【時のTV論・七・関西のテレビ2】
2007年10月23日 時の芸術鑑賞(Skate)ニ,「なるトモ!」
これは関東でも一時放送されていたらしいですが、
私が東京に来る寸前に打ち切りになってしまい、かなりカチンと来た記憶があります。
しかし関西では極めて高視聴率を誇る帯番組で、午前暇な大学生の強い味方でした。
見所はまず企画が良いこと、視聴者が気になる点を確実についてきます。
そして出演者がやはりフレンドリーな点、この番組は特にそれが顕著です。
先日京都に滞在した際に久々に拝見しましたが、
火曜に新しく面白いレポーターが加わっていて、さらにカチンと来ました。
三,「ちちんぷいぷい」
関西で昼間、家にいる人の大半が見ていると言われる番組です。
夏場に住宅街を歩くと必ず窓から番組の音が聞こえてきますからね。
この番組は昼間放映される情報番組で、やはり視聴者のツボを突いているのですが、
最大のウリは司会の角淳一&ゲストが作り出す癒されるほど和やかな雰囲気。
視聴率で我を忘れている関東制作の方に一度見てもらいたい番組です。
四,「週間えみぃSHOW」
私、あまりにも面白い番組はリアルタイムで見て、
さらに録画でも見るという連続奥義を繰り出すのですが、
確かそれをやっていたのはテレ朝「ぷっすま」とこの番組だけでした。
内容は断定的に言って日本一過激な芸能ネタ暴露番組。
とにかく旬なネタから裏のネタまで出るわ出るわで、
それを4人のレポーターと上沼恵美子が徹底的にこき下ろす凄まじい番組です。
とは言っても不快になるような内容は全くなく、腹を抱えて手に汗握る90分間です。
ちなみにこの番組は日曜昼の放送ですが、私は未だにこの時間になると、
「大切な番組を見逃してしまった」時のあの胸の痛みを感じます。
ただ、関東では放送できないでしょうね、したら一発で名誉棄損喰らっちゃいますから。
私はよく「関西よりも東京向きの人間」と人から言われ、自分でもそう思いますが、
「テレビは間違いなく関西の方が面白かった」と自信を持って言い切れます。
―「富士S」
【山頂の光】
1着「マイネルシーガル」 :牡3、後藤、1:33.3、上がり34.6秒、4番人気
2着「マイケルバローズ」◎:牡6、勝春、1:33.3、34.2秒、7人
3着「トウショウカレッジ」 :牡5、松田、1:33.3、33.9秒、8人
4着「エアシェイディ」○ 8着『コイウタ』 10着「ローレルゲレイロ」△
11着「シンボリグラン」▲ 12着「スウィフトカレント」×
馬連:4350円 3連単:171660円
「マイネルシーガル」、後方集団をギリギリセーブ。
3番手からのミドルペース完勝で、めでたく3歳牡馬のターフ古馬戦初Vを達成。
特にマイル部門は低水準とされていたので、これでようやく日差しが見えてきました。
なお、2着に6番手から差そうとした本命「マイケルバローズ」。
この馬は追い込み馬なので本来もっと後ろから行く馬だったのですが、
「タケミカヅチ」など最近の勝春騎手、控えずにそのまま行ってしまう事が多いです。
3着にすさまじい数で台頭してきた追込グループの一員「トウショウカレッジ」。
1番人気「エアシェイディ」は最速33.4秒の上がりを放つも4着まで。
最初と直線の不利がききましたね、しかし春の不振からは完全に戻してきた様子。
対して10,11,12着に仲良く沈んだ3歳マイル隊長「ローレルゲレイロ」、
気まぐれ重戦車「シンボリグラン」、社台御曹司「スウィフトカレント」。
全員G?での好走歴がある馬ですが、レースLVを考えるとこの3頭相当不調です。
ちなみに、もはや沈没する事すら日常となってきた8着お気楽姫『コイウタ』。
これは【Vマイル】の意義まで疑われますね、逆に松岡騎手の株は上昇しますが。
これでマイル王女『ピンクカメオ』の面子も一応のこと保たれました。
後藤ジョッキー、ぜひ本番は“今回”の勝ち馬で臨んでくださいね!(念押し)
―『菊花賞』
【サイコバインド】
優勝「アサクサキングス」穴:四位洋文、3:05.1、上り35.8秒、4番人気
2着 「アルナスライン」◎ :和田竜二、3:05.1、上り35.5秒、6番人気
3着 「ロックドゥカンブ」△ :柴山雄一、3:05.3、上り35.4秒、1番人気
4着 「エーシンダードマン」:角田晃一、3:05.5、上り35.6秒、12番人気
5着 『ドリームジャーニー』注:武豊, 3:05.6,上がり35.6秒,2番人気
6着 「ホクトスルタン」▲ 7着「ローズプレステージ」
8着 「フサイチホウオー」 9着「タスカータソルテ」
10着「ヒラボクロイヤル」 11着「コートユーフォリア」
12着「デュオトーン」○ 13着「ブルーマーテル」
14着「サンツェッペリン」 15着「マンハッタンスカイ」
16着『ヴィクトリー』× 17着「ベイリングボーイ」
18着「ウエイクアイランド」
単勝:840円 馬連:2930円 3連単:27890円
浮遊城へようこそ・・・「アサクサキングス」光臨。
先団を睨んで5番手につけると、4角で急浮上、さらに追って来た馬を凌ぎ第3冠奪取。
春は前残りでの重賞連対で精一杯でしたが、今秋で確実に変わってきましたね。
中距離での実績も豊富ですし、今後は己を置き去った牝馬勢への逆襲が望まれます。
2着にとうとう差し切れなかったアドマイヤベガ産駒「アルナスライン」。
3歳牡馬の中での唯一の対牝馬実績、対古馬実績が物を言いました。
ただ直線入口で勝ち馬に大きくヨラれた事や、中1週での意外な馬体増。
どちらかが発生しなければという印象、その分今後の飛躍に期待ができるでしょう。
そして、断然の人気に推された「ロックドゥカンブ」は最速上がりも3着まで。
包まれたのは枠的にやむなしとして、位置がもう少し前なら違ったかもしれませんね。
ただ内容は秀逸でしたし、今後の頂点制覇には王手を掛けてきたと思います。
4着ダーク産駒「エーシンダードマン」は鮫島騎手鞍乗と間違って斬ったのですが、
予想した後にミラクル角田と知ってだいぶ焦りました、こちらも今後の動向に注目です。
おなじみの最後方から攻めてきた『ドリームジャーニー』&豊サマが5着。
ただ先週と違いこれは固定の戦法ですから文句はありません、ここが限界でしょう。
結果今回はやはりハイペース、先行馬が総勢で2ケタ着順へ消える中で、
またも0.6秒差に粘った6着マックイーン産駒の「ホクトスルタン」。
とにかく展開に恵まれませんが、この分なら来春の盾、父の再現もあるのでは。
目についたのは、ただいま消炎中の獄炎鳥8着「フサイチホウオー」。
【ダービー】事件を彷彿とさせる口から泡・体からの汗の半狂乱状態でしたが、
直線では伸びて0.7秒差確保、とにかくメンタル次第で今後の復活も見えたと思います。
最後に返し馬の時点ですでに点火していた16着『ヴィクトリー』。
発走からラストまで完全暴走、こちらも精神面の成長か距離短縮が求められます。
最後に感想ですが、
4角で一斉に押し寄せる後方集団に、勝ち馬を差せど差せど抜けない本命馬と、
意気消沈の先週から一転して久々にエキサイトできたG?となりました。
なお予想は単を獲り逃すも、初の難易度最大レースの的中、
さらに初の4週連続の的中とダブル記録達成で個人的に十分満足しています。
今後は5週、6週と記録を伸ばせるように頑張りたいと思います。(さすがにそれは)
なお不意打ち発表ですが、今週はまさかの【ニコニコ更新週間】第二弾。
休まずに更新していきます。(反動がこえーな)←?!
