【時のフィギュア4(内情編)】
2013年1月30日 時の芸術鑑賞(Skate)・「結局、浅田真央とキムヨナはどっちが上なのか?」
よくあるこの質問。
しかしある程度ルールを知っている人からすれば答えは簡単、浅田真央選手です。
それに関しては以下に分析しました。
Ⅰ、【浅田真央】
得意「フリップ」「ループ」、普通「3アクセル」、苦手「ルッツ、サルコウ、トゥループ」
★ここが凄い!
「音楽の全身表現が上手い」「空を飛ぶかのようなスケーティング&ジャンプ」
「エッジワーク(ステップ、細かい動作など)が上手い」
「精神力(ここ一番に強い、言い訳しない、練習の鬼)」「毎年着実に成長している」
「スタミナが強い(ノーミス率が高い)」「スピン、スパイラルなどの柔軟性」
「ジャンプ(3アクセル、得意な高得点ジャンプが多い、3ループをセカンドに飛べる)」
「どんな音楽でもモノにする」「容姿(足が長い、可愛い)」
★ここが苦手・・・
「ジャンプ(回転不足が多い、着氷の流れが小さい)」「不調な時はとことんコケる」
「振付け・衣装にアタリ・ハズレがある」「計算高さがあまりない」
Ⅱ、「キム・ヨナ」
得意「トゥループ、2アクセル」 普通「ルッツ、サルコウ、フリップ」、無理「ループ」
☆ここが凄い!
「ジャンプ(幅、高さ、流れが申し分ない)」「大きな動作(ポーズ)が綺麗」
「コンビネーション(1発目のスピードが凄い、連続ジャンプはなぜか失敗しない)」
「精神力(図太くて計算高い、ミスッても2回まで)」「女優並みに表情が豊か」
「リズム感」「容姿(足が長い・韓国美人)」「審判から絶大な支持を受けている」
★ここが苦手・・・
「エッジワーク(細かい動作)がいまひとつ」
「音楽表現よりも見た目(イメージ)を重視している」
「スタミナが乏しい(フリー後半の失敗率が高い、ノーミス率が低い)」
「イメージ(女王様、クレーマー)が災いして明るいイメージの選曲ができない」
「ジャンプ(回転速度が遅く回転不足が多い、ループがNG、鉄板がトゥループだけ)」
「練習(というかスケート自体)嫌いなため、毎年成長しない(柔軟性、スタミナなど)」
「振り付けがとても少ない(スタミナをカバーするため)、でも点は異様に高い」
・・・ってな事で浅田真央の方が上です。
しかし正直に言うと「才能」だけならキム・ヨナの方が上だったかもしれません。
なぜならキム選手の苦手項目にある事はすべて努力で克服できるものばかりだからです。
浅田選手は「スケートが好き」、キム選手は「スケートが嫌い」、ここが大きな分岐点でした。
さて、ではなぜ浅田選手はオリンピックで金メダルを取れなかったのか?
その生々しい内容はまた次回・・・。
【時のフィギュア3 -ジャンプ最終編】
2013年1月23日 時の芸術鑑賞(Skate)・「ジャンプには制限がある」
ショートプログラムでは男女共に3回。
フリーは女子7回、男子8回、その制限は・・・
・2回飛べるジャンプは2種類のみ。(大体の選手は、得意なジャンプを2回飛ぶ)
・同じジャンプを2回飛ぶ場合、一度はコンボ(コンビネーション)にしなければならない。
もしどちらも連続ジャンプにならなければ片方が強制的にコンボ扱いになる。
=例えばルッツ(Lz)を単独で2回飛んでしまうと、片方が3Lz-0の扱いになる。
・コンボは3回まで、その中で1度だけ3連続ジャンプを飛べる。
以下にジャンプを見分けるのに相応しい演技を選びました。
よければ見て下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=_X9LsblRCtA
・【ジャンプの順番】
1「ループ」
◆見分け方「両足がクロス(X)してジャンプ」
2「アクセル→トゥループ」
◆「前向きにジャンプ」→◆「左足の先を突き刺す」
3「フリップ」
◆「ずっと前を向いて入ってきて振り返ってジャンプ」
4「ルッツ」
◆「ずっと後ろ向きのままジャンプ」
5「サルコウ」
◆「両足がハの字でジャンプ」
6「ループ×2」7「フリップ-ループ」
演技最後の1分で凄い事になります。
ちなみに・・・「時の主的、これだけは見ておきたいフィギュアの傑作演技」
■Sasha Cohen、2006年「トリノオリンピック・ショート」
http://www.youtube.com/watch?v=-mgTEXcTbis
完璧、衣装まで。
■Yuna Kim、2007年「東京ワールド・ショート」
http://www.youtube.com/watch?v=a45b1OqCKjs
この頃は良かった・・・1:14の顔、必見。
【時のフィギュア2】
2013年1月20日 時の芸術鑑賞(Skate)1、「アクセル」
◆見分け方→「前向きにジャンプする」
2、「ルッツ」
◆見分け方→「ずーっと後ろ向きに入ってきてそのままジャンプする」
3、「フリップ」
◆見分け方→「ずーっと前を向いて入ってきて急に振り返ってジャンプする」
4、「ループ(エッジ系)」
右足でジャンプして右足で降りる。
連続ジャンプの2度目につける事もできる、得意な人と苦手な人がハッキリ分かれる。
◆見分け方「両足がクロス(X)している状態でジャンプする」
5、「サルコウ(エッジ系)」
左足でジャンプして右足で降りる。
言ってみれば地上でふつ~に飛ぶのとあまり変わらない、得点の低いジャンプ。
◆見分け方「両足がハの字の状態でジャンプする」
6、「トゥループ(トゥ系)」
左足を氷に突き刺して、右足で降りる、最も簡単なジャンプ。
単独で飛ぶ選手はあまりいない、大体連続ジャンプの2度目につく。
3トゥループを2度目につける事ができれば女子では格段に有利になる。
◆見分け方「トゥ系のジャンプで唯一、左足を突き刺す。
※フリップと左右の足が逆なだけで、実は見分けるのが一番難しい」
【時のフィギュア1】
2013年1月17日 時の芸術鑑賞(Skate)・「僕とフィギュア」
しばらく館主のもう一つの趣味「フィギュアスケート」に関して書いてみようと思います。
浅田真央選手をきっかけにフィギュアファンになったので、まだファン歴10年の素人です。
・「ジャンプを覚えましょう」
ジャンプは全部で6種類。
