【ガーネットS、シンザン記念’07】
2007年1月9日 時の競馬列伝 コメント (4)―「ガーネットS’07」
【司者の大通り】
1着「スリーアベニュー」△ :牡5、54、勝春、1:10.0、3人
2着「リミットレスビッド」▲ :牡8、59、蛯名、1:10.1、4人
3着「ニシノコンサフォス」◎:牡7、57、和田、1:10.2、2人
4着「ニホンピロサート」 5着「サチノスイーティー」 13着「ジョイフルハート」○
馬連:1640円 3連単:12610円
「スリーアベニュー」直線一気。
崩れる先行集団に向けて、後方3番手から貯めた末脚を一気に炸裂させました。
これでダートスプリントは連対率92%、カッチーも年明けから見事に重賞連勝です。
2着「リミットレスビッド」は去年の状態なら突き抜けていたと思いますが、
59キロを背負いつつよく差し込みました、やはり本質はダート馬でしょう。
そして上位のほとんどを後方馬が占める中、
先行馬「ニシノコンサフォス」は3着までどうにか踏ん張りましたが、
それにしても前半3Fが32.7秒とは…芝でもまず出ない通過タイムです。
各陣営の戦法は「サンアディユ」にハナを譲ろうという事で一致していたようですが、
馬体をかすられた「ジョイフルハート」のハートに火がついた瞬間、様相一変。
結局のところ順に最下位、13着にまで転覆してしまいました。
―「シンザン記念’07」
【武威の紋章】
1着「アドマイヤオーラ」▲ :牡3、岩田、1:35.1、3人
2着「ダイワスカーレット」○ :牝3、安勝、1:35.3、1人
3着「ローレルゲレイロ」◎ :牡3、本田、1:35.7、2人
4着「エーシンビーエル」 8着「エイシンイッキ」 10着「マイネルフォーグ」
馬連:380円 3連単:1590円
「アドマイヤオーラ」が風速一気。
大逃げ「エイシンイッキ」が去年残った「ゴウゴウキリシマ」と同じペースいう、
相当なスローでしたが最後の33.3秒の末脚は3強の中でもズバ抜けていました。
今後は距離延長が課題になりそうですが、この斬れ味は強力な武器になるでしょう。
2着「ダイワスカーレット」は兄『ダイワメジャー』同様に、
先行から粘るタイプに見えるので今回は少し分が悪かった印象。
ただG?2着馬に先着しましたし、依然牝馬クラシックの最前線にいるのは確実。
本番での2歳王女『ウオッカ』との対戦、楽しみです。
3着「ローレルゲレイロ」は新興勢力に完全にキレ負け、【朝日杯】の評価を下げました。
ただ少頭数で重斤量の中、3強の一番後ろを進むというのはやや予想外。
どうやら今回は後方からどれほど差せるかの試走だったようですが、
そういう恐ろしい実験をするのであれば今後ぜひ事前におっしゃって下さい。
◎がズレるズレる・・・。(悲鳴)
―「中山金杯’07」
【黒き時の始まり】
1着「シャドウゲイト」注 :牡5、53、勝春、2:02.4、3番人気
2着「アサカディフィート」 :セ9、57.5、小牧、2:03.6、10人
3着「ブラックタイド」 :牡6、55、後藤、2:03.7、2人
4着『ロジック』 5着「フォルテベリーニ」 6着「トウショウシロッコ」△
8着「マヤノライジン」○ 10着「ヴィータローザ」◎
馬連:10060円 3連単:128280円
「シャドウゲイト」が初日の出を丸飲み。
4コーナーで勝利確定、2番手から先頭を奪うと離す離すの7馬身差圧勝でした。
豪雨やハンデなど恩恵もありましたが、上がり時計も2位と完全に力の勝利。
私的な考えではこの馬はまだ上に行けるものと予測しています。
なお2着にこの馬場でシンガリ一気を決めた9歳馬「アサカディフィート」。
若駒の時から活躍していながらこの歳で32秒台の末脚を打てるというのは、
本当に頭の下がる馬です。
そして3着に時のワースト「ブラックタイド」。
持論の上で斬ってしまいましたが、個人的にこの馬は応援しています。
引退式で涙を頂戴していた弟くんよりも、よほど泣ける競走生活を送っていると思うので。
以下は雨力でシェイクしたような着順なので、あまり触れる気になれません。
勝ち馬のパフォーマンスだけがただ目立った一戦でした。
それにしても東西共に降雨で勝った馬の名前が「シャドウゲイト」とは、
早くも今年一年の競馬界に立ち込める暗雲を暗示しているように思えます。
―「京都金杯’07」
【雨水快進撃】
1着「マイネルスケルツィ」× :牡4、56、善臣、1:33.9、7人
2着「エイシンドーバー」 注 :牡5、55、蛯名、1:34.1、8人
3着「サクラメガワンダー」○ :牡4、57.5:岩田、1:34.1、2人
4着「マルカシェンク」 :牡4、56、赤木、1:34.2、4人
5着「スズカフェニックス」△ :牡5、56、幸、1:34.2、5人
6着「キンシャサノキセキ」◎ 13着『フサイチリシャール』▲
馬連:7020円 3連単:119220円
西でも逃げ切り「マイネルスケルツィ」。
4歳精鋭軍の中では最も格下の扱いでしたが、さすがは【マイルCS】最先着馬。
終わってみれば優等生の堂々たる勝利でした。
2着に中団から強襲「エイシンドーバー」。
【中山金杯】や【ガーネットS】でも再認識したのですが、
成長のピークなどを考えるとこの時期一番強いのは単純に5歳馬でしたね。
今年の新4歳は強いという観念は、しばらくは見直す必要があるかもしれません。
3着「サクラメガワンダー」はここぞという時に伸びきれず。
今更ですが2歳時の戦績からしてこの馬の適正は2000m前後かもしれません。
確かにこちらの路線の方が層は薄いのですが。
最速上がり4着「マルカシェンク」は出遅れが全て、あるいは騎手変が。
6着「キンシャサノキセキ」は凄まじい勢いで掛かっていましたが、
余分な輸送の影響でしょうか、勝者とは前走等しい走りをしていただけに案外。
それにしてもブッ飛んだ13着『フサイチリシャール』。
去年の【NHKマイルC】みたいに使い詰めが裏目に出たか。
これでドバイまで行かせたら松国は完全に鬼の異名をほしいままにするでしょう。
勝春・蛯名・小牧と個人的に苦手なジョッキーが上位を占める幕開けとなりました。
でもまあ始まりというのはあっさり忘れられるものですから、別に気にもしません。(爆)
【時の予想 − ガーネットS、シンザン記念’07】
