―「ユニコーンS’07」
 
【長く誇らかな道】

 
1着「ロングプライド」○  :武豊、1:36.9、上がり36.3秒、1番人気

2着「フェラーリピサ」◎  :岩田、1:37.0、36.6、2人
3着「ナムラジョンブル」注 :小林、1:37.1、37.1、7人
4着「トーホウレーサー」  :後藤、1:37.3、37.1、4人
5着「エスケーカントリー」 11着「マイネルレーニア」△ 12着「シャドウストライプ」▲
 

馬連:260円       3連単:5210円
 

「ロングプライド」
が制勝。
激突に突入した前2頭をまとめて、高速流に乗って後方から差し切りました。
「サクラローレル」初のダート重賞馬が誕生、期待も大きいのではないでしょうか。
なお『ユートピア,カネヒキリ』など未来のダート王を多く輩出してきたこのレース、
例年より勝ち時計は若干遅目でしたが、来秋は古馬と混じってどうでしょう。
 
一方2着に惜敗、アドマイヤ新隊長の岩田「フェラーリピサ」
今回は斤量が効きましたね、ダートでは未だ全連対でこちらも世代を牽引するでしょう。
3着「ナムラジョンブル」はHペースを先行して人気馬と接戦ですから、上々の内容。
【安田記念】でも感じましたが、やはり何事も“距離短縮組”は強いですね。
 
 
日曜、小牧ふとしさんが落馬で軽傷を負われたそうですが、
来週からは騎乗が出来るようで、安心して突つく事ができそうです。(懲りずに…)


―『安田記念』
 
【怒れる獅子の咆哮】
 

優勝『ダイワメジャー』:牡6,安勝,1:32.3,上がり34.4秒,2番人気
2着「コンゴウリキシオー」:牡5、藤田伸二、1:32.3、34.8秒、3番人気
3着「ジョリーダンス」◎ :牝6、秋山真一郎、1:32.7、34.7秒、9番人気
4着「アドマイヤキッス」▲:牝4、川田将雅、1:32.7、34.4秒、15番人気
5着「スズカフェニックス」 :牡5、武豊、1:32.8、34.3秒、1番人気

6着「エイシンドーバー」       7着『グッドババ』穴
8着『キストゥヘヴン』         9着『ジョイフルウィナー』注
10着「マイネルスケルツィ」△  11着「スーパーホーネット」
12着『エイブルワン』×      13着「サクラメガワンダー」
14着「ディアデラノビア」○    15着『ザデューク』
16着「エアシェイディ」       17着「シンボリエスケープ」
18着『オレハマッテルゼ』
 

単勝:440円     馬連:2030円    3連単:63140円
 

金剛力士も喰らった『ダイワメジャー』
ここ2年は完敗していましたが、得意のMペース・先行押し切りで今年は決めました。
とにかく昨秋からが充実一途、【有馬記念】3着ですからここは順当勝ちでしたね。
この好調にはやはり主戦の腕も大きいです、特に今回の遅めスパートは流石でした。
 
そして2着、逃げに逃げた「コンゴウリキシオー」
とにかくこのG?には“絶対に前が崩れる”という神話があっただけに、驚きました。
さらにこの馬もクラシックの敗者、ローカルの逃げ馬といったイメージだったのですが、
マイルに来てからが凄いです、秋も中距離戦を逃げて沸かしてくれそうです。
 
本命「ジョリーダンス」は直線一気に期待した分、先行に転じて驚きましたが、
結果的に3着と判断、位置取り共に正解でした、牝馬なりに力は出し切れたと思います。
5着に敗れた1番人気『スズカフェニックス』ですが、こちらは完全に人気先行。
前走でG?級のオーラは確かにつきましたが、マイラーとしてはこれが実態でしょう。
10着「マイネルスケルツィ」はもう少しやれると思いますが、ここは純粋に力負け。
他に惨敗香港組など、穴狙いとは言え今回は不要なところに印を回しすぎましたね。
さらに、回を追うごとに負け方が酷くなっている14着「ディアデラノビア」
【京都牝馬S】でピークを逸したか、角居厩舎は栄光の影にこのケース多いです。 
 
最後に総括すると、
確かに馬場の内伸びはひそかに作用していたようですが、
やはり0.4秒差だけに上位の2頭は強かったと思います。
そして正直G?級とは思えない「アドマイヤキッス」が好走した点はやや疑問ながら、
香港勢を全て完封した事は去年よりレベルが上がったと賞賛すべき点でしょう。
ただSS産駒の勝利、逃げ馬の連対など、
かなり今までの【安田記念】のイメージとは異なった結果になったと思います。
 
 
【宝塚記念】はこの安田組に加えて牝馬・海外・他の王道路線と、
かなりバラエティに富んだ面子が揃いそうです。


■『安田記念』
 
【難易度:十     ペース:H     日本防衛軍 VS 香港四天王】
 
◎「ジョリーダンス」
○「ディアデラノビア」
▲「アドマイヤキッス」
△「マイネルスケルツィ」

×『エイブルワン』
注『ジョイフルウィナー』
穴『グッドババ』 

大穴一発で◎「ジョリーダンス」の大外一閃。
3歳馬だけでなく、マイル界も【マイラーズC】のように牝馬に流れが来ているのは確か。
特に人気馬が全滅した【Vマイル】での末脚32.9秒はここでは確実に武器になる。
主戦が若干不安だが大外だけに障害なし、高速流でなだれた牡馬を一気に喰らう。
 
今年の人気馬は頼りない印象が強く、例年通り総消えすると見てここは穴狙い。
○「ディアデラノビア」は近2走が案外だったが、東京マイルは依然条件ベスト。
【京都牝馬S】のデキにさえもってくれば、いつでも出走各馬を破壊可能。
前走大外で潰れた▲「アドマイヤキッス」は【マイラーズC】33.5秒に見込みあり。
相棒・豊サマが降りたのは痛いが、ほとんどクセのない馬なのでさほど減点はしない。
何かと不運の多い△「マイネルスケルツィ」は3歳時の走りが秀逸。
近走印を打つことが多かったので義理の一票、出来れば差しに回ってほしい。
 
例年好走する香港勢だが今年も見事に人気なし、狙ってみたい。
×『エイブルワン』は前走前残りの印象強いが、何といっても今回はボーナスがある。
もし香港勢が昨年同様、連携で一頭プッシュしてくるなら間違いなくこの馬。
昨年3着注『ジョイフルウィナー』は当時の力を維持、後は日本が浮いたか沈んだか。
ラストは香港の上がり馬穴『グッドババ』のインパクトあるっしょこの名前一発まで。
 