覚え方は簡単ですが、知ってる人はあまりいないので覚えると結構自慢できます。
飛び方は「エッジ系」・「トゥ系」の2つ。
「エッジ系」は単に普通に飛ぶだけ、地上でジャンプするのとほぼ一緒。
「トゥ系」は靴の先端にある刃(トゥ)を氷に突き刺して飛ぶジャンプ。
とりあえず6つの特徴を得点が高い順に書いてみます。
1、「アクセル(エッジ系)」:
6つの内、唯一「前向き」に飛ぶジャンプ。
女子でトリプルを飛べるのは浅田真央だけ、他の女子は基本ダブルで飛ぶ。
男子はこのジャンプを決めれるかどうかが勝敗を左右する。
◆見分け方→「前向きにジャンプする」
2、「ルッツ(トゥ系)」:
時計回りの軌道で滑ってきて、反時計回りに回るジャンプ。
つまり遠心力に逆行するためかなり難しい。
女子はこのジャンプが飛べるかどうかで選手になれるか否かが決まるらしい。
◆見分け方→「ずーっと後ろ向きに入ってきてそのままジャンプする」
3、「フリップ(トゥ系)」
反時計回りに入ってきて反時計回りに(というかジャンプは全て反時計回り)に飛ぶ。
軌道のまま飛ぶのでルッツよりかなり簡単。
◆見分け方「ずーっと前を向いて入ってきて急に振り返ってジャンプする」
残り3つは次回です。
【時の芸術鑑賞 ~ 日本アニメ史】
2012年8月2日 時の芸術鑑賞(Skate)日本が世界の追随を決して許さないもの。
それがアニメです。
今は「完全に衰退した」と言われてますが、
90年代の世界における日本アニメはまさに花ざかりでした。
ではここで、
☆【管理人が選ぶ、日本アニメ傑作TOP4】
1位「セーラームーン」
2位「新世紀エヴァンゲリオン」
3位「風の谷のナウシカ」
4位「ドラゴンボール」
◆4位「ドラゴンボール」。
世界が認める日本マンガ最高傑作。
世界観、シナリオ、バトルの迫力など見どころ満載。
視聴率・グッズにおいて最も利益を上げた作品と言えるでしょう。
「じゃあ何で4位なの?」と言われると答えは一つ、
アニメの進行速度がトロい。
原作に追いつかないようにスピードを遅くしていた事は有名で、
それがなければ1位だったと思います。
◆3位「風の谷のナウシカ」
「ラピュタ」も好きですが、この作品は世界観が秀逸。
秀逸というより超・異色です、あんなデカイ虫、見た事ない。
美しい映像、強いメッセージ性、派手なアクションシーンなど高い完成度。
3位になった理由は単純に“2時間しかないから”・・・です。
◆2位「新世紀エヴァンゲリオン(テレビ東京・放映版)」
日本アニメの最先端。
初放送から17年経っているのに、未だにそれは変わりません。
この作品の素晴らしいところは世界観の奥の深さ。
そしてセリフ回しの上手さ、極めて斬新な描写、
など他作品が持ちえないものを多く持っている点だと思います。
ただ意味の分かりにくいワードやシーンも多く、
市民権を得られずに終わってしまった感はありますね。
あと・・・非常に残念なのが
「加工されれば加工されるほどダメになっていった」という点。
テレビ放映版→DVD版→新劇場版と脚本がどんどん劣悪化。
ものは最初に作った原型が一番いいという事を教えてくれた作品です。
◆1位「セーラームーン」
「これかよ?!」と言われそうですが、コレです。
美点は、音楽と映像の優雅さ、設定の分かりやすさ、シナリオの繊細さ、
そして後半15分にバトルを持ってくるというワンパターン必勝式の展開。
これは全てアニメスタッフの優秀さによる賜物で、
正直言って漫画の方はあまり面白くありません。
一つ残念な点を挙げるとすれば、最近発表された「再アニメ化」の話。
「エヴァ」の二の舞になる可能性大ですが、映画化ではなくアニメ化だった場合、
エヴァ以上のダメージを被る事になるでしょう・・・。
この作品の良さは以下の映像を見て頂ければ分かると思います。
・カッコイイ必殺技
http://www.youtube.com/watch?v=U_RPyJe8O3I&list=FL2n11lgD7fPD4yBdyO1HaKA&index=64&feature=plpp_video
・好きなシーン
http://www.youtube.com/watch?v=j3ltf5TZNVA&list=FL2n11lgD7fPD4yBdyO1HaKA&index=6&feature=plpp_video
・アニメ史上最も美しい映像(~15秒まで)
http://www.youtube.com/watch?v=wkQn13AMxnQ
【時の芸術鑑賞 ~ ドラマ史】
2012年7月31日 時の芸術鑑賞(Skate)日本のドラマは本当に素晴らしいです、というより素晴らし「かった」です。
そんな燦然と輝くドラマ史からたった5つだけ強引に選んでみたので発表します。
管理人の好きなドラマ・歴代TOP5
第5位「LIAR GAME (2007)」
【このゲーム、俺の考える最悪のシナリオで動いている可能性が高い】
最近見ました。
とにかく設定が分かりやすくテンポが良かったです。
キャラの個性の薄さと何となく先が読めてしまう点は難ですが、
近年では唯一まともに楽しめるドラマだったので5位に入れてみました。
4位「オンリー・ユー ~ 愛されて (1996)」
【私の心は、嫉妬とか憎しみとか、そういうドス黒いものでいっぱいなの!】
一気に時代が戻りますが、16年前のドラマです。
というかコレ、前、取り上げた事がありましたね。
↓です。
http://77777.diarynote.jp/201102242317142113/
3位「高校教師 (1993)」
【あたし・・・ペンギンの話が聞きたい】
もちろん初代の方です。
ミステリアスな桜井幸子と、何となくダメ男な真田広之が、
見事にマッチしてました。
内容はかなり際どく、当時としてはかなりセンセーショナルでしたね。
個人的に好きなシーンは桜井幸子が、
真田広之の婚約者をエスカレーターから突き落とすシーンです。
2位「ひまわり (1996)」
【言い訳は2流の人間が使う武器よ】
何ソレ?となった人、多いかもしれませんが、
我らが誇る大女優・松嶋菜々子さんの出世作です。
平均視聴率も25%なので知ってる方は知ってると思いますが。
最初から最後まで全く飽きのこない内容で、
