【中山金杯,京都金杯’09】
2009年1月5日 時の競馬列伝―「中山金杯」
【New Sunshine】
1着「アドマイヤフジ」○ :牡7、58、川田、1:58.5、上35.7、4人
2着「ヤマニンキングリー」注:牡4、56、藤田、1:58.5、上35.0、2人
3着「ミヤビランベリ」 :牡6、55、吉田、1:58.6、上35.9、11人
4着「マイネルキッツ」 :牡6、56、松岡、1:58.7、上34.8、7人
5着「ネヴァブション」◎ 6着「オペラブラーボ」▲ 7着「キングストレイル」△
馬連:2860円 3連単:232760円
「アドマイヤフジ」金杯連覇。
Mペースを2番手から制勝、時計はレースレコードかつコースレコードタイ。
この重賞でこのタイムが出るとは驚きですね、今年もG戦線を賑わせてくれそうな予感。
2着に4歳「ヤマニンキングリー」、3連続連対。
地味だった昨春とは裏腹にノッてきていますね、若馬の活躍はやはり嬉しい限り。
3着に逃げた穴馬「ミヤビランベリ」。
休み明け56キロにも関わらず見事好走、前残りを考えてもこれは意外でした。
最速上がりは中団から追った4着「マイネルキッツ」、差し味安定。
本命「ネヴァブション」はやや仕掛けが遅すぎな5着、ただ距離も長い方がよさそう。
以下、徐々に「オペラシチー」化している「オペラブラーボ」が6着、新5歳引き続き不振。
人気が集まった時の「キングストレイル」はまさにお約束な7着ド凡走を発射。
他「アサカディフィート」は14着衰退か、15着『シャドウゲイト』はやはり逃げた方が…。
―「京都金杯」
【Changeover】
1着「タマモサポート」 :牡6、57、津村、1:32.9、上34.5、7人
2着「マルカシェンク」○ :牡6、57.5、福永、1:33.2、上34.1、3人
3着「ファリダット」◎ :牡4、56、四位、1:33.3、上33.8、2人
4着「アドマイヤオーラ」▲:牡5、58、安勝、1:33.4、上34.6、1人
5着「バトルバニヤン」 6着「ナスノストローク」 7着「アドマイヤスバル」△
馬連:4090円 3連単:43690円
西の杯は「タマモサポート」がゲット。
3番手から上がり6位で突勝、ここ2戦で一気に躍進してきましたね。
昨秋の成績はほとんど不振でしたが、父「タマモクロス」は時々こういう馬を出しますね。
2着に内差ししてきた「マルカシェンク」。
出遅れが板についてきた点は気になりますが、能力的にここは優位でした。
そして時の王子様「ファリダット」はまた脚を余して3着。
個人的に後方策も疑問ですが、今日のドシンガリ一気は勝ちを意識したと思えない騎乗。
もう今春のGⅠからは戴冠を狙ってほしいですし、一戦一戦を大事にしてほしいのですが。
他、上々の復帰4着「アドマイヤオーラ」、芝2戦目「アドマイヤスバル」は7着失速。
9着「ショウナンアルバ」は折り合い良化も凡発、13着「コンゴウリキシオー」大凡発。
最後に皐月賞馬『ヴィクトリー』は15着と厳しい船出になりました。
今【金杯予想】を’08と記載していた事に気づきました。(爆転)
【時の予想 ― 京都金杯’09】
2009年1月4日 時の競馬列伝◆「京都金杯」
【難易度:七 ペース:S 好メンバー】
◎「ファリダット」
○「マルカシェンク」
▲「アドマイヤオーラ」
△「アドマイヤスバル」
×「シゲルフセルト」
注「コンゴウリキシオー」
とことん◎「ファリダット」。
当然のように人気暴発しているが、個人的にこの馬から離れられない、マイル克服希望。
夏までは確実に【マイルS】を獲ると言われていた○「マルカシェンク」が対抗。
▲「アドマイヤオーラ」は久々だが能力強烈、日曜「フジ」に続いての金杯連覇なるか。
他、前走いきなりターフで爆走して関係者を横転させた△「アドマイヤスバル」と、
マイルで浮上中の侮れない53キロ×「シゲルフセルト」。
最後は思いっきり逃げれば注「コンゴウリキシオー」のもう駄目かもしれません一発まで。
斬「ショウナンアルバ」は中枠が痛い、斬『ヴィクトリー』は久々より58がどうか。
斬「エーシンフォワード」など4歳勢は今年も高齢勢に苦しめられそうな予感、割引き。
【中山金杯】○「アドフジ」は去年と同じタテ目になってしまいました。
ただ15:45発走【京都金杯】は去年獲っているので頑張ります。(半笑)
【時の予想 ― 中山金杯’09】
2009年1月3日 時の競馬列伝あけましておめでとうございます。
昨秋は後半大失速した「時の予想」ですが、今年も頑張ります。
なお忙しい時はお休みする事もあると思いますが、
週に1レースは必ず予想していきたいと思うので今年もよろしくお願い致します。
◆「中山金杯」
【難易度:七 ペース:M 基本は差し馬】
◎「ネヴァブション」
○「アドマイヤフジ」
▲「キングストレイル」
△「オペラブラーボ」
×『シャドウゲイト』
注「ヤマニンキングリー」
謹賀新年◎「ネヴァブション」。
素質はGⅠ級に近いものがある、一年ぶり復帰の2戦共に好内容で、距離短も心配なし。
対抗は去年抜け出した○「アドマイヤフジ」、ただ近走はやや前残りに頼り気味な印象。
▲「キングストレイル」は2年に及ぶ短距離路線が何だったのかの勢いの中距離開花。
昨秋最大の上がり馬とされた△「オペラブラーボ」だが、前走の凡発がやや気になる。