 
 
斬『スズカフェニックス』
は前走G?勝ちも、何しろ滅亡寸前のスプリント界でのお話。
千四以上では案外な相手にも負けており、ここは実は凡マイラーである線に賭けたい。
 
昨秋G?を勝ちまくった斬『ダイワメジャー』だが、個人的にそこまでの印象はない。
特に府中マイルはこの馬の天敵、先行馬ズラリで崩落必至。
 
斬「エアシェイディ」
は【マイラーズC】大敗が不可解。
あの堅実馬が11着に沈むのはいくら何でも大ごと、一年使いっぱなしで復調は困難。
 
斬「エイシンドーバー」
は前走2,3着馬のLVも低く、G?級の風格を感じない。
どちらかというと【マイラーズC】不発が真の姿か。
 
斬『ザデューク』
は去年と騎手が違うため2度目の暴挙はないと願うが、
さすがに当年とって8歳、戴冠したり体当たりしたりする気力はもうなさそう。
 
 
何事も起こらないことを願います・・・明日【安田記念】は15:40発走です。



■「ユニコーンS」
 
【難易度:六      ペース:H      3歳ダート王への道】
 
◎「フェラーリピサ」

○「ロングプライド」
▲「シャドウストライプ」
△「マイネルレーニア」
×「グレイトフルタイム」
注「ナムラジョンブル」
 
◎「フェラーリピサ」
が本気。
実質3歳ダート界の最前線にいるのがこの馬。
ターフでは失敗したが、得意東京でダート中央重賞の世代1番乗りは必至。
対抗はやはり武豊率いる○「ロングプライド」
1戦ごとに目覚しい成長を見せており、ここは一騎打ちに持ち込んできそう。
 
他、ダートでは未だ負けなしのバクシンオー産駒▲「シャドウストライプ」に、
前走猛スピードで爆沈した初ダート△「マイネルレーニア」と、
砂経験は一度でもマイルは許容範囲の×「グレイトフルタイム」に加えて、
最後は距離短縮注「ナムラジョンブル」のジョンブルジョンブルジョンブル一発まで。
 
 
斬「トーホウレーサー」
はダート連勝がいずれもスロー残りで、適正は芝にありそう。
雑誌コラムでついにサッカー界にまで口を出し始めた後藤のカン違いぶりも気掛かり。
 
明日【ユニコーンS】は15:40発走ですよ。


―「金鯱賞’07」
 
【火の花】
 

1着「ローゼンクロイツ」▲ :牡5、藤岡、1:57.2、上がり35.4秒、1番人気
2着「スウィフトカレント」◎ :牡6、武豊、1:57.2、35.0、3人

3着「インティライミ」△   :牡5、佐藤、1:57.6、35.9、5人
4着「ヴィータローザ」×  5着「ニホンピロキース」  10着「アドマイヤメイン」○
 

馬連:620円     3連単:8540円
 

一面満開の「ローゼンクロイツ」返り咲き。
中団から抜け出すと、強襲してきた2着馬を二枚腰でねじ伏せる快勝。
近走の大連敗で限界説も浮上していましたが、この重賞連勝で完全に払拭しました。
次はいよいよ本番【宝塚記念】ですが、一気のメンバー強化をどう切り抜けるでしょう。
 
なお、2着に後方一気で惜敗した社台「スウィフトカレント」
思ったよりも後ろに付けましたね、さすが降板されても信念は変えない豊サマサマ。
やや追切不足の感あった「インティライミ」は進路がなかなか開かずも3着健闘。
そして、若手ホープNo.1「アドマイヤメイン」は直線いきなり逆噴射を起こし10着。
逃げた馬は入着したというのに何でしょう、逃げないとこの馬はこうなんでしょうか。
 
 
 
 
 

―「目黒記念」
 
【乱された音楽会】
 

1着「ポップロック」◎    :牡6、58.5、武豊、2:31.4、34.5、1番人気
2着「ココナッツパンチ」   :牡3、51、吉田、2:31.4、34.3、4人
3着「アドマイヤフジ」注   :牡5、57、福永、2:31.6、35.2、6人
4着「アドマイヤモナーク」穴:牡6、55、岩田、2:32.0、34.9、8人

5着「ゴーウィズウィンド」 10着「トウカイトリック」 11着「ローズプレステージ」
 

馬連:1310円        3連単:39210円
 
「ポップロック」
が今年も熱唱。
直線ややモタつきましたが、昨年から4.5upの58.5kgを背負い先頭ゴール。
この馬も次走【宝塚記念】、しかし去年の活躍馬は今年も皆ちゃんと走っていますね。
 
そして、2着に突然殴り込んできた南国ボクサー「ココナッツパンチ」
この馬が【弥生賞】で来たのは3歳牡馬弱小の証だと密かに思っていたのですが、
準・有馬記念馬にキャリアたった3戦の馬が並ぶという事にかなり衝撃を受けました。
と、思ったら本日骨折が判明、【ダービー】で牡馬の面目が丸潰れしただけに残念です。
 
なお、3着にもう駄目かと思われた「アドマイヤフジ」が復活。
【金鯱賞】もそうでしたが、先週はディープ・ライバルズの反撃が盛んでしたね。
一方で近走乗りに乗っていた「トウカイトリック」は昨年同様10着爆沈。
今後も昨年同様ここから休養でしょうか。
 
 
豊サマとアドマイヤが完全に決裂した感があるのですが、
まさか来月の『アドマイヤムーン』まで替わるなんて事あるんでしょうか。


―『東京優駿』
 
【リアル・クィーン】

 
優勝『ウオッカ』○     :四位洋文,2:24.5,上がり33.0,3番人気

2着「アサクサキングス」 :福永祐一、2:25.0、上がり34.9、14番人気
3着「アドマイヤオーラ」▲:岩田康誠、2:25.3、上がり33.7、4番人気
4着「サンツェッペリン」  :松岡正海、2:25.3、上がり35.0、9番人気
5着『ドリームジャーニー』 :蛯名正義,2:25.4,上がり33.1,8番人気

6着「ゴールデンダリア」注:柴田善臣、2:25.5、上がり33.5、6番人気
7着「フサイチホウオー」◎:安藤勝己、2:25.5、上がり34.1、1番人気

8着「ナムラマース」    :藤岡祐介、2:25.6、上がり33.5、10番人気
9着『ヴィクトリー』△         10着「フライングアップル」
11着「タスカータソルテ」      12着「マイネルフォーグ」
13着「ローレルゲレイロ」      14着「トーセンマーチ」
15着「フィニステール」       16着「ヒラボクロイヤル」×
17着「ゴールドアグリ」       18着「プラテアード」 
 

