【時のフィギュア42】
2013年12月4日 時の芸術鑑賞(Skate)【歴史編6】 2008 - 2009
・浅田真央がフランス杯に出場
ショート「月の光」、フリー「仮面舞踏会」を披露。
両方ともボロボロに終わるがプログラムの完成度に驚いた。
・浅田真央がNHK杯で3アクセル2回を着氷
「行きますね・・・」 「行きますね」 「行きます!」 「・・・・・・!」
http://www.youtube.com/watch?v=9iPV8EYO88A
・キムヨナがスケートアメリカ優勝
キムヨナ史上、間違いなく最高傑作とされるショート「死の舞踏」解禁。
日本のアンチもさすがに「凄い」の一言を発せずにはいられなかった。
「グランプリファイナル韓国」
・女子ショート、キムヨナ首位、浅田真央2位
浅田真央が完璧な演技を見せ1位。
一方、キム・ヨナは3ルッツがシングルになったが、
まさかの浅田を上回ってのショート1位。
浅田の3-3が回転不足を取られ大減点されたのが原因だが、
明らかに違和感のある採点の中、韓国の観客たちは大量の人形を投げ込み絶叫&乱舞。
しかも人形が1階のVIP席にいたコーチや関係者たちを直撃し、
正直テレビを通して「変な国」と印象付けざるを得なかった。
・女子フリー、安藤美姫が4回転着氷
ショート最下位、安藤美姫が神業4回転サルコウを含めて完璧な演技で圧倒。
しかし悪夢のルール・ダウングレード(回転不足減点)により、
得点は100点ちょっとという信じがたい結果、あれは忘れない。
ショート2位、浅田真央は3-3の一本目で転倒するも、
史上初の3A2回認定に成功、及第点を出しキム・ヨナを追い詰める。
【時のフィギュア41】
2013年12月3日 時の芸術鑑賞(Skate)【歴史編5】 2007-2008
・浅田真央がスケートカナダ優勝
ショート出遅れ、フリーで3Aを2Aに変更するという初の試みも成功して総合優勝。
しかし3Aにこだわる浅田の中では相当な屈辱があった模様。
・キムヨナがロシア杯でフリー世界最高得点
本人が“最悪に苦手”とする3ループを決めて、ノーミス演技。
キムヨナの3Lo成功、及びフリーノーミスは初と言っていいほど珍しく、得点は最爆発。
「グランプリファイナル・トリノ」
・浅田真央がショート出遅れから追い上げるもキム・ヨナV
3-3失敗、さらにルッツが飛べずになんと一時停止、まさかの浅田真央ショート最下位。
しかし全選手が何らかの失敗したため、3-3に失敗したキム・ヨナが64点でトップに。
浅田真央のフリーは3Aに加えて2度の3-3という男子も真っ青なプログラムをノーミス、
本人の滑り終えた後の顔はおそらくファンの間では最も印象に残っているはず。
http://www.youtube.com/watch?v=bYJ_mG6Qvno
一方、キムヨナはジャンプミスを犯すもショート1位から逃げ切り優勝。
これも若干、怪しかった。
・四大陸フィギュアで浅田真央が初の韓国参戦
韓国版「徹子の部屋」とも言われる人気番組にも出演。
現地からの歓声も大きく、演技はノーミス、この頃は本当に関係が良かった。
「世界選手権・スウェーデン」
・女子ショート
浅田真央が名プログラム「ラベンダー」をノーミスで好位につける。
キム・ヨナは3ルッツで転倒して出遅れ。
・女子フリー
キムヨナがルッツとサルコウで失敗して逆転ならず。
そして浅田真央は数多い伝説の中でもよく取り上げられる、
3アクセルでの大転倒。
しかし大ダメージを受けたにも関わらずその後、奇跡のノーミス優勝。
各国のテレビ中継や、現地のファンから喝采を浴びる。
しかしフジテレビは荒川静香以外、誰もほめずにお通夜ムード。
そして安藤美姫は肉離れで涙のフリー途中棄権。
「耐えた真央、諦めた安藤」とまたも不条理な中傷が。
全世界のフィギュアスケーターを夢見る子供たちよ、
このMao Asadaの演技をしっかりと目に焼き付けておきなさい。
