四,「孤郷」


その地を去る者、残る者。
両者の明暗は大きく分かれる。
去る者は自らを迎える新たな土地、生活、仲間に心躍らせるが、
残る者に与えられるものは廃れた土地、寂しい生活、去った仲間、得るものなど一つもない。
去る事よりも、その地に残る事の方がよほどの勇気を必要とされる事だ。

午前六時、まだ日の顔かすかに覗く時刻に、一面の桜並木の下に立っている。
この夙川が一年で最も多くの観光客を迎える季節、春が来た。
そして私は今日、この地を去る。
夙川の桜が一日に一度「自分だけのもの」になる時が、日の出もままならぬこの時間である。
押し寄せる花見客たちは、この朝の冷気と静寂に彩られた美しい桜を知らない。
彼らは喧騒と相槌に汚された桜しか知らない。

ほとりを見ると、新しい家が建っている。
運搬車の誘導をしていた男性はいつの間にか居なくなっていた。
あれだけ疎ましく思っていたのに、居なくなった日になぜだか寂しく感じた事を覚えている。
ポケットに手を入れると、三万円が入っている。
昨日、理花が東京に行く餞別としてくれたものだ。
「焼け石に水だけど、今まで色々買ってもらったから」と彼女は笑っていた。
頼む。
僕が去る事で君が少しでも傷つくのなら、その傷をせめてもの優しさに変えてほしい。
心の中で祈る。

―「阪神牝馬S」

【Standard
 Of The Red Bird】

1着「クィーンズバーン」
2着『マルセリーナ』

3着「フミノイマージン」×  4着「エーシンリターンズ」注  5着「スプリングサンダー」○

「クィーンズバーン」
逃げ切り。
決して前残りの展開ではなかったんですけどね、後方からの追撃も甘かったか。
2着『マルセリーナ』、56kgを背負ってあの【桜花賞】以来の連対です。
3着に地力ある「フミノイマージン」、5着いま一つ伸びなかった「スプリングサンダー」
5冠馬『アパパネ』は当然のごとく7着、休み明け凡走がもはや完全に定番化してます。
本命「キョウワジャンヌ」は12着、気になる馬なのですがそろそろ見切り時か。




―「NZT」

【Dark
 Comet】

1着「カレンブラックヒル」注
2着「セイクレットレーヴ」注

3着「ブライトライン」▲  4着「オリービン」○  5着「サドンストーム」

新星現る「カレンブラックヒル」
キャリア2戦で後方に0.4差、【NHKマイル】での人気はほぼ確実です。
2着にマイルで安定している【クロッカスS】勝ち馬「セイクレットレーヴ」
通常なら強いはずのクラシック戦線組「ブライトライン、オリービン」は後退。
なお紅一点本命「コスモルーシー」は14着爆沈、フハハハッ。
でもね・・・今年の3歳は牝馬が強いんですよ。(必死)


―『第72回・桜花賞』


【When
 I Grow Up】

優勝「ジェンティルドンナ」△ :岩田康誠、1:34.6、上34.3
2着「ヴィルシーナ」×     :内田博幸、1:34.7、上35.1
3着「アイムユアーズ」○   :ピンナ 、1:34.8、上34.9

4着「サウンドオブハート」注       5着「メイショウスザンナ」
6着『ジョワドヴィーヴル』▲       7着「ファインチョイス」
8着「トーセンベニザクラ」        9着「パララサルー」注
10着「サンシャイン」          11着「イチオクノホシ」
12着「オメガハートランド」       13着「マイネエポナ」
14着「プレノタート」◎         15着「エピセアローム」
16着「アラフネ」    17着「エイシンキンチェム」    18着「ダームドゥラック」

滅びない・・・これまでも、これからもずっと・・・
「ジェンティルドンナ」制す。
後方から上がり最速、【シンザン記念】Vは伊達じゃなかった、ディープ産駒連覇。
岩田ジョッキー今回も見事でした、次走【オークス】では距離延長が鍵となります。
2着もディープ産駒「ヴィルシーナ」、止まったかと思いきや喰らいつきました。
全姉がマイルでしか活躍していない勝者に対し、この馬の中距離実績は次回の強みですね。
3着が「アイムユアーズ」、さすがの安定感も善戦まで。
他、ダントツ人気『ジョワドヴィーヴル』は飛びましたね6着。
とにかく伸び悩んでいるという印象、やはり馬格が足りないか。
本命「プレノタート」は・・・特に言い訳はないです、14着完惨敗。

