競馬ブログをやってるなら一度はやっていいかな?というこの企画。
大体こういう格付けをやると色々と波紋を呼んだりするのですが、
この館には「波紋」自体、存在しないのでやっちゃいます。(爆)
「安定度・活躍期間・フルパワー値」を合わせた総合力で格付けました。

★【時の史上最強馬ランキングTOP10】

10位『アグネスタキオン』
:安定度A・活躍期間C・フルパワー値6
『ダイワスカーレット』という大物産駒を出して種牡馬としてはまずまず、
猛者『ジャングルポケット』にも撃破歴あり、しかし戦績4戦というのはやはり少なすぎる。

9位『サイレンススズカ』
:安定度C・活躍期間C・フルパワー値6
今や悲劇の代名詞的な存在だが4歳時の成績は素晴らしい。
3歳時の不振と、当時のLVがやや疑問だが、逃げ馬でこのランクインは凄い。

8位『ナカヤマフェスタ』
:安定度C・活躍期間C・フルパワー値7
【宝塚記念】Vと【凱旋門賞】2着が高評価でランクイン、
だが安定度と活躍期間は極めて乏しかった。

7位『タニノギムレット』
:安定度B・活躍期間C・フルパワー値8
:当時まだ未完成とは言え『シンボリクリスエス』を【ダービー】で倒している。
それだけに古馬になってからの活躍を見たかった。

6位『エルコンドルパサー』
:安定度A・活躍期間B・フルパワー値8
:生涯一度も連を外しておらず国内外、距離を問わず活躍。
特に【凱旋門賞】2着の功績が大きいが、4歳時をすべて海外で過ごした点が減点要素。

5位『キングカメハメハ』
:安定度A・活躍期間C・フルパワー値9
負けたのが【京成杯】の一度だけ。
引退期が早いが、『ハーツクライ、カンパニー』らに完勝している点が高評価。

4位『オルフェーヴル』
 :安定度B・活躍期間(未)・フルパワー値9
現役馬だが今後の期待を込めてのランクイン。
【盾、大賞典】のような失態が減点要素、だが【凱旋門】を勝てば一気に首位奪還も。


第3位『ハーツクライ』
  :安定度C・活躍期間C・フルパワー値9
GⅠ勝利は【有馬記念】、【ドバイシーマC】の2回だけだがTOP3入り。
というのもやはり【有馬記念】でアノ馬を倒した点が相当な高評価。


第2位『シンボリクリスエス』
:安定度A・活躍期間A・フルパワー値9
安定度の高さと活躍期間の長さは文句なしの一言。
4歳の【有馬記念】で並み居るSS産駒たちに大差勝ち、ケチをつけるなら種牡馬実績か。


第1位『ディープインパクト』
:安定度A・活躍期間A・フルパワー値10
圧倒的とは言わないが間違いなく、神種牡馬サンデーサイレンスの最高傑作。
小柄な馬体ゆえいつも後方からゴボウ抜きして勝ち続けたのは驚異的な心肺能力の証。

という感じになりました。
ちなみにSS以前の時代の馬は評価していないので一頭も入ってません。
ちなみに皆様ご存知の通り、私は上位2頭をあまり快く思っていませんが、
それはやはり「4歳で勝ち逃げした」という点が一番の理由です。


―「クイーンS」

【A
 Song & A Song】

1着「アイムユアーズ」
2着「ラブフール」
3着「ミッドサマーフェア」

4着「レインボーダリア」  5着「オールザットジャズ」  11着「レジェンドブルー」

「アイムユアーズ」
押し切る。
5番手から速攻で抜けました、+24kgという数字にも関わらず単2.9倍は驚きました。
2着が上がりダントツで爆追してきた「ラブフール」
競馬とは無関係ですが、この2頭は共に馬名が曲名なんですよね。
「I’m yours」はジェイソン・ムラーズの歌、4年前にヒットして知名度は高いです。
「lovefool」はスウェーデン出身のバンド・カーディガンズ、もう15年近く前の歌ですが、
私もファンでした、この曲も名前は知らなくても歌は知ってるという人は多いと思います。
話が逸れましたが3着も3歳「ミッドサマーフェア」
この2頭に発汗&イレ込みしながら楽勝した『ジェンティルドンナ』って一体・・・。
本命「レジェンドブルー」は11着、まあ、逃げ馬を本命にすると直線までは夢を見れます。
【時の馬券】:マイナス13万9000。飛ばしてますね~。(笑い事じゃない)


◆「クイーンS」

【難易度:八     ペース:S     先行有利】

◎「レジェンドブルー」
の単。
3走前に逃げて圧勝している、今回はまずハナは獲れる、まさかの行った行ったに期待。
相手はおなじみの昨年2着馬○「コスモネモシン」のみ。