「長期放送のためネタ切れする」朝の連ドラとしては極めて出色。
ただ、見たくてもDVDの入手が困難なんですよね、どこにも無くて。
1位「家なき子 (1994)」
【同情するなら金をくれ】
それを言ったら「絶対DVDが手に入らない」この作品。
何しろ超ヒット作にも関わらずDVD化されてません。
それもそのはず内容がスゴすぎ、第一話で主人公の安達祐実が、
学校と老人ホームで金銭を窃盗、さらに自宅のアパートに放火して、
全焼させた挙句その罪を実の父親に着せてムショ送り。
そりゃDVD化できるわけない、しかし、この1位はダントツです。
まあ・・・動画でも
http://say-move.org/comeplay.php?comeid=19445
―――――
ちなみに・・・管理人が好きな海外ドラマ・歴代TOP3
3位「チャングムの誓い」
長い、なのに飽きさせない、次が気になる。
韓国という国はちょっと閉鎖的で、
海外の文化を拒みがちというもったいない性質があります。
なのでこれを書いた人は多分、海外作品を相当見たのではと思いました。
2位「Sex And The City」
恋愛ドラマの超・進化系。
これより進化はできないでしょう、内容が完全にR20ですし。
「性」という禁断のテーマを取り上げつつ、男女の心情をリアルに描いた琴線に触れる作品。
1位「24」
人間を中毒に陥れる強烈な作品。
確かに徐々にパターンは見えてきますが、
それでも私は最後まで突っ走って見ましたね。
好きなキャラはニーナとクロエです、とても個性的でした。
【時の芸術鑑賞2、時の日曜予想’11】
2011年2月26日 時の芸術鑑賞(Skate)◆「ロックマン・シリーズ(ファミコン ’87~95)」
私の中ではファミコン初期といえば「ロックマン」のイメージです。
ロックマンの魅力は、何というか哀愁ですね。
だって一人ぼっちで敵ばっかりなんだもんロックマン(笑)。
この作品を名作に押し上げているのがBGM、ハッキリ言って今の時代を超・超越してます。
何年か前にロックマン2のBGMに作詞をした人を探している、
みたいなニュースがYahooのトップニュースになっていた時はびっくりしましたね。
私の中で一番LVが高いと思う「ロックマン3」のBGM集がこちら
http://www.youtube.com/watch?v=FItFax-h714&list=FL2n11lgD7fPD4yBdyO1HaKA&index=17&feature=plpp_video
で、Yahooのトップニュースにもなった「ロックマン2」のBGMがこちら(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=SDwyr4bOr28&feature=related
―――――――――――――――時の予想
◆「阪急杯」
【難易度:六 ペース:M 内枠先行】
◎「ガルボ」
○「ワンカラット」
▲「ショウナンカザン」
△「フラガラッハ」
×「サワヤカラスカル」
分かんない◎「ガルボ」(笑)。
今の阪神はとにかく行ったもん勝ち、この枠を引いた以上人気に応えるのでは。
強敵は○「ワンカラット」、後は×「サワヤカラスカル」など先行勢中心。
斬「サンカルロ」は外枠後攻がどう出るか。
◆「中山記念」
【難易度:二 ペース:S 大物登場】
◎『ヴィクトワールピサ』
○『キャプテントゥーレ』
▲「マルカボルト」
△「アロマカフェ」
とーぜん◎『ヴィクトワールピサ』。
今は実績上この馬が“ネオユニヴァースの代表産駒”。
【有馬記念】上位馬が次々と好走する中、覇者に同じコースでの失態は許されない。
後は実力は一旦無視して内枠先行の3頭をチョイス。
斬「リルダヴァル、リーチザクラウン」は共通してだらしない印象を受ける。
明日15:35、15:45です。
【時の芸術鑑賞1、時の土曜予想’11】
2011年2月24日 時の芸術鑑賞(Skate)◆「オンリー・ユー ~ 愛されて (1996.1~3月.日本テレビ)」
CAST:鈴木京香、大沢たかお、稲森いずみ、伊原剛志
知的障害を持つ青年・澄生とトップモデル・ちひろ。
環境の異なるふたりが出会い、
澄生の一途な愛がちひろの頑なな心を溶かしていく。
―――――――――――――――
これまで数多くの新企画を堂々と打ち切ってきた当「時の館」、今週から新企画です。
ピックアップ第一弾は今から15年前のドラマ「オンリー・ユー ~ 愛されて」。
とにかく1話から10話まで全く飽きる事なく見通せる構成はすごいの一言。
特にこのドラマの美点は人の純粋さ、汚さを丁寧に描いているところ。
特に悪役・稲森いずみの存在感は一瞬で嫌いになれちゃうくらい強烈の一言です。
オープニングが非常に美しいのでぜひ見てみて下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=-LgwQf1_F6U
今のドラマとかは全敗です。
――――――――――――――――――――
◆「時の予想」
【アーリントンC】
◎「ロードハリアー」
○「スマートロビン」
▲「ノーブルジュエリー」
△「テイエムオオタカ」
もち大穴狙い、かつて「レッドデイヴィス」と好戦した◎「ロードハリアー」から。
<時のRPG音楽論・強化版>
2008年1月30日 時の芸術鑑賞(Skate)アクセス表示的にはかなり反響があったので、
やはり音楽は文章より視聴が一番という事で必死に動画を漁ってきました。
では10コ増やして「好きなRPGサウンドTOP30」をどうぞ。
30位「果てしなき世界(ドラクエ2)」:すぎやま氏の初期の快作。(18位の4:19〜)
29位「塔のテーマ(ドラクエ4)」:音符が不規則に並ぶ通称“音痴系”の代表作。
http://jp.youtube.com/watch?v=g67hPMWy41M(0:12〜)
28位「ボスのテーマ(FF4)」:曲が最初に戻る手前の音が格好よし。
http://jp.youtube.com/watch?v=9DgohGgpG7A
27位「通常戦闘(FF5)」:プレイの最後まで聞き飽きなかった名曲。
http://jp.youtube.com/watch?v=InTdVnygwfE