ここで次走【オークス】について触れると、例年のごとく今年も難解になりそうです。
まずTOP3のディープ産駒とファルブラヴ産駒、果たして2400mに耐えうるのか。
個人的には今回輸送で著しく馬体減してしまった関東勢に少し期待しています。
【時の馬券】:マイナス23万9000!まあ、言っちゃうと・・・
コレそんなに深刻じゃないんですよ、何しろルールは「1レース投資¥10万まで」なので。
その気になればいつでも取り返せるんです。(自分に言い聞かせてないか?)

Ⅰ,【フェブラリーS】× :このレース◎「ワンダーアキュート」に分がある。

Ⅱ,【高松宮記念】
×  :◎「ロードカナロア」が一番速い

Ⅲ,【桜花賞】            ?        ?        ?

Ⅳ,【皐月賞】
 :ディープ軍団にはだかる最大の壁、社台の貴公子「グランデッツァ」

Ⅴ,【天皇賞】
 :3冠馬に続け!新鋭「ギュスターヴクライショウナンマイティ」

Ⅵ,【NHKMC】
:謎の3連勝馬「カレンブラックヒル」がひた隠す一同ドン引きの前科





◆『桜花賞』


【難易度:八     ペース:M      初志貫徹】

◎「プレノタート」
○「アイムユアーズ」
▲『ジョワドヴィーヴル』

△「ジェンティルドンナ」
×「ヴィルシーナ」

注「パララサルー」
注「サウンドオブハート」

最初から決めていた◎「プレノタート」
ここ2走で◎を打ったが後一歩というところまで頑張ってくれた。
「1度狙った馬は3回追え」という格言もある、混戦だし一発を開けてほしい。

対抗は常に失態は犯さない○「アイムユアーズ」
安定感がもの凄い、特に久々だった【フィリーズR】は見事、要注意。
▲『ジョワドヴィーヴル』の前走敗因には二つ説がある、一つは道中もまれた事。
それを考えるとこの枠はベスト、だが私は二つ目の敗因「成長してない」の方に賭ける。
他、人気になっている△「ジェンティルドンナ」×「ヴィルシーナ」と、
注「パララサルー」だがディープ産駒は何となく最後しくじる印象が強いので押さえまで。
ラストは豊サマに乗り捨てられた関東馬注「サウンドオブハート」の一撃。

斬「エピセアローム」
は何となく物足りない感じ、前走勝った2頭にも逆転されそう。
【時の馬券】:◎-○▲△×注注(¥2000×4、¥1000×2) ◎(単¥1万)


◆「阪神牝馬S」

【難易度:八     ペース:H      怪鳥登場】

◎「キョウワジャンヌ」
○「スプリングサンダー」

▲「フミノイマージン」
△「エーシンハーバー」
×『アパパネ』

注「レディアルバローザ」
穴「エーシンリターンズ」

前走期待した◎「キョウワジャンヌ」から。
最下位はショックだったがさすがにあれが本来の力ではないはず、巻き返しに期待。
注目は千四で楽しみな▲「フミノイマージン」と、5冠馬×『アパパネ』など。

斬『マルセリーナ』
は56kgはきつい。 




◆「ニュージーランドトロフィー」

【難易度:十     ペース:M       あの理論、再び】

◎「コスモルーシー」
○「オリービン」

▲「マイネルアトラクト」
△「ブライトライン」
×「サドンストーム」
注「セイクリットセーヴ、カレンブラックヒル」
穴「バンザイ」

ムリヤリ◎「コスモルーシー」
ここまで述べる機会がなかったので言ってなかったが、今年の3歳は牝馬の強さが目立つ。
5年前『ピンクカメオ、ウオッカ』らが活躍した年に提唱した「3歳牝馬強靭論」
あれを今年も積極的に使っていきたい、ただこの◎は実績が皆無なのでやや強引な◎。
後は適当に乱射する。
【阪神牝馬S】◎→○▲(¥1000×2) ◎-○▲△×注穴(¥1000×6)
【NZT】◎-○▲△×注注穴(¥800×7) ◎(単¥400)


