【時のフィギュア24(ワールド編3)】
2013年3月15日 時の芸術鑑賞(Skate) コメント (4)◆「世界選手権・ロンドン(カナダだよ)」
まずキム・ヨナ選手が69点で1位。
完全にキレてましたね、本当は最後にギロッと睨むのをフジがなぜかカットしてました。
フリップでe判定は厳しいですね、こうなるとルッツとフリップが今後乱れるのは必至。
しかし久々に見たら顔が一段と怖くなった印象が・・・。
浅田真央選手は3Aと3Fが両足着氷、さらにループが入り方をミスッて1回転。
まあ運がなかったかなという印象、ただ3Aは回りきっての両足なので希望が持てます。
というか私としてはこの結果、最高なんですよね(爆)。
なぜなら私が最も楽しみにしているのは「完成版の白鳥の湖」。
ただそれをやってしまうと世界女王→ソチでプレッシャーの流れになってしまうので、
ある程度ショートで出遅れて真央パワーを得意のフリーでぶちかましてほしいです。
この後は男子。
点数より枠取りを意識して羽生くんは徹底防御(つまり4回転回避)に入ってもらいたい。
土曜競馬はごめんなさい、さっぱり分からずリタイアします。(ヲイ?!)
【時のフィギュア23(ワールド編2)】
2013年3月14日 時の芸術鑑賞(Skate) コメント (2)◆「世界選手権・ロンドン(イギリスではない)」
出遅れましたね、日本男子。
でも正直言ってこの大会、あんま勝たない方がいいんですよね(爆)。
何しろここを勝って世界王者になると、来年のソチ五輪で大本命になって、
プレッシャーを受けて自滅、という事が何度も繰り返されてきたからです。
(まあ4年前のライサチェック&キムヨナはそのジンクスを跳ね返しましたが)
昨日「見どころは特に・・・」と書いたのはそれが一番の理由です。
浅田選手は現在のところトリプルアクセル不調・・・
ちょっと暗雲ですね、ですけど、
ここはあんま勝たない方がいい(笑)。
パトリックチャンはここで優勝→ソチでボロ負けの構図が早くも浮かび上がる・・・
それにしても今週の競馬、難しすぎますね・・・。
投資はとてもじゃないですけど出せそうにありません(毎度だろ)。
【時のフィギュア22(ワールド編1)】
2013年3月13日 時の芸術鑑賞(Skate) コメント (2)・「世界選手権・ロンドン(なのにカナダ)」
年に一度の総決算という事で見どころなんか書いてみます。
えーと、見どころはありません。(大爆発)
ファンを自称する身でスゴいこと言いましたね、私。
何しろ審判に愛されクイーン・キムヨナ様と、
愛されキングのパトリックチャンが出てくるからです、しかもよりによってカナダで。
私の周囲は「やっぱキムヨナが出てこないと面白くないよね~」なんて言ってますが、
純ファンからすると「あの人が出てくるとフィギュアがスポーツじゃなくなる」という感じで。
WBCでも韓国が敗退した時に「これでようやく普通に野球を楽しめる」
というホッとした意見を見ましたがそれと同じですね。
まあせっかく皆、頑張るのに見どころ無しではひどいのでいくつか。
まず男子はやはり4回転勝負ですね、ただ日本人選手の調子がいまいちみたいで、
それだったら4回転は最低限に減らしてほしいです。
女子はやはり浅田真央の3アクセル、3フリップ-3ループの二刀流が決まるかどうか。
キム・ヨナ選手は「2アクセル-3トゥループ」を練習しているという情報が来たのですが、
「2アクセルは2回まで」ルールが出来た今、どういう構成で飛ぶの??とかなり疑問です。
まあその辺りも生暖かく見守るとするか・・・。
あ、見どころを1コ思い出しました。
この嫌韓ブームのさなか、韓流フジがキム・ヨナをどう扱うのか!(爆?!)