一度、転んでしまっただけで諦めてしまう人間がどれだけ多くいる事か。
- 仏解説者
【時のフィギュア40】
2013年12月2日 時の芸術鑑賞(Skate)とんでもないのが出てきた。
トリプルアクセルを飛ばなければ真央は負けるかもしれない。
もし・・・飛べなければ・・・ - Machiko Yamada
【歴史編(4)】 2006 - 2007
「世界選手権(ワールド)東京」
今なお女子フィギュア史上最強の激戦と言われる伝説の1戦。
キムヨナ、安藤美姫、浅田真央の3人による首位争いはめくるめく展開を見せ、
視聴率38%、最前列のシートにはオークションで百万円近い値がついた。
・女子ショート
浅田真央(ノクターン):3フリップ-3ループが3-1になり、観客席から悲鳴が。
得点も61点と伸び悩む。
安藤美姫(シェヘラザード):フィギュアの定番「シェヘラザード」。
その中でも随一と言われる演技。3ルッツ-3ループも決め、69点。
http://www.youtube.com/watch?v=qKFDeU1c9K4
キム・ヨナ(ロクサーヌ):高速3フリップ-3トゥループを決めて史上最高72点をマーク。
ただ技術、実績共に上である安藤より高い点に疑問の声が一部上がる。
・女子フリー
キムヨナ(あげひばり):キムヨナ最高傑作と未だ謳われる名プログラム。
http://www.youtube.com/watch?v=3S_LKYz5er0
しかしルッツを2回転倒、さらにコンビネーションを4回飛ぶという致命的なミスを犯すも、
謎の3位入賞、さすがにこれはおかしいと気づかれ始める。
浅田真央(チャルダッシュ):両足着氷が2回あるだけで、ステップからの3アクセル、
3回転3回転などをすべて決め、場内は爆発とも言える歓喜に沸いた。
当時のフリー世界最高得点をマークし、一気に首位へ。
安藤美姫(メンデルスゾーン):ほぼノーミス。ショートに比べると見応えのない演技だったが、
総合で1位優勝、だが列島が浅田の演技に泣いた直後だった事もあり何とも微妙な空気に。
しかも瞬間視聴率50%をマークして、この優勝が最もアンチを増やしたといわれる事に。
だが、ハッキリ言って、本人からするとただの迷惑。
・キムヨナと浅田真央がテレビで共演。
http://www.youtube.com/watch?v=qvgr8G0VNVk
テレビ東京放映、2人がイスに座って話すというインタビュー形式。
しかしこれが最初で最後の共演となり、日韓ファンの間では「伝説の番組」と称されている。
【時の清涼飲料水2】
2013年11月20日 時の芸術鑑賞(Skate)Entry.No.4「メッツ・コーラ(キリン)」
まさかのダイエット・コーラとして色んな意味でド肝を抜いた一品。
体重が減っているのかどうかは全く分からないが、特筆すべきはその美味しさ。
完全に本家「コカコーラ」を超えている。
甘味料に賛否両論があるが、
個人的には万病の元である砂糖に比べたらよっぽどマシだと開き直って飲んでいる。
E.No.5「ヘルシア・スパークリング・グレープ風味(花王)」
またもダイエット飲料、脂肪の燃焼を助け、
ているのかどうかは分からないが今や定番となったヘルシアシリーズの新星。
選抜した理由は一つ、過去のヘルシア商品の中で一番、というか唯一おいしい。
ヘルシア独特の渋みがほとんど無い点が特徴。
E.No.6「マウントレーニア・ライト(森永)」
カフェオレの王道、マウントレーニアからこちらをピックアップ。
このカフェオレの優秀さは、カロリーライト、ではなくカフェインの弱さ。
コーヒーは好きだけどカフェインが苦手、という人には胸を張ってオススメできる逸品。
逆にカフェインが欲しい方は他のコーヒー売り場へ行って下さい(笑)。
以上6品の飲んでいる割合ランキング。
6位「オランジーナ」:斬新な味わい。