他、本気で逃げればもっとやれるはずのウッチー×『シャドウゲイト』と、
2連続快勝注「ヤマニンキングリー」の4歳は弱いなんて言わせないゾ一発まで。
斬「マイネルキッツ」は戦績比較の点から他メンバーからやや劣る。
斬「アサカディフィート」は年齢よりも去年から全体レベルが大幅増した点がどうか。
一年の計と言いますが、当たっても外れても最終収支には全く影響ないと思います。
本日【中山金杯】は15:25から。(新年早々DOKA~N)
『Sleepless Night』
夢界へと導かれた十五の勇者たちが
七色の楽園の上で堕落と精進を繰り返す
すべての行為が無として扱われるこの世界で
唯一現を選んだ彼女が冠を得たのも無理はない
『BLACK EMBLEM』
「悪」と見なされ見下された女が開けた
小さな穴が咎めた全者を瞬く間に飲み込んだ
果してそれは彼女の醜い憎悪によるものなのか
もしそれが、傷ついた彼女の悲しみによるものなら
『Oken Bruce Lee』
雲の切れ間から溶け出した白色の光が
人々を灰に変え、街を炎でくるんでいく
悲鳴に包まれ燃え落ちていく都の空に
轟々と笑いながら飛ぶ一つの影を見た
街はあの龍に支配されてしまったのだ
『VODKA』
空の論議と共に天の色彩が変容する
赤から青へ、青から黄へ、黄から赤へ
だが、色が混じり合う事は決して無い
苛立つ神が最後に選んだ一つの色は
『little amapola』
その淋しげな花束を抱えた少女の微笑は
雨を消し、陽を呼び、道を遥かに開かせた
眺める姫も女神もうつむきこう呟くしかない
「やっぱり若い子には勝てないわ」・・・と
『Screen Hero』
秋風にそよぐ広大な草原の上に
西日と怒号を背にヤツは現れた
世評も過去も血筋ももう関係ない
歴史に刻まれた者が英雄なのだ
『Kane Hekili』
凍った時を動かす唯一の合言葉は
「白き光、死の沈黙、祝福の怒号」…
その意味がすべて連なり合わさる時
再び、敵わぬ何かを敵にするだろう
『Buena Vista』
大地の裂け目から飛び出した舌が
数多の夢を抱き込み、堪能の息をもらす
もしその時、口元に笑みを浮かべる者がいれば
その女がすべての災厄の元凶であると疑ってよい
『DAIWA SCARLET』
天とも地とも知れぬ場所から湧き出した
涙とも血とも分からぬその赤きしずくは
大地を染め上げ、命と精神に滲み渡る
赤が示すものは悲哀でも恐怖でもない
ただ女王が女王であり続けた証なのだ
<レースタイトル下半期’08>
2008年12月30日 時の競馬列伝<7月>
「函館スプリントS」 【奇跡結晶体】 「キンシャサノキセキ」
「ラジオNIKKEI杯」 【幸福は嵐の中】 「レオマイスター」
「プロキオンS」 【星を受け止めし者】 「ヴァンクルタテヤマ」
「七夕賞」 【銀河にて漂流す】 「ミヤビランベリ」
「ISD」 【桜夏翔】 「カノヤザクラ」
「函館記念」 【空のフェイク】 「トーセンキャプテン」
<8月>
「小倉記念」 【流れ弾】 『ドリームジャーニー』
「関屋記念」 【大砲台の憂い】 「マルカシェンク」
「函館2歳S」 【新化】 「フィフスペトル」
「北九州記念」 【ナルコレプシー(改)】 「スリープレスナイト」
「クイーンS」 【像の象徴】 「ヤマニンメルベイユ」
「札幌記念」 【ひとひらの泉情】 「タスカータソルテ」
「キーンランドC」 【空飛ぶ聖杯】 「タニノマティーニ」
「新潟記念」 【晩夏烈壊弾】 「アルコセニョーラ」
<9月>
「新潟2歳S」 【OUTSIDE SCRAPER】 「セイウンワンダー」
「小倉2歳S」 【The Great Mistale】 「デグラーティア」
「エルムS」 【Lean Of The Tower】 「フェラーリピサ」
「京成杯AH」 【EVIL】 『キストゥヘヴン』
「セントウルS」 【Sky Color Changes Blue to Pink】 「カノヤザクラ」
「朝日CC」 【FORTUNATE MISSILE】 『ドリームジャーニー』
「セントライト記念」 【It happened that...】 「ダイワワイルドボア」
「ローズS」 【Uncertain Gravity】 「マイネレーツェル」
「オールカマー」 【King’s Scenario】 『マツリダゴッホ』
「神戸新聞杯」 【NABULA SKY】 『ディープスカイ』
<10月>
「シリウスS」 【時計じかけの砂嵐】 「マイネルアワグラス」
「札幌2歳S」 【星命を継ぐ者】 「ロジユニヴァース」
「京都大賞典」 【優劣】 「トーホウアラン」
「毎日王冠」 【対女神式戦闘機の灯火】 「スーパーホーネット」
「デイリー杯2歳S」 【風と木の歌】 「シェーンヴァルト」
「府中牝馬S」 【まなざし】 「ブルーメンブラット」
「富士S」 【弾音なき戦場】 「サイレントプライド」
<11月>
「スワンS」 【Spinning Guider】 「マイネルレーニア」
「武蔵野S」 【Full-Blown】 「キクノサリーレ」
「AR共和国杯」 【Tomorrow is another day】 「スクリーンヒーロー」
「ファンタジーS」 【HeKiReKi】 「イナズマアマリリス」
「京王杯2歳S」 【Handred Score Escape】 「ゲットフルマークス」