26位「ジパング(ドラクエ3)」:すぎやまこういち流ジャパニズム。
http://jp.youtube.com/watch?v=ScIAFHqfH3c(2:49〜)
25位「海底宮(ロマサガ3)」:深海遺跡の暗鬱さを精密再現。
http://jp.youtube.com/watch?v=vyOtwkYntTc(1:13〜)
24位「Todfeind(サガフロ2)」:全体レベルが高いサガフロ2から抜擢。
http://jp.youtube.com/watch?v=ANqwmFE2rIs
23位「皇帝出陣(ロマサガ2)」:決意と哀愁のうた、動画見当たらず。
22位「バトル(ドラクエ3)」:ファミコンで使える音数を限度まで放った名作。
http://jp.youtube.com/watch?v=QFi3VCgORaQ
21位「第二章のテーマ(ドラクエ4)」:歌ってと頼むと大抵の人が歌える曲。
http://jp.youtube.com/watch?v=MTs1qCI7-cw(0:56〜)
20位「ハインの城(FF3)」:動画見当たらず
19位「潜水艇(FF5)」
http://jp.youtube.com/watch?v=hl_dj-ZKFRA(0:41まで)
18位「アレフガルドを行く(ドラクエ1)」
http://jp.youtube.com/watch?v=NrvYKTVa4gc(2:21〜)
17位「VS 三闘神(FF6)」
http://jp.youtube.com/watch?v=ASTJkc9H_uY&;
16位「ピラミッド(ドラクエ3)」
http://jp.youtube.com/watch?v=p7H3tznIFtE&(0:28〜)
15位「VS ジェノヴァ(FF7)」
http://jp.youtube.com/watch?v=JWkrYx5ghuk
14位「試練の山(FF4)」
http://jp.youtube.com/watch?v=apWwP7hgLho&(6:42〜)
13位「四天王の神殿(ロマサガ1)」 :動画見当たらず
12位「愛のテーマ(FF4)」
http://jp.youtube.com/watch?v=iAqV1J9X1Dc(0:15〜)
11位「氷銀河(ロマサガ3)」 :動画見当たらず
10位「エアリスのテーマ(FF7)」
http://jp.youtube.com/watch?v=djsrZCfE00Q
9位「召還獣の町(FF4)」 :動画見当たらず
8位「ボスのテーマ(FF3)」
http://jp.youtube.com/watch?v=jo9MT_x3_C0
7位「聖王廟(ロマサガ3)」 :動画なし
6位「VS 四天王(FF4)」
http://jp.youtube.com/watch?v=0LWDe3pjqSk(0:40〜 ブリザラ2:40)
第5位、「ボスのテーマ(ドラクエ5)」
http://jp.youtube.com/watch?v=prdtLDqONEc
第4位「死の塔(ドラクエ5)」
http://jp.youtube.com/watch?v=nyrS1sw5SOU
第3位「仲間をもとめて(FF6)」
http://jp.youtube.com/watch?v=IaSpgCWFQ7I
第2位「ラーミアのテーマ(ドラクエ3)」
http://jp.youtube.com/watch?v=zfb8KUTYHm8&
第1位「七英雄のテーマ(ロマサガ2)」
http://jp.youtube.com/watch?v=fIv2Kxka9zg
特にhit数では「七英雄のテーマ」が郡を抜いていました。
今でも麻雀の時に掛けるとその場から歓喜の声が上がるほどの青春の一曲です。
<時のRPG論(頂上編)>
2008年1月25日 時の芸術鑑賞(Skate)第3位「ドラゴンクエスト5 〜 天空の花嫁」
【伝説の勇者はどこに…主人公、父、そして子の親子三代に渡る壮大な物語】
私は今もこの作品こそがドラクエシリーズの最終形態だと信じています。
スーパーファミコンで初めて発表されたRPG王者「ドラゴンクエスト」の第五弾。
この作品が他の作品と決定的な差をつけている点は一つ、
ストーリーの奥深さです。
行方不明の母、それを捜す父、十年の奴隷生活、
結婚、突然の別れ、そして勇者誕生。
もはや書き切れない胸打つ展開の応酬は、一度のクリアでは満足できないほど。
そしてこれまでは当然だった「勇者=主人公」の図式の打破。
勇者の証「天空の剣」を主人公が使えなかった時の衝撃は今も忘れられません。
動画はコチラ (音楽:死の塔〜ボスのテーマ)
ttp://jp.youtube.com/watch?v=_PYKpLMwY7k
第2位「ファイナルファンタジー4」
【火・水・土・風・・・四つのクリスタルと、軍事国家バロンに迫る魔の陰謀とは】
同じくスーパーファミコン初作品となった「ファイナルファンタジー」第四弾。
この作品を一言でまとめるなら、「RPGの見本」だと思います。
魅力的な登場人物、複雑な人間関係、深遠なストーリー、壮大な世界観、
愛すべき敵キャラたち、
すべて完璧な中で私がこの作品の秀逸さを示す要素として、
「バイオ・ヘイスト・メテオ」などの魔法の効果音が挙げられると思います。
特に「ブリザラ」の氷が固まる効果音は一度聞いたら忘れる事はできません。
動画はコチラ(VSベイガン、VSカイナッツォ)
ttp://jp.youtube.com/watch?v=p5AvLEIXQL0&feature=related
第1位「ロマンシング サ・ガ2」
【悪と化した伝説の救世主“七英雄”と、辺境の小国家アバロンの千年の死闘】
「これが1位?」と言われても構わず挙げます。
初作品がいきなりミリオンヒットとなった「ロマンシング サ・ガ」の第二弾。
物語はアバロンと呼ばれるはるか北西の小さな国の皇帝が、
祝福の元ついに甦った七英雄の一人クジンシーに殺される事から始まります。
このゲームの凄い点は、語る事はとても難しいのですが、
まず「無双三段、乱れ雪月花、電光ブーメラン」など格好いい技の数々。
さらに驚異的とも言える難易度や、