圧倒的に強い3歳勢だが毎年連対するのはGⅠで通用する牝馬のみ、
その点で考えると「アイムユアーズ」は一歩足りない印象、
「ミッドサマーフェア」
は故障明けがどうか、「アニメイトバイオ」はもう3回追って懲りた。
【時の馬券】:◎(単¥1万) ◎-○(ワイド¥1万)


来週は真夏の【ニコニコ更新週間】を実施します。
何だソリャ?と聞かれると、「単に毎日更新します」というだけの企画です。(笑)
過去に一度だけやった事があるのですが、多分今回が最後になるかもしれません。
とは言え普段も平均週4で更新してるんですけどね・・・
というわけでどうかお付き合い下さい。

1,【時の回想 ― クイーンS】
2,【時の最強馬ランキング】
3,【時の芸術鑑賞 ~ 日本ドラマ史】
4,「イーストロード25」
5,【時の芸術鑑賞 ~ 日本アニメ史】
6,【時のつぶやき】
7,【時の予想 ― レパードS,小倉記念】

なお来週7日間は、
「あのころ君は美しかった」というテーマで左の写真(今はラクシャスくん)を、
日本芸能史を彩った7人のアイドル達を無断転載していきます。(爆)


「イースト・コール」

冷たい闇の中で目を覚ます。
枕のそばから電話の鳴り響く音が聞こえてくる。
私の眠りはこの音楽によって妨げられたのだろうか。

応答するとすぐに、向こうの者は私の寝起きの声に気づいた。
彼女は私のだらしない生活習慣を理解している数少ない人物である。

理花の声を聞くのはちょうど一年ぶりとなる。
夙川を去る前日に、最後の挨拶に訪れた時以来の会話である。
もう二度と聞く事もないと思っていたが、掛かってくるかもしれないとも思っていた。
彼女には全くと言っていいほど友達がいない。
なかなか切り出そうとしなかったが、声の調子から電話の理由は明らかだった。
入籍を目前に他の女と遊んでいた婚約者に関してである。
両親への挨拶も済ませ、男の家に越す準備をしていた彼女はひどく動揺し、
かつての彼女からは想像もできない「自信がなくなった」という言葉が漏れた。
さすがに私も「自信をなくすなら男選びの方だ」とは言えなかった。

電話を切る寸前、過去に私達が一緒に暮らしていた頃、
彼女が交際していた男の本性を私が暴いた事があった事を思い出し、
消え入るように彼女は言った。

「剛が夙川にいてくれれば・・・こんな事にはならなかったかもしれない」

―「中京記念」

【The
 Sword Of Darkness】

1着「フラガラッハ」
2着「ショウリュウムーン」

3着「トライアンフマーチ」   4着「ミッキードリーム」   5着「ゴールスキー」

また血が足りぬか、「フラガラッハ」シンガリ一気。
57kgでこのパフォーマンスは驚きました、父デュランダルを想い起こさせる鬼脚でしたね。
2,3着も後方から「ショウリュウムーン、トライアンフマーチ」、共に実績のある馬。
対し11着「レッドデイヴィス」など先団はハデに止まりました、やはり新中京は差し馬場か。




―「アイビスサマーダッシュ」

【Women
 don’t come】

1着「パドトロワ」
2着「エーシンダックマン」
3着「エーシンヴァーゴウ」

4着「ハクサンムーン」   5着「ジュエルオブナイル」◎   6着「アウトクラトール」

「パドトロワ」
快勝。
昨秋成績を上げた馬ですが、近走不振ながらここはキッチリ巻き返してきました。
2着「エーシンダックマン」、上位2頭は思いっ切り外を伸びてましたね、やはり勝因は枠。
対して昨年覇者「エーシンヴァーゴウ」、3歳「ハクサンムーン」など内枠勢はさすがに苦戦。
本命「ジュエルオブナイル」は5着、前走条件戦の馬に自信アリは少し言い過ぎでしたね・・・。
【時の馬券】:マイナス¥11万9000。
この企画も大事ですが「一年で必ず万馬券を当てる」目標がまだなので意識したいです。


◆「中京記念」:◎「ゴールスキー」
、理由は完全に一つ「NU産駒だから」。
それくらい分からない、多分外差しの馬が来るのでは、という事くらいしか・・・。


◆「ISD」:◎「ジュエルオブナイル」
でいけるのでは。
このレースはとにかく牝馬、外枠、そしてなるべく千四適正より千ニ適正のある馬が有利。
相手はさっぱり分からないがこの本命だけは結構自信がある。
【中京記念】(単¥1万)、【ISD】→総流し(¥1000×17)