「東スポ2歳S」 【Gurdian Of The Festival】 「ナカヤマフェスタ」
「福島記念」 【With The Bound】 「マンハッタンスカイ」
「京阪杯」 【Stop & Stare】 「ウエスタンダンサー」
<12月>
「ステイヤーズS」 【黄金の島】 「エアジパング」
「中日新聞杯」 【玉座】 「ヤマニンキングリー」
「鳴尾記念」 【舞冬楼者】 「サクラメガワンダー」
「カペラS」 【ガーラル・バスター】 「ビクトリーテツニー」
「愛知杯」 【霧の街に消える】 「セラフィックロンプ」
「阪神C」 【転生の炎(仮)】 「マルカフェニックス」
「ラジオNIKKEI杯2歳S」 【躍進】 「ロジユニヴァース」
<GRADE Ⅰ RACE>
『スプリンターズS』 【夢見ぬ少女】 『スリープレスナイト』
『秋華賞』 【無界】 『ブラックエンブレム』
『菊花賞』 【セイントファイヤ】 『オウケンブルースリ』
『秋の天皇賞』 【The Yellow Champion】 『ウオッカ』
『女王杯』 【All Sweets and All Bitters】 『リトルアマポーラ』
『マイルCS』 【See You Again】 『ブルーメンブラット』
『ジャパンカップ』 【Catastasis】 『スクリーンヒーロー』
『ジャパンCD』 【雷鳴が聞こえる】 『カネヒキリ』
『阪神JF』 【一撃必殺】 『ブエナビスタ』
『朝日杯FS』 【差】 『セイウンワンダー』
『有馬記念』 【結論は真紅なり】 『ダイワスカーレット』
一年間、お疲れさまでした・・・。
天とも地とも知れぬ場所から湧き出した
血とも涙とも分からぬその赤きしずくは
大地を染め上げ、命と精神に滲み渡る
赤が示すものは悲哀でも恐怖でもない
ただ女王が女王であり続けた証なのだ
―『第53回・有馬記念』
【結論は真紅なり】
優勝『ダイワスカーレット』◎:牝4,安藤勝己,2:31.5,36.4,1人気
2着「アドマイヤモナーク」 :牡7、川田将雅、2:31.8、35.8、14人気
3着「エアシェイディ」 :牡7、後藤浩輝、2:31.9、36.4、10人気
4着『ドリームジャーニー』 :牡4,池添謙一,2:31.9,35.9,7人気
5着『スクリーンヒーロー』△:牡4,デムーロ,2:32.0,36.5,3人気
6着「アルナスライン」▲ 7着『カワカミプリンセス』×
9着『メイショウサムソン』 9着「フローテーション」
10着「ベンチャーナイン」 11着『コスモバルク』
12着『マツリダゴッホ』○ 13着「エアジパング」 14着『アサクサキングス』
単勝:260円 馬連:29490円 3連単:985580円
つけ入る余地も隙間もない・・・『ダイワスカーレット』グランプリ制覇。
特に飾る言葉はありません、最初から最後まで先頭でした。
逃げたにも関わらず上がりは3位、しかも1位2位は最後方にいた二頭ですからね。
近くにつけた馬、狙撃しようとした馬、まさに全滅、文句なしの完勝でした。
これで史上最高牝馬の議論に堂々と名を馳せる事でしょう、来年は海外での活躍も期待。
ただファンを引き続き泣かせたのが2着大穴の法則「アドマイヤモナーク」。
位置取りも人気も断然ビリ、近走の内容から買えという方が無理な気もしますが。
3着「エアシェイディ」、欲のなさそうなメンツの入線が目立ちます。
中団から差しましたがこちらも7歳、高齢化の傾向が強いのはやや残念なところ。
4着ブービー一気『ドリームジャーニー』、それにしても先行勢崩れすぎの感。
そしてここから本命ライン5着『スクリーンヒーロー』。
まあ善戦と言えば善戦ですが、【盾、JC】勝者が次々と順位を落とすのは寂しい限り。
6着「アルナスライン」は位置取りが良かっただけに言い訳が出ない凡走ですね。
7着『カワカミプリンセス』はまたも年下完敗で精神ダメージは極大か。
そして豊サマ『メイショウサムソン』は完全に一時の輝きもなく8着後退。
結局一年を通し無勝でしたが、日本の主将としてよく頑張ってきてくれたと思います。
続く9、10着が3歳「フローテーション、ベンチャーナイン」。
共に菊好走馬ですからこれは頂けません、来年は『ディープスカイ』一本化のおそれ。
そして昨年覇者『マツリダゴッホ』は壮大な4角進撃からまさかの驚愕ブービー逆発走。
何なんでしょうねコレ、この結果というよりこの馬自体が何なんでしょう。
最後に確か菊花賞馬だった『アサクサキングス』のビリ大失踪はもちろん無視という事で。
強い勝ち方でした…さすが東原亜希を唯一倒した馬。(締めがコレ)
<時の予想 ― 有馬記念’08>
2008年12月27日 時の競馬列伝Ⅰ,【スプリンターズS】○ :誘眠騎士◎「スリープレスナイト」が開く夢界への扉
Ⅱ,【秋華賞】× :◎「エフティマイア」が包み込む
Ⅲ,【菊花賞】× :◎「ナムラクレセント」が淀に描く三日月曲線のVロード
Ⅳ,【天皇賞】○ :◎『ウオッカ』・・・・・・
Ⅴ,【女王杯】○ :淀は◎『カワカミプリンセス』が支配する
Ⅵ,【マイルS】× :迷いに迷って最後は◎「カンパニー」
Ⅶ,【JC】× :もう一度・・・◎『ウオッカ』・・・
Ⅷ,【JCD】× :◎『ヴァーミリアン』から動けない
Ⅸ,【阪神JF】× :JF3原則から◎「ワンカラット」
Ⅹ,【朝日FS】× :豊サマ頼んだ◎「ブレイクランアウト」
最終【有馬記念】 : ? ? ?