単勝:1050円     馬連:54470円     3連単:2155760円

 
府中を進む王女『ウオッカ』と十七の家来たち。
上がり33.0秒、決着2分24秒5、着差3馬身、そして牝馬戴冠と全てが歴史的でした。
もう道中の走り方から脅威でしたね、「これから勝ちますよ」といわんばかりの優雅さ。
1月【シンザン記念・ダイワスカーレット】に始まり先日【NHKMC・ピンクカメオ】
そして本日と、今年の3歳戦線は最初から最後まで牝馬だった気がします。
最強牝馬世代の名もほしいままにするでしょうね、本当に歴史に残る【ダービー】でした。
 
ただ今年の【ダービー】には二つの事件があったと思います。
一つ目は「フサイチホウオー」の発走直前、というか締切直前の大イレコミ。
本馬場まではさほどでしたが、いざ枠へという所で凄い発汗・暴れ様がモニター大写し。
もう単勝1.6倍に支えた場内がサーッ…と青ざめていく様子が分かりましたね。
そして結果はなんと20年ぶりの1番人気の掲示板もれ7着。
皐月追込組の3着「アドマイヤオーラ」、5着『ドリームジャーニー』たちが、
上がり33秒台をきっちりマークしている辺りを見ると、
東京巧者のこの馬だけ34.1秒というのも明らかに不自然な負け方だったと思います。
 
そして、二つ目が『ヴィクトリー』のヴィックリ出遅れ。
まあ出遅れは若干でしたがその後、隣の馬にぶつかられたのが致命傷でしたね。
そしてこれを発端に、2F目とラスト3F以外の全ラップが12秒台のスロー発生、
さらに内伸び馬場で先行組「アサクサキングス」「サンツェッペリン」が入着。
 
と総括すると、色々ありましたが、
競走前から『ウオッカ』の勝ちは決まっていたレースだったなと思います。
『タニノギムレット』も初年度から何とも恐ろしいダービー牝馬を送り出してきました。
次は【凱旋門賞】へ行ってしまいそうな気もしますが、
長く走れなかった父の分もずっと無事に世代を牽引してほしいと思います。
また『ダイワスカーレット』『ピンクカメオ』との闘いも見たいですね。
 
 
牡馬の皆さんは思いっきりケナしてやろうと思っていたのですが、
「ココナッツパンチ」が【目黒記念】で連対したので非難はしづらくなってしまいました。(BOMB)


■『東京優駿』
 
【難易度:五     ペース:M     最も幸運な馬が勝つ】
 
◎「フサイチホウオー」
○『ウオッカ』
▲「アドマイヤオーラ」
△『ヴィクトリー』

×「ヒラボクロイヤル」
注「ゴールデンダリア」
 

府中は◎「フサイチホウオー」の火の手に落ちる。
以前のクビ差凌ぐイメージから一転、【皐月賞】は33.9秒で飛来する大パフォーマンス。
この瞬間、今年のダービー馬は決まった。
展開、血統、距離、コース、前走の死角は明日、すべて勝因へと変化する。
 
相手探しは思った以上に難航したが、
ここは2月から提唱してきた“3歳牝馬強靭論”を全面に打ち出したい。
個人的に今年の最強牝馬は桜花賞馬『ダイワスカーレット』でもなく、
優駿牝馬『ローブデコルテ』でもなく、やはり○『ウオッカ』だと確信している。
スケールから今の頼りない牡馬にも十分通用する、むしろ打倒「ホウオー」最王手。
 
▲「アドマイヤオーラ」
「ホウオー」と同じく前走33.9秒で追込失敗。
注目は全て奪われたが、こちらは進路の取り方や皮膚病など色々と問題もあった。
血統的に距離にまつわる怪ジンクスもあるが、
個人的に2000mはOKで2400mはダメという馬は見た事がないので、特に減点なし。
近年の皐月賞馬の中では最も問題児な△『ヴィクトリー』
前走は確かに運が良かったと思うが、以前から大きく成長を感じたのも確か。
今の東京はまだ内の先行馬向き、血統的にもう一発を放つ下地は持っている。
 
残り2頭は近年好調の別路線から。
×「ヒラボクロイヤル」
は決定的なイメージはないが、とにかく末脚が確実。
【皐月賞】を捨ててここ一本に絞ったローテーションにも意志の強さを感じる。
他が自滅すれば自然と2着を狩りそうな存在。
去年までは堂々スルーしてきた【プリンシパルS】組だが、
今年の注「ゴールデンダリア」の上がり33.8秒、決着1分59秒6は出色の時計。
【皐月賞】組にも例年ほどの説得力を感じない、このグループ初の介入なるか。
 
 
 
斬『ドリームジャーニー』
は最後まで迷ったが、
短期放牧のかいなく今回はさらに馬体減りの噂、追切も馬体戻しに終始して前進疑問。
 
斬「タスカータソルテ」
は【弥生賞】、【毎日杯】で底を完全に露呈。
中京レコードホルダーに小回りを言い訳にされても説得力なし。
 
一年って早いですね・・・明日【日本ダービー】は15:40発走です。


■「金鯱賞」
 
【難易度:六       ペース:H       展開次第】
 
◎「スウィフトカレント」
○「アドマイヤメイン」

▲「ローゼンクロイツ」

△「インティライミ」
×「ヴィータローザ」

 
◎「スウィフトカレント」の復讐一気。
兄『アサクサデンエン』同様にこの馬も2000m以下がベスト、高速流で中団差し濃厚。
まさか脚を余して憎き「アドマイヤ」の逃げ切りを許す事だけはしないはず。
 
その豊サマを捨てた○「アドマイヤメイン」だが、
【菊花賞】に続き【有馬記念】でもハイラップを刻み、2着から0.4秒差は凄いの一言。
ただ今回は同型「ストーミーカフェ」が全く引く気を見せていない点が気掛かり。 
1番人気濃厚▲「ローゼンクロイツ」は前走ハデに甦った印象だが、
それ以前の負けっぷりが未だに怪しい、レコード制覇より倒した相手の弱さを注視。
他、まさに気分次第の不意打ち戦艦△「インティライミ」と、
来ると盛り下がりそうな7歳「ヴィータローザ」のたまに上位に顔出します一発まで。
 
 
斬「アサカディフィート」
は2度目のスランプ到来、小牧の慌てる姿が目に浮かぶ。
 
 
 
 
 