【時のフィギュア21(歴史編4)】
2013年3月11日 時の芸術鑑賞(Skate)「トリノ五輪、裏では何が起こっていたか(2)」
浅田真央が出場できなかった二つ目の理由、それは日本連盟や世界連盟はおろか、
ファンですら妄想してしまった事なのですが、
「もし金メダルを獲ったら浅田真央ストーリーが終わってしまう」
という意見でした。
意見は分かれますが、私もトリノに浅田選手が出ていたら金メダルだったと思います。
なぜなら当時の彼女は無邪気そのもの、緊張とは無縁にルンルン滑っていたからです。
もし「トリノで浅田真央が金メダル!」なんて事になったら・・・
「じゃあ次のバンクーバーは別に獲れなくてもいいよね」という事になってしまいます。
これを皆が予想して、特にマスコミやテレビ局は
「正直ここは出ないで・・・浅田真央、バンクーバーへの4年間の死闘!」
というシナリオになってくれた方が明らかに“儲かる”と思ったはずです。
恥ずかしい話、私も「確かにここは出ずに4年後になった方が面白い」とは思ってました。
後で書く事になると思いますが、
これはバンクーバーでの浅田真央VSキムヨナでも言われた事でした。
確かにあそこで浅田真央がトリノに出ていたら・・・
一体どういう歴史になっていたのか、は想像の域を出ないですね。
【時のフィギュア20(歴史編3)】
2013年3月8日 時の芸術鑑賞(Skate) コメント (2)◆「トリノオリンピック、裏では何が起こっていたのか」
・浅田真央、年齢制限によって出場不可に
たった40日という時間差、過去には出場が認められた前例もあり、
特例は出るだろうという大方の観測がありました。
しかしそれでも特例が出なかった事には二つの理由があると言われています。
一つは村主章枝、荒川静香とは違って出場権を持たないトヨタ所属の安藤選手を、
3番目の代表選手としてどうしても連盟が選びたかったという事。
これはおそらくスポンサーというか大人の事情といったところでしょう。
安藤選手やトヨタに非はありません、
しかし後に“金”がらみの大事件を起こす日本連盟が頑なに譲らなかったのは事実です。
この一連の経緯から、この時に安藤選手のアンチが最も増えてしまったともいえます。
土曜競馬の予想は分からなすぎるのでパスします。
【時のフィギュア19(歴史編2)】
2013年3月6日 時の芸術鑑賞(Skate)2004-2005
・浅田真央が「世界ジュニア」で驚異的な演技を魅せ圧勝。
この演技は今なおジュニア史・最高の演技として賞賛されている。
http://www.youtube.com/watch?v=XbPbbUeQ3Kw
ちなみに2位は好演技もほとんど注目されなかったキム・ヨナ。
まだ知名度は無かったが、
この頃の彼女のブログからは日本への複雑な意識がうかがえる。
2005-2006
・浅田真央が鮮烈なシニアデビュー。
後にトリノで金、銀、銅となる荒川静香、コーエン、スルツカヤを撃破。
特に東京ファイナルでの伝説の演技「くるみ割り人形」は、
視聴率40%をマークし、翌日のスポーツ紙の一面を独占した。
・浅田真央のトリノ出場「不可」が確定
世界中から出場を求める声もむなしく、年齢制限を重視。
この時の日本連盟の「ヒラが社長にお願いできないのと同じ」
という言い訳が反感を買う。
・トリノ五輪、荒川静香が「トゥーランドット」を滑り、優勝。
この五輪における日本唯一の金メダルとなり、列島を歓喜に沸かせた。
・トリノ五輪、安藤美姫は4回転を含むジャンプ転倒を連発して惨敗。
その後の「トリノには4回転を飛びにきた」という発言がバッシングを浴びる。
後に本人も「あの時は代表としての責任感がなさすぎた」と述べている。
よく荒川選手に関して「運よく金を取った人」という意見を聞きますが、
業界では「まだ浅田真央は荒川静香を超えていない」と一部言われるほど、
スケーティングが素晴らしいスケーターなのです。
【時のフィギュア18(歴史編1)】
2013年2月28日 時の芸術鑑賞(Skate)・「歴史編(2004~2013)」
ここまで「内情編」を連載してきた「時のフィギュア」、ここからは歴史編に入ります。
おそらく今までの内容を見た方は「そう、そう」と思われた方より、
「そうだったの?」と思われた人の方が格段に多いと思います。
しかしフィギュアの恐ろしい舞台裏が明らかになるのはここからです。
これから書く事はすべて「悲しみの歴史」です。
「悲しみ」と断言してしまうと、闘い続けた日本人選手に失礼かもしれませんが、
華やかなフィギュアスケートが選手やファンたちに牙を剥け続けたこの十年の歴史は、
私にとっては「悲しみ」以外の何物でもないのです。
・・・浅田真央は、本当は何に傷つき、何と闘い続けていたのか?
キム・ヨナは何を手に入れ、何を失っていったのか?
そしてファンは何を目撃し、何を叫び続けたのか?