◆『有馬記念』
【難易度:三 ペース:S 栄誉を懸けろ】
◎『ダイワスカーレット』
○『マツリダゴッホ』
▲「アルナスライン」
△『スクリーンヒーロー』
×『カワカミプリンセス』
すべては◎『ダイワスカーレット』で終焉する。
圧巻の【天皇賞】を見る限り、昨年より格段に闘争能力を上げている。
さらにその前走から調教内容も大幅良化、【JC】回避の穏便ローテも好印象、
前走の内容から他馬もまず絡んでこれない、最初から最後まで先陣を斬り続けること必至。
唯一単があるとしたらやはり○『マツリダゴッホ』。
こちらも昨年からレベルダウンは感じられず、【JC】4着も大きな進歩と言えそう。
要は前を走る昨年2着馬を昨年チャンピオンとして捕らえられるか否か。
他、正直GⅠでは足りないと思っていたが前走1,2着馬のその後の躍進から、
▲「アルナスライン」の自然浮上を警戒。
そしてその大金星を上げた△『スクリーンヒーロー』、当然ここが試金石だが、
前走から条件は一切落ちておらず、まさかの2度目もないとは決して言い切れない。
ラストはここ2戦無念だったが叩き3走混合戦であえて見直し、
×『カワカミプリンセス』の今年は牝馬の一年でしただからワタシも一発まで。
斬『メイショウサムソン』は前走でピークを逸した事が決定的に、元々このGⅠとも相性×。
斬「フローテーション」は『オウケンブルースリ』の前走凡発でやや窮地に追い込まれたか。
注をつけるなら斬『アサクサキングス』だが、今年GⅠ未連対はかなりのイタさ。
去年はビックリしましたが今年は獲ります。
明日2008最終グランプリ【有馬記念】は15:25発走です。
<朝日杯FS’08>
2008年12月21日 時の競馬列伝―『第60回・朝日杯フューチュリティS』
【差】
優勝「セイウンワンダー」▲ :岩田康誠、1:35.1、上35.0、2番人気
2着「フィフスペトル」 :ルメール、1:35.1、上35.2、5番人気
3着「ブレイクランアウト」◎ :武豊、 1:35.2、上35.1、1番人気
4着「ホッコータキオン」× :飯田祐史、1:35.2、上36.1、6番人気
5着「ピースピース」 :吉田隼人、1:35.5、上35.1、14番人気
6着「ミッキーパンプキン」△ 7着「シェーンヴァルト」○
8着「エイシンタイガー」 9着「オメガユリシス」
10着「トレノパズル」 11着「トウカイフィット」
12着「トップオブピーコイ」 13着「ブラストクロノス」
14着「ツルマルジャパン」穴 15着「ケンブリッジエル」 16着「ゲットフルマークス」
単勝:540円 馬連:1960円 3連単:17230円
真実は思わぬ場所にある・・・「セイウンワンダー」優勝。
ジャスト中団から直線内へ進入、ラストは上がり首位で降り掛かる後方勢を退けました。
結果は僅差アタマ差でしたが蹄の負傷から3ヶ月ぶりの実戦、さらに落ち着きのない当日、
それをなぎ払っての勝利、しかも競走後にまだ行きたがってましたからね、楽しみな逸材。
しかし『スクリーンヒーロー』に続き父「グラスワンダー」が異様な反撃を見せていますね。
2着にかっ飛んできた「フィフスペトル」。
距離が延びてもスケールが全く落ちませんね、あえて1テンポ遅らせたルメールも流石。
そして、1番人気の豊サマ「ブレイクランアウト」は勝ったと思いきや3着転落。
全敗因とは言いませんが、はっきり言って一番手で挙がるのは騎乗の差です。
周囲から散々「一瞬しか切れない」と言われていたのに、4コーナーでその全てを消費。
全く動かなかった1、2着馬に見事やられた印象です、骨折明けの影響でしょうか豊サマ。
他、大外枠でも好位追走で健闘した飯田騎手「ホッコータキオン」が4着。
6着「ミッキーパンプキン」など先行勢は平年並ペースにも関わらず謎の総なだれ。
最後に7着「シェーンヴァルト」は位置取り失敗も【デイリー杯】の株は低落必至か。
後ろから差されて1-3着って一番いやなパターンなんですよね。(火吹)
なお「ファリダット」また脚を余しましたが、あの面子には勝ってほしかったです。
<時の予想 ― 朝日杯FS’08>
2008年12月20日 時の競馬列伝◆『朝日杯フューチュリティS』
【難易度:三 ペース:H 内枠超有利】
◎「ブレイクランアウト」
○「シェーンヴァルト」
▲「セイウンワンダー」
△「ミッキーパンプキン」
×「ホッコータキオン」
注「ツルマルジャパン」
豊サマ頼んだ◎「ブレイクランアウト」。
最もこのレースに近いとされる【東スポ杯】で噂された爆破力を惜しみなく披露。
各レースを比較してもやはり前走が最も高レベルな一戦だったと言える、好位差し希望。
マイルレコードを記録して高ぶる美公子○「シェーンヴァルト」だが、
レース水準を分析するとそこまで評価は上がらない、GⅠと縁薄い騎手と血統でどこまで。
他、久々&脚質不明で動向が読めない新潟ゴボウ抜き▲「セイウンワンダー」と、
ダンダーク産駒が減点でも内枠ペリエが加点の△「ミッキーパンプキン」と、
前走はやや仕方なかったかこちらも逃げ馬×「ホッコータキオン」に、
マイルで反撃またも逃げ馬注「ツルマルジャパン」の前崩れはないと決め打ち一発まで。
斬「フィフスペトル&ゲットフルマークス」は距離延がどうか、【京王杯】も存在薄い。
では明日【朝日杯FS】は15:25発走、
そして再び人気高騰◎「ファリダット」出陣の【阪神C】はその20分後です。
―『第60回・阪神ジュベナイルフィリーズ』
【一撃必殺】
優勝「ブエナビスタ」△ :安藤勝己、1:35.2、上34.8、1番人気
2着「ダノンベルベール」 :後藤浩輝、1:35.6、上35.6、3番人気
3着「ミクロコスモス」▲ :鮫島良太、1:35.8、上35.2、4番人気
4着「ショウナンカッサイ」 :幸英明、 1:36.0、上36.2、10番人気
5着「イナズマアマリリス」 :吉田豊、 1:36.2、上35.9、8番人気
6着「ジェルミナル」× 7着「カツヨトワイニング」
8着「シゲルキリガミネ」 9着「メイショウボナール」注