【時の予想 ― 菊花賞’07】
2007年10月20日 時の競馬列伝
?,【スプリンターズS】○ :「アストンマーチャン」の一徒に賭ける
?,【秋華賞】× :「ベッラレイア」の祝福
?,【菊花賞】 : ? ? ?
?,【天皇賞】 :不屈の男『メイショウサムソン』、敵は遥か天空の真月
?,【女王杯】 :美令嬢『ダイワスカーレット』とその取巻きの老女一掃作戦
?,【マイルCS】 :沈黙を守る「コンゴウリキシオー」、逆転への一手とは
?,【JCダート】 :魔光惑星「ワイルドワンダー」に秘められた地球侵略の真意
◆『菊花賞』
【難易度:十 ペース:H “最も強い馬が勝つ”】
◎「アルナスライン」
○「デュオトーン」
▲「ホクトスルタン」
△「ロックドゥカンブ」
×『ヴィクトリー』
注『ドリームジャーニー』
穴「アサクサキングス」
ハイペースで決め打ち◎「アルナスライン」。
気性難の逃げ馬2頭が大外、人気馬も軒並み先行馬で重心が前へ行く可能性大。
となれば狙いは差し馬、この馬は「ベッラレイア、ポップロック」との好戦歴が心強い。
中1週だが追い切りの様子からは上積みあり、後は和田竜二の操縦次第。
もう一頭の差し馬○「デュオトーン」は、
前走が秋山テン乗りと、前が詰まる不利を跳ねのけて勝利する強い内容。
ただスタートがかなり下手、さらに追切に一抹の不安を感じたので2番手から勝負。
ここ数年の傾向から浮上するのが▲「ホクトスルタン」。
前走ハイペース先行で0.6秒差は立派、マック産駒&横典鞍乗と長距離対策も万全。
ただここ数年と違うのは有望な差し馬がほとんどいない事、高速化すれば厳しい。
目下4連勝でも△「ロックドゥカンブ」にはどことなく飛びそうな気配がある。
【セントライト記念】はあくまで裏道、ここで勝たないと本物の称号は手に入らない。
このレースと好相性の皐月賞馬・お調子者×『ヴィクトリー』だが、
とにかくこのG?は気性難の馬が来ない、兄同様の冷静タイプへの転身が必須。
ハイペース予想ならシンガリ一気の注『ドリームジャーニー』は外せない。
先週大チョンボした豊サマ、しかし最近は有望な馬より無謀な馬で来る傾向がある。
ラストは【神戸新聞杯】で前崩れしたにも関わらず初めて残った、
浮遊城穴「アサクサキングス」の崩れた時はみんな巻き込みます一発まで。
斬「フサイチホウオー」は松国マジック炸裂で完全に馬が壊れている。
ああなると戻すのは困難、調教の様子と下がらない人気からも望みは託せない。
斬「サンツェッペリン」は松岡騎手が「皐月よりダービー、ダービーより菊」と発言。
だが【ダービー】は【皐月賞】より成績が悪かった、早くも信用性なし。
昨日は痛い外し方でした、今日の馬券は◎と○の2頭軸で勝負します。
明日クラシック第三冠【菊花賞】は15:40発走です。(意地でも4週連続当てたい奴)
【時の予想 ― 富士S’07】
2007年10月19日 時の競馬列伝◆「富士S」
【難易度:八 ペース:M 1番人気不調】
◎「マイケルバローズ」
○「エアシェイディ」
▲「シンボリグラン」
△「ローレルゲレイロ」
×「スウィフトカレント」
穴「グラスボンバー」
◎「マイケルバローズ」が狩る。
順調度ナンバーワン、ここ数戦も東京コースでならと思わせる脚余しばかり。
【関屋記念】では「カンパニー」に次ぐ上がり、昨春には「チョウサン」も倒している。
東京では脅威の連対率87.5%を弾き出す○「エアシェイディ」だが、
ここ2戦の負け方がどうも不可解、連勝した昨春からも敵水準アップで、あえて疑う。
前走突進▲「シンボリグラン」に関して過去数回狙った経験から言うと、
この馬はかなりのクセモノ、特に直線で突然脚を止めるあの技はまさに必殺同然。
他、風当たり強まる3歳牡馬陣のマイル部門総括△「ローレルゲレイロ」と、
距離短楽しみでも前日1番人気で一気に冷めた盾2着×「スウィフトカレント」、
最後は勝浦と7歳、それだけで買う穴「グラスボンバー」のお久しぶりです一発まで。
斬「カタマチボタン」は5ヶ月ぶりの石橋脩テン乗り、牝3でも手は出せない。
斬「マイネルシーガル」は△よりも格が下、今度は◎の末脚にも捕まる。
ここで負けたら完全に一発屋がバレる斬『コイウタ』、女王気取りもついに見納め。
色々ありそうですね、明日【富士S】は15:40発走です。
【時のTV論・六・関西編】
2007年10月18日 時の芸術鑑賞(Skate)日本きっての問題漫画家・冨樫義博さんが、
確か休養前の最後に書き残した一言が「大阪のテレビおもしれー」でした。
関西のテレビのいいところはいい感じに気合いが抜けているという点。
東京のテレビによく見られる大御所と若手によるギスギスした空気がなく、
共演者がとてもフレンドリーで、和やかに進行していくので見ていて気分が良いのです。
今回はその関西の番組でもとりわけ面白い4つの番組を紹介します。
皆さんも関西に行く機会があれば、観光の一環として是非ご覧になってみて下さいね。
一,「痛快!明石家電視台」
明石家さんまほど出演する番組によって力量が左右される芸人もいないと思いますが、
私が見る限り彼の手腕が最も発揮されているのがこの番組です。
この番組の名物コーナーは後半のクイズですが、内容は普通のクイズとは全然違い、
出演者に求められるものが正答ではなく徹底したボケ回答という点です。
難問が出された瞬間「あーこれ絶対分からん」などと暴言を吐く司会のさんまに、
当てる気が全くないゲスト達、極めつけは毎週やって来る驚異的にバカな素人回答者。
関東でも島田伸助が似たような趣旨のクイズ番組をしていますが、
あのような造られたような違和感が一切ない和気あいあいとした楽しい番組です。
今日は文章のキレがいまいちなので残りは来週に回します。(こんな感じの軽い空気なんです)←言い訳
【デイリー杯2歳S,府中牝馬S’07】
2007年10月17日 時の競馬列伝―「デイリー杯2歳S」