2007年1月6日 時の競馬列伝■「ガーネットS」
【難易度B(普) ポイント:上位拮抗、軸馬さえ当てれば】
◎「ニシノコンサフォス」
○「ジョイフルハート」
▲「リミットレスビッド」
△「スリーアベニュー」
×「コパノフウジン」
注「サンアディユ」
◎「ニシノコンサフォス」が有利。
単1.3倍の○「ジョイフルハート」を見事食い止めたのがこの馬。
前走は掛かって敗れたが元々得意は千ニ、相手が主戦を失う今がチャンス。
その連勝馬○「ジョイフルハート」だが、ややOPの壁にぶつかった感はある。
一時の大評判を大外・騎手変・59キロを乗り越え取り戻せるか。
ダート貴公子▲「リミットレスビッド」はさすがに8歳で芝では厳しくなってきたが、
砂でならまだやれる様子、後は59キロとESP次第。
ここ3走が好調な△「スリーアベニュー」は前が崩れた時に出番が回る。
Dr.コパの使い魔×「コパノフウジン」は昨年3着、風水の力でどこまで誤魔化せるか。
ラストは5歳牝馬注「サンアディユ」の小牧でも駄目じゃありませんでした一発まで。
いきなり馬券に絡んだ時のワースト第二弾はW「アグネスジェダイ」。
マスコミが体調不安説を流すということは相当悪いということ。
■「シンザン記念」
【難易度C(簡) ポイント:朝日杯組の真価を問う】
◎「ローレルゲレイロ」
○「ダイワスカーレット」
▲「アドマイヤオーラ」
◎「ローレルゲレイロ」で間違いなさそう。
【朝日杯FS】では完全にノーマークだったが、スパートは実に力強かった。
確かに新手の2頭は強いが、2着が多いこの馬から行くのが最も安全と言えそう。
新興勢力○「ダイワスカーレット」と▲「アドマイヤオーラ」は、
正直言ってどちらが上なのか分からない。
ただ騎手変の差でやや前者か、いずれかがここからクラシックへ羽ばたくのでは。
カット他全員、この3頭でまず決まるはず。
【ガーネットS】は明日、【シンザン記念】は月曜日です。
【時の予想 −東西金杯’07】
2007年1月5日 時の競馬列伝 コメント (2)◆「中山金杯」◆
【難易度A(難) ポイント:人気馬に中山未経験多し】
◎「ヴィータローザ」
○「マヤノライジン」
▲「グロリアスウィーク」
△「トウショウシロッコ」
×「ワンモアチャッター」
注「シャドウゲイト」
あけまして◎「ヴィータローザ」。
昨年の夏と秋を比べる限りこの馬、走る時と沈む時の差がかなり激しい。
しかし中山ならもれなく走る、去年制覇した時と勢力図にもさほど変化はない。
結局、一番強いのは昨年度覇者。
おそらく人気を押収しそうな○「マヤノライジン」は、
意外と人気を抱えたままクールに連を外す凶悪的タイプ、中山未経験も減点。
今年は猛威を振るいそうな新4歳代表は▲「グロリアスウィーク」。
かつては「アドマイヤムーン」と接戦、どこまで力を復元させているか。
同じく4歳△「トウショウシロッコ」は中山巧者で2着多し。
今まで楽な路線を通ってきたが、前走から体重を減らしてくれば怖い一頭。
×「ワンモアチャッター」はかつては連勝街道を歩んだ実力派。
9ヶ月間が空いても勢いは継続している、テン乗り横山も存在不気味。
最後は注「シャドウゲイト」の53キロ勝ち逃げ一発まで。
恐るべき新年最初の時のワーストはW「ブラックタイド」。
かつての力はない事に加え、長期離脱した馬は重賞で突然もろさを見せるのが恒例。
斬「アサカディフィート」。小牧じゃ駄目。
◆「京都金杯」◆
【難易度B(普) ポイント:乗り替わり多発、新4歳馬のマイル戦争】
◎「キンシャサノキセキ」
○「サクラメガワンダー」
▲『フサイチリシャール』
△「スズカフェニックス」
×「マイネルスケルツィ」
注「エイシンドーバー」
天は◎「キンシャサノキセキ」に味方する。
武・福永ショックにより東西が繰り広げたアンカツ争奪戦に見事勝利。
勿論それは遅生まれにも関わらず、G?好走の素質を見込まれての事。
そろそろ開花のしどき、時が流れるほどこの馬には有利に働く。
○「サクラメガワンダー」も今年のマイル界を担う重要な一頭。
2歳時に見せた爆発力でここも豪快に追い込みそう。
当初本命にするつもりだった▲『フサイチリシャール』だが鞍乗若手で格下げ。
今春はしぶとくドバイ挑戦も狙うとか、松国の暴走は今年も収まることを知らない。
豊サマ騎乗停止の余波をモロに喰らった△「スズカフェニックス」だが、
この馬はいつか重賞を取るはず、上がり33秒台前半の豪脚は引き続き侮れない。
優等生×「マイネルスケルツィ」は同級生の大量登録で影が薄れたが、
【マイルCS】3歳最先着の勲章をかかげて前残りを狙う。
ラストは注「エイシンドーバー」の淀にまで来てESP発動は勘弁よ一発まで。
斬「マルカシェンク」は【菊花賞】→【マイルCS】でもうフラフラのはず。
前走は健闘したが極端な前残り戦、こういうレースが一番あてにならない。
名前を聞くとなぜか脱力する斬「ホッコーソレソレー」も安勝に別れを告げられた一頭。
もし難易度Cで時のワーストが優勝したら、私の面目は一体どうなるんでしょうね?(知るか)
【時の予想 R.E.V】
2007年1月3日 時の競馬列伝当館のメインコーナーでもある「時の予想」が本年から変わります。
従来の印のみによる簡易な予想ではなく、
より具体的に予想を展開すべく3つの項目を取り入れたいと思います。
付随その一,【難易度】
レース的中に関する難易度を4段階で示します。
これは私自身の予想に対する自信度ではなく、
出走馬の力関係などから「予想の当てやすさ」を私が独自に判断して出す値です。
当てやすい順にC(簡)、B(普)、A(難)、S(危)と表示されます。
付随そのニ、【レースポイント】
これは行うかどうかは不定期ですが、
レースを予想する上で見逃せないポイントがあった場合のみ、
表示してみようと思っています。
付随その三、【時のワースト】
「時のカット(斬)」の最上級バージョンです。
私の予想は基本的に堅実な予想に偏る傾向があるので、
それを緊密にするために「時のカット(斬)」を導入しているのですが、
この【時のワースト】 はさらにそれを上回る、
“この馬は最も買うべきではない”という恐ろしい意味を含んだ表示になります。
なおこれはたいへん危険な企画なので、