10着「レディルージュ」 11着「ルシュクル」
12着「ワンカラット」◎ 13着「チャームポット」
14着「デグラーティア」○ 15着「フキラウソング」穴
16着「パドブレ」 17着「アディアフォーン」 18着「コウエイハート」
単勝:220円 馬連:1090円 3連単:11760円
モンスターがあらわれた・・・「ブエナビスタ」が全団爆破。
余裕の後方3番手から馬なりで進出、後はロケットを噴射して一人舞台を演出致しました。
出ましたね、『カワカミ→ウオッカ→リトル』と来ている名牝の継承者が。
時計はやや遅めでしたが、馬自体にかなり余裕があったようなので、来年大注目です。
2着に関東「ダノンベルベール」、初輸送ながら3着を大きく離す健闘。
通常ならこちらが大物扱いだったかもしれませんね、しかし今後期待できる一頭。
1戦馬「ミクロコスモス」が3着、おなじみ【JF3原則】、ここまでは完璧でした。
ただ未勝利勝ちと関東馬による平穏ワンツーと、他のデータがさっぱりでしたね。
以下は完全にかすんで4着「ショウナンカッサイ」、先行勢はSペースでも振るわず。
5着にどうやら前走はまぐれではなかったらしい「イナズマアマリリス」、
6着「ジェルミナル」は社台を爆破、14着「デグラーティア」はマイル撤退確実。
最後に本命「ワンカラット」は道中ア然な大暴走を見せつけて12着消失。
情報収集が甘かったですね、まあ折り合ったところで爆沈していたと思いますが。
来年もこりずに【JF3原則】狙います・・・。(トホホ)
<時の予想 ― 阪神JF’08>
2008年12月14日 時の競馬列伝★【JF3原則】
このGⅠになると毎年必ず持ち出してくる当館オリジナルデータがこちら。
3原則とは【枠・馬体・初戦勝ち】の事で、簡潔に言って1【外枠じゃない馬】、
2【450kgオーバーの馬】、3【最初の新馬戦を勝っている馬】。
この3つをクリアしている馬がより優勝に近いと考える、わりと有能なデータです。
◆『阪神ジュベナイルフィリーズ』
【難易度:十 ペース:H 最難関GⅠ】
◎「ワンカラット」
○「デグラーティア」
▲「ミクロコスモス」
△「ブエナビスタ」
×「ジェルミナル」
注「メイショウボナーレ」
穴「フキラウソング」
JF3原則オールクリアは◎「ワンカラット」のみ。
【12番枠、480kg台、新馬戦優勝】と全て満たしている上に、
鞍乗岩田、父ファルブラヴ、前走上がり最速のおまけもあり原則的に堂々の本命。
2番手○「デグラーティア」も一応オールクリアだが、マイル未経験が大幅な減点。
▲「ミクロコスモス」は馬体450が微妙な線として、やはり豊サマ降板がどう出るか。
他、未勝利を勝ちたてとSウィーク産駒がやや怪しい人気爆発△「ブエナビスタ」と、
外枠を引いて顔面蒼白、このレースと相性いまいちな社台×「ジェルミナル」。
注「メイショウボナーレ」は外枠が痛いが1戦馬はこのレース意外と怖い。
ラストは金子&良血がやや怖目穴「フキラウソング」の2原則はクリアだよ一発まで。
斬「アディアフォーン」はダンダーク産駒という点が引き続き気になる。
斬「パトブレ、ダノンベルベール」など関東馬はこのレースとの相性がほぼ最悪。
斬「イナズマアマリリス」は馬体が軽すぎ、危険なファンタジー勝ち馬の典型。
今年も穴狙い【阪神JF】は15:40発走です。
―『JCダート』
【雷鳴が聞こえる】
優勝『カネヒキリ』 :牡6,ルメール,1:49.2,上36.4,4人気
2着「メイショウトウコン」 :牡6、藤田伸二、1:49.2、上35.9、7人気
3着『ヴァーミリアン』◎ :牡6,岩田康誠,1:49.3,上36.2,1人気
4着『サンライズバッカス』△:牡6,佐藤哲三,1:49.6,上36.3,6人気
5着『ブルーコンコルド』○ :牡8,幸英明, 1:49.6,上36.6,11人気
6着「カジノドライヴ」 7着『フリオーソ』穴
8着『サクセスブロッケン』 9着「ワンダースピード」×
10着「ワイルドワンダー」▲ 11着『ボンネビルレコード』
12着『フロストジャイアント」 13着「ティンカップチャリス」
14着「アドマイヤフジ」注 15着『メイショウバトラー』
単勝:980円 馬連:11710円 3連単:69460円
『カネヒキリ』大復活。
好位6番手から早目スパートに出ると、上がり第4位をマークしつつゴールへ直進。
競馬をある程度知っている人なら、この勝利がいかに凄い事か分かるはずです。
業界では死の暗号とされる“屈腱炎”、しかもブランクが2年半で、叩きたったの1戦。
全体レベルの衰退もあるでしょうが、やはり馬の力が強大だったとしか言えませんね。
2着に「メイショウトウコン」、こちらも十分意外でした。
ある程度メンツが揃うとすぐ着外というイメージでしたが、まくりが炸裂しました。
そして痛い連外3着『ヴァーミリアン』。
道中不利もあったようですが求心力低下の印象、来春からが踏ん張り時かもしれません。
4,5着は前崩れもあって差し組の『サンライズバッカス、ブルーコンコルド』。
6着「カジノドライヴ」は道中の雰囲気は良かったのですが直線で一気に停車。
そして何といってもヤっちゃったのは8着『サクセスブロッケン』ですね。
まあ個人的に白状するとソレミロという感じですが、同日「ソーマジック」といい、
Sクリが本領逆発揮するのは大舞台で人気が集約した時ですね、今後も斬りまくります。
他、全く適応できなかった12着『フロストジャイアント』など外国勢の他、
ブービー「アドマイヤフジ」のダート大化け説は全くのデマだったようで・・・。
思いっきりデータが壊れましたが、来週からも引き続きデータで頑張ります。(おー)
<時の予想 ― JCD’08>
2008年12月6日 時の競馬列伝◆『ジャパンカップダート』
【難易度:七 ペース:H マイラーに注意】
◎『ヴァーミリアン』
○『ブルーコンコルド』
▲「ワイルドワンダー」
△『サンライズバッカス』
×「ワンダースピード」
注「アドマイヤフジ」
穴『フリオーソ』