【風に乗った少年】
1着「キャプテントゥーレ」 :川田、1:35.6、上がり34.5秒、3人
2着「タケミカヅチ」△ :木幡、1:35.9、33.6秒、6人
3着「ウイントリガー」× :藤田、1:35.9、34.1秒、7人
4着「ジョニーバローズ」▲:岩田、1:36.0、33.9秒、9人
5着「シャランジュ」◎ 8着「マリエンベルク」 11着「マルブツイースター」
馬連:3810円 3連単:67570円
「キャプテントゥーレ」、颯爽逃走。
低速流を捕まえるとそのまま押し切り、有力馬の大半が後方にいた事も幸いしました。
しかしペースは例年通り、【野路菊S】出身ではこの馬が優位という事でしょう。
なお、2着に多々追い込んだ中でも末脚が抜けていた「タケミカヅチ」。
前走失速から一転の33.6秒強追、とにかく直線に賭けたいタイプのようです。
今回はスムーズに乗れた「ウイントリガー」は直線で微妙な伸びを披露して3着。
追撃に出た「ジョニーバローズ」&「シャランジュ」たちもその後が伸びず入着まで。
なお最も人気を集めた小牧「マリエンベルク」は後方で不発し失踪同然の8着完敗。
1番人気でも余裕で着外に落下する、久々にフトシの真髄を垣間見ました。
最後気になったのは通常人気を受けるはずの1戦馬「ツルマルストーム」の低人気。
もはや「Sクリスエス産駒は買うな」との格言が競馬界に生まれつつあるのでしょうか。
もう一つは今年の有力2歳馬のほとんどに着外経験がある事。
簡潔に言って低レベルな気がしますが、“本物”はこの後ご登場するのでしょうか。
―「府中牝馬S」
【夕闇】
1着「デアリングハート」▲:牝5、藤田、1:45.4、33.9秒、4人
2着「アサヒライジング」◎:牝4、北村、1:45.7、34.5秒、1人
3着「アドマイヤキッス」○:牝4、岩田、1:45.8、33.8秒、2人
4着「ディアデラノビア」△ 10着「ヤマニンアラバスタ」×
馬連:1040円 3連単:10380円
あまりにあっさり巻かれたので、
このレースで失望して【秋華賞】発走時にはかなり暗鬱な気持ちになっていました。
とにかくこの程度のメンバーで苦戦してもらっては困りますね。
まあ、今回は先生不在で先行久々だったのでそこを言い訳にして、
次走お得意のG?でとりあえず期待してみますが。
馬券はほとんど壊滅してますが何気に3週連続で予想が当たってます。
次週当てれば初の4週連続・・・ですが控えてる重賞の難易度がバカ高そうです。(転倒)
―『秋華賞』
【紅の一閃】
優勝『ダイワスカーレット』○:安藤勝己,1:59.1,上り33.9秒,2番人気
2着 「レインダンス」 :武幸四郎,1:59.3,上り33.7秒、7番人気
3着 『ウオッカ』▲ :四位洋文,1:59.3,上り33.2秒,1番人気
4着 「ベッラレイア」◎ :武豊, 1:59.6,上り32.9秒,3番人気
5着 「ラブカーナ」 :吉田隼人,1:59.6,上り34.0秒,6番人気
6着「カレンナサクラ」 7着「ミンティエアー」
8着「ハロースピード」 9着「マイネルーチェ」
10着『ローブデコルテ』 11着「アルコセニョーラ」
12着「クィーンスプマンテ」 13着「ブリトマルティス」
14着『ピンクカメオ』△ 15着「ザレマ」
16着「タガノプルミエール」 17着「ホクレレ」
18着「ヒシアスペン」
単勝:280円 馬連:5880円 3連単:37630円
『ダイワスカーレット』,奢る。
しゃしゃり出た「ヒシアスペン」を撃墜すると、最後は33.9秒でまとめてニ冠達成。
完全に勝ちパターンでしたね、先端から33.9を出されると後方は為す術がありません。
今後は折り合いと共に、速いペースでの戦闘を課題として対古馬戦に臨みます。
じゃ、勝ち馬は賞賛したのでここから先は本音で。
まさかこれだけ大注目のG?が、これだけ消化不良になるとは思いませんでした。
逃げた「ヒシアスペン」は完全にオトリ、
2番手以下は並のスローで、後半には13.6秒なんてありえないラップも出没してます。
さらに大の問題は3強の内2頭が、まるで潰しあうかのように遥か後方にいた事。
これでは残った1強が勝つのも当然、空前の激突がとんだ凡戦と化してしまいました。
その3着敗退『ウオッカ』、こちらは4角で異変に気づいただけまだセーフ。
最後に2着「レインダンス」をかわせなかったのはおそらく久々の分でしょうが、
この馬も上がり33.2秒なので、前残りを十分言い訳にできる範囲です。
しかしぶっつけとは言え牝馬戦でのダービー馬敗退、この結果で一つ明瞭化したのは、
【ダービー】は別の強い牝馬でも勝てていた可能性があるという事です。
それだけ今年の3歳牝馬はズ抜けています、今後それが明らかになるでしょう。
そして、4着「ベッラレイア」、出ました、今世紀最強の逆ユタカマジック。
4コーナーで大外ぶん回し、ドシンガリから32.9秒の極脚で爆追するも4着まで。
豊サマも狼狽ぎみに弁明してましたが、あの位置からではどんな場合でも届きません。
まさかこれだけ楽しみにしていた一戦を4角で諦めるはめになるとは思いませんでした。
以下の馬ですが、大半の馬が33秒台で上がっているので分析はしません。
経験から言って参考にしない方がいいレースの典型だと思います。
唯一触れるなら14着不発『ピンクカメオ』、次は【マイルCS】で期待するつもりです。
そのためにも上に乗っていた人はこれを機にさっさと消えて下さい。
なかなかこれだけ豪華なレースって実現しないんですけどね、残念です。
【時の予想 ― 秋華賞’07】
2007年10月13日 時の競馬列伝
?,【スプリンターズS】○ :「アストンマーチャン」の一徒に賭ける。
?,【秋華賞】 :薄桃姫『ピンクカメオ』のらぶりー奮闘気その1
?,【菊花賞】 :向かった先は何処…夢遊弾『ドリームジャーニー』の行方
?,【天皇賞】 :迫り,狂う,獅子『ダイワメジャー』の首を狙う凶戦士ども