■「目黒記念」
 
【難易度:八       ペース:S       ヒモ荒れ狙い】
 
◎「ポップロック」

○「メイショウオウテ」
▲「チェストウイング」
△「センカク」
×「アドマイヤタイトル」
注「アドマイヤフジ」
穴「アドマイヤモナーク」

 
58.5kgでも◎「ポップロック」
【有馬記念】2着、前々走も『アドマイヤムーン』を猛追、戦ってきた相手が違う。
個人的には【春の天皇賞】組より【有馬記念】組の方が強いと考えているので中心。
 
その他、前走突如豪脚をぶっ放した○「メイショウオウテ」に、
半年前【AZT共和国杯】でいい脚で伸びていた▲「チェストウイング」
さらに軽ハンデで一発を狙う東京巧者△「センカク」に加えて、
武豊をつけ狙う近藤トリオ×「アドマイヤタイトル」
注「アドマイヤフジ」穴「アドマイヤモナーク」による三頭寄れば文殊の一発まで。
 
 
斬「トウカイトリック」
は勢い全開だが東京25では人気を裏切る事が多い。
というか◎「ポップロック」とワンツーすると配当がお話にならない。
 
斬「ココナッツパンチ」
斬「ローズプレステージ」など、
この時期に3歳馬の力を測定ができるのは楽しみな限りだが、やはり時期尚早。
 
 
「豊 VS アドマイヤ」の戦争が面白いことになってまいりました。
【金鯱賞】
は土曜11R、【目黒記念】は日曜最終12Rです。


※枠番順,対象馬十頭,は皐月賞組
 

 
?、「タスカータソルテ」
:【弥生賞】は4角で同位置にいた1戦馬に直線離され完敗。
【京都新聞杯】Vも相手弱小で評価上がらず、ユタカ鞍乗もテン乗りでは。
 
 
?,『ウオッカ』
:関東経験なし、距離経験も1800mまで、通常なら厳しいが、
『ダイワスカーレット,ピンクカメオ』など牝馬による男斬りが続く今年は極めて脅威。
 
 
?、「ゴールデンダリア」
:好走例が全くない【プリンシパルS】で5番手から33.6秒。
ここ数年では一番の快勝だったが、「ニュービギニング」まで健闘した点が余計。
 
 
?,『ドリームジャーニー』
:【皐月賞】上がり3位、本番で注意が要るタイプ。
距離延長、府中替わりはプラスで好機ありそう、ただ再輸送で馬体減は濃厚との事。
 
 
?、「ヒラボクロイヤル」
:皐月組を退け5年連続で2着に来ているトライアル覇者。
ただ前々走「ナムラマース」に完敗をどう採るか、前走で開花か、相手に恵まれたか。
 
 
??、「ナムラマース」
:【青葉賞】の結果で評価向上、大穴一発ならありそう。
しかし前走がいくら何でも負けすぎ、敗因も不明のままで強くは推せない。
 
 
??、「サンツェッペリン」
:前走は勝利同然も、皐月先行組はその後不振が多い。
戦績にムラが激しく血統的にも舞台替わりはマイナス、好調鞍乗でどこまで。
 
 
??、「アドマイヤオーラ」
:【皐月賞】は恐怖の後方待機で4着も、上がりは1位。
父の産駒はニ千までという怪データさえ粉砕すれば2位は十分狙える。
 
 
??、「フサイチホウオー」
:散々【ダービー】向きと言われた【皐月賞】であの強追。
6年連続優勝中の1番人気の座は確実、単勝2倍切りもあるまさに鉄板的存在。
 
 
??,『ヴィクトリー』
:【皐月賞】上がりワースト3位、フロックの声が出て当然。
まだ幼い印象強くコース替わりもマイナス、唯一の希望は大舞台向きの血統。
 
 
毎年印は5つで決めてるんですけど、今年は6つ欲しいです。(縮)


―「東海S」
 
【何所吹く風】

 
1着「メイショウトウコン」 :牡5、武幸、2:26.8、上がり36.5秒、2番人気
2着「ワンダースピード」 :牡5、小牧、2:26.9、37.3、11人
3着「シャーベットトーン」 :牡5、吉田、2:27.0、37.7、6人
4着「サカラート」     :牡7、中舘、2:27.0、37.3、4人

5着「マイネルボウノット」  9着「キクノアロー」  10着「オリンピアンナイト」
 

馬連:8980円       3連単:217060円
 

今度は届いた「メイショウトウコン」
完全に前残りの展開でしたが、一頭36秒台の脚を出して先団を飲み込みました。
短い直線で人気降下でしたが、ターフ時代から得意としていた長距離で重賞2勝目。
コーシロー騎手もこれで少しはカワカミショックの傷が癒えたでしょうか。
 
一方、2着にまさかのフトシ「ワンダースピード」が突入。
前走、条件戦をレコード走破した勢いは、さすがに不振のOP勢を上回りました。
3着にそろそろ重賞好走が板についてきた社台の「シャーベットトーン」
一昨年このレースを楽勝していた炎熱戦士「サカラート」は4着と今季は入着手一杯。
なお、1番人気を余裕の表情で裏切った「キクノアロー」
最近は勝巳(好走)→光彰(大敗)という乗り替わりパターンが目立ちますが、
果たして兄のプライドは大丈夫なのでしょうか。
 
 
  
?,【フェブラリーS】× :信じる者は◎「シーキングザダイヤ」に救われる
 
 
?,【高松宮記念】×  :電撃王座に◎「マイネルスケルツィ」が滑り込む。
 
 
?,【桜花賞】○     :◎『ウオッカ』で確真。
 
 
?,【皐月賞】×     :よろめかぬ武威将軍◎「アドマイヤオーラ」の帝城
 
 
?,【天皇賞】×     :格式的に◎『デルタブルース』
 
 
?,【NHKMC】○    :色々あったが◎「ローレルゲレイロ」
 
 
?,【Vマイル】×    :もちろん◎『スイープトウショウ』
 
 
?,【優駿牝馬】×    :◎『ピンクカメオ』のほほえみ
 
 
 
?,【東京優駿】   :十七の勇者を破滅に導く王女『ウオッカ』,魔性の誘惑
 
 
?,【安田記念】   :またやって来た闇の貴公子『ザデューク』の不適な笑み
 
 
最終【宝塚記念】  :大女王『カワカミプリンセス』,怒りの無差別爆撃開始


―『オークス’07』
 
【天衣無縫】
 

優勝「ローブデコルテ」○:福永、2:25.3、上がり34.7秒、5番人気
2着 「ベッラレイア」▲  :秋山、2:25.3、上がり35.0秒、1番人気
3着 「ラブカーナ」    :菊沢、2:25.4、上がり34.6秒、8番人気