三,「孤花」

例年ほど、刺すような冷気は感じない。
徐々に冬の誇る鋭さが和らいでいる事に気づく。
冬が力を弱め、夏が力を強め、この夙川も最後は熱だけになってしまうのだろうか。
上流から吹きつける風を凌ぎ、誕生日を迎えた理花の元へと向かう。

贈り物をした時に理花が見せる平然な態度はいつも私の心に衝撃を与える。
もちろん彼女は心から感激した笑顔を見せるが、
それが完璧な演技である事を私は高校時代からの付き合いで知っている。
一年前、彼女と暮らしていた時もそうだった。
週末になるといつも大勢の男たちが飲み会に出る理花を出迎えに来たが、
彼女はそれが特別な事と知っていても、恵まれた事だとは思っていなかった。
理花の美しさは、いつしか優しかった彼女を何処かへ消し去ってしまった。

東京に行くという事は、私にとって理花の元を離れるという意味合いが強い。
私が去れば、彼女が本当は孤独な人間である事を知る者は誰もいなくなってしまう。
だが同時にそれは、彼女の孤独が放つ呪縛から私がようやく逃れる事でもある。
そしてそれは、いつか彼女が優しさを取り戻す日を、私があきらめる時なのだ。

ニ,「孤眼」


木々の葉々が全て散り去り、夙川のほとりは一面の落ち葉に覆われる。
セミの死骸と落ち葉の残骸が示す「この世の終わり」を踏み締めながら、
ただ終わるだけの日々への虚しさをこの川沿いの道で噛み締める。

乾いた落ち葉のじゅうたんは呼び鈴と何ら変わらぬ役目を果たす。
人が来ればその砕ける音ですぐに分かるのだ。
今日は瞳が来る日だ。

私の部屋は別段狭いわけではないが、
なぜか私以外の人間を拒絶しているようだとよく言われる。
汚れた絨毯、テレビの向き、迫り来らんと立ち並ぶ家具と壁。
大きな座椅子を提供しているにも関わらず「帰れと言われている気がする」らしい。
瞳とは半年前に知り合い、その後すぐに私は東京に行くことが決まっていた。
彼女は「寂しくなるね」と一度言ったきり、
二人の間ではこの事は話題にすら上らなくなった。
彼女の優しさがそうさせたのか、この冷たい部屋がそうさせたのか、
ただ言っても無駄だと思われただけか。

この季節が終わる頃には僕らの恋も終わるだろう。
落ち葉と共に雨に流され川の何処かへ消えてゆく。
後には何も残らない。 

―「大阪杯」

【Coming From the Sea】

1着「ショウナンマイティ」
2着「フェデラリスト」

3着『トーセンジョーダン』◎  4着『ローズキングダム』  6着『アーネストリー』

「ショウナンマイティ」
シンガリ一気。
Sペースにも関わらずゴボウ抜き、【鳴尾記念】の末脚を再現しましたね。
ただ何となく前が止まった印象もありました、ムラ馬なので今後は安定感が鍵でしょう。
2着に驚くほど人気していた「フェデラリスト」
個人的にこの馬はあまり評価してないのですが、今回を見てやっぱりという感じでした。
3着『トーセンジョーダン』は直線入り口でパッタリ止まったかと思いきや、
意地でしがみついてきましたね、今年いっぱいは活躍を期待できそう。
なお『ローズキングダム、アーネストリー』らGⅠ馬は敗戦。
前者は気性難、後者は衰えが心配、といったところでしょうか。