5位「ヘルシアスパークリング・グレープ」:とにかくマズくない。
4位「マウントレーニア」:カフェインが少ない。
3位「綾鷹」:緑茶の最高傑作、1位にしたいがカフェインが多分多い。
2位「太陽のマテ茶」:甘い無糖茶、劣化が遅い、とにかく安定感抜群。
1位「メッツコーラ」:コカコーラを超えた時点で奇跡。
【時の清涼飲料水1】
2013年11月14日 時の芸術鑑賞(Skate)最近気に入っているペットボトルドリンクをひたすら並べてみます。
Entry.No1「綾鷹(コカコーラ)」
「おーいお茶、伊右衛門、生茶」の緑茶3大勢力をコッパミジンに打ち壊した一品。
キャッチフレーズ「急須で入れたようなお茶」という意外性のあるテーマで、
その懐かしい渋みが日本国民のハートを射止めた。
他、伊右衛門がダイエット緑茶を販売したり、おーいお茶が「急須品質」を打ち出したり、
緑茶業界がパニックに陥った点からもその強さが伺える。
E.No2「オランジーナ(サントリー)」
フランスの国民的ジュース「オランジーナ」の日本版。
確かな果汁感の中にスッキリとした甘みがあり、昨年から大ヒット。
一番気の毒な存在になったのはやはり「ファンタ・オレンジ」か。
E.No3「太陽のマテ茶(コカコーラ)」
南米のお茶であるマテ茶が日本初上陸。
何だか陽気なCMや、南米産という怪しさ全開のイメージただよう中、
発売2年目である今年も多くのスーパーで販売され、2L型も登場するなど隠れ大ヒット。
パッケージに「無糖茶」とわざわざ書かれているように、
栗のような甘みがあり砂糖が入ってるんじゃないかと錯覚する不思議なテイスト。
第二弾はそのうちです。(ハ?!)
【時のフィギュア39】
2013年10月24日 時の芸術鑑賞(Skate)◆「浅田真央、スケートアメリカ優勝」
総合力での勝利と見ていいでしょう。
確かに一見ワグナーの勝ちかと思いましたが、いや浅田の勝ちと思った人も多かった。
何が凄いかって2位のアシュリー・ワグナーが「真央はレベルが違いすぎる」と賞賛した事。
あのインタビューでは「私はほぼノーミスだったのに何故こけた浅田が優勝なのか」
くらい言ってもいい権利は微妙にありました。
おそらくワグナーはあの後コーチにかなり怒られたと思います。
なぜなら五輪でメダルを争う相手を絶賛してしまえば、自ら負けを認めたも同然。
ワグナーは実は浅田真央の大ファンで、
試合で一緒になった時に大ハシャギしてコーチに怒られたという過去があります。
と、言うか今フィギュアに携わる女性で「浅田真央に興味がない」という人はいません。
徹底して知らんぷりを決め込んでいる陣営もいますが、裏を返せば相当意識している証拠。
ただ「浅田真央が好き」と連呼する事で日本でのイメージアップを果たし、
日本のアイスショーに呼んでもらってギャラを稼ぐという魔法のような現象も起きてますが。
とりあえず今一番焦っているのは間違いなくキム・ヨナ陣営。
それは意外にも浅田の高得点にではなく、浅田真央がまさかの守りに入っている事にです。
今季すでに2試合を消化した浅田真央ですが、フリーに組み込んでいる、
3F-3Loと2A-3Tというハイレベルの連続ジャンプを実はまだ一度も飛んでおらず、
3フリップ-2ループと2アクセル-2トゥループに切り替えて飛んでいます。
憶測ですがこれは「ワザと」と見る事もできます。
高難度の連続ジャンプを飛び続け、本番の五輪で簡単なジャンプに切り替えると、
「逃げた」という印象を与えてしまいます。
しかし事前に簡単な方を飛びまくってしまえば、「逃げた」印象は生まれない。
これまで守りに徹してきたキムヨナは、攻めに徹した浅田の自爆に助けられる事が多かった。
つまり、浅田真央に守りに入られると、これ以上守りに入れないキムは困ってしまうのです。
【時のフィギュア38】
2013年10月22日 時の芸術鑑賞(Skate)◆「浅田真央、ラフマニノフ第2番」