毎回表示されるわけではなく、3レースに1回程度の頻度になると思われます。
なお「時のワースト」が3回連に絡んだ場合、この企画は速攻でボツにする予定です。(脅)
あけましておめでとうございます。
主の記憶力を取り戻すべく建造されたこの館ですが、
昨日も小沢真珠の名前を思い出せないという緊急事態が発生してしまい、
新年早々まだまだだなと実感しております次第です。
今年もそんな「時の館」を何卒よろしくお願い致します。
―【平成19年、競馬界を占う】
?,【牡馬クラシック】:この時期に占うのは明らかに尚早なのですが、
今年の焦点はやはりポストSS決定戦の初年だということです。
昨秋は「フサイチホウオー」、『ドリームジャーニー』らが活躍しましたが、
おそらく強力な新株はこの後、現れるのではないでしょうか。
?,【牝馬クラシック】:クラシック馬を3年連続輩出中の好調【阪神JF】組。
昨年は『ウオッカ』が大物感を放ちましたが、後のグループはどうでしょう。
月曜には新星「ダイワスカーレット」が登場しますし、今後の変容から目が離せません。
?,【牝馬界】:大新星『カワカミプリンセス』を中心に事が巡るのは間違いなし。
それを取り巻く『アサヒライジング、フサイチパンドラ、スイープトウショウ』達が
反撃を狙いますが、最強世代の生存者『エアメサイア』がどう動くかにも注目です。
?,【古馬戦線】:『ディープインパクト』離脱で他陣営は鼻息ムンムンといったところ。
ただ最大の不安は昨秋穏便に使われた3歳馬がいないという点、もし崩壊が始まれば…
『ダイワメジャー、ポップロック』では迫力不足、牝馬に好機が回るかもしれません。
?,【ダート界】:『カネヒキリ』&「フィフティーワナー」のツートップが療養中、
『シーキングザダイヤ』の2着病が治らないとすると、
やはり彗星『アロンダイト』の進撃になるのでしょうか、水準低下がやや不安。
?,【スピード戦線】:正直レベルダウンが最も深刻なのがこの部門で、
海外からの侵略をまともに受けているのが現状です。
スプリント戦は世代交代がなく高齢化が進む一方、新星が現れるのを待つばかり。
マイル部門は『ダイワメジャー』よりは、新4歳がG?級に育つ線に期待したいです。
『ディープインパクト』の退陣、新4歳の秋強行の疲労の他、
総合的に他路線もトーンダウンの要素は否めない気がします。
そんな中、スターホース『カワカミプリンセス』には期待が掛かりますが、
まあ『スイープトウショウ』&「アサヒライジング」も頑張りますので。(弱気)
「時の競馬日誌’06」
2006年12月30日 時の競馬列伝1/6 「ビッグプラネット」&「ヴィータローザ」の金杯勝利と共に1年が幕を開ける
1/15 【日経新春杯】で「アドマイヤフジ」と「インティライミ」が交戦、ディープ世代の希少な健闘
1/29 ダート貴公子「リミットレスビッド」が【ガーネットS、根岸S】のダート重賞を連覇
2/12 堕ちた侍「マッキーマックス」が【ダイヤモンドS】を制し、長きに渡るスランプを脱する
2/18 3冠馬の側近「シックスセンス」が【京都記念】制覇、しかしこれが最後のレースに
2/19 ダート王『カネヒキリ』が【フェブラリーS】圧勝、ドバイへの夢を繋ぐ
3/25 『ハーツクライ』が【ドバイSC】を見事圧勝、『カネヒキリ』は【ドバイWC】4着
3/26 『オレハマッテルゼ』が【高松宮記念】制覇、全体レベルに疑問の声も
4/7 GPホース『スイープトウショウ』が左脚中指骨折、復帰を目前に休養へ
4/9 『キストゥヘヴン』が【桜花賞】豪脚制覇、「アドマイヤキッス」と奇跡のKissKiss決着
4/16 先行から抜け出した『メイショウサムソン』がまずは【皐月賞】制覇で1冠を飾る
4/30 3冠馬『ディープインパクト』が【天皇賞・春】を5馬身差の圧勝、単独2着に「リンカーン」
5/7 武豊『ロジック』が【NHKMC】を制覇、断然人気『フサイチリシャール』はまさかの着外
5/14 『ダンスインザムード』が【ヴィクトリアマイル】初代女王に、『ラインクラフト』が謎の失速
5/15 地方馬『コスモバルク』が【シンガポール航空国際C】を制し、悲願のG?初制覇
5/21 大新星『カワカミプリンセス』が【優駿牝馬】を制し、無敗のオークス馬の誕生
5/28 第73回【日本ダービー】は『メイショウサムソン』が制し2冠を達成
6/4 香港馬『ブリッシュラック』が【安田記念】圧勝、香港勢の粗暴さが表面化
6/25 【宝塚記念】制覇で『ディープインパクト』がG?5勝目、夢の【凱旋門賞】へ弾みをつける
7/2 『ダンスインザムード』と「アサヒライジング」が米国遠征、順に1,2着の好走
7/3 日本生産界・最大の失策とされる「ラムタラ」が購入時の1%弱の価格で英国返還へ
7/29 『ハーツクライ』が【キングジョージ&QE】3着に破れる、勝者は仏馬『ハリケーンラン』
8/19 『ラインクラフト』が心不全で死亡、現役名牝の急逝に戦慄が走った
8/20 月光騎士「アドマイヤムーン」が【札幌記念】制覇、徐々に3歳馬が幅を利かせ始める
8/21 天空使者『エアメサイア』が爪負傷で休養へ、牝馬最強世代に破滅の足音
9/21 ダート王『カネヒキリ』の屈腱炎が判明、無念の長期休養へ
9/24 「バランスオブゲーム」が【オールカマー】を制し、歴代最多G?6勝の偉業達成
10/1 『ディープインパクト』が【凱旋門賞】に挑戦、直線失速し3着に終わる
10/1 『テイクオーバーターゲット』が【スプリンターズS】勝利、再び日本勢はスピードG?敗退
〃 高知競馬「ハルウララ」が引退、一時のブームからは想像もつかぬほど小さな記事
10/15 【秋華賞】は『カワカミプリンセス』が快勝、これで脅威の5連勝
10/20 『ディープインパクト』の電撃引退、薬物検出の連続報道に競馬界が大きく揺れる
10/22 伏兵『ソングオブウインド』が【菊花賞】制勝、『メイショウサムソン』は3冠ならず
10/29 皐月賞馬『ダイワメジャー』が【天皇賞・秋】制覇、クラシックホース奇跡の復活
11/7 菊花賞馬『デルタブルース』と厩友「ポップロック」が豪G?【メルボルンC】でワンツー
11/12 【エリザベス女王杯】で『カワカミプリンセス』が驚愕の降着、勝者『フサイチパンドラ』
