
練習での3-3の成功率からしてもモロゾフの判断は実に鋭かったと思います、
が、ひっさびさの本番、しかも緊急で飛ぶ事になった3-3を安藤選手はやはり失敗。
これが銅を逃がした要因だったと私は睨んでます。
(つづく)
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