―「ダービー卿CT」

【Sweet
 Season】

1着「ガルボ」
2着「オセアニアボス」
3着「ネオサクセス」

4着「ツクバホクトオー」  5着「ダイワファルコン」  6着「アプリコットフィズ」

「ガルボ」
突勝。
中団から凌ぎ切りました、これで「マンハッタンカフェ」産駒、東西制覇ですね。
2着が人気薄「オセアニアボス」、千四のイメージが強いのでこの快走は驚きました。
3着にNU産駒「ネオサクセス」、久しぶりにNU産駒の好走を見ました…。
なお人気所「ダイワファルコン、アプリコットフィズ」は撃沈。
この2頭、完全に要注意ホースですよね。
【時の馬券】:マイナス20万5千、ついに大台を超えた!(絶笑)


◆「産経大阪杯」

【難易度:四     ペース:S     新鋭 VS 元王者】

◎『トーセンジョーダン』
○『ローズキングダム』

▲「ショウナンマイティ」


昨秋の走りが素晴らしかった◎『トーセンジョーダン』から。
今回はデキ7分との報道もあるが、疲労報道があっての【有馬記念】5着を信頼したい。
相手はほとんど期待してないがおととしのJCホース○『ローズキングダム』と、
前走は明らかに激太りしていたキレ者▲「ショウナンマイティ」まで。
 
斬「フェデラリスト」
は前走が特殊な馬場だっただけに、単2倍まではどうか。




◆「ダービー卿CT」

【難易度:十     ペース:S      大乱戦】

◎「キングストリート」

○「ツクバホクトオー」
▲「サトノタイガー」
△「ミキノバンジョー」
×「ダイワファルコン」「アプリコットフィズ」
注「タガノエルシコ」、「ベルシャザール」、「ガルボ」、
「オセアニアボス」、「ネオサクセス」、「ミッキードリーム」

ヤケクソ◎「キングストリート」
なぜなら去年1番人気だったから、完全にこれだけ。
後は内枠先行の馬を中心に、
×「ダイワファルコンアプリコットフィズ」はムラが激しいのでアテにしづらい。
【大阪杯】◎→○▲(¥3000、¥2000)
【ダービー卿】◎-○▲△××注注注注注注(¥1000×5、¥500×6)


一,「孤炎」


夏の暑さが尋常の域を脱し始めている。
ここ夙川のほとりでも、緑に染まった桜並木の間を大量のセミ達が飛び交い、
何分かに一度、一匹が死に落ちてくるという異様な光景を構えている。
この星は間違いなく、今、終わりに向かっているのだ。

アパートへと続く川沿いの砂道に男性が立ち始めたのは先週の事である。
ほとりに立つ新しい住居の木材の運搬車を誘導するために、
そのためだけに半日間も一人立ちっぱなしなのだ。
講義を早々に切り上げてタイマー冷房を効かせた部屋に、
一刻も早く帰ろうとする私から見れば信じがたい光景だった。
「この世で最も辛い職は」と今問われれば、迷う事なく私はこの男性の職を挙げる。

誰もいない砂道を一人悠々と通っていた頃を惜しみながら、
「ご苦労様です」と男性の横を通るたびに挨拶を掛けるはめになってしまった。
最も私には発する権利もないセリフだが、
日に何度も会う時は言葉を変えて「暑いですね」と笑顔混じりに言うようになる。
そして自ずと顔なじみになり、男性はそれとなく私を引き止めるようになった。
私からすれば「暑い」以外に交わせる話題など一つもないのだが、
逃げる私を男性は必死に食い止め、どうにかして他愛のない話を引き延ばそうとする。
その時悟った、彼にとって最も辛い事は暑い事ではなく、寂しい事なのだと。

―「毎日杯」

【望みを繋いで】

1着「ヒストリカル」
2着「マウントシャスタ」△

3着「スピルバーグ」◎  4着「フジマサエンペラー」注  5着「クロスカップリング」

「ヒストリカル」
大外一気。
上がり最速で貫通、このVにより「ワールドエース」を始めディープ軍団、踏ん張りました。
ただ2,3着が条件戦で苦戦していた「マウントシャスタ、スピルバーグ」なので、
今年の牡馬クラシック戦線は依然、混戦の様相を呈しています。