11/16 【凱旋門賞】を『ディープインパクト』が失格処分に、日仏競馬に最大の汚点を残す
11/19 『ダイワメジャー』が【マイルCS】を制し、今秋3連勝を達成
11/25 彗星「アロンダイト」が【JCD】制覇、『カネヒキリ』と「フィフティーワナー」は姿を見せず
11/26 薬物失格の余韻を抱えたまま『ディープインパクト』が【ジャパンカップ】を快勝
12/3 快速「アストンマーチャン」を撃破しギムレット産駒『ウオッカ』が【阪神JF】戴冠
12/6 ダートの巨神「ヒシアトラス」が難病・血管肉腫で死亡
12/10 【朝日杯FS】は『ドリームジャーニー』が前代未聞のシンガリ一気で制す
12/21 『ダンスインザムード』が引退表明、アイドルホースにも関わらず報道はDI一色
12/24 『ディープインパクト』が【有馬記念】制覇、自ら引退の花道を飾る
【印象に残った重賞’06 TOP10】
第1位『エリザベス女王杯』 【時ならぬ夕暮れ】 『フサイチパンドラ』
第2位『安田記念』 【黒きトライアングル】 『ブリッシュラック』
第3位「中山記念」 【沼地の領主】 「バランスオブゲーム」
第4位「京都大賞典」 【少女は再び剣を取る】 『スイープトウショウ』
第5位『朝日杯FS』 【夢遊弾】 『ドリームジャーニー』
第6位「プロキオンS」 【砂漠にて転生す】 「メイショウバトラー」
第7位『宝塚記念』 【無敵の真意】 『ディープインパクト』
第8位『フェブラリーS』 【サンダーストーム】 『カネヒキリ』
第9位『NHKマイルC』 【葬られた定理】 『ロジック』
第10位「アンタレスS」 【激高打者】 「フィフティーワナー」
【今年ターフを去った馬たち】
4歳馬 『シーザリオ』『ラインクラフト』
「アドマイヤジャパン」「シックスセンス」『ディープインパクト』
5歳馬 『スズカマンボ』『ヤマニンシュクル』
『ダイワエルシエーロ』『ダンスインザムード』
6歳馬 「ヒシアトラス」「リンカーン」『スティルインラブ』
7歳馬 『テレグノシス』「サンライズペガサス」
『イングランディーレ』「オースミコスモ」「バランスオブゲーム」
8歳馬 「コイントス」「サイドワインダー」
一年間、お疲れ様でした・・・。
「After Impact」
2006年12月27日 時の競馬列伝★本年度JRAの総売り上げが公表。【有馬記念】馬券売上げ、年間入場者数、
総売上げ、全て近10年間のワースト記録更新
→驚きましたね。
『テイエムオペラオー』の時に一度暴落があったのですが、
今回の『ディープインパクト』はさらにそれを上回る大暴落となりました。
結局マスコミの頑張りむなしく、ファンは1強にもう飽きてたわけですね。
こうなるとデータ的には来年以降さらにド〜ンと下がることに・・・。
★名馬の早すぎる引退に、金子真人オーナー「生産界に貢献したいと思った」。
→ふ〜ん・・・。
お金が絡んでる時に人が並べる綺麗ごとって大体ウソなんですよね。
素直に「凱旋門敗退と3歳馬の活躍で来年ヤバイと思った」って言えばいいのに。
★『スイープトウショウ(牝5)』、来年も現役続行
→エェ〜〜〜。
まあ「トウショウ」軍団って余裕なさそうですもんね。
個人的には引退してほしいが6で、続けてほしいが4でした。
前者はやはり来年はもう6歳だし負けるところを見たくないという理由です。
後者はまだ底をはっきり見ていないという理由です。
私の観測だと1年休んでた分、まだお釣りはあると思っていますが、
底が見えたら早急に引退してもらいたいですね〜・・・。
変なニュースが多かったので、〜〜〜を連発してしまいました。(反省)
「有馬記念’06 − Insane Side」
2006年12月26日 時の競馬列伝―『有馬記念’06』
【悲愴のせせらぎ】
1着『ディープインパクト』○:牡4,武豊,2:31.9
2着「ポップロック」 :牡5、ペリエ、2:32.4
3着『ダイワメジャー』 :牡5,安勝,2:32.5
4着「ドリームパスポート」▲ 5着『メイショウサムソン』△ 6着『デルタブルース』
8着「アドマイヤフジ」 9着「アドマイヤメイン」 10着『スイープトウショウ』◎
『ディープインパクト』完勝。
まるでこの馬は最初から最後まで同じレースをしているようでした。
私個人は史上最強かどうかの議論には無関心なのですが、最強か否かと聞かれると、
「最強の可能性はあるが証拠がない」と答えると思います。
理由はもちろん、勝ち方は強いが倒した相手が弱いからです。
それを象徴したかのような以下着順。
2着「ポップロック」が来年G?で活躍すればこの疑問は消えるかもしれませんが、
3着『ダイワメジャー』は明らかに2500mがベストにあらず。
そして4着「ドリームパスポート」、5着『メイショウサムソン』にとどまらず、
私が印をつけた馬はすべて馬体状態が不穏。
正直言って体重発表を見た時「またディープの呪いか」と思ってしまいました。
『ハーツクライ』ノド悪化、【JC】海外総スカン、そして同級生の引退続出、
そして極めつけは4歳「アドマイヤフジ」の8着健闘。
「もっと好調な4歳がいれば勝馬と渡り合えたのでは」と思えても仕方ないと思います。
クラシック兼グランプリホース10着『スイープトウショウ』は、
まるで自分に注目がないことに腹を立てるかのようにゲートを拒否していました。
私、この馬を見て競馬の真髄が何なのか改めて分かった気がします。
この馬、能力は高いのですが、他人から命令されることが大嫌いなんですよ。
まあ才能のある女性によくいる自己中、ワガママ、お嬢様気質ですか。
そういう人間味のある可愛さに私は惚れましたし、それが競馬の魅力だとも思ってます。
『ディープインパクト』の単純な強さだけを見に来ていた方達にそれが、
少しでも伝わってほしいとあの枠入りの2分間で強く願ってしまいました。
まあ一部のにわかファンからはブーイングも頂きましたけど。
とまあこのように最後まで非難がましいことを並べてしまいましたが、
こうして一頭の馬に関して議論することも滅多にないことですし、
『ディープインパクト』の強さは歴史的観点を通しても素晴らしいものでしたので・・・
なーんて書けるわけないじゃん、強い証拠自体ないんだから。(CHUDOOON!!)
