【時のフィギュア70】
2014年2月27日 時の芸術鑑賞(Skate)◆「ソチオリンピック・フィギュアを振り返る(いったん最終回)」
「浅田真央のメンタルを考える」
今週は徹底して浅田真央選手について書いてきました。
色々と書きたい話題はあったのですが一旦、浅田選手をまとめて書いて、
来週からジワジワと他の皆さんについて書きたいと思っています。
浅田真央とはどんな人なのか。
これは日本・七不思議に入るのではというくらい謎とされていますが。
今回は私が過去にテレビや雑誌で聞いてビックリした浅田選手の一面をまとめてみました。
1、「フィギュアに関してはプライドがとても高い」
よく佐藤コーチと「3アクセルを飛ぶべきか」で話し合っています、
と聞きますが、これは話し合ってるんじゃなくて「論戦」だろうなと思います。
印象的だったのは女子フィギュア最大の転機となった「エッジエラー制度の導入」。
つまりルッツとフリップの飛び方に関する厳格化で、特に浅田選手のルッツは大減点の的に。
結局長年の修正への努力も間に合わず、先日のソチ五輪でもルッツは減点されたのですが、
2007年に導入された時、ジャンプの天才・浅田選手はこんなのすぐ修正できると思い、
速攻で練習を始めたのですが、この修正は未だ成功例がないくらい難しく、
「みんな出てってー!!」とコーチ一同をリンクから追い出したとか・・・。
2、「用意周到」
お姉さん舞さんの証言。
「真央は皆が思ってる、“ ふわふわしてる、ぼ~っとしてる ”イメージとは全く違う。
たとえばショッピングで服を買う時、行きたい店10ヶ所くらい全部回ってから、
最後にどの1着にするか真剣に考えて、もう一度その店に行って見て買う」
3、「最後に私見ですが」
メンタルが弱いか強いか・・・
と言っても「人間の心は宇宙と同じ広さ」なので、一言では言い切れませんが。
あのショートの出遅れ、ロシアコールに気おされてしまったのが原因とすれば、
例えばキムヨナ選手だったら全く気にせず「私が女王よ」な感じにミスしなかったのでは。
しかし、夢も潰えて迎えたフリーのあの神演技、あれは他の誰にも出来なかったと思います。
一体成田へどんな顔で帰国すればいいのか、3-3を外してノーミス演技を狙うべきでは、
など私の不安をあっさり一蹴、アナウンサーの「これが浅田真央です」が名言でした。
最後に今後引退するのかどうか。
私は「1年くらい休むけど引退はない」と思っています。
でなければ「ハーフハーフ」という希望を持たせる発言を彼女がするとは思えないからです。
ただ引退の可能性があるとすればそれは精神面ではなく技術的な問題ですね。
「浅田・狙い撃ちの回転不足判定」、「ビールマンから察する腰痛の悪化」、
「まだ金メダルを取ってない事へのプレッシャーとの闘い(これは精神面)」など。
引退か、続行か、どちらを採っても私は応援していきます。
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