―「日経賞」

【ワン・ツー・パンチ】

1着「ネコパンチ」
2着「ウインバリアシオン」

3着「ルーラーシップ」◎  4着「コスモロビン」  5着「ネヴァブション」

「ネコパンチ」
泥馬場でサクレツ。
大逃げ成功でGⅠ級ホースに圧勝、とても買える馬ではなかったのでこれは打つ手なし。
しかし「ケイアイドウソジン、シルポート」など今年はこのパターン多いですね。
意外だったのが2,3着「ウインバリアシオンルーラーシップ」
後者優勢かと思われましたが逆転しました、4歳勢に流れが出てきましたね。
対して「トゥザグローリー、ヒルノダムール」に続いて5歳勢また敗退。
この世代、ほんっと分かりません…。



―「マーチS」

【静かなる波乱】

1着「サイレントメロディ」
2着「メイショウタメトモ」
3着「バーディバーディ」

「サイレントメロディ」
差す。
前走【平安S】はかなり不利があったようで、とにかく道悪巧者の印象。
2着が「メイショウタメトモ」、わりと重賞好走歴があるのになぜビリ人気だったのか…。
3着「バーディバーディ」で上位が6-16-7番人気決着。
その割に3連単212万円というのは何かちょっと夢がない気もしますが…。
来週は重賞2つ、久々にゆったりできそうです。(てか当てろよ)


―『高松宮記念』


【飛ばない蝶々】

優勝『カレンチャン』  :牝5,池添謙一,1:10.3
2着「サンカルロ」    :牡6、吉田豊、 1:10.3
3着「ロードカナロア」◎:牡4、福永祐一、1:10.4

4着「ダッシャーゴーゴー」○     5着「マジンプロスパー」
6着「グランプリエンゼル」▲    7着「アグネスウイッシュ」
8着「トウカイミステリー」      9着「サクラゴスペル」注
10着「レジェトウショウ」     11着『ジョーカプチーノ』×
12着「アポロフェニックス」    13着「ツルマルレオン」
14着「タマモナイスプレイ」   15着「エーシンリジル」
16着「サンダルフォン」  17着「エーシンダックマン」△  18着「ベイリングボーイ」

世界は私を中心に回るべき・・・・・・
『カレンチャン』秋春連覇。
2番手から速攻でスパートして押し切り、まさに女王の競馬という感じで堂々制覇しました。
不意打ち先行策を見事に決めましたね、ただどこから行っても勝ってたようにも思えます。
本番仕様に仕上げてきた陣営もさすが、次は【Vマイル】を狙ってくるのでは。

2着が大外強襲「サンカルロ」、この馬も勝ちに等しいと言えるでしょう。
レースを分析するとほぼ下り坂の前半通過が33.5、これはかなりスローです。
しかし後半の急坂もあって勝ち時計が何と1:10.3、こうなると純粋なスプリンターでは不利。
勝ち馬もそうですが、この馬は千四適性が上手く効いた印象ですね。
総括するとこのGⅠで有効なのは直線延長による「外差し」と急坂による「千四適性」。
これを事前に察知していれば◎「ロードカナロア」は・・・ナシでしたね。
特にあれだけロケットスタートを切って3着では完敗としか言いようがないです。
ただ成長の余地はまだあるはず、しかし純粋なスプリントGⅠはもう消滅した印象ですが…。
4着「ダッシャーゴーゴー」はようやく真価を発揮、ただ上位3頭が強かった。
最後に追加すると千四適性抜群の「マジンプロスパー、ジョーカプチーノ」らは圏外。
単純に千四適性だけでなく、「ちゃんと千ニも走れる」という点も依然重要なようです。
ちなみに秋春連覇という事で『ビリーヴ』の名前が頻繁に出てましたね。
嬉しいんですけど、そんな簡単に出さないでよというのが本音です。(笑)
【時の馬券】:マイナス¥19万2千(死笑)