今、ここから紐解きます。
【時のフィギュア17(内情編+1)】
2013年2月20日 時の芸術鑑賞(Skate)「安藤美姫というスケーター」
よくフィギュアファンは、
「浅田真央とキムヨナの比較ばかり聞かされるのはウンザリ」と言う人が多いです。
私もここまで両選手の比較をメインに書いてきましたが、
それはこの2人を比較させるとフィギュア諸々の説明が円滑にいくからです。
しかし忘れてはならない選手がいます、安藤美姫選手です。
☆ここが凄い!
「ジャンプの素質(運動神経)が天才的」「天使から女王の役まで表現の幅が広い」
「エッジワークが凄い(http://www.youtube.com/watch?v=mpIxB-06MsQ)」
「音楽表現もバッチリ」「容姿(美人)」「ここ一番に強い(ワールド制覇2回)」
よく私は「浅田真央とキムヨナを足して2(強)で割った選手」、
と言っています。
2(強)って何だよという感じですが、2で割ってしまうともはや最強の選手になるので、
ちょっと割りすぎた感じです。
しかしこの選手の特徴として有名なのが「アンチが多い」という事です。
確かに私も「言い訳が多い」「嫉妬心が強い」「浅田の優勝を微妙なタイミングで奪う」
辺りは把握しています。
しかし上記のように、この選手にはこれらの欠点を余裕でカバーできる才能があるのです。
そして、フィギュア連盟の「日本人(真央)つぶし」の最たる被害者でもあります。
安藤選手も「4回転サルコウ、3回転-3回転、3フリップ」が得点にならなくなったり
さらに“特定の選手”を表彰台に乗せるために不本意な形で評価を下げられたり、
もっともヨナ陣営が本当に恐れていたのは浅田より安藤、という説もあるくらいです。
彼女は「女という生き物」・・・「妖艶、嫉妬、神秘」を表現する事にはピカイチです。
これは浅田(天使)&ヨナ(悪魔)には出来ない芸当です。
特にバンクーバーで私が一番感動したのは安藤選手の「クレオパトラ」でした。
まさにクレオパトラがカナダにいた!くらいの衝撃を受けました。
http://www.youtube.com/watch?v=wTX09GUugpo
しかし何故か点が伸びず5位・・・
マスコミに叩かれ、話題は浅田真央にさらわれ、美しい表現力も評価してもらえず。
それでも彼女は文句一つ言わずに結果を受け入れ、勝負の姿勢を保ち続けました。
彼女が「女」を表現できる理由、
それはどれだけルールに裏切られてもフィギュアを裏切らなかったからです。
来年が最後のシーズンになるとの報道が出ていますが、
心から頑張ってもらいたいと思っています。
来週から【歴史編(2004~2013)】です。
【時のフィギュア16(内情編最終)】
2013年2月15日 時の芸術鑑賞(Skate)闇ルール4「ダウングレード(回転不足)」
ヨナ選手のジャンプは本当に模範的で「幅・高さ・流れ」はお見事です。
ただ回転速度が遅い(だからキレイに見える)という弱点がありました。
他に「4サルコウ、3アクセル、3ループ」といった日本選手の大技も、
飛ぶことは出来ず、技術的にはどうあがいても勝てなかったのですが、
キム・ヨナ選手の成績が一気に勢いづいたのもこのルールが出来てからでした。
そしてもう1つ強調したいこと。
それは最も大きい2つ目の恐ろしさ、
「このルールが及ぼす影響は得点面ではなく精神面の方が大きい」事。
つまり浅田選手たちは「確実に回りきって降りないと点にならない」、
逆にキム・ヨナ選手は「とにかく降りればちゃんと点になる」、
この差はデカイ。
ジャンプは少しの気の弱さ、気の強さが転倒につながります。
そんな状況でこんなプレッシャー掛けられたら、ひとたまりもない。
つまり五輪の時、浅田・安藤選手たちは、
こんな恐ろしいハンデを背負って滑っていた事になるのです。
それでもあれだけの演技をした日本人選手、
それでも・・・審判たちは認めようとしませんでした。
来週からフィギュアは【歴史編】へ、週1更新となります。
【時のフィギュア15(内情編)】
2013年2月14日 時の芸術鑑賞(Skate) コメント (2)闇ルール4「ダウングレード(回転不足)」
たった数センチ足りないだけで10点が3点に・・・
男子選手たちにも大打撃を及ぼしたこの凶悪ルール。
さらに耳を疑う事にこのルールの恐ろしさはあと2つあるのです。