以上、狂気版でした。
「有馬記念’06 − Sane Side」
2006年12月25日 時の競馬列伝―『有馬記念’06』
【断滅破】
優勝 『ディープインパクト』○:牡4,武豊,2:31.9,1人
2着 「ポップロック」 :牡5、ペリエ、2:32.4、6人
3着 『ダイワメジャー』 :牡5,安勝,2:32.5,3人
4着 「ドリームパスポート」▲:牡3、内田、2:32.5、2人
5着 『メイショウサムソン』△:牡3,石橋,2:32.7,4人
6着『デルタブルース』 7着「トウショウナイト」 8着「アドマイヤフジ」
9着「アドマイヤメイン」 10着『スイープトウショウ』◎ 11着「コスモバルク」×
『ディープインパクト』完結。
後方3番手からおなじみの4角まくりで3馬身差の快勝。
ハッピーエンドを不安視する声も意外と多く見られましたが、もはや全員の敗北です。
2着以降は10着までが0.5秒区間に集まる混戦でしたが、
それよりも気になったのは多数の馬の馬体状態が芳しくなかった点。
そうなると良好状態で出ていたペリエ「ポップロック」と安勝『ダイワメジャー』が、
2,3着に入ったのはごく自然な流れに見えました。
4着「ドリームパスポート」は突然の+12kgに加え、明らかに不慣れな騎乗。
これではワイド・マスターの座から初の失墜を喫するのも止むを得ません。
なぜ空いている主戦ではなく、あえてテン乗りを選択したのか大いに疑問です。
5着『メイショウサムソン』も冬太りと他馬衝突でもろくも陥落。
その犯人『デルタブルース』は岩田クンがプレッシャーからか動揺明らかに6着。
8着「アドマイヤフジ」は予想外にも健闘、やはり本来ならここの主軸は4歳ですね。
疲労がまことしやかに噂されていた9着「アドマイヤメイン」は、
大逃げから良く粘ったと思いますが、この強行が来年にどう影響するでしょう。
10着『スイープトウショウ』は・・・そうですね。
とりあえず言い訳を並べてみると体重減、出遅れ、不機嫌(得意技)、辺りでしょうか。
もう完全にファンの遠吠えにしか聞こえないのですが、
条件がまともに揃っていれば2着までの0.5秒は詰めれたと思っています。
一年前なら『ディープインパクト』にも勝ってたと思います、よっしゃ以上。
「Sane Side(正気版)」でこの調子ですよ、次の狂気版は一体どうなるのやら。
「有馬記念予想’06」
2006年12月23日 時の競馬列伝 コメント (2)―『時の予想』
【有馬記念’06】
◎『スイープトウショウ』
○『ディープインパクト』
▲「ドリームパスポート」
△『メイショウサムソン』
×『コスモバルク』
勝つのは◎『スイープトウショウ』。
昨年度覇者『ハーツクライ』に2戦2勝、“女王”の枠組みに納まるべき存在ではない。
そしてこの2年間、いち競馬ファンとしてこの馬に全身全霊を捧げてきた。
ここで推さなきゃ男じゃない。
対抗は明日を持って引退する○『ディープインパクト』。
おそらく今回のメンバーは彼が今まで戦ってきた中で一番強い。
これを離して圧勝するか、迫って苦戦するかで、今後の名誉に大きく関わるだろう。
個人的には後者と予想している。
もはや馬券師の守護神的存在ともいえるワイドマスター▲「ドリームパスポート」。
デビュー以来一度も圏外なし、振り返るとクラシックもMVPはこの馬で決まりだった。
ただここで主戦を逃すのは大失態、過去テン乗りで連を外した馬は結構多い。
2冠馬△『メイショウサムソン』は今秋すっかり覇気を欠いているが、
昨年も使われつつ戦績を伸ばしてきた馬で、過去の功績も色あせない。
何かの拍子に巻き返せば、圏内突入はありうる。
最後は3冠馬からおよそ0.5秒前後の位置をキープし続けている、
道営の星×『コスモバルク』のこの3年間の中では体調ベストの一発まで。
SS最後の使者斬「アドマイヤメイン」の香港大敗は菊の疲労以外には考えられない。
同志「アドマイヤムーン」も発熱でダウン、来年有望だけにここは回避すべきだった。
斬『ダイワメジャー』の2500mはおそらくギリギリセーフだと思うが、
それ以前にここ3走は相手も弱く、今回は一気の強化、厳しい。
個人的に斬『デルタブルース』は近年の菊花賞馬の中では一番弱いと考えている。
昨年も一昨年も斬らせてもらって成功した、今さら反撃はない。
斬「トウショウナイト」は現段階充実しているが、力そのものが疑問。
前々走も11ヶ月ぶりの『スイープトウショウ』にあっさりひねり潰されている。
斬「ポップロック」は単純にG?の器ではない。
オーストラリアではなく日本のG?を快走して初めて認められるのでは。
待ちました…待ちましたよ・・・この瞬間が来る日を!