「イースト・ムーヴ(前)」

引っ越しの荷造りを始める。
過去に三度引っ越しているが、当日までに荷造りを終えた事は一度もない。
どれだけ早く始めても、どう分類して良いのか分からない荷物が必ず最後まで残るのだ。
今日は事情を聞いた美穂が呆れて手伝いに来てくれた。
特にやましい物はないが、なぜか人に自分の所持品を公開するのは落ち着かない。

「来週引っ越したら、次から会うのが楽になるね」と美穂が言う。
自分の願望は意地で押し通す女だが、思えば困った時はいつも助けてくれたように思う。
そう、私が欲しいのはこれだ。
困った時は話を聞いてほしい、傷ついた時はそばにいてほしい。
日頃に愛想を振りまいて、いざという時にそっぽを向く人間とは、
彼らとはもう関わりたくない。

当初は引っ越し先の街を勝手に変えた事に憤慨していた美穂だが、
夕陽の傾いた多摩川に連れて行くと、一転してあの街が気に入ったようだった。
そう、私はこの町を出る、何という思い出もないままに。
多大な虚しさを背負って逃げていく事になるのだろうと、すでに今から予感していた。

「イースト・ラン」

また川のほとりを走る。
陽が沈み、暗くなってからの方がスピードが出る事に気づく。
闇が全ての景色を覆い尽くす事によって、自分の心と正面から向き合える気がした。

走る事はいつも私を無心にしてくれるが、それでもぼんやりと思い出すが勲章が一つある。
それは中学最後の運動会、八百メートル走で優勝した事だ。
あの死んだ男と最後に会話を交わした、燃えつくような日の記憶である。
通常の競技会とは違って、校内の大会で勝つ事には大きな名誉が懸かっていた。
その勝利はいつも私の心の中で栄光としてかすかな光を放ってきたが、
時々ふとそれが良かったのか分からなくなる時がある。
もしあのとき負けていれば、それを糧に私はその後もっと強くなったかもしれない。

この汚れた川の横を走るのも今日で最後となる。
明日からは引っ越しに備え、荷造りを始めねばならない。
このゴミ箱のような町を抜け出す日がようやく来たというのに、
それが自らの力によるものでない事だけがただ虚しかった。

―「函館2歳S」

【Stork
 and Boy】

1着「ストークアンドレイ」
2着「コスモシルバード」
3着「ティーハーフ」

4着「ロゴタイプ」   5着「アットウィル」   13着「エターナルムーン」◎

「ストークアンドレイ」
外差し決める。
後方から上がり最速、クロフネ産駒の牝馬ですが今後は距離延長などが課題ですね。
個人的には応援している川島騎手が8年ぶりの重賞Vで嬉しかったです。
2着に同地点から同タイムで上がってきた「コスモシルバード」
豊サマ「ティーハーフ」は先団から唯一粘りましたが、最後止まりましたね。
最人気「アットウィル」は出遅れから上がり最速で5着、素質の片鱗は見せましたか。




―「函館記念」

【Quicker
 Than Gun】

1着「トランスワープ」
2着「イケトップガン」

3着「ミッキーパンプキン」  4着「トウカイパラダイス」  5着「マヤノライジン」○

「トランスワープ」
快勝。
「フェデラリスト」等との好戦歴があり定評のある馬でしたが今回は0.2差とハマりました。
2着が52kg「イケトップガン」、8番人気で今年も荒らしてくれましたね。
予想は「マヤノライジン」が11歳にして入着を果たしたものの、
後の2頭がとてつもない勢いで逆噴射していったので正直、引きました。
【時の馬券】:マイナス¥9万2000。
ちなみに下半期の目標は150万勝って前期の借りを返す事です。(よく言えるな)


◆「函館記念」

【難易度:十     ペース:M     解読困難】

◎「リッツィースター」

○「マヤノライジン」
▲「ネヴァブション」


毎年おなじみの万券重賞。
今年は個人的にマークしてきた馬が複数出てきたので馬連よりも単に重点を置いてみたい。
3頭共に近走大不振、しかし人気の方も大不振。
【時の馬券】:◎○▲(単勝¥2000×3)、◎○▲(ワイドBOX¥1000×3)


◆「函館2歳S」

【難易度:十     ペース:H     3原則】

愛と正義の美少女戦士◎「エターナルムーン」
なんてサイン馬券ではなく、このレースで狙えるのは【牝馬・地方馬・初戦負け】。
現在、単70倍だが果たしてこのまま人気薄を貫けるのか・・・。
相手はダートしか勝っていない12・13、と4以外全員
【時の馬券】:◎から(馬連流し¥1000×12)  ◎単¥3千