ヤバいよね・・・このプログラム。
私あまり誉める時に「ヤバい」は使わないのですが、マジメにヤバいですこのプログラム。
どのくらいかと言うと
演技を見てる間にどんどん前のめりになっちゃうくらいヤバい。
私、去年の「白鳥の湖」は、
「とにかくノーミスの演技が見たい」としきりに言っていたのですが、
もう今回の「第二番」はノーミスで演技されたら気絶して搬送されそうなので大丈夫です。
何て言うか“復讐”だなと思いました。
このプログラムの浅田真央は鬼か悪魔か、とにかく闇から溢れ出す負の力を内蔵してます。
「最後くらい爽やかなプログラムにしたらいいのに」とも思いましたが、
はっきり言って浅田真央のこれまでのフィギュア人生はもうドロ沼中のドロ沼、
爽やかな時なんてほとんど無かったんだから、このプログラムで締めるのは当然と思います。
(つづく)
【時のフィギュア37】
2013年9月19日 時の芸術鑑賞(Skate)◆「月の光(clair de lune)編(後)」
トリプルアクセルはあまり好きではない。
というのもジャンプとしては難易度MAXの大技なのですが、
何となくそこにインパクトが集中しすぎて全体的な流れに影響が出てしまう気がします。
「仮面舞踏会」や「鐘」などの激しいプログラムでは合うのですが、
こういう優しい曲の冒頭にアレを入れてしまうと個人的にちょっと違和感があります。
何が言いたいかというと、
「浅田選手にトリプルアクセルは特に必要ではない」という事です。
浅田選手は・・・
「絶対にいれたい、3Aを外すなんて考えられない」とおっしゃってますが、
私はダブルアクセルに変更した「シェヘラザード(ロシア杯)、白鳥の湖(Jオープン)」
こそが最高傑作だと思っているので正直3アクセルよりは、
フリップ-ループの3回転3回転の方が流れを均一にする点ではいいと思っています。
まあ結論を言うと、
「ソチ五輪の時に3アクセルの成功率が高くない場合、すぐに放棄してほしい」という事です。
実際キム・ヨナ選手は「2アクセル-3トゥループ」、
安藤選手は「4サルコウ、3ルッツ-3ループ」をあっさり放棄してますが、
放棄した試合でも全く文句のつけようがない最高の演技を披露しています。
浅田選手も別に3アクセルがなくても「優雅さ」という最強の武器を持っているので、
戦術を出来るだけ固めておいてほしいな、という感じですかね・・・。
【時のフィギュア36】
2013年9月15日 時の芸術鑑賞(Skate)◆「月の光(clair de lune)編(前)」
以前、このコーナーで浅田真央選手のプログラムの「失敗作」と述べたのですが、
何となく違和感を覚えて、何度か演技を見直したのですが、
ごめんなさい「失敗作」ではないです。
失敗作というより「インパクトがない」と書いたのですが、それは撤回しないです。
当時はフリー「仮面舞踏会」がもの凄いインパクトを持っていたため、
少しかすんでしまった印象がありました。
が、改めて見てみると凄い・・・浅田選手が完全に「夜を照らす光」に成りきっています。
百聞は一見にしかず。http://www.youtube.com/watch?v=NAK0j7Ioef8
という事で賞賛についてはこれで十分なので止めておきます。
この「NHK杯」のショートプログラム(SP)はスパイラル(3:40~)が乱れてしまったのですが、
私の中では最高の「月の光」です。
実は「GPファイナル(韓国)」と「国別対抗戦(代々木)」では、
浅田選手はこのSPを完全にノーミスで滑っています。
しかし、まず韓国の時は観客の皆さんに異常な緊張感があってあまり気に入ってません。
そして代々木の時は冒頭にトリプルアクセルを決めるという偉業を成し遂げたのですが、
正直すごい事を言うと私、トリプルアクセルはあまり好きではない。(続く)
【時のフィギュア35】
2013年8月16日 時の芸術鑑賞(Skate)◆「苦情編(後)」