◎『ヴァーミリアン』から動けない。
国内GⅠ6連勝中、最も危ないとされた前走も制して王座の地位は変わらない。
今年から距離短縮で1800m、例年なら敗れていたマイラーの逆襲が怖い。
となると速攻で挙がる○『ブルーコンコルド』、春GⅠに続く激走に期待が掛かる。
▲「ワイルドワンダー」もマイラーの部類、外国馬がペースを荒らせば自ずと浮上。
最大に不気味なのは△『サンライズバッカス』か、末脚が洗練されて近走まさに炸裂中。
他、同じく前崩れに期待して阪神得意のフトシ×「ワンダースピード」と、
叔父サマ『アドマイヤドン』のお力をお借りしたいダート調教好評の注「アドマイヤフジ」に、
最後は地方で今年ノリノリだった穴『フリオーソ』の若さで頑張るぞ一発まで。
斬『サクセスブロッケン』は純粋に怖いが、Sクリ産駒だけでまたスルーしてみる。
斬「カジノドライヴ」は日本実績なしで完全に人気先行、これもまたスルー。
斬『カネヒキリ』はブランクが長い、斬「外国馬」は右回りでさらに後退の恐れ。
「時の予想」らしい予想になったなと思います…明日【JCD】は15:40からです。
―「京阪杯」
【Stop & Stare】
1着「ウエスタンダンサー」△:牝4、川田、1:08.1、上33.3、4人
2着「ファリダット」◎ :牡3、四位、1:08.2、上32.6、3人
3着「スプリングソング」▲ :牡3、池添、1:08.3、上33.3、2人
4着「ウエスタンビーナス」 :牝5、郷原、1:08.3、上34.1、7人
5着「マルカフェニックス」 6着「ビービーガルダン」○ 7着「マヤノツルギ」
馬連:3510円 3連単:30960円
「ウエスタンダンサー」先行一気。
5番手から先団に上がり3位で襲い掛かると、後方勢もかわして初タイトルを頂きました。
今季はスプリント4連対と絶好調、今後は【スプリンターズ】の面々と闘ってどうかでしょう。
そして2着にやっと来てくれた「ファリダット」。
位置的に完全に終わったと思われた瞬間、特にラスト100mの伸びが強烈でした。
距離を縮めに縮めてやはりここが爆発点でしたね、これまで追ってきた甲斐がありました。
他、3着に出遅れた「スプリングソング」、4着「ウエスタンビーナス」は意外な健闘。
最後に一同ア然とさせたのはGⅠ3着「ビービーガルダン」の6着ド転覆。
ここでは傑出していると思われましたが、前走前残りだったのが影響したのでしょうか。
来春に期待が持てる内容で安心しました、マイル以下での活躍を望みます。
秋風のそよぐ広大な草原の上に
西日と怒号を背にヤツは現れた
世評も過去も血筋ももう関係ない
歴史に刻まれた者が英雄なのだ
―『第二十八回・ジャパンカップ』
【Catastasis】
優勝「スクリーンヒーロー」 :牡4、デムーロ、2:25.5、上34.0、9人気
2着『ディープスカイ』▲ :牡3,四位洋文,2:25.6,上33.8,1人気
3着『ウオッカ』◎ :牝4,岩田康誠,2:25.7,上34.3,2人気
4着『マツリダゴッホ』× :牡5,蛯名正義,2:25.7,上34.4,5人気
5着『オウケンブルースリ』○:牡3,内田博幸,2:25.8,上34.2,4人気
6着『メイショウサムソン』△ 7着「ネヴァブション」
8着『アサクサキングス』 9着『パープルムーン』
10着「トーホウアラン」 11着「オースミグラスワン」
12着「アドマイヤモナーク」 13着「シックスティーズアイコン」
14着「ペイパルブル」 15着「トーセンキャプテン」
16着「ダイワワイルドボア」 17着『コスモバルク』
単勝:4100円 馬連:7620円 3連単:68950円
「スクリーンヒーロー」驚愕戴冠。
道中6番手先行から、直線追いすがるスター集団を次々とまさかの迎撃。
ゴール直前からこれは大変な事になったという感じでしたね、とにかく突っ込み所が満載。
まずいかにも前残っていた前走快勝、当時ハンデが53で2,3着の方が評価は上でした。
そして近年、種牡馬としては失敗だった見方が固まりかけていた「グラスワンダー」産駒。
ただ明らかに勝因だったのが鞍乗デムーロの好戦でした、次走GPでの取捨はいかに。
そして、2着に青空優駿『ディープスカイ』。
まず道中の印象が最高でした、確実に連には来るなという感じで。
ただ12秒後半連発のSペースになったのが致命的、それでも世代評価は上げました。
逆に序盤からヤバいと思ったのが3着『ウオッカ』。
一頭好スタートから外の馬にゆっくりと抜かれるという、暴走コース直行でした。
この内容では【有馬記念】で大きく人気を下げそう、それで3着に来る辺りさすがですが。
意外と頑張ったGPホース『マツリダゴッホ』は4着。
左回り不安説を一蹴、次走は大得意中山で【有馬記念】は高支持を集めるのでは。
5、6着はやや案外、まずは燃える菊花賞馬『オウケンブルースリ』。
直線やや包まれましたが、『ディープスカイ』には明確に差をつけられた印象です。
そして6着『メイショウサムソン』、一頭インに取り残されたのが痛かったか。
しかし0.5秒差ですからね、これで衰退説が一気に吹き上がるかもしれません。
後は手短、去年の菊馬『アサクサキングス』が8着、ここは逃げた方が良かったか。
外国勢最先着は9着「パープルムーン」、これで来年はさらにレベルが陥没しそう。
11着に「オースミグラスワン」、この馬も「グラスワンダー」産駒なんですけどね…。
どうも今シーズンは固い決着が多すぎると思いました。(卒倒)
<時の予想 ― JC’08>
2008年11月29日 時の競馬列伝Ⅰ,【スプリンターズS】○ :誘眠騎士◎「スリープレスナイト」が開く夢界への扉
Ⅱ,【秋華賞】× :◎「エフティマイア」が包み込む
Ⅲ,【菊花賞】× :◎「ナムラクレセント」が淀に描く三日月曲線のVロード
Ⅳ,【天皇賞】○ :◎『ウオッカ』・・・・・・
Ⅴ,【女王杯】○ :淀は◎『カワカミプリンセス』が支配する
Ⅵ,【マイルS】× :迷いに迷って最後は◎「カンパニー」
Ⅶ,【JC】 : ? ? ?