4着 「ミンティエアー」△ :蛯名、2:25.5、上がり34.9秒、3番人気
5着 『ピンクカメオ』◎  :四位、2:25.7、上がり35.4秒、7番人気

6着 「マイネルーチェ」        7着「レインダンス」
8着 「ミルクトーレル」         9着「トウカイオスカー」注
10着「ザレマ」×           11着「ハロースピード」
12着「アマノチェリーラン」     13着「カタマチボタン」
14着「アドマイヤスペース」    15着「ラストベガ」
16着「ザリーン」  17着「ウィンナワルツ」  18着「スマートストーム」
 

単勝:1170円      馬連:1640円      3連単:57000円

 
府中の熱気を「ローブデコルテ」がしめやかに包み込む。
抜けた女神「ベッラレイア」を後方から猛追すると、最後の最後の最後に逆転。
進路を失いスパートが遅れた事で、他の後方馬と併せる形になったのが幸運でした。
なおこれで福永騎手は『ダイワエルシエーロ』に始まり4年連続連対という快挙。
前走の着差ほど力差はないと思いますが、秋は桜花2強との再戦も楽しみです。
 
そして、一時は優勢と見られた女神「ベッラレイア」はまさかの9cm写真判定負け。
敗因を挙げるなら、はっきり言って騎手の差だと思います。
おそらくアクシデントを避けるための正攻法を事前に想定して、
それを主戦は遂行したのだと思いますが、結果的にはハイペース後方有利の流れ。
土壇場で戦法を変更できる騎手と、できない騎手の差が出た印象を受けました。
以下、上がり最速3着「ラブカーナ」、準フローラS馬の4着「ミンティエアー」も、
勝者と同じく高速流に乗って差してきたグループ。
対して人気の「ザレマ、カタマチボタン」など先行馬は直線あえなく没落。
 
そして、5着の情熱女王『ピンクカメオ』ですが、
上位の中では一番早いスパートで、前回と異なり騎手変の影響が出てしまった印象。
さらにプラス体重は驚きましたが、発汗などさすがに疲労は伺えました。
それで5着ですから私的には大満足です、距離も含め秋の期待が膨らむ内容でした。
とにかく疲れていると思うので、この夏はゆっくり休んで下さい。
 
最後に秋まで展望を広げると、
今回、鬼の居ぬ間に第二冠を勝ち獲った『ローブデコルテ』
さらに来週登場『ウオッカ』と、桜花賞馬『ダイワスカーレット』
そして今回涙を飲んだ「ベッラレイア」に、NHKMC制者『ピンクカメオ』と、
この全てが顔をそろえれば【秋華賞】はたいへんな盛り上がりになるでしょう。
全員が無事に集ってくれることを今から願います。
 
終わってみれば【桜花賞】、【フローラS】の最速上がり2騎のワンツー、
荒れそーな雰囲気は本当に雰囲気だけでしたね。(失転)


■『優駿牝馬』
 
【難易度:十     ペース:S     爆発必至】
 
◎『ピンクカメオ』

○「ローブデコルテ」
▲「ベッラレイア」

△「ミンティエアー」
×「カタマチボタン」
注「ザレマ」
穴「トウカイオスカー」

 
◎『ピンクカメオ』
のほほえみ。
前走は牡馬クラシッカーを最後方から総撃破、並大抵では出来ない芸当を見せた。
距離、日程など厳しい面もあるが、このG?は実際走るまで断定できない事が多い。
前回莫大な恩をもらったのでここで◎を付けないと申し訳ないという気持ちも多い。
 
『ウオッカ』、『ダイワスカーレット』
の2大女王回避で波乱臭気はムンムン。
○「ローブデコルテ」は【桜花賞】で上がり最速、
好調福永鞍乗や1800mの好走歴などもあり侮れない存在。
もちろん実力・人気共にメンバーナンバーワンの女神▲「ベッラレイア」だが、
前走のように馬体も勝ち方もギリギリだと今回は危ない。
しかし中京【あざみ賞】であのパフォーマンス、秋山が相当ミスらなければ上位当然。
 
【フローラS】では勝ち馬と同じく末脚が目についた△「ミンティエアー」
キャリアの浅さを出さずにスムーズに運べば善戦はこちらか。
×「カタマチボタン」は何だかんだで3着を外さない、
好相性の東京コース、長距離得意なダンスインザダーク産駒で存在不気味。
その他、オーラ降板でただいま憤慨中の豊サマ注「ザレマ」と、
前々走快勝穴「トウカイオスカー」の今の府中は何でもありよ一発まで。
 
 
人気馬全員押さえたので斬る馬いません。(泣)
明日【オークス】は15:40発走です。


―「京王杯SC’07」
 
【大海原に臨む】

 
1着「エイシンドーバー」×   :牡5、福永、1:20.0、上がり34.0、5番人気

2着「シンボリエスケープ」   :牡6、蛯名、1:20.0、34.0、9人
3着『オレハマッテルゼ』△  :牡7,後藤,1:20.1,34.6,3人
4着「マイネルスケルツィ」◎ :牡4、善臣、1:20.1、34.8、4人

5着『フサイチリシャール』▲ :牡4,鮫島,1:20.8,35.1,6人
6着「フジサイレンス」  9着「プリサイスマシーン」注  16着「ピカレスクコート」
 

馬連:8020円       3連単:141210円
 
「エイシンドーバー」
が大直線横断。
良績のない東京左回りでしたが、平均ペースから中団差しを見事決めました。
きっちり賞金を稼ぐ馬という印象ですね、福永騎手もテン乗りVと目下好調。
 
なお2着に勝者と同位置から同タイムで差し込んだ「シンボリエスケープ」
これまで重賞では力足らずでしたが、東京が合うのでしょう惜敗に持ち込みました。
昨年度覇者『オレハマッテルゼ』は3着と再び復調ムード高まりそうですが、
個人的にはやはり去年の調子なら勝っていたと思います。
裂蹄でやや調整に狂いが生じていた4着「マイネルスケルツィ」は、
とにかく荒れている今の東京ターフ最内でよく逃げ粘りました。
 
なお大きく離れた5着『フサイチリシャール』は無茶な使い方でやはり壊れてますね。
言っても無駄かもしれませんが、早く休ませた方がよいでしょう。
1番人気「プリサイスマシーン」は珍しく9着大敗、府中不適だとしても負けすぎの感。
一方、前走G?勝ちで勢い一番だった「ピカレスクコート」は勢い余ってビリ爆落。
この馬の大敗が翌日の波乱を助長した事は言うまでもありません。
 