最後くらいは浅田選手にぴったりな曲で締めくくってほしかったかなと思いました。
妖精や天使を連想させる、去年の「白鳥の湖」などですね。
まあ・・・ローリーさんとタラソワさんが我を譲ろうとしなかったのかなとは思いますが。
今年のSP(ショートプログラム)「ノクターン」は・・・
私もよく聞く曲なのですがやはり浮かんでくるのは2006年の浅田真央ですね。
なので新しい方は正直あまり見たくないです。
この選曲の理由は憶測ですが何となく分かります。
それは浅田真央の振付師ローリー・ニコルがこれと言った結果を残せなかったからでは。
ローリーは浅田真央にまさにピッタリ!な曲、
「月の光」や「愛の夢」などで正直インパクトを残せずに終わってしまった感がありました。
史上最高のスケーターに史上最高の選曲・・・なのにインパクトなし。
そうなると責任はすべて振り付け師に回ります、逆にタラソワ氏は、
「仮面舞踏会」「ラフマニノフの鐘」「白鳥の湖」はもちろん、
エキシビションの曲でもそれは素晴らしい評価を受けました。
そこでローリーは「私にも1コ素晴らしい評価をされた曲があったのよ!!」
と主張したかったんじゃないかと。
しかし「ノクターン2006」は完成されていました、あれは子供の演技じゃない。
なので「大人になった真央にもう一度滑ってもらいたい」という言い分は通用しません。
それだったら子供らしい演技だった「くるみ割り人形2005」を再選してもよかったかと。
まあこれはフリープログラムなのでSPでは無論、再選不可なんですけど。
以上クレームでした。
【時のフィギュア34】
2013年8月7日 時の芸術鑑賞(Skate)「苦情編(前)」
うーん・・・すべては私が描いた最悪のシナリオ通りに進んでいる(何)。
まず先日公開された浅田真央の五輪シーズンの今季SP「ノクターン」。
イ マ イ チ で し た 。
というか・・・浅田真央2006年の神SP「ノクターン」を再度持ち出してくること自体間違い。
あれはファンの間では伝説的プログラムで、超えようがない名作なんです。
とにかくローリー・ニコルを斬らなかったこと自体失敗だと思います。
あのメリハリのないトロトロと泳ぐような印象に残らない振り付け。
しかも何でよりによってカナダ(ローリー出身)でやった五輪の年だけ斬ったんだ(怒)。
まあ百歩ゆずって今回のSP(ショート)はよしとして、
シ ョ ー ト も フ リ ー も ピ ア ノ っ て ど ー よ 。
普通ショートとフリー(ラフマニノフ)は出来るだけ対照的な選曲にするのが当たり前。
しかも、私が一番オイ!と思ったのはどっちの曲も結構なスローテンポ。
フィギュアの曲は実はアップテンポの曲の方が有利と言われています。
理由は1つだけ、速い曲は体を引っ張ってくれて精神的なミスが少なくなるから。
実際、浅田選手も「ノクターン」の時のワールドは失敗してます。
ちなみに言っちゃうとバンクーバー五輪の「ラフマニノフ」の時も失敗した。
【時のフィギュア33】
2013年7月18日 時の芸術鑑賞(Skate)「放浪編2」
自国に厳しい日本のマスコミと言えど、浅田選手への冷たさには目を疑うものがありました。
そして案外なのが普通~の人たち、私の周囲もそうですが、
「もうこれ以上キム・ヨナにボロ負けしないでほしい」という批判がわりとあります。
ネット上でも「いい加減、醜態をさらすなと手紙を送ってやった」
という酷い意見をいくつか見ました。
そして最たるはやはりお母様の逝去、さらにはジャンプの衰え。
「何のために、誰のために戦っているのだろう」と思っても仕方のない状況です。
もう「スケートが楽しいです」と無邪気に語っていた浅田真央はいないのでしょう。
【時のフィギュア32】
2013年6月27日 時の芸術鑑賞(Skate)「放浪編1」
当館おなじみの展開ですが、
このシリーズは現在31にして止まっています。