?,【エリザベス女王杯】 :「アサヒライジング」御来光
?,【マイルCS】 :瀕死の不死鳥「スズカフェニックス」,決死の転生術発動
◆『秋華賞』
【難易度:二 ペース:H 3歳馬最強決定戦】
◎「ベッラレイア」
○『ダイワスカーレット』
▲『ウオッカ』
△『ピンクカメオ』
◎「ベッラレイア」の祝福。
春は絶対と称されたコンビに、前走の末脚33.2秒で完全に斬り込んだ。
馬体を減らし、元主戦の早仕掛けで勝利を逃していた春とはわけが違う。
決戦の中心は2強ではなく、豊サマに導かれ雪崩れる先行集団を切り裂くこの馬。
トライアルを優雅に制勝、またも一点の曇りなき美令嬢○『ダイワスカーレット』だが、
これだけ勝ち目のない馬が揃った今回はさすがにハイペースの線から逃れられない。
これまで前残り・瞬発力勝負のみに身を投じてきたこの馬がいかに応戦するか。
高速流でも一気に押し切るようなら、今後の連対街道も保証されたようなもの。
3歳牝馬強靭論の観点から女優駿▲『ウオッカ』に一つ言及するなら、
それは【ダービー】の勝利より【桜花賞】の敗北を重く見なければならないという事。
もはや3歳戦における重心は混合戦ではなく、牝馬限定戦の方に移りつつある。
さらにこの馬はグランプリで、負ける時はあっさりな一面も露呈した。
休養開けは不利、頼りは“力”だけ、少なくとも平均ペースは欲しい。
最後に△『ピンクカメオ』、ただし今回この馬に対する応援精神は一切ない。
つまりこれは、この馬の力を純粋に恐れての△。
この一年でも本当の力を出せていたのは【NHKMC】くらい、この馬は確かに強い。
SSではなく「タキオン,ギムレット,トップロード」ら新種牡馬たちの産駒によって、
これだけ豪華な闘いが実現したことを嬉しく思います。
明日【秋華賞】は15:40発走、その10分前【府中牝馬S◎アサヒライジング】にもご注目下さい。
【時の予想 ― デイリー杯2歳S,府中牝馬S】
2007年10月12日 時の競馬列伝◆「デイリー杯2歳S (土曜)」
【難易度:八 ペース:M データが頼り】
◎「シャランジュ」
○「ホッコービクトリー」
▲「ジョニーバローズ」
△「タケミカヅチ」
×「ウイントリガー」
注「インステップキック」
◎「シャランジュ」貫通せよ。
前走は圧巻のシンガリ一気、しかし初戦を正攻法で制するなど戦法も幅広い。
データ的にも牝馬優勢、2戦目の敗因はフケという陣営の釈明を全面的に信用する。
他、前走高速流に飲まれた割にはよく粘った○「ホッコービクトリー」に、
2走目に鋭い脚を放った事だけをピックアップして▲「ジョニーバローズ」。
【新潟2歳S】で本命にしたよしみで再マークの△「タケミカヅチ」と、
前走はちゃめちゃな競馬に藤田半ギレ×「ウイントリガー」に加えて、
ラストは福永注「インステップキック」のとりあえず逃げてみましょうか一発まで。
斬「マルブツイースター」はバクシンオー×ウォーニングの完全電撃血統。
こういうタイプでマイルを克服した馬はこれまで見た事がない。
斬「マリエンベルク」はフトシ降臨で絶体絶命だが、馬名がいかにも出世しそう。
そこで、今回惜敗→小牧降板→次走快勝の3ステップを踏むと推測。
◆「府中牝馬S (日曜)」
【難易度:二 ペース:M 覚醒済み】
◎「アサヒライジング」
○「アドマイヤキッス」
▲「デアリングハート」
△「ディアデラノビア」
×「ヤマニンアラバスタ」
◎「アサヒライジング」に怖いものはもう何もない。
今夏完全復活、今回も前回蹴散らしたメンバーにもう一度お集まり頂いたようなもの。
高速馬場で逃げ切りはもらった。
後は2着に来そうな皆さんを50音順に並べてみました。
世間は【秋華賞】フィーバーで大いに沸いていますが、
私には「アサヒライジング」も十分大切なので日曜は通常の何倍もフィーバーする事になりそうです。
【時のTV論・五・DREAM競馬】
2007年10月11日 時の競馬列伝 コメント (2)結論から言うとあの女性、胸で雇われましたね。
いや冗談じゃなく。
さすがに半年やっているだけあって進行はそつない領域に入っていますが、
以前と比べてどうかと聞かれたら言うまでもなく惨敗してると思います。
おそらく前の「宮川一朗太&水野麗奈」が偶然の産物だったんでしょう。
それを実力と勘違いした上役がサプライズ人事を行って自滅したという感じです。
具体的にどこがダメかと言われれば、
まず単純に2人から1人になった事で兼ね合いもない孤独感だけが充満している、
スタジオメンバーとの会話がぎこちない、以前は仲良しだっただけにこれが一番痛い。
他、ナレーションに変な男の声がする、競馬エイトの予想内容がショボイ、etc。
確かこの改変の理由が「ライブ感を出したい」という意味不鮮明なものでしたが、
一言でまとめて「死にました」ね。
これなら当たり障りのない「スーパー競馬」の方に移ってきて良かったなと思います。
おそらくプロデューサーの言う「ライブ感」とは柳沼さんの体型の事でしょうね。(これも冗談じゃなく)
【毎日王冠,京都大賞典’07】
2007年10月7日 時の競馬列伝―「毎日王冠」
【たそがれ】
1着「チョウサン」○ :牡5、松岡、1:44.2、上がり34.0秒、8番人気
2着「アグネスアーク」× :牡4、吉田、1:44.4、34.1秒、5人
3着『ダイワメジャー』◎ :牡6,安勝,1:44.5,34.8秒,1人
4着「エリモハリアー」 :セ7、吉田、1:44.5、34.0秒、9人
5着「ブライトトゥモロー」△ 6着「コンゴウリキシオー」▲ 9着「カンファーベスト」
馬連:14680円 3連単:158160円
「チョウサン」レコード激破。
条件戦をようやく脱した後でのこの大勝、完全に火がついたというところでしょう。
そして1ハロン目以外のラップが何とすべて11秒台、異例中の異常です、この時計。