『?,スイープトウショウ』
2006年12月22日 時の競馬列伝この馬に関しては、
「無限の力がある」という勝手な解釈をしています。
底を見たことがないですし、ああここが限界なんだと思ったこともありません。
たとえ負けてもペースが遅かったからとか、
大外を回ったからとか、ブランクが長かったからとか、
必ず自分に言い訳をしています。
今回もいくつかそれを用意していますが、
もしかしたら初めて、それらが通用しなくなるのかもしれません。
【有馬記念】。
どうしても、ひいき目を外せませんが、強引に外してみて、
チャンスはあると思います。
根拠は、一年前の彼女は確かに只者ではなかったという事。
そして今の彼女が只者ではなくなっている確かな証拠がない事。
その二つが揃ったら、ファンは黙っていられないのです。
もう、言う事はありません。
『スイープトウショウ』の史上最強牝馬への戴冠を祈ります。
「有馬記念’06・一行研究会」
2006年12月21日 時の競馬列伝※50音順、色は好みで付けてます。
?「アドマイヤフジ」:1年ぶりの実戦をここにぶつける意味が分からない。
?「アドマイヤメイン」:先導有力、力量は確かだが前走大敗で中1週は過酷。
?「ウインジェネラーレ」:記念出走。
?「コスモバルク」:今秋優秀、他が自滅すれば生き残るか、あとは体重増加注意。
?「スフィフトカレント」:前走で距離不適、もしくは力不足を露呈。
?『ダイワメジャー』:相手強化は免れない。脚質は武器だが900m延長が鬼門。
?『ディープインパクト』:まあ強い。ただ出遅れるとバッドエンドもある。
?『デルタブルース』:ここ2年で底は見せた印象、今さら反撃なるか。
?「トウショウナイト」:充実著しいが力が足りない。
??「ドリームパスポート」:ワイドの覇王、2番人気確実、問題は騎手変。
??「トーセンシャナオー」:記念出走。
??「ポップロック」:正体不明、ただここ3走はハンデが軽かった。
??『メイショウサムソン』:データ的に巻き返しは至難、体重に注目したい。
枠順発表されましたね・・・何だか弱い馬が全員外に行ったような。
「アンチ・ディープインパクト」
2006年12月20日 時の競馬列伝四年前、ワールドカップの時にサッカー部の友達が言っていました。
「サッカーのことを何も知らないくせに、ベッカムベッカムと騒がないでほしい」
私の軽い一言に対する、彼の熱い反応だったのですが、
当時なぜ彼がそこまで世間に憤慨しているのかは全く分かりませんでした。
でも今はよく分かります。
サッカーを競馬、ベッカムをディープに置き換えた状況がこのニ年ずっと続いたからです。
私も今、彼と同じく怒っています。
でも誰かに対して怒っているわけではありません。
第一に『ディープインパクト』。
馬は走り続けるために生まれてきた動物です。
走り続けようとするので、脚が一本でも治らなくなるとすぐ安楽死処分になります。
そんな命がけの彼に怒れるはずもありません。
第二に『ディープインパクト』に熱狂している人たち。
私の観測では彼らの多くが競馬の真意について知らない人たちだと思います。
ここでいう真意というのは、
「本当はあの馬はそんなに大した相手を負かしていないんだ」とか、
「本当はもっと競馬には他に面白いことがあるんだ」とか、そういう事なのですが、
そういう事を知らない上で純粋に楽しんでいる方達に、怒れるはずもありません。
最後にマスコミ、負けようと、違反しようと、疑惑を持とうと、
最後まで『ディープインパクト』を絶対的金字塔と形容し続けたあのマスコミ。
しかしこの不景気に、彼らが世間の士気を下げる行動を起こす方が不気味です。
そんな彼らにも怒れるはずがありません。
結局、誰にも怒れないから怒っていたのです。
燃える憎悪を抱え、冷めた眼球を通し、私はこの二年間、愛する競馬を眺めてきました。
でももうそんな苦痛からもようやく解放されます。
本当に疲れました。
熱に侵された現実にも、仮想に浸かった世間にも、こういう醜い自分にも、
私はもう疲れました。
本当は私は待っていました。
疑念の渦に沈んでいく自分を、いつの日か真実の力で魅了し、救い出してくれる時を。
しかし彼は最後まで私を納得させないまま、日曜日ターフを去ります。
「愛知杯,フェアリーS,阪神C’06」
2006年12月17日 時の競馬列伝―「愛知杯’06」
【ファイヤーレイジ】
1着「アドマイヤキッス」◎ :牝3、56、武豊、1:58.6、1番人気
2着「コスモマーベラス」 :牝4、56、安勝、1:58.8、3人
3着「ソリッドプラチナム」△:牝3、53、小牧、1:58.8、2人
4着「レクレドール」 5着「ヤマトマリオン」 8着「ニシノフジムスメ」▲
12着「ロフティーエイム」 ×13着「スプリングドリュー」○
馬連640円 3連単:3680円
「アドマイヤキッス」が優雅麗勝。
発馬でつまづき動揺が走りましたが、その後は豊サマ共々冷静そのものでした。
さすがにここは楽勝、来季は己に屈辱を味あわせた同級生たちに報復できるでしょうか。
一方、2着「コスモマーベラス」は引き続き堅実。
千八6連対で二千はもたないという発想はあまりに不条理でしたね。
なお3着「ソリッドプラチナム」、4着「レクレドール」、5着「ヤマトマリオン」と、
上位は重賞ホースが独占、あまりハンデ戦の意義は感じられませんでした。
―「フェアリーS’06」
【星くずの攻落】
1着「アポロティアラ」 :勝浦、1:09.4、13番人気
2着「サンタフェソレイユ」▲:北村、1:09.6、6人
3着「ニシノマオ」 ◎:太宰、1:09.6、2人
4着「シベリアンクラシカ」△ 5着「カノヤザクラ」○ 10着「クーヴェルチュール」×
馬連:85530円 3連単:1537220円
「アポロティアラ」襲来。
内側からいきなり登場すると、後は人気馬全員を総撃破。
久々、テン乗り、前走大敗、スプリント全敗・・・
一体どこに買う要素があったのかは未だ解明できておりません。
なお勝浦騎手、今秋は大穴連発と『テレグノシス』降板の悔しさを見事活かしています。
一方2着「サンタフェソレイユ」は良血馬だけあって後方から鋭い差し込み。
3着「ニシノマオ」は真央ちゃん転倒に続くがごとく直線沈黙。
そして最人気だった「クーヴェルチュール」は衝撃の圏外ヴァニッシュアウト。
敗因は外枠との事ですが、お隣さんはしっかり連対していますよ。
【JCダート】以降、主戦の方がいっそう天狗に見えるのは私の近視のせいでしょうか。