1つは日本人選手のジャンプはまず確実に回転不足を取られてしまう事、
そして・・・キム・ヨナを含む特定の選手のジャンプはまず確実に回転不足を取られない事。
え、あのヒト不足してるの?と思った方いらっしゃるかと思いますが、
不 足 し て ま す 。
特に毎回確実に不足するのが後半のコンボ「2アクセル-3トゥループ」。
今はこのコンボはやめてますが、他の単独ジャンプもけっこー不足してます。
言っちゃうと最初の大技「3ルッツ-3トゥループ」も時々、足りてない。
「じゃあ何でルール違反なのにクレームが出ないの?」
と思った方もいらっしゃると思いますが、
それは毎回、回転が「OK/NG」ラインの中間付近、
つまり境界線辺りに降りてくるのが普通だからプロでも判定できないのです。
(というかキムヨナの場合NGラインでも不足を取られない、笑)
要はジャッジ(1名!)が足りてると言えばOK、足りてないと言えばNG、
順位操作なんてどうにでもなる。
【時のフィギュア14(内情編)】
2013年2月13日 時の芸術鑑賞(Skate)闇ルール4「ダウングレード」
おそらくフィギュアの放送を見ていて、
「うーん・・・今のジャンプは回転が足りなかったかも」
というセリフを耳にした、という方は多いと思います。
そもそも解説者なのに「かも」って何だよ、という感じですが、
あれはしょうがないのです、「誰にも分からない」んですから。
そして一見、キレイなジャンプにしか見えないのに、
解説者「うーん回転が・・・回転がどうかな~・・・」ってオイ!
もはやこのルールが出来て皆、足元しか見なくなりました。
あの浅田選手の美しいトリプルアクセルも皆~足元凝視(笑)。
「フィギュアを殺害してでも、日本に勝ちたいのですか?」
このルールによって、浅田選手の3アクセルはギリギリで難を逃れたものの、
安藤選手の4回転、そして両選手の3回転-3回転はほぼ点にならなくなってしまいました。
よく「この二人って3-3飛べないの?」
という質問を頂きますが、「飛べないんじゃなくて飛べなくされたの」というのが正解です。
そして出る得点も全く予想がつかない・・・
たった数cmのズレで順位が変わる、そしてその判定を決めるのは、
審判1人!もうこの時点で八百長直行。
【時のフィギュア13(内情編)】
2013年2月12日 時の芸術鑑賞(Skate)闇ルール4「ダウングレード(回転不足) 導入2008年」
闇、なんてレベルじゃないです。
フィギュア界に突如現れ、猛威を振るった巨悪ルール・・・
安藤美姫、浅田真央の連続ワールド制覇に業を煮やしたキムヨナ陣営が放った、
“最凶の一発”・・・“フィギュアを殺した一撃”・・・
それがこの「ダウングレード」です。
とりあえずルールを1文で説明するので、
どこが「変」なのか注目してみて下さい。
【もしトリプルアクセルの回転が少しでも足りなければ、
ダブルアクセルと認定して、そこからさらに減点する】
でしょ?変でしょ?
これほとんど得点0ですよ、しかもまだやってるんですよ。
今は少し軽減化されましたが、
ひどい時は浅田選手の美しい3アクセルが2~3点なんてザラでした。
多分、史上一番ヒドかったので有名なのはコレですかね・・・
http://www.youtube.com/watch?v=x2KRWFCiyKA
冒頭に4回転、後半にルッツ2本、キム・ヨナがやったら140点は出たであろう名演技。
【時のフィギュア12(四大陸選手権)】
2013年2月11日 時の芸術鑑賞(Skate)ルール分析の途中ですが、
せっかくのタイムリーなので昨日の感想を少し。
浅田選手のフリー。
少し力みすぎてしまいましたかね、
浅田選手はショートから逃げ切るという戦法は不慣れなのでそこが影響したでしょうか。
3アクセルは回転不足でしたが、3フリップ-3ループは凄いの一言。
あれは男子でもなかなか出来ない大技です。
得点ですが、演技構成点が68、ハッキリ言って少ないです。
もはや浅田真央・史上最高傑作と一部ささやかれる「白鳥の湖」、70でも足りません。
これが韓国やカナダの選手だったら平気で75くらい貢ぐくせに・・・。
あとコンビネーションが回転不足を取られました。
まあ確かに少しばか足りてなかったですが、韓国やカナダの選手だったら見逃すクセに・・・。
明日から最後にして最大の闇ルール「ダウングレード(回転不足)」について触れます。