Ⅷ,【JCD】 :抜け穴は何処…「ユビキタス、カジノドライヴ、キクノサリーレ」の錯綜
Ⅸ,【阪神JF】 :ワタシは大物!「ワイドサファイア」、血眼の嘆願に群集は・・・
Ⅹ,【朝日FS】 :狂える美公子「シェーンヴァルト」の恐るべき高速ムーンサルト
◆『ジャパンカップ』
【難易度:三 ペース:M 優駿の中の優駿】
◎『ウオッカ』
○『オウケンブルースリ』
▲『ディープスカイ』
△『メイショウサムソン』
×『マツリダゴッホ』
もう一度・・・◎『ウオッカ』・・・・・・。
マイルでも王座を占めるが、中団から33.0秒を照射した【東京優駿】、
3歳馬にして4歳スター勢に最後方から斬り込んだ昨年【ジャパンカップ】など、
この東京2400mへの適正は意外かつ異様なまでに高い、明日は全要素をVに導くはず。
個人的に目が離せないのが○『オウケンブルースリ』。
マイルGⅠ馬が人気を集める今回、猛追を射った【神戸新聞杯】から、
まくりを放った【菊花賞】などで見せたスタミナは他馬にはない大きな強みとなる。
ただ3代ダービー馬が揃う中、わざわざ◎初東京馬とするのも不自然に感じたので○。
さすがに今年のダービー馬▲『ディープスカイ』も外せない。
失態を犯さず確実に追い込んでくる馬で、大敗が最も想像しにくい一頭。
強いて難を挙げるなら過去最低体重になりそうな点と、適正がマイルによっている可能性。
△『メイショウサムソン』は人気が示す通り個人的にも突っ込み所が多い。
まず昨年他馬が共倒れした【天皇賞】以来白星なし、加えて今春好戦したメンバーが、
明らかに秋の波に飲まれている、鞍乗石橋に戻ったのは嬉しいが威厳を示せるかどうか。
ラストは大外枠を引かされた昨年【天皇賞】ほど左回りは心配しなくていいのでは、
と思うお騒がせGPホース×『マツリダゴッホ』のSSの意地見せるぞ一発まで。
斬「外国馬」はやはり小粒の印象、それ以前に日本が強い場合マークの必要はない。
斬「オースミグラスワン」と斬『アサクサキングス』はやはり前走の結果が厳しい。
塩原サン今年だけは変な実況しないで下さい・・・【JC】は明日15:20発走です。
<時の予想 ― 京阪杯’08>
2008年11月28日 時の競馬列伝◆「京阪杯」
【難易度:七 ペース:M 3歳馬攻勢】
◎「ファリダット」
○「ビービーガルダン」
▲「スプリングソング」
△「マイケルバローズ」
×「ウエスタンダンサー」
注「ペールギュント」
穴「ルミナスポイント」
改めて◎「ファリダット」。
前走の結果は重く受け止めたが、いよいよ母が得意としていたスプリントに初挑戦。
ここで軽視して勝たれたら今まで追ってきた苦労が水の泡と化す、よって本命。
正直チラ見が止まらない○「ビービーガルダン」だが、実績断然でオススメはこちら。
他、前走快勝から降り掛かる侮れない3歳馬▲「スプリングソング」と、
圧巻の着外6連発でも初スプリントと鞍乗岩田で存在ブキミな△「マイケルバローズ」。
加えて【京洛S】優秀×「ウエスタンダンサー」と腐っても昨年2着注「ペールギュント」。
ラストはターフ久々牝馬穴「ルミナスポイント」のタキオン産駒は怖いですよね一発まで。
斬「ウエスタンビーナス」は昨季期待したが、重賞で逃げ残れそうな気配を感じない。
前走久々にファンに爆雷をお見舞いした斬「アイルラヴァゲイン」だが、やはり力不足。
本日【京阪杯】は15:45発走です。
<東京スポーツ杯2歳S,福島記念’08>
2008年11月25日 時の競馬列伝―「東スポ2歳S」
【Guardian of the Festival】
1着「ナカヤマフェスタ」△ :蛯名、1:47.7、上がり33.8秒、9番人気
2着「ブレイクランアウト」◎:武豊、1:47.7、上33.4、1人
3着「サンカルロ」 :吉田、1:47.9、上33.7、4人
4着「ダノンカモン」 :福永、1:48.1、上33.4、2人
5着「スズカワグナー」○ 6着「マッハヴェロシティ」注 13着「ピサノシンボル」
馬連:3660円 3連単:81640円
「ナカヤマフェスタ」が先導死守。
5番手先行から、急追してきた「ブレイクランアウト」を同レベルの脚色で対抗して制圧。
前残りとは言え早々に仕掛けた2着馬に猛反撃、しかもキャリア1戦と侮れない新星です。
その2着、おそらく豊サマ今季最後のG騎乗となってしまった「ブレイクランアウト」。
中団から上がり最速、前走の無念を晴らす好戦でしたが勝者の抵抗だけが予想外でした。
3着にキャリア1戦で前残った「サンカルロ」、出遅れて上がり最速の「ダノンカモン」4着。
どちらもSクリ産駒の敗北ですが、この重賞で入着とは去年より上の水準を感じさせます。
他5着に失速人気馬「スズカワグナー」、6着が良なら切れた「マッハヴェロシティ」。
最後に13着「ピサノシンボル」、13年続いた藤沢厩舎の重賞Vも今年ついに黄色信号。
―「福島記念」
【With the Bound】
1着「マンハッタンスカイ」:牡4、56、芹沢、2:00.1、上36.3、7人
2着「マイネルキッツ」 :牡5、55、松岡、2:00.1、上35.8、3人
3着「グラスボンバー」 :牡8、57、勝浦、2:00.3、上35.9、14人
4着「フサイチアソート」 :牡3、53、蛯名、2:00.3、上36.2、13人
5着『シャドウゲイト』◎ 6着「スウィフトカレント」 10着「タスカータソルテ」
馬連:6290円 3連単:304680円
「マンハッタンスカイ」雀躍。
先団潜伏から速攻スパートV、今年の戦績から7番人気は低すぎでしたね。
2着に中団から舞い込んだ「マイネルキッツ」、8歳でも稼ぐ「グラスボンバー」が3着。
意外な4着が若馬「フサイチアソート」、この馬結構走ります、さすが前述重賞の元覇者。
本命『シャドウゲイト』は5着、行く馬が全くいないのに6番手待機とはかなり心外でした。
最後に札幌王「タスカータソルテ」が謎の10着、『マツリダゴッホ』も首を傾げたか。
今季、何気に予想好調なんですよね。
せっかくの好機という事で先週久々にPATを再開してみました。(燃え広がるぞ)