―「阪神カップ’06」
【白き誓い】
1着『フサイチリシャール』◎ :牡3,福永,1:20.6,8番人気
2着「プリサイスマシーン」 :牡7、安勝、1:20.7、6人
3着「マイネルスケルツィ」× :牡3、武豊、1:20.7、4人
4着『アサクサデンエン』 :牡7、藤田、1:20.7、5人
5着「シンボリグラン」▲ :牡4、柴山、1:20.9、2人
9着『コートマスターピース』○ 14着『オレハマッテルゼ』×
馬連:5390円 3連単:82560円
地上戦艦『フサイチリシャール』ようやく復活。
雨も味方したか前方から力強い突進、距離よりも力量の勝利という印象を受けました。
強レベルだった【神戸新聞杯】を見る限り、芝ならまだいくらか融通が利くのでは。
なお個人的にこの馬は2歳からバンバン印を打ってきた馬なので復活、嬉しかったです。
一方2着に斬り込んできたのは冷血者「プリサイスマシーン」。
前日の松岡騎手骨折によって、乗り替わったピンチヒッターが強力でした。
3着「マイネルスケルツィ」は優等生らしく危なげない入線。
終わったと書いた4着『アサクサデンエン』はまだG?では終わってない様子。
5着「シンボリグラン」はこれといった暴走が無かったにも関わらず失墜。
最後まで日本に適合しなかった9着『コートマスターピース』はこれにて帰国へ。
それにしても『オレハマッテルゼ』14着は・・・もはや彼は引退を待っているのでしょうか。
振り返ると上位は3歳・高齢・3歳・高齢のオンパレード。
一番強いはずの中間層は一体どこへ行ってしまったのか。
その二の舞にならぬようローテーションは馬第一に組んでもらいたいです。
何だか3レース全部ニアミスでした・・・ここで貯めたラックを来週放出できればと思います。(+思考)
「愛知杯,フェアリーS,阪神C予想’06」
2006年12月16日 時の競馬列伝―「時ノ直感予想」
【愛知杯’06】
◎「アドマイヤキッス」
○「スプリングドリュー」
▲「ニシノフジムスメ」
△「ソリッドプラチナム」
×「ロフティーエイム」
注「マイネソーサリス」
やり切れない◎「アドマイヤキッス」。
あれだけ大器と騒がれながら、終わってみれば結局無冠。
陣営も観念してG?路線に切り替えた御様子、さすがにここで負けると後がない。
相手筆頭は6歳にしてなぜか春が到来している○「スプリングドリュー」。
重賞では入着に甘んじる▲「ニシノフジムスメ」も潜在能力は確か。
猛追少女△「ソリッドプラチナム」は【女王杯】で0.5秒差まで浮上、問題は小牧。
×「ロフティーエイム」は安定した先行力で再び連内突入を狙う。
ラストは軽ハンデ魔女注「マイネソーサリス」の軽ハンデじゃなくっても一発まで。
斬「コスモマーベラス」。ニ千はもたない。
―「時のデータ予想」
【フェアリーS’06】
◎「ニシノマオ」
○「カノヤザクラ」
▲「サンタフェソレイユ」
△「シベリアンクラシカ」
×「クーヴェルチュール」
◎「ニシノマオ」の反撃。
【阪神JF】をもってライバル「アストンマーチャン」が化け物であったことが判明。
唯一の重賞実績を掲げてバクシンオーの血を中山で炸裂させる。
『ビリーヴ』にコテンパにやられた姉を持つ○「カノヤザクラ」も同じくバクシンオー産駒。
「ハッピーパス」の近親▲「サンタフェソレイユ」は初距離ながら素質はありそう。
△「シベリアンクラシカ」はよくいる純正スプリンターの典型。
ラストは短距離専門×「クーヴェルチュール」のまたまた後藤&国枝だよ一発まで。
斬「メジロアダーラ」。好調【阪神JF】組も、さすがにビリはきつい。
―「時之予想」
【阪神C’06】
◎『フサイチリシャール』
○『コートマスターピース』
▲「シンボリグラン」
△『オレハマッテルゼ』
×「マイネルスケルツィ」
注「コスモシンドラー」
初代王冠は◎『フサイチリシャール』の手に。
ダート転戦は完全に失敗したが、【神戸新聞杯】を見る限りターフではまだ一流。
マイル界に権力譲渡を迫る3歳勢、その中でもこの馬の格が抜けている。
欧州の秒魔○『コートマスターピース』の前走はさすがに不運、2戦目で適正も上がる。
能力で言えば▲「シンボリグラン」、だが春とは大違いの落ち着きぶりが逆に怪しい。
△『オレハマッテルゼ』は前走で株価下落だが、元々2戦目と京都は走らない。
優等生×「マイネルスケルツィ」は豊様確保で上位も確保か。
ラストは上がり馬注「コスモシンドラー」の4歳馬は強いんですよ一発まで。
斬『アサクサデンエン』。春の時点で終わっていた。
ひとつくらい当たるといいですね。(すまし顔)
「極月の競馬ニュース」
2006年12月14日 時の競馬列伝◆「オースミダイドウ」が右脚骨折、「ゴールドアグリ」も脚部異常で共に全治不明
→ 崩壊のペースが早いですね、今年の2歳馬は。
開設から9年連続で故障馬輩出中の【東スポ2歳S】からは誰も出ないことを祈ります。
◆「アドマイヤムーン」&「アドマイヤメイン」が【有馬記念】出走へ
→ すごいですね、【香港→有馬】というローテーションが開発されたんですか。
『ソングオブウインド』が故障発症で、『メイショウサムソン』&「ドリームパスポート」もグランプリ突入。本当に皆さん懲りませんね。
◆「ドリーム競馬」を宮川一郎太&水野麗奈の司会コンビが卒業
→ 私はもう関東圏なのでこの番組に関わる事はないのですが、
がっかりしました。
この二人より良質な番組作りを行える司会者はいないでしょう。
もしいたら、本気でプロデューサーさんに拍手を送りますよ。
◆「スーパー競馬」を若槻千夏さんが降板
→ これは必然ですけど
「今、この馬について思うこと」
2006年12月13日 時の競馬列伝?,「アサヒライジング」
この秋、私としては思った以上の大活躍でした。
【秋華賞】のスパートは豪快でしたし、【女王杯】もあの流れで0.1秒差は見事です。
なお「ロイヤルタッチ」の種付け期間も延長になって古賀調教師もご満悦のようですが、
ただひとつ、アメリカには行かずトライアルを経由していれば、
【秋華賞】は獲れたかもしれないという点は忘れないで頂きたいです。
?,『カワカミプリンセス』
本当にすごい牝馬が出たと思います、だってこの馬6月生まれですよ。
でも複雑です、「アサヒ」から冠を奪い、『スイープ』の座すら揺るがしているのですから。
ただ言っちゃうと【エリザベス女王杯】、無様でしたね。
だってこの馬が4角でフラつくの事前に分かってた事じゃないですか。