 
Ⅰ,【フェブラリーS】×  :このレース「ワンダーアキュート」に分がある。

Ⅱ,【高松宮記念】
:奪われた最有力の座・・・令嬢『カレンチャン』の底知れぬ嫉妬心

Ⅲ,【桜花賞】
:女王陥落!図に乗る「ハナズゴール」、スキを伺う「アイムユアーズ」

Ⅳ,【皐月賞】
:ディープ軍団半壊、生き残りは「ワールドエース」「ヒストリカル」

Ⅴ,【天皇賞】
:破天王『オルフェーヴル』、史上最強伝説への第二章、開戦







 
◆『高松宮記念』

【難易度:六      ペース:S      神速対戦】

◎「ロードカナロア」

○「ダッシャーゴーゴー」
▲「グランプリエンゼル」
△「エーシンダックマン」
×『ジョーカプチーノ』
注「サクラゴスペル」

◎「ロードカナロア」
が一番速い。
坂、道悪、左回りなど課題は多いが、それを一蹴するだけのスピードがこの馬にはある。
確かに内側が荒れているが、最内1頭分のスペースにどうにか潜り込めば勝てるはず。

相手はあまり高くないレベルでの混戦と見た、
実力確か○「ダッシャーゴーゴー」と道悪巧者▲「グランプリエンゼル」
△「エーシンダックマン」は完全に単騎逃げ濃厚。
ラストは騎手が上手く運んできそうな×『ジョーカプチーノ』注「サクラゴスペル」

斬『カレンチャン』
は確かに手強いが前走のようにコケる事もある、そっちに賭ける。
【時の馬券】:◎-○▲△×注(¥4000×5)、○→◎▲△×注(¥1000×5)


◆「毎日杯」

【難易度:八     ペース:M      ディープ正念場】

◎「スピルバーグ」

○「ヒストリカル」
▲「アドマイヤブルー」

△「マウントシャスタ」
×「フジマサエンペラー」
注「ピタゴラスコンマ」

また欲丸出しで◎「スピルバーグ」
前走は馬場もペースも向かなかった、「ゴールドシップ」らとの好戦歴を評価。
注目はキレ者○「ヒストリカル」、この馬に「ワールドエース」の株がかかっている。
▲「アドマイヤブルー」
は父親のようにここで突然巻き返す可能性も…。

斬「エロイカ」
はこの時期にキャリア1戦では無理。




◆「日経賞」

【難易度:ニ     ペース:S      荒れ馬場】

◎「ルーラーシップ」
○「ウインバリアシオン」

―――――――――――――――
▲「コスモロビン」
△「ヤングアットハート」
×『サンテミリオン』
注「ネヴァブション」

上位2頭で決まると予想。
後の3着候補は道悪で功績を残している馬たちをとことんピックアップ。

斬「ユニバーサルバンク」
斬『マイネルキッツ』は応援しているが、
前者は久々、後者は鼻出血の影響が気になる、一応応援馬券は買う予定だが…



◆「マーチS(日曜)」

単勝で◎「トーセンアレス」、5歳で後方から行くから。
【毎日杯】:◎→○▲△、◎-×注(¥1000×5)
【日経賞】:◎○-×注(3連複軸2¥1000×2)、◎-「バンク」(¥1000)
◎→○→▲△『キッツ』(¥3000、¥2000、¥1000)
【日曜マーチS】:単◎(¥3000)


来週より「イーストロード」の連載を再開します。
とは言え「何じゃソレ」という方もいらっしゃると思うので説明すると・・・
「イーストロード」とは過去に当館にて好評(?)をえながら連載された自伝小説です。
内容に関しては半分ホント、半分フィクションという感じで、淡々と進行します。
全50話の予定で、前編25話が2007~2009年に連載されましたが、
長きの時を経てこの度、連載の再開を決めました。

ただ少しブランクが空きすぎたので、
「イーストロード0~25」、及びその前身小説「夙川の一年(全4話)」を、
内容を少し編集した「改訂版」として来週より再連載します。
ご愛顧のほど宜しくお願い致します。

―「ファルコンS」

【遺された者達】

1着「ブライトライン」▲
2着「レオンビスティー」×

3着「サドンストーム」   4着「レオアクティブ」   5着「ローレルブレット」○

「ブライトライン」
後方一気。
上がり最速をマーク、クラシック戦線は不振でしたが千四適性は高そうです。
2着「レオンビスティー」はバクシン産駒なので千ニがいいと思いましたが好走。
10着「トウケイヘイロー」は千四実績ダントツだったので敗因は雨でしょうか。
それにしてもこの重賞が千四になったせいで3歳スプリント重賞が消滅したのは残念です。