【時のフィギュア11(内情編)】
2013年2月10日 時の芸術鑑賞(Skate) コメント (1)闇ルール3「演技構成点(導入2003年)」
とにかくヨナ選手は「上手く魅せるのがハンパなく上手い」です。
足が堅いスパイラルも観客席ギリギリを豪快に滑って歓声を誘ったり、
スタミナ保持のために動きのないパートを色気全開でごまかしたり、
エッジワークの甘さを上半身のしなやかさでカバーしたり、
要領がいいというか、賢いです、多分策士をやとってますね。
これによって「表現力:浅田真央<<<キム・ヨナ」
の誤った公式が世間に広まってしまいました。
まず審判が得点を操作し、メディアが広め、日本スケート連盟(バカ)が広め、
一般の世に浸透していったのです。
「表現力:浅田真央>キム・ヨナ」という、
真実の公式を胸に信じているのはささやかなフィギュアファンだけ・・・。
「キムはただのセックスアピール(色気)だけ」
辛らつな言葉ですが、これはアメリカの解説者が放った一言です。
私も思います、ヨナ選手のピークはまだ少女だった頃の、デビュー1年目でしたから。
・・・私もそうでした。
キム・ヨナ選手が「氷上の女優」としてのし上がっていく過程で、
世界のキムヨナ・ファンは悲しみに満ちた「失望」をつきつけられていったのです。
なお、浅田選手の表現力については割愛させて頂きました。
どうしても知りたいという方は今夜の演技をご覧ください。
【時のフィギュア10(内情編)】
2013年2月9日 時の芸術鑑賞(Skate)・浅田真央「音楽を全身で美しく表現している」
Mao Asada「She became a Music!」(まるで楽器そのものだ)
・キム・ヨナ「音楽を上半身で美しく表現している」「女王としての強力なオーラがある」
「表情がスゴい」
Yuna Kim「She is Like Actress on the ice」(氷上の女優だ)
近年のキム・ヨナ選手ももうその辺りは重々承知していて、
毎年「ストーリー」のある歌の選曲しか出来ていない状況です。
しかも大体が悪女系のストーリー・・・。
しかし、私もヨナ選手の「表現」を全否定しているわけではないです。
彼女は浅田真央が「苦手なもの」を豊富に持っています。
まずその「表情」、浅田真央も今は表情を演技に取り入れていますが、
作れるのはどうにか笑顔だけ、あとの表情はやはりぎこちない。
二つ目は「オーラ」、浅田真央が持っているのは妖精としての優雅さ、
対してキム・ヨナは「私を見なさい!」的な女王的絶対オーラ。
やはり後者の方がインパクトは強いです。
三つ目は意外と重要なのですが「振り付けの強弱」。
ヨナ選手はその演技のどこが「一番見せ場なのか」を、
把握していて自ら振り付けを強調したり、改良したりしています。
しかし浅田選手はもったいない、と感じるように決め所が甘かったり、
ひどい時にはシーズンの途中でそのパートが消えてしまったり・・・
【時のフィギュア9(内情編)】
2013年2月8日 時の芸術鑑賞(Skate)闇ルール3「演技構成点」
・浅田真央「音楽を全身で美しく表現している」
Mao Asada「She became a Music!」(まるで楽器そのものだ)
・キムヨナ「音楽を上半身で美しく表現している」「女王としての強力なオーラがある」
「表情がスゴい」
Yuna Kim「She is Like Actress on the ice」(氷上の女優だ)
という事でキム・ヨナ選手の勝ち・・・ってちょっと待った。
まずオーラがあるだけで点が上がるのは変でしょ。
あと「表情」は別に氷の上でなくても出来ます。
しかも実際に会場にいた人たちは審判も含め、
「テレビと違って顔が見えなかった」という感想が多いです。
ちなみに男子選手で表情を作ってる人なんてほぼゼロ。
と、なると音楽を足(下半身)で表現しきれていない、
キム・ヨナ選手の方が下、というごく単純な計算をファンはしているだけなのです。
【時のフィギュア8(内情編)】
2013年2月7日 時の芸術鑑賞(Skate)闇ルール3「演技構成点」
いわゆる「表現力」に関する得点です。
【スケート技術・要素のつなぎ・ 身のこなし・ 振り付け・ 曲の解釈】
の5部門で点数化されます。
突然ですが「浅田真央とキムヨナ、どっちが表現力ありますか?」
という質問をすると大体答えは、