なお騎乗ですが直線で外差しから中突きに瞬時に切り替えた松岡騎手、
軽い感じのインタビューは相変わらずですが、もう今後無視は厳禁な存在ですね。
そして問題の3着『ダイワメジャー』。
馬体減・テン乗り「アグネスアーク」に差され、
近位置にいた「ブライトトゥモロー」に追われるなど覇気を欠いたのも確かですが、
今回は乱ペースを3番手で追走してしまった事や、
ハンデ59で超速決着に対応できなかった事など敗因も他、多数。
昨年連勝を決めたG?では、いかに若馬を封じるかが焦点になるでしょう。
―「京都大賞典」
【知能こそ諸刃のつるぎ】
1着「インティライミ」○ :牡5、佐藤、2:24.8、33.4秒、2人
2着「ポップロック」◎ :牡6、四位、2:24.8、33.6秒、1人
3着「アルナスライン」 :牡3、和田、2:25.1、33.8秒、6人
4着「ダンスアジョイ」 :牡6、角田、2:25.1、33.4秒、8人
5着『デルタブルース』× 6着「ファストタテヤマ」△ 8着「トウショウナイト」▲
馬連:210円 3連単:2870円
「インティライミ」が復権。
中団から33.4秒スパートで勃発した瞬発力勝負を鎮圧。
もう今だから言えますが私、この馬の【ダービー】はただのまぐれだと思ってました。
次走【JC】という事ですが、強豪にぶっつけが多い盾に行かないのが惜しいですね。
なお2着に「ポップロック」。
ハンデ&ローテ差を考えると上々の始動戦、しかしこの馬は本当に2着が似合います。
春に「ベッラレイア」を破った7ヶ月ぶり骨折明け「アルナスライン」が3着。
しかし3歳牡馬の好走条件は、あくまでも牝馬との好戦歴に掛かっていますね。
菊男『デルタブルース』は4角で手綱がバタつくも差のない5着、謎の多い馬です。
6着「ファストタテヤマ」は引退戦にも関わらずなぜか−16kgの激ヤセ参戦。
しかし最後まで豪脚は衰えず、8歳まで計54戦、本当にお疲れ様でした。
最後に8着強没「トウショウナイト」、今更ながらこの馬ぶっつけはNGとの事です。
言い忘れてましたが秋休みの1ヶ月間、久しぶりに新生「ドリーム競馬」を拝見しました。
今週はそのレビューを書こうと思います。(レビューというよりほとんど中傷ですけど、BOMB)
【時の予想 ― 毎日王冠,京都大賞典’07】
2007年10月6日 時の競馬列伝◆「毎日王冠」
【難易度:六 ペース:H 乱ペース警報】
◎『ダイワメジャー』
○「チョウサン」
▲「コンゴウリキシオー」
△「ブライトトゥモロー」
×「アグネスアーク」
まだ◎『ダイワメジャー』。
前走は圧巻の20馬身沈没、そろそろ年齢が気になる頃だが、
根本的にこの馬と他馬との間には歴然の差がある、条件ベストで連は外せない。
相手筆頭は○「チョウサン」、ここ数戦で今回出てくる上昇馬の大半は倒している。
旬と破壊力という点では本命に挙げたい▲「コンゴウリキシオー」だが、
何しろ中舘「ストーミーカフェ」が全く引く気を見せていない点が大いなる気掛かり。
ラストは騎手変がやや不安な△「ブライトトゥモロー」&×「アグネスアーク」、
しかし両馬ともにテン乗りでもバンバン重賞で走っている。
斬「カンファーベスト」は昨年【関屋記念→京成杯】まではしっかり走ったが、
その後どんどん末脚が鈍った前科がある、今年も同じくそうなりそう。
斬「トウショウヴォイス」はここまで斤量面で恵まれすぎた、5kgアップで溺沈必至。
◆「京都大賞典」
【難易度:二 ペース:S 切れ味勝負】
◎「ポップロック」
○「インティライミ」
▲「トウショウナイト」
△「ファストタテヤマ」
×『デルタブルース』
◎「ポップロック」が優位。
【宝塚記念】では若馬のコンビに先着されたが、実質日本のナンバー3。
同舞台【京都記念】でもナンバー1『アドマイヤムーン』を後方から追い詰めている。
他、前走高キレ味で今度は信用できそうな不意打ち戦艦○「インティライミ」を、
昨年3着▲「トウショウナイト」と昨年2着△「ファストタテヤマ」が血眼で追う中で、
ラストは【阪神大賞典】の内容だけは良かった気まぐれ菊男×『デルタブルース』まで。
ちょっと馬券的には難しそうですね。
明日【毎日王冠】は15:35から、【京都大賞典】はその10分後発走です。
☆『スイープトウショウ』が調教拒否、【京都大賞典】回避
本来なら年を重ねるごとに性格は穏やかになっていくものですが、
沢尻エリカもびっくりな勢いで悪化してますね、この馬の女王様ぶりは。
宝塚ドタキャンで今秋ドタキャンでこのまま引退となると個人的に寂しすぎるので、
ここはぶっつけで【マイルCS】一本・引退試合というのはどうでしょう。
今春にマイルで上がり32.7秒の爆脚を打ってますし、京都は6勝ですからね。
【女王杯】には正直食指が向きません、若いコたちが押し寄せてくるでしょうし。
☆『ピンクカメオ』、【秋華賞】は後藤浩輝鞍乗
まあ1回乗ってますし国枝厩舎だから、まさかとは思ったのですが、
まさかでしたね。
はっきり言って見た瞬間「あ、もうここいいや」って思いました。
なぜなら『ピンクカメオ』に勝って欲しい気持ちを100とすると、
後藤さんに勝って欲しくない気持ちは120万だからです。
なのでとりあえずここは負けてもらって次また別の人で、というシナリオでお願いします。
☆「アサヒライジング」、【府中牝馬S】は北村宏司鞍乗
上の2頭があんな状況なので、この秋はこの馬に期待を集中させる事になりそうです。
春は勝って当然の所を落として残念でしたが、【Vマイル、クイーンS】で復活。
特に【クイーン→府中→女王杯】は「オースミハルカ」の得意3連戦ですからね、
血統的にもこれからが円熟期、力量でも「ハルカ」を凌ぐ勢いなので、
3歳牝馬との全面戦争【エリザベス女王杯】でも強気に期待したいと思います。
エリカ様が謝ってもスイープ様が謝ることは一生ないでしょうね。
しかしこれだけワガママな馬って過去いたんでしょうか。(史上最悪??)