本田騎手が引退を口走るのも分かる気がしました、外傷による有馬回避も残念です。
?,『ディープインパクト』
これは引退した後に書いた方が良さそうですが。
まあ言っちゃうと、最後までこの馬は強い相手に恵まれなかったなという印象です。
だって倒した一番強い馬が「老いたリンカーン」ですよ。
あと【JC】快勝で薬物の件はチャラにしましょうという空気がありますが、
また言っちゃうと、二度も薬を飛散させといて誰にも相談しなかった陣営は、
どう見ても浮かれてたとしか思えませんね。
本当に1着獲らなくて良かったです…パリに日本の汚点がドドーンと残るとこでした。
?,『スイープトウショウ』
もう2歳から一線級の存在でしたから、
正直5歳という年齢を迎える今年は私、かなり構えてました。
【京都大賞典】を見た時、その不安が一掃されて本当に嬉しかったのですが、
あとの2戦は馬にも騎手にも不満の残る内容でした。
でもまだ100%ではないと思います、この馬の“衰退”が証明された比率は。
ファンならば、その残りの確率に賭ける義務があると思っているので・・・
次の【有馬記念】期待しています。
まあ書きたい馬が4頭しかいない今の競馬界もどうかと思いますが。
「香港シリーズ’06」
2006年12月11日 時の競馬列伝―【香港ヴァーズ’06】
1着『コリアーヒル』 :セ8、マッキオン、英国、6番人気
4着『ソングオブウインド』:牡3、武幸、2人
8着「アドマイヤメイン」 :牡3、武豊、1人
取消『ウィジャボード』
セン馬8歳にやられちゃいましたね、しかも2,3着は牝馬です。
ちなみに勝った『コリアーヒル』はドバイで『ハーツクライ』の2着に敗れた馬です。
なお上がり馬系・菊花賞馬『ソングオブウインド』はこのあと負傷発覚で全治未定。
一方『ウィジャボード』は肩を負傷して高速引退。
ここを圧勝したら『ディープインパクト』の株が上がったんですけどね。
―【香港スプリント’06】
1着「アブソルートチャンピオン」 :セ5、プレブル、3人
2着『サイレントウイットネス』 :セ7、コーツィー、4人
10着「シーイズトウショウ」 :牝6、池添、7人
中止『メイショウボーラー』 失格『テイクオーバーターゲット』
スプリンターズS馬『テイクオーバーターゲット』が薬物過剰摂取で失格。
その代役で出た香港馬「アブソルートチャンピオン」が棚ボタでG?初制覇。
10着「シーイズトウショウ」はやはり夏が終わるとだめですね。
なお『メイショウボーラー』は故障ではなく馬が自分でレースをやめたそうです。
―【香港マイル’06】
1着『ザデューク』 :セ7、ドゥルーズ、5人
4着『ブリッシュラック』 :セ7、プレブル、3人
6着『ジョイフルウィナー』:セ6、スミヨン、5人
12着『ダンスインザムード』:牝5、武豊、4人
【安田記念】にも来日した“香港ブラックトリオ”、
『ザデューク、ブリッシュラック、ジョイフルウィナー』が上位に入線。
さすがに自分の国でオイタはしないそうです。
『ダンスインザムード』は日本のマイルレベルの低さを完全に露呈しましたね。
とにかく4,5歳がスカスカなので2,3歳は大事に育ててあげて下さい。
―【香港カップ’06】
1着『プライド』:牝6、ルメール、2人
2着「アドマイヤムーン」:牡3、武豊、6人
7着「ディアデラノビア」:牝4、福永、9人
仏国で『ディープインパクト』の高鼻をへし折った6歳牝馬『プライド』が優勝。
ただ内容では「アドマイヤムーン」の大外刈りの方が光りました。
え?てことは「ムーン」>『ディープ』?みたいな説が絶対出ますよね。
『ディープインパクト』の強さを証明できる馬は必ず災難にたたられますが、
代わりに弱さを示せる馬はガンガンに走りまくった一年となりました。
それにしても香港、大フィーバーでした。
木枯らしが吹いていた【JC】主催のJRAさん、そろそろどうにかして下さいね??
「朝日杯フューチュリティS’06」
2006年12月10日 時の競馬列伝―『朝日杯フューチュリティS’06』
【夢遊弾】
優勝「ドリームジャーニー」▲:蛯名正義、1:34.4、2番人気
2着 「ローレルゲレイロ」 :本田優、1:34.5、7人
3着 「オースミダイドウ」× :ペリエ、1:34.6、1人
4着 「フライングアップル」◎:北村宏司、1:34.7、3人
5着 「マイネルレーニア」△ :松岡正海、1:34.8、4人
6着 「マイネルシーガル」注 8着「ゴールドアグリ」 11着「アドマイヤヘッド」○
馬連:3750円 3連単:18250円
「ドリームジャーニー」全馬消却。
出遅れ、最後方待機という自滅直行コースから、ラスト100mでまさかの出現。
これはもう規格外ですね、中山マイルは普通あの戦法では勝てないので。
全ての死角を力で相殺してしまったというところでしょうか。
ただ実際に東京では負けてますし、春に向けての改善点は多々あると思います。
個人的に驚いたのは2着「ローレルゲレイロ」の方。
【デイリー杯】組が強かった事に加え、この+14kgが一気の急成長だったのでしょう。
ここが2歳戦の悩ましいところ。
3着「オースミダイドウ」はまるで一頭真夏に戻ったかのような発汗とイレ込み、
そして道中のチグハグな展開に、ペリエをも焦らせたモタレ癖。
これだけ揃って3着ですから、天才と騒がれただけの事はありましたね。
春に向けてこちらも幼さの解消が求められそうです。
上位馬が様々なしがらみを乗り越えて好走する中、
そつなく走った4着「フライングアップル」の直線は見ていて不甲斐なかったです。
ただ北村ジョッキーの騎乗は実に見事なものでした。
対して好スタートを切った5着「マイネルレーニア」松岡騎手ですが、
あの程度のけん制でハナを譲っているようでは先が思いやられますね。
金髪にピアスを開ける前に度胸を鍛えましょう。
なお6着「マイネルシーガル」は後藤と共に圏外へドロップアウト。
さて時の予想ですが、
パドックで消えたと思われた「ダイドウ」、発馬で消えたと思われた「ジャーニー」、
そしてレース前から消えたと思っていた「ゲレイロ」のトリプルフィニッシュと、
完全に予想外の結果となりました。
3頭とも疑問符があったので優等生「アップル」の安定感に賭けたのですが、
やはりG?では器、底力、大物感ですね。
安全牌にすがるのはもう御法度かもしれないと改めて思いました。
なお本日未明、マスター朝日はお亡くなりになられました。(爆)