<マイルCS’08>
2008年11月23日 時の競馬列伝―『第25回・マイルチャンピオンシップ』
【See You Again】
1着「ブルーメンブラット」○ :牝5、吉田豊、1:32.6、上33.9、4人気
2着「スーパーホーネット」▲:牡5、藤岡佑介、1:32.7、上33.9、1人気
3着『ファイングレイン』穴 :牡5,幸英明,1:32.8,上34.4,10人気
4着「カンパニー」◎ :牡7、横山典弘、1:32.9、上34.1、2人気
5着「ローレルゲレイロ」△ :牡4、四位洋文、1:33.0、上34.8、3人気
6着「マルカシェンク」 7着「アドマイヤスバル」
8着『スズカフェニックス』 9着『ラーイズアトーニー』
10着「リザーブカード」 11着「スマイルジャック」
12着「ショウナンアルバ」 13着『キストゥヘヴン』
14着「サイレントプライド」 15着「ジョリーダンス」
16着「エイシンドーバー」 17着「コンゴウリキシオー」 18着「マイネルレーニア」
単勝:1060円 馬連:990円 3連単:53980円
勝者は例外なく美しい・・・「ブルーメンブラット」制覇。
後方7番手から4コーナーでインへ侵入、最後は上がり首位でまとめて牡馬を沈めました。
例年なら完全タブーの最内突きですが、仮策が張られた今年はまさに作戦勝ち。
しかし実力も馬体増が示す通りGⅠ級に躍進、色々な条件を加味して完勝だと思います。
そして牝馬が秋GⅠ3勝目、府中牝馬組を倒した『リトルアマポーラ』株もこれで高騰です。
そして、単2.3倍を無残吹き飛ばした2着「スーパーホーネット」。
ただ1番人気は結果正しかったと言えますね、同じくらい強い馬が内にいたというだけで。
しかしここを逃すとちょっと次は見当たらない印象、藤岡騎手これは痛恨。
3着に洞穴を貫通させた高松馬『ファイングレイン』。
個人的に叩き3走とマイル実績を考えて前走から張り込んでましたが、期待に応える快走。
しかし、本命「カンパニー」が大ショックな4着。
よりによって1番人気に4角でブロックされるとは、ただし上がりも微妙な34.1。
ここに来て一気に歳が出たという事でしょうか、しかしこのケースさほど珍しくありません。
5着「ローレルゲレイロ」も入着で手一杯、やはり先行勢は厳しいです。
他は手短、6着「マルカシェンク」は復調、ただシンガリ待機はいかがなものか。
7着に総勢がびびった「アドマイヤスバル」、散々出るなと言っていた群衆に一気反撃。
不死鳥『スズカフェニックス』は豊サマ降板も負けすぎな8着、いよいよ潮時か。
ここで豊サマ骨折に触れると、来週【JC】シリーズ等の降板は大ショックでしょうね。
せっかく盾でノッてきた印象でしたが、【女王杯】など今年は本当に散々だったのでは。
回顧に戻って11,12着が「スマイルジャック、ショウナンアルバ」の3歳コンビ。
『ディープスカイ』で3牡馬が勢いづいたかと思いきや、他の結果が芳しくありません。
最後に仲良くブービーとビリな「コンゴウリキシオー、マイネルレーニア」。
実はペース予想をSにしたのですが、最初にハナを譲り合う様はまさに予想通りでした。
近年速そうなメンツだとスロー、逆に遅そうだとハイの傾向が強まっています。
久々に賭けたリアルでも個人企画でも馬券を獲れたのですが、
1週間悩んだ◎と○を逆にしてしまい久々に落胆しました。(SUPER CRUSH!)
<時の予想 ― マイルCS’08>
2008年11月22日 時の競馬列伝Ⅰ,【スプリンターズS】○ :催眠騎士◎「スリープレスナイト」、夢界への誘ない
Ⅱ,【秋華賞】× :◎「エフティマイア」が包み込む
Ⅲ,【菊花賞】× :◎「ナムラクレセント」が淀に描く三日月曲線のVロード
Ⅳ,【天皇賞】○ :◎『ウオッカ』・・・・・・
Ⅴ,【女王杯】○ :淀は◎『カワカミプリンセス』が支配する
Ⅵ,【マイルS】 : ? ? ?
Ⅶ,【JC】 :女王から女神へ、『ウオッカ』が描く夢の道程
Ⅷ,【JCD】 :残る希望は・・・巨万の重圧を背負い『サクセスブロッケン』出陣
Ⅸ,【阪神JF】 :少女を襲う「イナズマアマリリス」、驚愕のランダム稲妻落とし
◆『マイルチャンピオンシップ』
【難易度:九 ペース:S 軸は誰だ】
◎「カンパニー」
○「ブルーメンブラット」
▲「スーパーホーネット」
△「ローレルゲレイロ」
×「マイネルレーニア」
注「スマイルジャック」
穴『ファイングレイン』
迷いに迷って最後は◎「カンパニー」。
前【天皇賞】では極限の上がり33.5秒、7歳でも今季が一番ノッている。
これまで最多とされるほど不利を受け続けてきたが、自ら音を上げたレースは殆どない。
昨年5着も内へ突っ込んだ鞍乗の完全なミス、まともに運べば最後は王座に君臨する。
迷いに迷ったその相手が5歳牝馬○「ブルーメンブラット」。
本年絶好調、特に『カワカミ&ベッラ』を串刺した【府中牝馬S】が何と言っても秀逸。
ただ木曜体重が増えすぎな点と牝馬限定に絞ってきた事がやや減点、それでも僅差対抗。
ハッキリ言って全然迷わなかったのが1番人気▲「スーパーホーネット」。
この馬、【安田】で2年連続凡走したり、千四千八で異様に強かったりと怪しい点が多い。
単勝2倍台を背負って堂々優勝するイメージが沸かないのも、鞍乗と血統のせいか…。
後も油断ならぬ輩がゾロリ、グリーン最内を引き笑い止まらぬ△「ローレルゲレイロ」と、
上記と同じく【4歳・スワン組】の穴データを確保している×「マイネルレーニア」。
注「スマイルジャック」はここ2走がひどいが3歳馬の株は悪くない、距離縮で見直し。
最後はスプリンター化してなければ穴『ファイングレイン』のここがピークかな一発まで。
斬「マルカシェンク」は途中まで良かったが、秋以降の体調に関し良い噂が聞かれない。
斬「ショウナンアルバ」は気性や出遅れなどまだ課題が多い、出番はもう少し先か。
斬『スズカフェニックス、エイシンドーバー」など春好走組は今秋置いていかれた印象。
ここを獲れるか否かで大きく分岐する印象がありますね。
明日【マイルチャンピオンシップ】は15:40発走いたします。