【札幌2歳S、シリウスS’07】
2007年10月1日 時の競馬列伝―「札幌2歳S」
【禍々しき代役】
1着「オリエンタルロック」:武豊、1:51.9、上がり36.9秒、6番人気
2着「サブジェクト」 :安勝、1:52.0、37.7秒、1人
3着「ホウザン」 :菊沢、1:52.1、38.1秒、13人
8着「ウイントリガー」 10着「ヤマカツオーキッド」 14着「ネオスピリッツ」
馬連:2120円 3連単:259540円
「オリエンタルロック」がブービー一気。
豊サマも驚きの全馬総抜き、「後方からはまず届かない」、
「1800m戦での完敗歴は許されない」の2大要素を覆しての優勝になりました。
そして大半の人気を得ていた評判馬「サブジェクト」が2着。
こちらはアンカツが前残りを意識して前回より前につけましたが、
ラップは例年通りでも馬場が悪すぎたせいか判定はハイペース、これが誤算だったか。
さらに3着に前走【コスモス賞】で完敗していた大穴「ホウザン」。
対してデータ的に強い先行人気馬「ウイントリガー」、「ヤマカツオーキッド」は全馬壊滅。
特に不調のシンボリクリスエス産駒「ネオスピリッツ」は哀れビリ沈撃と、
素質馬「ポルトフィーノ」の回避が、思った以上に響いたと思わせる内容でした。
―「シリウスS」
【赤竜拳】
1着「ドラゴンファイヤー」:牡3、53、福永祐一、2:05.1、36.8秒、1人
2着「ラッキーブレイク」 :牡6、56、幸、2:05.3、36.3、6人
3着「ワンダースピード」 :牡5、55、小牧、2:05.4、37.3、5人
4着『アロンダイト』 5着「オースミヘネシー」 13着「タガノゲルニカ」
馬連:800円 3連単:6840円
「ドラゴンファイヤー」エンジン点火。
直線で閉じ込められて絶体絶命でしたが、あそこを抜けてくるとは結構な素材です。
勝負服が金子オーナーまがいだった事や、馬名が一昔前の必殺技みたいな事など、
突っ込みどころはいくつかありましたが、やはり3歳馬が勝つと希望が持てますね。
そして2着に最後方から総まくりを狙った「ラッキーブレイク」、
3着に前回フトシで大穴を開けた「ワンダースピード」と、以下はややレベル低め。
驚いたのがJCダート制者『アロンダイト』、屈腱炎明けの59kgで4着確保。
伊達にG?を勝ってませんね、後藤のG?勝利は二度と見たくありませんけど。
予想ですか?していたら外してたでしょうね。(あっけらかん)
【スプリンターズS’07】
2007年9月30日 時の競馬列伝―『スプリンターズS』
【特攻少女】
優勝「アストンマーチャン」◎:牝3,中舘英二,1:09.4,36.3秒,3人気
2着「サンアディユ」○ :牝5、川田将雅、1:09.5、36.1秒、1人
3着「アイルラヴァゲイン」×:牡5、松岡正海、1:09.6、36.2秒、5人
4着「キングストレイル」 :牡5、田中勝春、1:09.6、35.8秒、4人
5着「タマモホットプレイ」 :牡6、石橋脩、 1:09.8、35.7秒、16人
6着「ローエングリン」 7着「プリサイスマシーン」注
8着「クーヴェルチュール」△ 9着『スズカフェニックス』▲
10着「ペールギュント」 11着『コイウタ』
12着「アンバージャック」 13着「アグネスラズベリ」
14着『オレハマッテルゼ』 15着『メイショウボーラー』
16着「エムオーウイナー」
単勝:560円 馬連:1180円 3連単:15960円
「アストンマーチャン」がスプリント女王。
猛スピードで先導を奪うと泥馬場でも勢いはさらに加速し、最後はヘバりながら見事戴冠。
作戦勝ちの印象もありますが、通過33秒1は例年の良馬場と差のない自爆ラップ。
それでも最後に戴冠を譲らなかったのは、『ウオッカ』に迫ったあの持久力でしょう。
マイル路線を捨て、中舘騎手に託した陣営の一貫した目論みが勝利に結びつきました。
そして2着に、4番手からの追撃を試みた1番人気「サンアディユ」。
重馬場経験は豊富でしたが今回は0.1秒で勝ち馬の若さに屈した印象。
今更ですがもう少し早くターフを試していれば、という突っ込みは免れないでしょう。
しかし一部懸念された川田騎手の騎乗はノーミス、G?制覇もついに迫ってきたか。
3着にようやくG?で馬券に絡んだ裏切り魔神「アイルラヴァゲイン」。
条件が揃えばちゃんと走りますね、あとは妙な時に飛びさえしなければ信頼も得るはず。
4着にS級凶悪犯「キングストレイル」が上がり高速で突入。
さすがに大外が響いたか、とは言え3年連続で大外一気していた馬もいましたが。
一昨年6着だった5着「タマモホットプレイ」や、
気がつけば鞍から後藤が消えていた6着「ローエングリン」など以下は意外な面々。
そして頂点ではなく場外へ飛行した9着、獄炎鳥『スズカフェニックス』。
たった2週しか調教していないのに−8kgですから状態としては最悪でしたね。
春の電撃王としての義務参戦という感じでしたが、これが後に響かないか心配。
他、実績馬では11着にテンプクをかましたお気楽姫『コイウタ』。
これで水没2発目、錚々たるメンバーを抑えたあの戴冠は何だったのか。
衰えを露呈し始めている「プリサイスマシーン」、『オレハマッテルゼ』を始め、
せっかく小牧をポイ捨てしたのにビリだった「エムオーウイナー」など、
春の【高松宮記念】好走グループはまさに玉砕。
しかしこれで低水準と言われ続けてきたスプリント界において、
3歳馬が勝利したことでようやく光が差し込んできた印象を受けました。
春夏、ひたすらハズしまくったのに秋は初戦から当たって高揚しています。
久しぶりに本格的に投資してみようかな?という気も沸いている今日この頃です。(炎上警報)
【時の予想 ― スプリンターズS’07】
2007年9月29日 時の競馬列伝 コメント (2)
?,【スプリンターズS】 : ???
?,【秋華賞】 :爆撃魔女「ベッラレイア」のとんでもなき仁川爆砕計画
?,【菊花賞】 :浮遊城「アサクサキングス」の降臨を待つ淀の迷える羊達
?,【秋の天皇賞】 :友好の輪こそ裏切りの刃、策士「カンパニー」の罠
?,【エリザベス女王杯】:栄光か終焉か…女神『フサイチパンドラ』の命運
◆『スプリンターズS』
【難易度:七 ペース:H 真速対戦】
◎「アストンマーチャン」
○「サンアディユ」
▲『スズカフェニックス』
△「クーヴェルチュール」
×「アイルラヴァゲイン」
注「プリサイスマシーン」
暴走列車◎「アストンマーチャン」の一徒に賭ける。
前走はやはり通過32.4秒が敗因、だがそれでも行きたがったのだから相当凄い。
2歳時から卓越していたこの馬のスピードは健闘が続く3歳牝馬の中でももはや別物。
もちろん唯一の不安は折り合い、掛からずに駒を進めた時、その先に勝利が見える。
【セントウルS】1分7秒1、今夏最大の上がり馬として、
まさに5年前の『ビリーヴ』を追うかのごとく上昇してきた○「サンアディユ」。
しかしあの時の『ビリーヴ』鞍乗は武豊、さらに対戦したG?馬達にも相当手こずった。
ポッと出が返り討たれるのがG?、川田騎手がどこまでフォローできるか。