まともに進めると決して解けない謎の存在など、
プレーヤーをまるで突き放したかのようなシナリオとシステム。
そして兎にも角にも七英雄『クジンシー,ボクオーン,ロックブーケ,
ノエル,スービエ,ダンターグ,ワグナス』がカッコよ過ぎる点に尽きます。
この大完成と未完成の奇跡的融合は、
永遠に私の中の王座にて輝き続ける事でしょう。
動画(VSノエル)
ttp://jp.youtube.com/watch?v=N_UHhCId7bY&feature=related
―――――――――――――
と、これでようやくTOP7を発表し終えましたが、
なんと7作品すべてが10年以上前の作品という残念な結果になりました。
もはや今のゲーム業界には名作を作る力はなく、
昔の名作をリメイクして利益を紡ぎだしているという悲しい現状があります。
今後はあまり期待できないとは思いますが、
業界の皆さんにはリメイクを繰り返す中で自分たちが今何を失っているのかを、
悟って頂いてゲーム業界の復興に努めて頂きたいと思います。
長く個人的な思想にお付き合い頂きありがとうございました。
<時のRPG論(番外編)>
2008年1月11日 時の芸術鑑賞(Skate)【RPGの音楽の世界】
まだ私が高校生の頃、
強引に連れられた家族旅行の車内で「何か音楽をかけろ」という命令が来たので、
ゲームのサウンドトラックを流そうとしたところ、
姉達から大ブーイングが起こって取りやめた事がありました。
のちに私が部屋でその音楽を掛けていたところ、
「これは何の音楽か」と姉から執拗に聞かれた事がありました。
ゲームの音楽は確立されています。
本当に優れたものはオーケストラや邦楽を凌いで胸を打つ力を持っていますが、
その力を知る人は限られいます。
そこで本日は自称RPG音楽ファンの私が、個人的に打ち出したTOP20を発表します。
20位「ハインの城(FF3)」 :口ずさむのが不可能なほど音符が拡散した名作。
19位「潜水艇(FF5)」 :ハイレベルなFF潜水艇のテーマでもず抜けた一作。
18位「アレフガルドを行く(ドラクエ1)」 :ドラクエの幕開けを告げた名曲。
17位「VS 三闘神(FF6)」 :雑なロックに見えて実は練られた構成。
16位「ピラミッド(ドラクエ3)」 :映画や探検番組でも流してほしい程の出来。
15位「VS ジェノヴァ(FF7)」 :従来のボステーマの基盤を崩した名曲。
14位「試練の山(FF4)」 :山と言えばこれ、昇る感じが全身に伝わる。
13位「四天王の神殿(ロマサガ1)」 :神聖、かつ偉大、かつ壮麗。
12位「愛のテーマ(FF4)」 :まさに題目通り、現在CMでも放映中。
11位「氷銀河(ロマサガ3)」 :ずっとその地にいたくなるほど美しき曲。
10位「エアリスのテーマ(FF7)」 :名作FF7の代名詞、極めて静かな律動。
9位「召還獣の町(FF4)」 :もはや音楽の枠を超えた神秘の一作。
8位「ボスのテーマ(FF3)」 :シンプル・イズ・ベスト。
7位「聖王廟(ロマサガ3)」 :永遠に解けない謎の結晶。
6位「VS 四天王(FF4)」 :サビが3つある恐るべき構成。
第5位、「ボスのテーマ(ドラクエ5)」
:「FF、ロマサガ」ですでに定番だったボスのテーマがドラクエ初登場。
オーケストラ専門のすぎやまこういち作品でもその奇怪さと異様さは耳を引きます。
第4位「死の塔(ドラクエ5)」
ttp://jp.youtube.com/watch?v=nyrS1sw5SOU
:比較的レベルが高いドラクエの塔のテーマでも不動の1番。
破滅に一歩一歩向かっていく様が不気味な旋律ににじみ出ています。
第3位「仲間をもとめて(FF6)」
ttp://jp.youtube.com/watch?v=IaSpgCWFQ7I
:情熱的な音楽な多いファイナルファンタジーの中でもズバ抜けて情熱的な一曲。
何度か私はこの曲を掛けたまま寝た事がありますが、今も作品に飽きていません。
第2位「ラーミアのテーマ(ドラクエ3)」
ttp://jp.youtube.com/watch?v=qRYv-oWTng8
ttp://jp.youtube.com/watch?v=zfb8KUTYHm8&feature=related
:流れると一瞬で全身と心の動きが停止するくらい神秘的な旋律を誇る名曲。
ただ後から余計なパートを加えたり、8作目で無理に流したりした点がやや残念。
それでも2位にいけるくらい凄い曲です。
第1位「七英雄のテーマ(ロマサガ2)」
:神が天から降りてくる事があれば、おそらくその時この曲が流れる事でしょう。
動画、頑張って集めてみましたが音質や映像に多々問題アリです。ttp://jp.youtube.com/watch?v=D5BgrKADI-g&feature=related
ちなみに私が部屋で聞いていたのはコレです。
【時のRPG論(中)】
2007年12月29日 時の芸術鑑賞(Skate)◆【三大RPGとその特色】
一、「ドラゴンクエスト」 86年シリーズ開始、現在8作まで完成
☆特徴:リアリティを重視しない絵柄で「ゲーム」という雰囲気を全面に出している
☆物語:悲壮感が強い、主人公が喋らない事により一転してリアリティを重視している
☆音楽:担当「すぎやまこういち」、ゲーム音楽というよりスケール巨大な管弦楽
☆総合:シンプルな作風とリアルな物語の対比が強力、鳥山明のセンスも貢献大きい
☆末路:第5作まで超水準を維持し続けるも6以降すべてに渡って衰退、現在低迷中
二、「ファイナルファンタジー」 87年シリーズ開始、現在12まで完成
☆特徴:リアリティを全面に出した映画のような構成、戦闘システムも奥深く巧妙
☆物語:当然の如くリアリティ重視、三角関係から親友の裏切りなど何でもあり
☆音楽:担当「植松伸夫」、戦闘曲も秀逸だが「愛」をテーマにした曲は三強でも屈指
☆総合:ドラクエより深みが強く大人向け、キャラの個性も繊細に描かれている
☆末路:名作を出すと次作で必ずコケる悪癖がある、現在リアリティ暴発でファン逃走中
三、「ロマンシング・サガ」 92年シリーズ開始、全6作まで完成して停止中
☆特徴:自由制を最優先したシナリオで、展開から戦闘まで圧倒的な幅広さを持つ