理由は、完全に人のせいですが浅田真央が引退を示唆したからです。
この「時のフィギュア」を始めようと思った最も大きな理由が、
「日本選手がどれだけルールでイジめられているかを知ってもらいたいから」でした。
しかしその主峰が「やめる」と発言したため一気に書く気が失せてしまったのです。
あの発言から私もなぜやめるのか、色々と考えてみたのですが、
突き当たったのは、やはり浅田選手には味方があまりにも少なすぎるという事でした。
まず韓国、そしてその共謀である世界フィギュア連盟。
明らかに日本つぶしでしょ、といわんばかりのルール改正&八百長採点ラッシュ。
「そんな八百長なんて物的証拠はないでしょ?」というよくあるセリフ、
いいえあります上の写真がブッテキ証拠です(銀メダルの人の花のデカさに注目)。
でもおそらくこれだけなら彼女は「やめる」と言い出さなかったと思います。
意外にも最大の敵だったのは何と母国・・・そう日本でした。
【時のフィギュア31】
2013年4月16日 時の芸術鑑賞(Skate)「浅田真央が来季をもっての引退を示唆」
ショックでした。
ただそれ以外は、何を書いていいのか・・・。
引退する理由として思い浮かぶ事はたくさんありますが、
その全部かもしれないですし、全く違う理由かもしれないので。
とりあえず「示唆」なので、まだ確定ではないという事くらいしか。
ただ言えるのは、この発表に一番青ざめているのは世界フィギュア連盟だと思います。
もちろん浅田真央ファンもこれによって大きな光を失ってしまうわけですが、
散々ルールと判定をねじ負けて日本を叩きつぶそうとしておきながら、
ジャパンマネーを搾れるだけ搾り取ろうとした悪の連盟・・・。
そしてマスコミ・・・早くも引退を非難する記事が出てますが。
基本的に日本という国は他国と違って、自国の選手にも厳しくして、守ろうとはしません。
まあそれが「日本の強さを育んでいる要因」として他国からは評価されてますが、
それでも浅田真央だけは守ってほしかった。
最後に一つ私の憶測を書くなら、
「彼女にはやめる権利が十分にある」という事くらいです。
【時のフィギュア30(歴史編3)】
2013年4月12日 時の芸術鑑賞(Skate)2005 - 2006
・日本スケート連盟の資金不正問題が発覚
上役が全員クビ、連盟のどす黒さが露呈した。
そして日本会長(世界フィギュア連盟・副会長)が退いた事で、
世界における日本の権威が消失、
これが後に起こる「ルール暴走」の起点とされている。
・世界ジュニア、「優勝確実」の浅田真央がまさかのミス連発。
初めてライバル、キム・ヨナに敗北を喫する。
これが日韓で大きな注目を集め、特に韓国での注目が異様な熱気を帯び始める。
2006-2007
・浅田真央がアメリカ杯に出場。
フリーで崩れるも、この時のショート「ノクターン」は、
今なお浅田真央・SP最高傑作として語り継がれている。
http://www.youtube.com/watch?v=ZmyUwtmch9w
・グランプリファイナル(ロシア)。
ショートで首位に立った浅田真央がフリーで失敗連発。
その他の日本選手も惨敗、
高橋大輔いわく「ホテルの食事にみんなアタった」。
そしてキム・ヨナがフリーで首位に立ち優勝。
この頃からコアなファンは得点の「異常」に気づき始める。
【時のフィギュア29(ワールド編+1)】
2013年3月31日 時の芸術鑑賞(Skate)「世界選手権・ロンドン(古っ)」
先ほどHDDを整理していてショッキングな事が起きました。
「女子ショート」の編集をしていて、キム・ヨナの「ヴァンパイア」は残したのに、
浅田真央の「アイガットリズム」は消してしまった(爆)。
かなり申し訳ないのですが、しょうがないと言えばしょうがないんですよね・・・。
やはりキム・ヨナの「吸血鬼」は迫力強烈、ホラー映画より怖いホラー演技という感じで。