獄炎鳥▲『スズカフェニックス』は今春、マイル界から電撃界に衝撃の飛来。
今戦も豊サマ、SS産駒、後方脚質と好走条件をズラリ揃えている。
ただ、やはり最大の死角はインフルエンザ騒動の余波を全面的に食らったこと。
本来なら本命妥当だが、インフルの影響を受けた馬はことごとく飛んでいるだけに…。
他、やや迫力不足な感は否めなくとも、
先行から安定した抜け出しを見せる3歳牝馬△「クーヴェルチュール」と、
同じくG?ではお呼びでない印象でも、
相変わらず条件だけはカンペキな裏切り魔神×「アイルラヴァゲイン」。
ラストは休養明けと安藤勝巳が重なった時は要注意、
8歳でもまだ壊れない冷血者注「プリサイスマシーン」の首狩り一発まで。
斬「アグネスラズベリ」は前走のマイナス20kgで完全にエンストした格好。
中2週の輸送つきで戻すのはまず不可能、ここは駄目もとの出走と見てよさそう。
斬「キングストレイル」はメンバーレベルと今までの凶行を考えると、
前走を復活とは採りにくい、今ごろ短距離でG?を勝たれてもという感も否めない。
明日、秋G?第一弾【スプリンターズS】は15:40発走です。
なお次回更新はおそらく火曜、そこからは定期的な更新に復帰できると思います。(漫喫脱出)
―「オールカマー’07」
【秋のカフェテラス】
1着「マツリダゴッホ」▲ :牡4、蛯名、2:12.5、上がり34.8秒、1番人気
2着「シルクネクサス」×:牡5、北村、2:12.6、35.1秒、5人
3着「エリモハリアー」 :セ7、吉田、2:13.0、34.4秒、7人
6着「ネヴァブション」○ 9着「サンツェッペリン」 11着「ダークメッセージ」◎
馬連:1310円 3連単:16740円
「マツリダゴッホ」が完勝。
前走は何事でもなかったように中団から鋭進、今秋こそはG?での善戦を狙います。
続いて2着にミドルペースながら前残りに成功した「シルクネクサス」。
重賞での大敗経験は多いですが、この馬もいつ走るのかが読みづらい存在です。
なお、春の健闘グループ「ネヴァブション、ダークメッセージ」らは余裕の着外。
勝ち馬もそうですがこの派閥、鉄砲戦では確実に負けますね。
そして3歳代表「サンツェッペリン」はひっそりと9着転落。
今回はさすがに追切不足か、しかしこれで3歳牡馬・不連対記録はさらに更新。
なおこのレースは年によってLVの高低がはっきりと分かれる気がしますが、
今年はどちらかというと後者だった印象。
―「神戸新聞杯’07」
【再び夢遊弾】
1着『ドリームジャーニー』▲:武豊,2:24.7,34.5秒,3人
2着「アサクサキングス」△ :四位、2:24.8、35.4秒、5人
3着『ヴィクトリー』○ :岩田,2:25.1,35.4秒,2人
4着「ホクトスルタン」 5着「トーセンマーチ」 12着「フサイチホウオー」◎
馬連:2700円 3連単:21590円
『ドリームジャーニー』全馬貫通。
先行争いが激化したのも功を奏し、唯一34秒台の末脚で再び頂点へ。
春は無冠も上がりは優秀でしたからね、他が来ないならこの馬というところでしょうか。
ただ、2歳王者にまだ勝たれてしまうという事に若干の虚しさも感じます。
なお、2着にやって来たのは浮遊城「アサクサキングス」。
“スローでしか残れない”という印象でしたが、これは大きな前進となりました。
続いてお調子者『ヴィクトリー』、やや騎手を煩わせる点は相変わらずですが
この馬も本番に強いタイプですし、ここで3着なら十分な出だしと言えるでしょう。
それより重態なのは、やはりまたも炎上した「フサイチホウオー」の方ですね。
特に原因があるでもなくこの弱小相手に怒涛の12着、完全に馬がイッちゃってます。
この時期に3歳馬が突如ダウンした例は初めて見ましたが、次は相当厳しいでしょう。
まあ1.6倍と2.4倍を連続で裏切って次来たら、それもまた反感買うでしょうけど。
―――――――――――今度はドウなるのやら・・・
?,【スプリンターズS】 :上空に突如出現した謎の高速太陽「サンアディユ」
?,【秋華賞】 :女優駿『ウオッカ』VS美令嬢『ダイワスカーレット』,再び
?,【菊花賞】 :混沌の中の菊冠を得よ!お調子者『ヴィクトリー』の挑戦
?,【秋の天皇賞】 :月光騎士『アドマイヤムーン』、禁断の新・必殺技解禁
―「セントライト記念」
【風は南に吹いている】
1着「ロックドゥカンブ」 :柴山、2:12.0、上がり35.3秒、1番人気
2着「ゴールデンダリア」◎ :善臣、2:12.2、35.0秒、2人
3着「スクリーンヒーロー」 :木幡、2:12.7、36.1秒、14人
4着「マイネルアナハイム」 :勝浦、2:12.8、35.5秒、15人
5着「ガルヴァニック」 7着「シグナリオ」△ 14着「メイショウレガーロ」
馬連:520円 3連単:45120円
南半球出身「ロックドゥカンブ」が豪勝、4番手から冴えない他軍を一気完封。
特に2着「ゴールデンダリア」の実力が個人的にかなりあると思っていたので、
これは驚きでした、もう本物ですね。
続いて、再び大穴をブチ抜いた「スクリーンヒーロー」。
この馬が前走で大敗したから勝ち馬の評価を下げたわけですが、
ノコノコと3着に来るとは随分な馬ですね。
―「ローズS」
【赤い瞳】
1着『ダイワスカーレット』○:安勝、1:46.1、33.6秒、1人
2着「ベッラレイア」▲ :武豊、1:46.2、33.2秒、2人
3着「レインダンス」 :福永、1:46.3、33.6秒、3人
4着「ピンクカメオ」◎ :四位、1:46.6、33.5秒、4人
馬連:220円 3連単:1080円
『ダイワスカーレット』躍る。
やはり強かった桜花賞馬、おなじみの先攻法から33秒フィニッシュで完勝。
とにかく勝ち方が優雅ですね、出るレース全てスローになる現象は相変わらずですが。
なお、2着に豊サマと手を組んだ爆撃魔女「ベッラレイア」。
対照的にペースに泣かされた印象、しかし上がり首位ですから次の逆転はあるかも。
そして実況に名前を呼ばれながらも普通〜に伸びなかった『ピンクカメオ』。
G?馬なのに「レインダンス」に前評&人気で負け、しかも本当に負けましたからね。
まあキャラ的には、ここで負けて次ドカンなタイプなので気にはしませんが。
それにしてもこの馬に◎を打ったレースは全て○▲で決まるのですが、これは一体…。
―「エルムS」
【装魔の洞窟】
1着「メイショウトウコン」 :牡5、池添、1:43.3、34.5秒、2人
2着「マコトスパルビエロ」 :牡3、安勝、1:43.9、35.6秒、3人
3着「ロングプライド」 :牡3、武豊、1:43.9、35.4秒、1人
4着「イブロン」 5着「オリンピアンナイト」 11着『フサイチパンドラ』
馬連:970円 3連単:5390円
札幌ダートを叩き割った「メイショウトウコン」。
4角で並ばれた時点で大半がギブアップ、まさにひねり潰したような勝ち方でした。
ただ問題はひねり潰された相手が、3歳のトップホースだったという点。
特に「ロングプライド」と「マコトスバルピエロ」、