☆物語:一本道になっていない、主人公も複数、一つ一つの出来事を楽しむ構成
☆音楽:担当は植松伸夫の弟子「伊藤賢治」、作風は似ているが水準はほぼ劣らない
☆総合:話が一筋でないので印象に残りにくいが楽しさを最大限追求した形といえる
☆末路:良作は1と2だけでシリーズ成功とは言い難い、が大作「2」の存在感が強烈
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第5位「ドラゴンクエスト3 〜 そして伝説へ…」
ここでこれを出すか、という突っ込みが来そうなほどゲーマーの中で神格化した名作。
発売日に学校をサボる子供が続出して社会問題となった事でも有名な作品です。
人気の理由はこれまでのRPGから音楽、世界観、システム、
すべてを著しくスケールアップさせてきた点。
そして最たる理由はやはり1、2と続いた物語の究極のオチが最後に待っている事です。
第4位「ファイナルファンタジー7」
国内売り上げ420万本、史上最も売れたRPGの栄誉を誇るFFシリーズの金字塔。
そして、スクウェアの長きに渡るエニックス(ドラクエ)への打倒が叶った瞬間でした。
物語の中心は、危機に瀕する惑星を守る軍団「アバランチ」と、
その惑星から生命力を搾取する大企業「神羅」、さらに星が人に放つ怪物「ウェポン」、
そして隕石衝突による惑星壊滅をもくろむ謎の男「セフィロス」による闘い。
おそらく「理解できる深さで奥の深い物語」としての最高傑作だと思います。
これより深くに行こうとするから今のRPGは駄目なんです。
TOP3は年をまたいで2008年の発表になります。
【時のRPG論(前)】
2007年12月18日 時の芸術鑑賞(Skate)ゲームは出来てもRPGだけは出来ないと言う女性がいました。
RPGに没頭する子供を見て何が面白いのかと呆れる大人もいました。
しかし彼らの嫌悪感をはるかに凌ぎ、子供たちの優越感は満たされていたはずです。
なぜなら心の中に、新たな世界がまた一つと生まれていたからです。
このRPG(ロールプレイングゲーム)は「ドラゴンクエスト」などに代表される、
自らが主人公となって世界を旅するテレビゲームの王道。
映画に勝る音楽、ドラマに勝るストーリー、
そして漫画に勝る個性的なキャラクターたちに彩られた世界を、
主人公として旅した記憶は一生消える事なく心の中に生き続ける事でしょう。
それでは今週は、私が最も完成度の高いRPGと信ずる、
「FINAL FANTASY ?」のリメイク発売を記念して、
個人的に好きなRPGランキングTOP7を綴っていきたいと思います。
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第7位「ドラゴンクエスト4 〜 導かれし者たち」
【人間に恋人を殺された魔王ピサロの野望を止めるべく選ばれた8人の物語】
「ドラゴンクエスト」は1と2と3が同じ世界の話なのですが、
その世界を初めて脱し、新世界に挑み、そして成功を収めた名作がこの4です。
音楽・ストーリーも3までの水準を維持する秀逸なものですが、
特に章が1〜5までに分けられ最終章で8人全員が揃うというシステムが極めて独特。
それにより「ドラゴンクエスト」の中で最もキャラの個性が活きた作品となっています。
暗い章、明るい章さまざまですが、やはり人気はお姫様がカベを蹴破って城を脱走し、
旅に出てしまうという衝撃的内容の第2章。
ちなみに先月リメイク発売され現在CM公開中、とんがり帽のコがそのお姫様ですよ。
第6位「ロマンシング・サガ」
【邪神サルーインと10の宝石デステニィストーンを巡る冒険者たちの運命】
プレーヤーの自由を最優先するという新コンセプトで、
「ファイナルファンタジー」を生んだ大企業スクウェアが打ち出した名作第一弾。
ストーリーの最中にプレーヤーは常に選択を求められ、
中には人を殺す選択肢など今考えればとんでもないアラだらけの作品でしたが、
私も当時はその自由性に魅せられてドップリとはまりました。
話が一筋になっていないだけに各イベントごとの関連性はないのですが、
「運命」をテーマにしているだけあってどれも奥の深い内容ばかり。
あと、このゲーム特有の「技」が実に格好よくて、覚える度に友達に自慢していました。
ちなみに「ロマンシング・サガ」は一昨年PS2でリメイクされたのですが、
映像・音楽は向上していてもやはり芯となるストーリーは超越できていませんでしたね。
次回は5位と4位を挙げます。
【時のTV論・七・関西のテレビ2】
2007年10月23日 時の芸術鑑賞(Skate)ニ,「なるトモ!」
これは関東でも一時放送されていたらしいですが、
私が東京に来る寸前に打ち切りになってしまい、かなりカチンと来た記憶があります。
しかし関西では極めて高視聴率を誇る帯番組で、午前暇な大学生の強い味方でした。
見所はまず企画が良いこと、視聴者が気になる点を確実についてきます。
そして出演者がやはりフレンドリーな点、この番組は特にそれが顕著です。
先日京都に滞在した際に久々に拝見しましたが、
火曜に新しく面白いレポーターが加わっていて、さらにカチンと来ました。
三,「ちちんぷいぷい」
関西で昼間、家にいる人の大半が見ていると言われる番組です。
夏場に住宅街を歩くと必ず窓から番組の音が聞こえてきますからね。
この番組は昼間放映される情報番組で、やはり視聴者のツボを突いているのですが、
最大のウリは司会の角淳一&ゲストが作り出す癒されるほど和やかな雰囲気。
視聴率で我を忘れている関東制作の方に一度見てもらいたい番組です。
四,「週間えみぃSHOW」
私、あまりにも面白い番組はリアルタイムで見て、
さらに録画でも見るという連続奥義を繰り出すのですが、
確かそれをやっていたのはテレ朝「ぷっすま」とこの番組だけでした。
内容は断定的に言って日本一過激な芸能ネタ暴露番組。
とにかく旬なネタから裏のネタまで出るわ出るわで、
それを4人のレポーターと上沼恵美子が徹底的にこき下ろす凄まじい番組です。
とは言っても不快になるような内容は全くなく、腹を抱えて手に汗握る90分間です。