―「フラワーC」

【雨中に舞う】

1着「オメガハートランド」
2着「メイショウスザンナ」▲

3着「サンキューアスク」   4着「ヘレナモルフォ」◎   5着「キャトルフィーユ」

「オメガハートランド」
快勝。
後方から上がり首位、確かなのは現中山が外差し有利なのとクイーンC組が好調な事です。
2着が人気「メイショウスザンナ」、そつなく乗りましたけどね。
同時に前走好戦した「パララサルー」の株もやや下がったか。
とりあえず桜ステップレースは全て大荒れ、本番を当てるのは難しそうです。




―「阪神大賞典」

1着「ギュスターヴクライ」
2着「オルフェーヴル」◎

3着「ナムラクレセント」▲  4着『ヒルノダムール』  5着『ジャガーメイル』○

「ギュスターヴクライ」
制勝。
不振の4歳勢から新鋭誕生、母ファビラスラフインにとっても念願の重賞産駒です。
2着『オルフェーヴル』に関しては昨日の更新で色々述べましたが、
一つ気になるのが、この馬、本当に今後も池添騎手の手に負えるのかという点。
確かに3冠ジョッキーを降板させるのは無理な話ですが、
本気で【凱旋門】を狙うなら今回のミスを口実に変えるのも一考だと思います。
4着『ヒルノダムール』は不利を受けたといえ、やはりこの世代、信頼を置けません。




―「スプリングS」

【面影】

1着「グランデッツァ」
2着「ディープブリランテ」

3着「ロジメジャー」  4着「サトノギャラント」  12着「アルフレード」

「グランデッツァ」
大外一気。
中団から上がり首位、とにかく弱点がない馬で本番での期待が高まります。
なお余談ですが社台、デムーロ、2番人気でこのレース快勝、
となるとどうしても『ネオユニヴァース』を思い出しますね、同じく優等生のイメージ。
対して問題児が「ディープブリランテ」、とにかく掛かりますね。
それでこれだけ走っている事は確かに賞賛ものですが、本番は一か八かでしょう。
最後に2歳王者『アルフレード』は12着、特にコメントはないですが。
【時の馬券】:マイナス15万。まだまだ余裕。(大丈夫か)


―「阪神大賞典」

【仁川で何が起こったか?】

1着「ギュスターヴクライ」
2着『オルフェーヴル』◎

3着「ナムラクレセント」▲  4着『ヒルノダムール』  5着『ジャガーメイル』○


ちょっと凄いレースだったので今日中にやっときます。
まず一応勝った「ギュスターヴクライ」、及第点の走りですね。
これなら「ウインバリアシオン」辺りとは仲良くやれるんじゃないでしょうか。

そして、2着『オルフェーヴル』、色んな意味で凄いの一言。
まず「ナムラクレセント」が突然ハナに出て、この時点ですでに場内はどよめいたのですが、
その後『オルフェーヴル』がそれを交わしてまさかの先頭、
さらにその後、3コーナーで暴走から逸走に転じて急ブレーキ、
さらに実況が「故障か」と言ってしまったため視聴者全員が青ざめた瞬間、
一気にスパートしてほぼゴボウ抜き、結果2着。
確かに逸走に斜行と騎乗は明らかな失態で、大きな課題を残す結果となりましたが、
それ以上に、あの4角まくりのトコで目を疑わなかった人はいないでしょう。
私は「多分引っ掛かっても凱旋門勝てるんじゃない?」ぐらいに思いました。
今まで感動したレース、白熱したレースなど色々ありましたが、
多分「びっくりしたレース」でいうと私の中では史上最高だったので、
私個人は満足してます。(笑)


◆「阪神大賞典」

【難易度:二     ペース:S     軸不動】

◎『オルフェーヴル』

○『ジャガーメイル』
▲「ナムラクレセント」
△「ビートブラック」
―――――
×『ヒルノダムール』

◎『オルフェーヴル』
が1着、×『ヒルノダムール』が3着。 
そんなの勝手に決めるなよという感じだが、オッズの都合上こうするしかない。
相手は3頭、たまに激走すると昨年圧勝馬と阪神巧者の