 
なお今週から短編小説を4編に渡って連載していきます。
舞台は私が上京する前の最後の一年を過ごした街・夙川。
なお、主人公は誰なのかはあえて謎です。(その言い方が一番謎)


―『ヴィクトリアマイル’07』
 
【よみのうた】

 
優勝「コイウタ」       :牝4、松岡、1:32.5、上がり33.4、12番人気
2着「アサヒライジング」○:牝4、善臣、1:32.6、上がり34.4、9番人気

3着「デアリングハート」  :牝5、藤田、1:32.6、上がり33.4、8番人気
4着『キストゥヘヴン』   :牝4,横典,1:32.8,上がり34.1、7番人気
5着「ジョリーダンス」    :牝6、安勝、1:32.8、上がり32.9、5番人気
6着「ディアデラノビア」△       7着「アドマイヤキッス」×

8着「ブルーメンブラット」        9着『スイープトウショウ』◎
10着『カワカミプリンセス』▲    
11着「アグネスラズベリ」
12着『フサイチパンドラ』注
     13着「スプリングドリュー」
14着「サンレイジャスパー」     15着「コスモマーベラス」
16着「ソリッドプラチナム」 17着「サヨウナラ」 18着「ビーナスライン」 
 

単勝:6030円      馬連:30740円     3連単:2283960円
 
「コイウタ」
が響き、府中は沈黙する。
痛んでいない馬場の最内部分を突き、逃げた馬を半馬身かわして戴冠。
ただ負け惜しみでなく、この馬がG?級だとは勝たれた今でも思えません。
その意味でも今後、G?での走りに注目したいと思います。
勝因にはやはり松岡騎手の騎乗も大きかったです。
「サンツェッペリン」といい、さすが若手No1と評されるだけありますね。
ただこういうお調子者タイプは極力苦労してから出世した方がいいとは思うのですが。
 
あまり勝者をけなすと2着「アサヒライジング」について書きにくいのですが、
よく頑張ったと思います、府中マイルを逃げ切るのは本当に大変なので。
ここ2走はやはり精神面でしたね、これから見守っていく意味で安心しました。
ただこれでG?7戦して着外なしの平均順位3.1ですか、神様そろそろお願いします。
外枠3着「デアリングハート」は勝者と同位置も枠の差が大きく出た印象。
4着『キストゥヘヴン』は先行した事が結果的に入着に直結。
5着「ジョリーダンス」は唯一上がり32秒台、ハイならこの馬が戴冠だったか。
 
そしてここからがある意味本題ですが、総括してこのような波乱になった原因は、
人気馬の不安要素が一斉炸裂した事と、今の東京馬場が変な事、
個人的にこの二つだったと思っています。
「ディアデラノビア」は伸びましたが前走敗退の陰りを引きずったか6着。
7着「アドマイヤキッス」は昨年、上位馬たちと極めて近いポジションにいた馬。
この馬だけ着外だったというところに今回の不思議性が出てる気がします。
12着『フサイチパンドラ』も今年の不振をそのまま反映した印象。
 
で、10着『カワカミプリンセス』
もう陣営が余裕かましすぎでしたね、レポーターに「調整は?騎手変は?」
と聞かれても「まあ勝つでしょ」の一点ばり、でも結局は池添君が競走後言ったように、
どんなに強い馬でも全てうまくいかないと勝てないんですよね。
幸四郎クンを一生乗せるとかいう意図不明な契約と共に、
今後の方針に関して再考なされた方がよろしいかと。
 
ででで、9着『スイープトウショウ』
もうトシがトシなのでこうなると衰退説が一気に噴出するのは分かってます。
でもこの馬の敗因は絶対ひとくくりにはできないんですよ、
今までも「は」という負け方もあったし、「お」という勝ち方もあったし。
だからファンとしては次は勝てるとただ信じていく事だけが使命だと思うので、
特に深刻に受け止めるつもりはありません。
 
 
さ、次行こ、次。(BOOOOMB)


■『ヴィクトリアマイル』
 
【難易度:二     ペース:S     史上最強牝馬決定戦】
 
◎『スイープトウショウ』
○「アサヒライジング」
▲『カワカミプリンセス』
△「ディアデラノビア」
×「アドマイヤキッス」
注『フサイチパンドラ』

 

もちろん◎『スイープトウショウ』
これまでの燦然たる功績は今更述べるまでもないが、
前走はG?馬たちを相手どり、32.7秒の末脚で並のG?級との違いを見せつけた。
同時に囁かれていた衰退説も完全に消滅、今年こそは史上最強の称号をものにしたい。
 
○「アサヒライジング」
は近2走で本格的に見離された印象だが、
昨年の堅実ぶりからして原因は精神的なもの以外考えられない。
枠と顔ぶれから楽逃げは確実的、昨年度覇者と全く同じ光景を展開する可能性はある。
 
実質6戦6勝の負けなし大女王▲『カワカミプリンセス』だが、
今回は帰厩時の40kg激ヤセを戻しながらの6ヶ月ぶり初マイルに、
加えて最後まで本田騎手をてこずらせた鞍乗に衝撃のコーシロー抜擢、
さすがにここまで揃うと侮られているとしか思えない、競馬もそこまで甘くない。
 
△「ディアデラノビア」
は前回どうした事かの3着指定席返り咲きだったが、
明らかにあれはポカで、【京都牝馬S】圧勝こそがこの馬本来の姿といえる。
昨年3着時よりも状態は上、『エアメサイア、シーザリオ、ラインクラフト』
最強牝馬世代の名誉が全てこの馬の肩にのしかかっている。
 
負けれど負けれど人気が反比例式に上昇していく×「アドマイヤキッス」だが、
今回も豊サマは優勝賞金より入着賞金の方を狙ってくる線が強そう。
実力馬の不安要素が一気炸裂すれば2着はあるか。
 
最後は【オークス】、【秋華賞】、【女王杯】とここ一番で走りながらも、
前走12番人気となぜかなかなか女王の風格が定着してこない、
女王注『フサイチパンドラ』の忘れた頃に私は来るのよ一発まで。
 
 
 