対照的に浅田選手の「リズム」は・・・まあファンの間でも評判はバツでしたが、
私としては幼稚園のおゆうぎ?という感じで、史上最悪のSPでした。
基本的に五輪のシーズンは「万人受けするプログラム」を選び、
1年前のプレシーズン(今季)には「↑で表現しきれない部分を補強するプログラム」
を選ぶ事が鉄則となっています。
おそらく振り付け師のローリー・ニコルさんは、
「浅田選手の表情豊かな演技」な補強プログラムとして選んだのだと思われますが、
あの仕草では完全にジュニアの演技です。
結論から言ってローリーさんはクビにすべきだと思います。
というかこれ5年くらい前から言われている事なので、この辺りが浅田陣営の弱みです。
浅田選手は7年前から振り付け師を大きく変えていません。
それを言うとキム・ヨナも7年前から変えていないのですが、
それは振り付け師のデヴィット・ウィルソンがあまりに優秀だからです。
ハッとなるような新鋭的な振り付けを組み込めないニコル、
優雅なプログラムは作れるが新採点になかなか適応できないタラソワさん・・・
この二人は来シーズンも当確らしいので期待せずに期待しとこうという感じです・・・
【時のフィギュア28(ワールド編・最終)】
2013年3月21日 時の芸術鑑賞(Skate)◆「世界選手権・ロンドン(感想・後編)」
つづいて4位の村上選手。
どー見ても銀メダルの演技でしたが、出ましたね表彰台降ろし攻撃。
巨悪・世界連盟は「キム・ヨナを勝たせたい」のと同じくらい、
特定の選手(コストナー、ロシェット(引退)を表彰台に乗せたいと考えています。
しかし浅田真央はどう考えても3位には食い込む。
となると邪魔なのは3番目の席に座ろうとする日本人選手。
これを言うと真っ先に上がったのは安藤美姫でしたね、もーコリゴリなくらい。
五輪で表彰台を狙うならコストナーの自爆待ちが必要です。
そして3位に浅田真央、序盤の2本をミスるとやはり悲壮感が漂いますね。
彼女はメンタルが弱いとよく言われますが、あれは2割アタリで8割ハズレです。
ハズレというのはまず緊張を殆どしない事、これは今までの大舞台からも明らか。
アタリというのは突発的なメンタル・アクシデントに弱い。
メディアには掲載されませんが浅田選手は現地入りすると何かしらトラブルが多い。
やはりお母様がいなくなった事で、マスコミへのガードが緩んでいるのかも。
日本で滑ると成績がいい、と揶揄される事も結構アタッてるんですよね・・・。
プログラム「白鳥の湖」ですが、ステップ終盤の片手を振る箇所は洗練されてました。
ただ前半の両手をバッと横に広げる所と、止まる直前に片手を横に差し出す仕草が劣化。
前に浅田選手は振り付けの強調が苦手と書きましたが、
これより問題なのは周囲のアドバイスが甘いという事です。
特に頼みの綱であるタラソワ様は、変なところを改悪してしまう癖があり、
「四大陸」では最後のポーズが大げさな両手クロスに変わって、
清楚な白鳥のイメージが破綻しかねない「ドヤ」風に変わってました。
しかしワールドでは元の振り付けに戻っていました、これは正しかったと思います。
最後にソチへの課題は、やはりジャンプ。
3アクセル:今の問題は重心が右に傾くことだけ、ソチには多分間に合う。
ルッツ:間に合わない、eマーク覚悟か、外すかどっちか。
フリップ:一番の課題、とにかく回転不足を消さないと致命傷になる。
ループ&サルコウ&トゥループ:あと少し上達すればOK。
とりあえず言いたい事は大体こんなとこですか(なげーよ…)。
【時のフィギュア27(ワールド編6)】
2013年3月20日 時の芸術鑑賞(Skate)◆「世界選手権・ロンドン(感想・前編)」
冷めない内に一気に書いときます。
まず男子パトリック・チャン、カナダの不思議パワーで優勝。
これまで驚愕のビックリマウスと態度で世界をドン引きさせてきた彼ですが、