斬「ギュスターヴクライ」
は世代自体の信頼度が怪しい、というか倍率的に来ると困る。




◆「スプリングS」

【難易度:七     ペース:H      展開次第】

◎「ストローハット」
○「ディープブリランテ」
▲「グランデッツァ」
△「マイネルロブスト」

×「ゼロス」
注「モンストール」
穴「サトノプライマシー」

欲丸出しで◎「ストローハット」、そこそこ好成績で道悪は大丈夫そう、それだけ。
○「ディープブリランテ」は文句なしの道悪巧者、しかしHペースでも掛かりそうで怖い。
他、注目は実力不詳の注「モンストール」とNU産駒穴「サトノプライマシー」

斬『アルフレード』
はSクリ産駒という事で最初から眼中にない。
【阪神大賞典】:◎→○▲△→×(3連単¥2000×3)
【スプリングS】:◎→○、◎-▲△×注穴(¥1000×6)
穴→○▲△×注(¥200×5)14:39追加(笑)


◆「ファルコンS」

【難易度:五     ペース:H     今年から1400m】

◎「トウケイヘイロー」
○「ローレルブレット」
▲「ブライトライン」

△「キングオブロー」
×「レオンビスティー」

人気でも◎「トウケイヘイロー」
1400mの実績比較を行うと単純にこの馬が一番上に来る。
注目はクラシック戦線で善戦していた▲「ブライトライン」○「ローレルブレット」

斬「レオアクティブ、サドンストーム」
は千四得意だが久々という事で斬る。




◆「フラワーC」

【難易度:六     ペース:S      荒れ馬場】

◎「ヘレナモルフォ」
○「チャーチクワイア」
▲「メイショウスザンナ」
△「マイネボヌール」

×「ターフデライト」

直感で◎「ヘレナモルフォ」
コースと馬場に相当な適正を持っていると見た、瞬発力勝負【クイーンC】は度外視。
注目はクラシック戦線でようやく出てきたNU産駒○「チャーチクワイア」
▲「メイショウスザンナ」
は確実に1番人気、しかし今年は1番人気の信頼度は低い。
【ファルコンS】:◎→○▲△×(¥2000、¥1000×3)
【フラワーC】:◎→▲△(¥1000×2) ◎-○×(¥1000×2)
○→▲△(¥1000、¥500) ○-×(¥500)


―「フィリーズR」

【撃追せよ】

1着「アイムユアーズ」
2着「ビウイッチアス」

3着「プレノタート」◎   4着「イチオクノホシ」▲   8着「アンチュラス」注

「アイムユアーズ」
0.2で押し切る。
先行勢には厳しい展開でしたが3番手から押し切りました、昨年からこの安定度は凄い。
2着「ビウイッチアス」、これがよく分からないんですよね、好騎乗だったと思いますが。
先週の「ハナズゴール」もそうですが、牝馬戦線かなり込み入ってきました。
そして本命「プレノタート」は3着、派手なシンガリ一気でしたが好判断だと思います。
馬券的にはハズれましたが、自分の予想がある程度当たってたと思うので満足してます。


 

―「中山牝馬S」


【さよなら僕のクリムゾン】

1着「レディアルバローザ」穴
2着「オールザットジャズ」
3着「エオリアンハープ」

4着「マイネイサベル」 5着「ホエールキャプチャ」▲ 14着「イタリアンレッド」◎

「レディアルバローザ」
連覇。
言いたい事は一つだけ、去年圧勝してる馬なのに単17倍は付きすぎでしょ。
2,3着は荒れましたね「オールザットジャズ、エオリアンハープ」
対してGⅠ級グループ「ホエールキャプチャ、アプリコットフィズ」らは撃沈。
『アヴェンチュラ』も骨折してしまいましたし、今年の古馬牝馬界も混戦模様ですね。
そして、時の愛馬「イタリアンレッド」は14着に終わりました。
馬場や体調が敗因ですかね、でも最後までよく走ってくれました。
サマーシリーズを牝馬で制したわけですから、文句なしのネオユニ産駒・代表牝馬です。
短い間でしたが本当にお疲れ様でした…。

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