斬「ジョリーダンス」
は今春、やっとの思いで条件クラスを脱出。
【女王杯】上位馬が余さず顔を揃えてきた今回、ポッと出の馬が食い込む余地はない。
 
斬『キストゥヘヴン』
は東京マイルが合いそうな空気を必死に放出しているが、
【桜花賞】以来入着もままなっていない、単純に力不足。
 
斬「コイウタ」
は本日の「ピカレスクコート」ビリ爆滅で好走の目は完全に絶たれた。
 
 
ここを勝てば『スイープトウショウ』は『エアグルーヴ』のもつ史上最高獲得賞金を射程圏に捕えます。
それを成就できるか、明日【Vマイル】は15:40発走です。


■「京王杯スプリングカップ」
 
【難易度:七      ペース:M      東京実績重視】
 
◎「マイネルスケルツィ」

○「ブラックバースピン」
▲『フサイチリシャール』
△『オレハマッテルゼ』
×「エイシンドーバー」
注「プリサイスマシーン」

 

今度こそ◎「マイネルスケルツィ」が滑り込む。
【高松宮記念】の着外はなぜか馬場とコースのせいにされてしまったが、
敗因はどう見ても主戦のミス騎乗。
マイルより気性的に短距離の方がいい、前走より相手弱化、展開も向く。
 
他は地力より東京実績を重視。
○「ブラックバースピン」は前走不意打ちでクラッシュしたが、
昨秋は「アドマイヤカリブ、エアシェイディ」などと激闘、東京は得意の範疇。
松国の凶行ローテーションにやや壊れ気味の▲『フサイチリシャール』だが、
実績では無論ナンバーワン、どこまで戻せてきているかに尽きる。
△『オレハマッテルゼ』は前走入着を“復調”と判定する声が多いが、
本当に復調していたなら余裕で連対していたはず、だが東京複勝率85%は凶器の域。
 
ラストは東京実績なしでも地力で勝負、
海峡王×「エイシンドーバー」冷血者注「プリサイスマシーン」の、
もう同着はカンベンして下さい一発まで。
 
 
 
斬「ピカレスクコート」
は連勝で勢い上位だが前【ダービー卿CT】は、
2着「コイウタ」、3着「マイネルハーティ」で全体レベル疑問。
 
いつ走るか分からない通り魔斬「インセンティブガイ」は前走、
軸にした馬券師をコケにするかのごとく大爆沈、正直この馬にはもう関わりたくない。
 
斬「フジサイレンス」
斬「アポロノサトリ」斬「シンボリエスケープ」など、
【谷川丘S】グループは重賞に繋がる印象を受けなかった。
 
 
【Vマイル】の枠順、なかなか理想的なものになりました。


―「新潟大賞典’07」
 
【朝焼けが眩しくて】

 
1着「ブライトトゥモロー」 :牡5、55、木幡、1:57.7、上がり33.7秒、4番人気
2着「サイレントプライド」 :牡4、55、後藤、1:57.7、34.1、1人
3着「ヴィータローザ」   :牡7、57、上村、1:57.8、34.2、11人

4着「ダンスインザモア」 :牡5、57、松岡、1:57.8、33.5、2人
5着『マイネルレコルト』 :牡5,57,石橋,1:58.0,33.6,7人
 

馬連:2990円       3連単:128860円
 
「ブライトトゥモロー」
が進攻。
初距離と木幡騎手のテン乗りという事で若干人気を落としていましたが、
上がりの速まった直線、中団から33.7秒の脚で先団を差し切りました。
 
一方、中速流ながら番手で粘った1番人気後藤「サイレントプライド」が2着。
3着に得意コースでまた返り咲いた不滅の7歳馬「ヴィータローザ」
そして展開に泣いた出遅れ王「ダンスインザモア」はなぜか蛯名騎手が降りた途端、
謎の好スタート、せっかくだからもう少し前へ行けば良かった気もしますが。
 
 
 
 
―「京都新聞杯’07」
 
【ひとひらの悦楽】
 

1着「タスカータソルテ」  :岩田、2:13.5、34.4、2人
2着「ローズプレステージ」:秋山、2:13.6、34.1、8人

3着「サンライズベガ」   :鮫島、2:13.7、35.0、9人
4着「クレスコワールド」  :福永、2:13.8、34.7、3人
5着「フェザーケープ」   :武豊、2:13.8、35.2、1人
 

馬連:4800円        3連単:133420円
 

「タスカータソルテ」
、逆襲の巻。
【弥生賞】と【毎日杯】で完全にクラシック路線から脱落したと思われましたが、
中団から冷静に差し、【ダービー】出走を確実のものにしました。
 
なお3走連続着外だった「ローズプレステージ」が得意京都で2着報復。
3着になんとこの時期にキャリア1戦馬「サンライズベガ」突入。
さらに勝者と同じく【毎日杯】で惨敗していた「クレスコワールド」が4着で、
期待された金子&松国&武豊「フェザーケープ」は先団から突如崩落して5着でした。
 
ただ上位を見るとキャリア1戦や近走不振の顔がずらり。
欲を出した「ダイレクトキャッチ」が欠場した【青葉賞】もそうでしたが、
例年ほど【ダービー】の士気を高める前哨戦とはいかなかった印象です。 
 
 
5月でこの暑さって・・・8月になったら本気で北海道辺りに逃げた方が良さそうですね。


―『NHKマイルC’07』
 
【宴】

 
1着「ピンクカメオ」穴   :内田博幸、1:34.3、上がり34.9、17番人気

2着「ローレルゲレイロ」◎:藤田伸二、1:34.4、上がり35.6、1番人気
3着「ムラマサノヨートー」 :小林淳一、1:34.5、上がり35.1、18番人気

4着「シベリアンバード」  :田中勝春、1:34.5、上がり35.3、15番人気
5着「トーホウレーサー」 :四位洋文、1:34.7、上がり35.8、7番人気
6着「ダノンムロー」        7着「ハイソサエティー」
8着「マイネルシーガル」▲    9着「シャドウストライプ」
10着「ダイレクトキャッチ」   11着「アサクサキングス」△
12着「オースミダイドウ」    13着「ワールドハンター」
14着「ゴールドアグリ」     15着「マイネルレーニア」
16着「マイネルフォーグ」    17着「イクスキューズ」○
18着「キングスデライト」

 
単勝:7600円     馬連:30800円    3連単:9739870円
 

ブービー人気「ピンクカメオ」がシンガリ一気でマイル界の頂点へ。
中団待機から直線行き場を失い、絶望的な位置からまさかの17頭ゴボウ抜き。
直線ではあえて加速せずに大外に持ち出すという、
初G?制覇となった内田博幸騎手ならではの冷静極まる騎乗でした。
同時に今年の3歳牝馬は牡馬と比べても遜色ないという事がこの一戦で示されました。
ただ次は【オークス】という事ですが、距離はまだしも日程的にどうでしょう。 
これだけのスピード馬ですし秋に備えてほしい気もします。
 