ちなみにこの番組は日曜昼の放送ですが、私は未だにこの時間になると、
「大切な番組を見逃してしまった」時のあの胸の痛みを感じます。
ただ、関東では放送できないでしょうね、したら一発で名誉棄損喰らっちゃいますから。
私はよく「関西よりも東京向きの人間」と人から言われ、自分でもそう思いますが、
「テレビは間違いなく関西の方が面白かった」と自信を持って言い切れます。
【時のTV論・六・関西編】
2007年10月18日 時の芸術鑑賞(Skate)日本きっての問題漫画家・冨樫義博さんが、
確か休養前の最後に書き残した一言が「大阪のテレビおもしれー」でした。
関西のテレビのいいところはいい感じに気合いが抜けているという点。
東京のテレビによく見られる大御所と若手によるギスギスした空気がなく、
共演者がとてもフレンドリーで、和やかに進行していくので見ていて気分が良いのです。
今回はその関西の番組でもとりわけ面白い4つの番組を紹介します。
皆さんも関西に行く機会があれば、観光の一環として是非ご覧になってみて下さいね。
一,「痛快!明石家電視台」
明石家さんまほど出演する番組によって力量が左右される芸人もいないと思いますが、
私が見る限り彼の手腕が最も発揮されているのがこの番組です。
この番組の名物コーナーは後半のクイズですが、内容は普通のクイズとは全然違い、
出演者に求められるものが正答ではなく徹底したボケ回答という点です。
難問が出された瞬間「あーこれ絶対分からん」などと暴言を吐く司会のさんまに、
当てる気が全くないゲスト達、極めつけは毎週やって来る驚異的にバカな素人回答者。
関東でも島田伸助が似たような趣旨のクイズ番組をしていますが、
あのような造られたような違和感が一切ない和気あいあいとした楽しい番組です。
今日は文章のキレがいまいちなので残りは来週に回します。(こんな感じの軽い空気なんです)←言い訳
【時のTV論・四】
2007年8月24日 時の芸術鑑賞(Skate)3位「ネプリーグ」
お笑いなのかクイズなのか稜線が分からない番組が多い中で、
そのバランスをきっちり保っているのがこの番組だと思います。
特に主演ネプチューンのコンビネーションが最大限に活かされていますね。
ただ最初の「ブレインタワー」と最後の「ファイブボンバー」以外の
「漢字とファイブリーグ」は答えがすぐ分かっても長く待たされるので、
そろそろ別のクイズを考案した方がよいと思います。
2位「世界遺産・TBS」
今流行の世界遺産を取り上げる番組ですが、
とにかくSONYが制作しているだけあって映像・演出の技術が半端じゃありません。
特にナレーションに声優ではなく俳優を起用しているのですが、
それが素晴らしい神妙さを生み出しています。
こういう番組はいつの時代になっても生き残って欲しいと思う番組です。
1位「ぷっすま」
1位というより“日本で唯一のバラエティ番組”だと思います。
深夜番組にも関わらずもうすぐ開始10年、
この番組に出たいタレントはとにかく多く、ゲストに大物が来る事もしばしば。
ではこの番組のどこが面白いのか、
それが分かるようになれば火曜の夜が必ず待ち遠しくなるはずです。
TOP10で紹介してきましたが、毎週必ず見ているのは上3つくらいなんですよね。
今度は関西の番組も紹介してみようかと思います、こちらのLVは恐ろしく高いですよ。
【時のテレビ論・二】
2007年8月2日 時の芸術鑑賞(Skate)●【好きなTVランキング】
10位「ロンドンハーツ」
これが1位だったらPTAに怒られますよ。
「子供に見せたくない番組」4年連続1位爆走中の低俗バラエティですが、
昔に比べたら相当マシになりましたね、企画の無茶苦茶さは。
ただその分大人しくなったというか、詰まらなくなったのは明らか。
今は何とか「格付けしあう女たち」で持たせている様子ですが、
私は以前の状態に戻してほしいですね、さほど悪影響があったとは思いませんし。
9位「世界ふれあい街歩き」
御存知の方はほぼいないと思いますが、
私には「食事の時はTVがついていないと絶対ダメ」という異常性質がありまして、
この番組は食事の時に見たり、とりあえず付けておく番組としては最適なのです。
穏やかに街の中を散歩しながら人々の生活にも触れていく、
これ以上「旅行した気分」になる番組はないのは確かですよ。
8位「恋のから騒ぎ」
これも昔に比べて詰まらなくなった番組の筆頭ですね。
番組の方針も明石家さんまの進行も変わっていないのに質が低下したというのは、
やはり素人の女の子なんですよね。
話力や経験が豊富な子が格段に減りましたし、おまけに可愛い子もつられて減少。
昔は平気で視聴率20%稼いでいたのですから、もっと公募に投資した方がよいのでは。
7位「ロンQ!ハイランド」
最近頭が鈍くなってきたのでクイズ番組は積極的に見るようにしているのですが、
「回転もじもじスロット(サで始まる3文字の食べ物を列挙する問題)」など、
この番組は頭に良さそうな問題が多いのでとりわけ気に入っています。
ただ最近はお笑いを優先したクイズが増えてきているのが残念ですね。
ちなみに放送は日曜17時前から、競馬の落胆を払拭するのにも最適な番組ですよ。
私、「ヤラセ」はわざと騙されて見る派なので嫌いじゃなかったのですが、
世間には本当に騙されて怒る人が多かったので今はほとんど見かけなくなりましたね。
【変身 − 東野圭吾】
2007年3月21日 時の芸術鑑賞(Skate)「君を愛したいのに、愛する気持ちが消えてゆく・・・」
頭部を銃撃され、世界初の脳移植手術を受ける事になった青年・成瀬純一。
退院し、以前の平凡な暮らしを取り戻していく彼を、徐々に異常な変化が襲い始める。
思想の変容、自我の崩壊、衝動が生む凶行、恋人への愛の喪失。
そしてついにドナーの正体を突き止めた純一は、恐ろしい真実に直面する。
読み終えた後、この小説のことが1週間くらい頭を離れませんでした。
もう次の小説に取り掛かっているのにまた読み返してしまったり、夢にまで見たり。
これが久々に味わった「感動」だったと思います。
ミステリー界の重鎮・東野圭吾の16年前の作品ですが、
読者心理に先回りするような展開と、人間心理をえぐり出すような描写が魅力です。