とにかくメンタルが成長しませんね、崩れる時はいともあっさり。
ただハッキリ言ってこれは勝たせた回りも悪い、2位以下もノーミス不在。
2位テン選手も3フリップが抜けてあのガッツポーズはちょっと、
もう少し目標を高めに持ってほしいです。
4位の羽生選手は終盤ステップは酸欠でしたが中盤ステップは完全に手抜き。
と言っても責めているわけではなく、
あれをやったから大きなジャンプミスを出さずに3枠確保に成功したわけで。
これはさすがカナダの策士・ブライアンオーサーの力。
時のソチ予想は◎「羽生選手」、チャンは多分ガタガタになって3位滑り込みくらい。
続いて女子。
2年ぶりにも関わらずキム・ヨナが圧勝、もう本当に色んな意味で凄いです。
たとえば以前1年休んでいた安藤選手がTVに緊急出演した時は、
アクセルはおろか得意のサルコウまで大コケして完全に放送事故でした。
ヨナ選手はとにかく練習嫌いな人なので、そこはもう才能でしょうか。
ルッツが劣化気味でしたがサルコウの流れなどは格段に良くなっていました。
あとは精神力、“もう金メダルなんていらねーよ”的な余裕全開の振る舞い。
いつも泣きそうな顔で出てくる浅田選手はちょっと差をつけられた気も・・・。
あと余談ですがyahooニュースのコメントなどで案の定ボロクソ書かれていましたが、
誰がどう見ても勝ちだった以上、今騒ぐと負け惜しみになるのでやめてほしいです。
【時のフィギュア26(ワールド編5)】
2013年3月17日 時の芸術鑑賞(Skate) コメント (2)◆「世界選手権・ロンドン(やっぱカナダ)」
と、言うわけで今、見終わりました。
優勝はキム・ヨナ選手、やはり凄い、素晴らしかったです。
こう書くと「エ?嫌ってるんじゃなかったの?」と言われそうですが、
私が嫌っているのは「キムヨナの変な判定」だけなので、
あれだけ完璧にされたら、褒めるしかないですし、褒めなければならないと思います。
まあ最後の点はさすがに出すぎですが、勝ちは勝ち。
それより、やはり浅田真央の「白鳥の湖」・・・。
私は半日ほどネット(情報)を遮断して最高の演技を待ちわびたのですが・・・
正直、私の周囲に「ほらやっぱキムヨナの方が上じゃん」と言われても言い返せないです。
今までの浅田選手の失敗は実は精神的なものより事故的なものの方が多かったのですが、
今日は・・・さすがにメンタルですね、演技前の顔を見て「ヤバイ」と思いました。
対してキム・ヨナはあれだけの演技の後にこれといったガッツポーズもなし・・・。
結論を言うと私の中のベスト「白鳥の湖」は1/23に載せた
http://www.youtube.com/watch?v=_X9LsblRCtA
でした。
続きはまた後日。
【時のフィギュア25(ワールド編4)】
2013年3月17日 時の芸術鑑賞(Skate) コメント (2)◆「世界選手権・ロンドン(やっぱりカナダ)」
男子の結果について。
1位パトリックちゃん、ナメてますね。
事前に2回転倒したとは聞いてましたが、目に見える失敗は何と4発。
それでフリー2位、まあなぜこうなったかと言うと全ての元凶は「カナダ」です。
これは後でじ~っくり書いてやるのでお楽しみに。
今日のMVPは羽生選手。
全く構成を下げずに臨んでました、正直私は反対でしたが・・・。
「結果が8割出る」といわれる6分間練習でジャンプが全く決まってないのに、
本番はほぼノーミス。
「頑張ってくれたこの足に感謝したい」って・・・頑張ったのは君だよ羽生くん。
無良選手の「Shogun」もそつなくビックリしました。
もう少し振付をハデにしてほしいかなと思いましたが、あの音楽海外では人気です。
さあ今夜はいよいよ女子フリー。(私は放送まで結果を知りません)
浅田真央の白鳥は天高く舞い上がるのか。
それとも女王キム・ヨナの邪黒パワーがそれを阻止するか(笑)。
メンタル×な村上さんはあんま期待しない方がいいです。(余計な一言)