この辺りが『パーソナルラッシュ』のように勝ってくれないと、今後に夢が持てません。
それにしても気づかぬ内に出走→ブービーを遂行していた『フサイチパンドラ』。
せっかく前走芝で復活したというのに、彼女は一体何をしに来ていたのでしょう。
――――――――――――ニアミスガツヅク時ノ予想・・・
■「オールカマー」
【難易度:四 ペース:M 春豪軍 VS 夏昇勢】
◎「ダークメッセージ」
○「ネヴァブション」
▲「マツリダゴッホ」
△「ダイイチアトム」
×「シルクネクサス」
怪文者◎「ダークメッセージ」の恐怖。
【天皇賞】では優秀な上がり、実績はないが春は快調に動いていた、注目したい。
他は完全に春の実績馬優勢と見て、
【日経賞】までの3連勝を優雅に決めた飲んだくれ王子○「ネヴァブション」と、
前走何喰わぬ顔で着外に消えたお騒がせ男▲「マツリダゴッホ」。
おまけは夏の新鋭△「ダイイチアトム」と前残り命×「シルクネクサス」まで。
インフルの余波が直撃した斬「サンツェッペリン」だが、
この馬は飛ぶ時はハッキリ飛ぶ馬、ここはスルーを決め込みたい。
■「神戸新聞杯」
【難易度:二 ペース:M 遺された精鋭】
◎「フサイチホウオー」
○『ヴィクトリー』
▲『ドリームジャーニー』
△「アサクサキングス」
◎「フサイチホウオー」が焼き払う。
【ダービー】では悪い意味で馬が違っていた、まともに走れば首位は譲らない。
続いて秋は確実に良くなるであろうお調子者○『ヴィクトリー』と、
豊サマまたまた登場で士気上昇する▲『ドリームジャーニー』に加えて、
ラストは浮遊城△「アサクサキングス」の残るかどうかは私にもわかりません一発まで。
斬「マンハッタンスカイ」。小牧。(苦笑)
今日という日は冷房の効きが悪いんですよね・・・このネットカフェ。(墳爆)
―「朝日チャレンジC’07」
【知命線】
1着「インティライミ」 :牡5、佐藤、2:00.0、上がり33.3秒、1番人気
2着「ブライトトゥモロー」 :牡5、川田、2:00.2、33.3秒、3人
3着「ゴールデンメイン」 :セ7、小牧、2:00.4、34.1秒、7人
4着「トウカイカムカム」 6着「タマモサポート」 8着「ヴィータローザ」
馬連:700円 3連単:8960円
「インティライミ」が2年4ヶ月ぶりV。
通過62.1秒の猛スローでしたが、33.3秒の末脚で他軍を一気串刺し。
これまでひたすら瞬発力勝負はNGと言われてきただけに、驚きの勝法でした。
ただメンバーレベルは明らかにG?以下、今秋はさらに上へ行ってどうかでしょう。
なお2着に重賞好走が続く「ブライトトゥモロー」、こちらも上がり33.3秒。
やんわり調子を上げてきているフトシ「ゴールデンメイン」が3着。
なお着内をキープし続けていた「ヴィータローザ」はついに8着没沈。
最近この馬がこの着順?な件が多い気がしますがインフルの影響じゃないですよね。
―「京成杯オータムハンデ」
【邪王道】
1着「キングストレイル」 :牡5、57、勝春、1:32.6、34.4秒、2人
2着「カンファーベスト」△ :牡8、57、江田、1:32.9、34.5秒、4人
3着「マイネルシーガル」○ :牡3、53、後藤、1:33.0、34.4秒、1人
4着「マイケルバローズ」▲ 5着「グレイトジャーニー」× 8着「ストーミーカフェ」◎
馬連:1790円 3連単:12070円
「キングストレイル」勝っちゃった。
得意中山で余裕の押し切り、衝撃の【セントライト記念】以来の重賞2勝目です。
それにしてもあれだけ凡走を繰り返しておいて6ヶ月ぶりのここで快勝とは、
さすが凶悪犯、KYの度合いが違いますね。
なお2着に昨年と同じくオヤジの星「カンファーベスト」。
3着に3歳代表「マイネルシーガル」、8歳馬に負けているようでは…。
なお期待の「ストーミーカフェ」は逃げるのか控えるのか分からない、
摩訶不思議な競馬で8着快滅、当分追ってきましたがそろそろ見切り時でしょうか。
―「セントウルS’07」
【決別の歌】
1着「サンアディユ」 :牝5、川田、1:07.1、33.6秒、11人
2着「カノヤザクラ」◎ :牝3、上村、1:07.9、33.9秒、7人
3着「キンシャサノキセキ」▲:牡4、藤田、1:07.9、34.0秒、1人
4着「アルーリングボイス」 5着「アイルラヴァゲイン」 7着「キョウワロアリング」
9着「アグネスラズベリ」○ 12着『フサイチリシャール』△
馬連:13500円 3連単:161350円
「サンアディユ」が爆走。
個人的に前走でこの馬のスプリント出世はなくなったと思いましたが、
5馬身差圧勝、1分7秒1レコードタイと非常に『ビリーヴ』を想わせる勝ち方でした。
果たして5年前の彼女のように次走G?も制勝できるでしょうか。
そして、当時の2着馬「パイアン」の妹「カノヤザクラ」が何とも2着。
3着に暴走男「キンシャサノキセキ」、勝ち馬でこの辺は完全にかすんでます。
残念だったのが突如20kg激ヤセして参上した9着「アグネスラズベリ」。
大敗でサマーシリーズ勝利ならず、しかも2位の馬に圧勝される最悪の結末でした。
――――――――――――――――時ノ予想・・・
◆「セントライト記念」
【難易度:七 ペース:H 士気上がらず】
◎「ゴールデンダリア」
○「アップルサイダー」
▲「サンワードブル」
△「シグナリオ」
×「クランエンブレム」
注「マイネルダイナモ」
◎「ゴールデンダリア」が決める。
【ダービー】では迷った挙句マークしたが、直線での伸びはなかなかだった。
中山でのイメージはあまり湧かないが実績は豊富、好位から進めてほしい。
他、夏の上がり馬から○▲△「アップルサイダー、サンワードブル、シグナリオ」。
前走1番人気からあっさり見離された×「クランエンブレム」に加えて、
ラストは注「マイネルダイナモ」の古馬と格闘したんだ少しは評価上げろ一発まで。
斬「ロックドゥカンブ」は前走倒した2着「スクリーンヒーロー」が次走爆滅、
3着「イクスキューズ」も当時は56kgの獄量を背負わされていた。
騒がれているほど能力があるのか個人的にまだ疑問。
斬「メイショウレガーロ」はインフルの影響で追い切りたった1本、ほとんど無謀。
◆「ローズS」
【難易度:二 ペース:M 出陣!】
◎『ピンクカメオ』
○『ダイワスカーレット』
▲「ベッラレイア」
◎『ピンクカメオ』が愛のお仕置き。
【NHKMC】ではドロ馬場×ブービー人気×シンガリ一気で牡馬を総締め。
そしてあれだけ散々無理と言われた【オークス】でも0.4秒と崩れなかった。
これは馬が変容してきた証拠、この秋もさらなる変身に熱烈に期待したい。
そして、過去に『ウオッカ』&「アドマイヤオーラ」の優駿快走コンビを打ち倒し、
今回も全く動揺するそぶりを見せていない麗しの令嬢○『ダイワスカーレット』と、
馬体回復&豊様召喚でパワーアップは確実的、
爆撃魔女▲「ベッラレイア」のキッチリ落とし前つけてもらうわよ一発まで。
【エルムS】予想はさらりとスルーさせて頂きます。
以上、今度はやぶ蚊が大量発生しているネットカフェからお送りしました。(再悶絶)