理系出身という事でやや語彙の巧みさを欠く印象もありますが、その分読みやすくて、
普段あまり読書しない方をも、あっさりと文学界に引き込む力を持っていると思います。
そしてこの『変身』ですが、
「脳医学」という理系分野にテーマを置きつつも内容は全く難しいものではなく、
本質は「人間の生き様」に焦点を当てて描かれたミステリードラマです。
主人公の純一が豹変していくさまは終盤に差し掛かるほど速度を増し、
その転落をどうにか食い止めようとする恋人・恵の尽力が最も心に残りました。
これ以上詳細は記述できませんが、心に残る場面を一つだけ記載しておきます。
凶暴さを増す主人公・成瀬純一の元を、心優しき恋人・恵が去るシーンです。
―――――――――――――――
次の日、俺は恵を駅まで見送りに行った。
ホームで二人並んだ時、俺は成瀬純一であれば
当然言うであろう言葉を掛けるべきかどうか迷っていた。
「行かないでくれ」といえば、彼女は安心するだろうか。
しかし彼女を自分の元に引きとめて、一体どういう未来を描けばいいというのだ。
恵は電車に乗り込み、こちらを向いた、今までに見た事もないほど悲しい表情だった。
他にも「宿命」、「同級生」という東野作品を読みましたがどれも純粋に楽しめるものでした。
しばらく彼の作品を一気に読み進めていくことになりそうです。
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【書物たちの扇翼 (加筆版)】
2007年3月20日 時の芸術鑑賞(Skate)―【最近読んだ本・面白かったランキング】
第一位,『変身』 東野圭吾
第二位,『長崎乱楽坂』 吉田修一
第三位,『パレード』 吉田修一
第四位,『鼻』 芥川龍之介
第五位,『宿命』 東野圭吾
第六位,『羅生門』 芥川龍之介
第七位,『仮面の告白』 三島由紀夫
第八位,『同級生』 東野圭吾
リタイア、『東京タワー』 江国香織
何でも格付けしてしまうのが私の嗜好なのであしからず。
『羅生門』・『仮面の告白』という歴史的名作を下位にしてしまった点もあしからず。
ちなみに最下位『東京タワー』はリリー・フランキーではない人の小説ですが、
あまりに稚拙な文章と内容で、目を通さずに購入した事を後悔しました。
これが「今読みたい文庫本・第2位」になっているからただただ驚きです。
さて最近は吉田修一という新鋭の作家にはまっていまして、
『長崎乱楽坂』というかなりツボな作品に出会ってこれが一位の予定だったのですが、
それをあっさり抜く凄い小説に出会ってしまい、驚きました。
その東野圭吾『変身』についてはまた明日。
―――――――――――――――加筆版
第七位,『仮面の告白』
ここを開館して最初に取り上げたのがこの三島先生の作品でしたね。
ただこれは小説というよりは自伝的な内容で、読破にやや時間を要しました。
しかし早熟と言われた三島の若き日の告白でもあり、興味深い内容だといえます。
この作品を読む限り、世に認識されている通り彼は間違いなく同性愛者でしょうね。
それを血縁者たちが必死に否定し続けているというから滑稽なお話です。
第四位,『鼻』
文豪の頂点に君臨する芥川先生の作品です。
とにかく一話一話が短くてこの小説はたった14pしかありません。
衝撃的なのが話の途中で「ところで著者は先ほど〜と書いたが・・・」など
世界観を自らぶっ壊すような言葉がいきなり出てくる点です。
著者は当然ハンサムですが、主人公はなぜか激しいコンプレックスを抱えた人ばかり。
すごく変わった方だったんでしょうね、一度お会いしたいです。
第二位,『長崎乱楽坂』
今、注目している作家で、ここで数行でまとめるのは惜しいのでやめておきます。
少し知名度が低い印象を受けますが、芥川賞作家です。
ややハゲ気味ですが顔は端整で、現代では貴重なイケメン作家だと思います。
何しろいい小説は、愛に詳しい人間しか書けませんからね。
内容が薄すぎたので加筆しました。(ニコニコ)
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【時の音楽論 三、スピッツ】
2007年2月1日 時の芸術鑑賞(Skate)「頂点で燃え尽きた渇望」
スピッツほど売れた途端、駄目になったアーティストもいないと思います。
と書くと、随分と否定的な書き出しだと思われるかもしれませんが、
私は学生の頃、彼らの書いた全ての歌詞を記憶するくらい彼らの歌を愛していました。
心を静かに打つ旋律、妖精に書かれたような詞、その両者を最高限波及させる美声。
彼らはデビュー当時から異彩ともいえる輝きを放っていましたが、
彼らがその存在を世に広く知られる事はなかなか叶いませんでした。
なぜなら世間に認められるには「良い」だけでは足りず、
どうしても人目を引くための「ハデさ」が必要だったからです。
彼らはいつかのインタビューで、
「ヒットを出す事よりも自分達の歌を作りたい」と言っていましたが、
私は本当は嘘だと思っています。
なぜならまだ駆け出しだった頃の彼らの歌からは、
「もっと知ってほしい、もっとたくさんの人たちに聞いてもらいたい」という、
渇きから来るような躍動感が大いに感じられたからです。
そして彼らの歌手人生において最大の転機が訪れます。
11thシングル「ロビンソン」がミリオンセラーとなり、一躍世間から脚光を浴びたのです。
しかし彼らの歌手生命はここから急に下り坂に入ります。
私は13thシングル「チェリー」を聞いた時、彼らは終わるかもしれないと思いました。
今も名作として慕われる、本当に素晴らしい曲なのですが、
その旋律からはいつしか感じられたあの「渇望」はすっかりと消えており、
まるで頂点にいる時のような「安堵」の音色に聞こえたからです。
音は音符以外では形にできません。
作る時もただ頭の中のインスピレーションで組み立てなくてはなりません。
それゆえ思想や環境の変化によって簡単に壊れてしまう。
もしかしたら作曲家の命は、画家や小説家よりずっと短いのかもしれません。
彼らは頂点に至るまで階段を昇るかのような着実なステップを踏んでいました。
もし「ロビンソン」が売れていなかったら?あれ以上の歌を創っていたのでしょうか。