「キムヨナでしょ」と返ってきます。
これは私の周囲でも必ず「キムヨナの方が上、真央ちゃんは子供っぽい」
といった回答が返ってきます。
むしろ親友(高倉くん)は「何もかもキムヨナが圧倒的に上」
なんてヌカしました、ジャンプの種類も知らない分際で。
しかし、フィギュア通に聞くとあっさり「浅田真央」
と返ってきます。
私もそう答えます、ルールの詳細を知っているからです。
では二人の表現力について分析してみます、
この二人は本当に180度違っているといってもいい二人なのです。
【時のフィギュア7(内情編)】
2013年2月6日 時の芸術鑑賞(Skate)闇ルール2「GOE(導入2003年)」
まずこれは「キム・ヨナのために造られたルール」ではありません。
導入が昔ですからね、なので正確に言うと、
「キム・ヨナのために上手く利用されてしまったルール」という感じです。
GOEと英語で言っても意味はただの「加点&減点」。
美しいジャンプには加点、乱れたジャンプには減点といった簡単なルールです。
しかし、フィギュアは1点、2点が勝敗を左右する事も多く、
これを上手く使えば特定の選手を上にする事もできる、という怖いルールなのです。
実際キム・ヨナは「GOEの女王」と呼ばれるほど加点を莫大に得ている選手で、
五輪ではジャンプの美しい浅田選手にGOEだけで10点近く差をつけました。
このルールは、悪というよりは、威力がデカすぎという印象です。
五輪で3アクセルを3回も決めた浅田選手は「オマケ」的なこのルールで、
2アクセルを3回も飛んだキム・ヨナ選手に圧敗してしまったわけですから。
確かにキム・ヨナ選手のジャンプは模範的ですが、10点はいくら何でも・・・。
このルールの最大の闇は、
「GOEで何点とったかは、ファンが英語サイトをじっと見ないと分からない」点。
つまり世界のほとんどの人にバレる事なく順位操作ができてしまうルールなのです。
【時のフィギュア6(内情編)】
2013年2月5日 時の芸術鑑賞(Skate)◆闇ルール1「エッジエラー(導入2007)」
このルールによって大方の女子選手が5点近く失いました。
普通ジャンプは加点で2点ほどもらえるのですが、
これに引っ掛かるとジャンプが3点ほど減点されてしまうからです。
ただ、ファンの間ではこのルールは「あって当然」という声が大半です。
何せルール通り難しいルッツを飛んでいる選手からすると、
ほとんどフリップに近い浅田選手の楽なルッツに苦情がつくのも仕方ありません。
ただ、「闇」と書いた理由は2つ。
1つはこのルールが出来たのが突然すぎて、全女子選手が大パニックになったという事実。
そして・・・2つ目はキム・ヨナ選手の誤ったフリップだけがなぜか減点されなかった事。
確かに「傾き」が違うだけなのですが、これは大きな騒動、というか起点となりました。
それは「フィギュアに何か悪い事が起こりつつある」・・・という懸念の起点でした。
【時のフィギュア5(内情編)】
2013年2月1日 時の芸術鑑賞(Skate)・「なぜ実力的に上のはずの浅田真央が、下であるキム・ヨナに苦戦しているのか?」
答えはズバリ、「ルール」です。
キム・ヨナの脅威的な強さの背景には「4つのルール」が幅を利かせているのです。
その4つのルールを1つずつ・・・威力が弱い順に紹介していこうと思います。
◆ルール1「エッジエラー(導入2007年)」
このルールの説明が一番難しいですね。
対象となるジャンプは「ルッツとフリップ」、以前に解説した時は省いたのですが、
ルッツとフリップにはもう一つ決め事があって、それはザックリ言うと、
「離氷する瞬間に靴が、ルッツは左、フリップは右に傾いていなければならない」のです。
このルールに引っ掛かってしまうのは女子選手の何とほぼ100%。
男子はほぼ大丈夫でしたが、このルールが出来て女性選手は一斉にパニくりました。
なぜならこの傾きの矯正はすっごーく難しく、未だにクリアした選手はほぼいません。
特に浅田選手はルッツが右に傾いているだけでなく軌道まで右に傾いていたため、
大きなダメージを受け、6年経った今も矯正は成功していません・・・。
他に安藤美姫(フリップ)もそうですが、
このルールでほぼ全ての女性選手は高得点のジャンプを一つ失ってしまいました。
が、しかし・・・このルールでなぜか減点されない選手がお隣の国に1名いたのです。