皐月組から唯一好走を果たした「ローレルゲレイロ」はまたもや2着惜敗。
安定感はさすがですがここを逃がしたのは痛かったですね、次の勝利はいつでしょう。
そして3着に何とビリ人気「ムラマサノヨートー」が突入し、
3連単は1000万寸前のG?史上1位、重賞史上4位の超波乱の結果に。
この馬は前走モマれて大敗したそうですが、今回は18番を引いて好走に繋がったとか。
そして4着に同じNZT惨敗組「シベリアンバード」、覇者「トーホウレーサー」が5着。
 
その他、内枠や先行した人気馬はもれなく全滅。
半暴走「イクスキューズ」はブービー転落、体力的にもう限界では。
行きたがった12着「オースミダイドウ」はまだ次走優駿が叶いますが、
二兎追った10着「ダイレクトキャッチ」は悲劇の【ダービー】除外が確定。
そして爆沈したクラシッカー11着「アサクサキングス」、8着「マイネルシーガル」の他、
NZT好走組も大壊滅と本当にとんでもない結末に終わりました。
 
 
馬券、リアルでも獲れました。
今季は本当に悲惨でもう挫折寸前でしたが、どうにか救われた気分です
たくさんのお祝いのお言葉、本当にありがとうございました。(礼)


■『NHKマイルC』
 
【難易度:八     ペース:M     クラシック敗者復活戦】
 
◎「ローレルゲレイロ」
○「イクスキューズ」

▲「マイネルシーガル」
△「アサクサキングス」
穴「ピンクカメオ」

 

色々あったが◎「ローレルゲレイロ」
今年は何度も本命にしたが、まだ一度も馬券を獲らせてもらっていない。
抜群の安定力が弾き出す複勝率はまさに圧巻、【皐月賞】0.3秒なら十分立派。
 
○「イクスキューズ」
は前走苦手な2000mにしてはよく逃げ粘った。
本来なら余裕勝ちした【クイーンC】のように府中マイルが最得意のはず。
これまで個人的に唱えてきた“3歳牝馬強靭論”、使うならもうここしかない。
 
▲「マイネルシーガル」
△「アサクサキングス」に共通する項目は、
デビュー時から東京で連勝している事と、クラシックの負け組であること。
「トーホウレーサー」が先月快勝、「スズカコーズウェイ」が昨日惨敗など、
例年通りクラシック組がマイル路線を超越していると見てよい、枢軸を成す。
 
ラストは関東圏連対率100%、関西圏0%と極端な戦績を示す、
ウッチー穴「ピンクカメオ」の牝馬の底力、私も魅せます一発まで。
 
 
斬「ダイレクトキャッチ」
は東京でしか話にならないほど飛びが大きい馬、雨は致命的。
 
今年初戦の斬「オースミダイトウ」は成長度合や実力度合など不明な点が多い。
 
ダビスタを思わせる斬「ハイソサエティー」は柴山騎手へのテン乗りがどうか。
 
斬「トーホウレーサー」
斬「ワールドハンター」斬「シャドウストライプ」など、
【NZT】組は斬「マイネルフォーグ」ごときが2着に来た時点で壊滅必至。
 
 
昨夜帰国したばかりなのでぶっ飛ばして予想しました。
【NHKMC】は本日15:40からですね。(汗)


―「福島牝馬S’07」
 
【トルネイド】

 
1着「スプリングドリュー」 :牝7、55、柴山、1:46.6、34.8、9人

2着「フラッグシップ」   :牝5、54、塚田、1:46.7、35.4、4人
3着「ヤマニンメルベイユ」:牝5、54、勝浦、1:46.7、35.5、2人
 

結局荒れました。
3走連続着外だった7歳馬「スプリングドリュー」が勝利。
本当に今年は高齢馬が強いです、どんどんレベルが陥没している気もしますが。
なお2着「フラッグシップ」はレース後、この時季になんと熱中症で急死。
SS産駒がまた一頭と少なくなってしまいました。
 
 
 
 
―「フローラS’07」
 
【大震波】

 
1着「ベッラレイア」  :秋山、2:00.8、34.3、1人

2着「ミンティエアー」 :蛯名、2:00.8、34.4、4人
3着「イクスキューズ」 :北村、2:00.9、35.6、3人

 
リニューアル初日から「ベッラレイア」が府中破壊。
ラスト50mで逃げ馬を捕えた時は冗談かと思いました、恐ろしい実力です。
ただ秋山騎手の騎乗に不安を残す結果でもありました、本番は大丈夫でしょうか。
なお2着にキャリア浅「ミンティエアー」
3着に逃げ残り損ねた「イクスキューズ」はもう完全に賞金稼ぎに出てますね。
次走も問答無用で【NHKMC】直行、陣営は早熟と見切っているのでしょうか。
 
 
 
 
―「アンタレスS’07」
 
【知られすぎた未知】

 
1着「ワイルドワンダー」 :牡5、岩田、1:49.9、35.7、3人

2着「キクノアロー」    :牡4、安勝、1:50.3、36.3、2人
3着「メイショウトウコン」 :牡5、武幸、1:50.8、36.1、1人
 
「ワイルドワンダー」
空来、兼ねてから期待されてようやく勝ったという印象。
続いて【名古屋GP】制者の安勝「キクノアロー」が2着。
1番人気「メイショウトウコン」は末脚が突如不発して連外。
 
 
 
 
 
―「青葉賞’07」
 
【無緑の葉】

 
1着「ヒラボクロイヤル」 :武幸、2:26.3、34.4、3人

2着「トーセンマーチ」  :松岡、2:26.5、35.1、15人
3着「フィニステール」  :藤田、2:26.5、35.2、6人
4着「メイショウレガーロ」  7着「オーシャンエイプス」  中止「ナタラージャ」
 
「ヒラボクロイヤル」
が快勝、ターフ連対率の脅威的水準を維持。
ただ2着「トーセンマーチ」、3着「フィニステール」など条件馬が続入して、
例年ほどの威厳は感じられなかった印象。
と言いつつ【皐月賞】5着「メイショウレガーロ」は謎の失踪。
元“ディープインパクトの後継”「オーシャンエイプス」は7着再没で遂に見離されるか。
『ゴールドアリュール』弟「ナタラージャ」はレース後に衝撃の予後不良処分、
まだダートも走っていなかったのに、残念です。
 
 
旅行前にやれる事をやっておきました。(殴り書いた)

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