「イースト・フェイト」

高倉と新橋で食事する。
電車の振動で机が揺れる古い居酒屋だった。
昔の話、馬の話、一通り話し終えたところで高倉が一つ悩みを打ち明け始めた。
それは、ある女性との結婚を考えていた矢先に運命的な出会いをしたという話だった。
恋の話は苦手だ。
自らの助言が他人の運命を動かすと思うと、歯切れが悪い。
だが、おそらくは長年付き合ったその女性と結婚するだろうという事だった。
思えばこの男の誠実な一面は、出会った頃から全く変化していないのだと思った。

神は恐ろしい。
理性と本能という共存しえない両者を人に与えた。
神は恐ろしい。
誠実な者ほどより多くの誘惑が集まるよう人に仕向けた。

最後に気になる情報を一つ聞いた。
夙川の理花が先日、交際していた男と別れたのだという。
「結婚するかもしれない」と自慢げに話していた、あの医者だ。

―「プロキオンS」

【He
 is Him】

1着「トシキャンディ」
2着「アドマイヤロイヤル」

3着「ファリダット」◎   4着「ワールドワイド」   5着「シルクフォーチュン」


誰だよ、「トシキャンディ」が逃げ切って単勝万馬券。
ペースが物凄かったので、これは千四が合っていたのでしょう、地方時代に6連勝してました。
2着に安定した末脚を持つ「アドマイヤロイヤル」
そして・・・1番人気の本命「ファリダット」は3着。
調子が落ちていたのかなという印象、スタートも直線の伸びもイマイチでしたし。
しかし・・・逃した魚は大きいです、何しろ短距離ダート重賞は今年あと【カペラS】のみ。
解説がしきりに「今後が楽しみ」と言ってましたが、この馬7歳です、4歳じゃないんです。
世間的には「何となく残念な馬」というイメージらしいですが、今度ばかりはさすがに・・・。




―「七夕賞」

【Asuka
 Strikes !】

1着「アスカクリチャン」
2着「トーセンラー」
3着「ミキノバンジョー」

4着「ケイアイドウソジン」   5着「ニシノメイゲツ」   12着「タッチミーノット」

こっちも誰だよ「アスカクリチャン」
4番手から速攻で押し切り、びっくりしたのは久々だった事より父が「スターリングローズ」。
完全に【プロキオンS】なイメージの馬でしたけどね、ちなみに補足ですがこの馬、牡馬です。
2着「トーセンラー」は天候には恵まれたものの、最後は天に見離されてハナ差。
しかし圏内は4着「ケイアイドウソジン」などかなり荒れました。
一方で人気「タッチミーノット」は失速して12着、この馬たまにやらかすんですよね。
なお本命「アニメイトバイオ」は全く見せ場なく11着、追っかけた私がバカでした。
【時の馬券】:マイナス6.8万。アレ?何か展開早くない?(ドBOMB?!)


◆「プロキオンS」

【難易度:四     ペース:S     信じる者は・・・】

◎「ファリダット」

○「テイクアベット」
▲「シルクフォーチュン」
△「インオラリオ」

×「デュアルスウォード」
注「アドマイヤスワット」

そりゃ・・・◎「ファリダット」
母「ビリーヴ」はこのブログを始めるきっかけになった馬で、この馬も生前から応援してきた。
まさかここで◎を打つ事になるとは思わなかったが。1つでいい、タイトルを獲らせてあげたい。
強敵は逃げる○「テイクアベット」と、差す▲「シルクフォーチュン」
勝敗は、前方からの攻撃と後方からの追撃をかわせるかに掛かっている。
後は穴っぽいところで△「インオラリオ」×「デュアルスウォード」など。




◆「七夕賞」

【難易度:八     ペース:M      外差し有利】

◎「アニメイトバイオ」

○「タッチミーノット」
▲「スマートステージ」
△「トップカミング」

×「ニシノメイゲツ」
注「イケドラゴン」
穴「トップゾーン」

またまた、夏は牝馬の◎「アニメイトバイオ」
正直言って消去法で選んだ、しかし去年もこのレースから戦績を上げており侮れない。
相手は出来るだけ外の馬をチョイス、昨年2着馬○「タッチミーノット」
×「ニシノメイゲツ」は上がり馬でどこまで行けるか、注「イケドラゴン」は51kgが怖い。

斬「トーセンラー」
は道悪苦手、斬「エクスペディション」は久々で斬る。
【プロキオンS】:◎-○▲△×注(¥1万、¥2万、¥1万、¥5千×2)
【七夕賞】:◎-○▲△×注穴(¥1000×6)


「イースト・スイサイド(後)」

彼は私をイジめようとした唯一の人間である。
何事においても中心に立たなくては気がすまない男だった。
その彼の王政に唯一従おうとしなかった私が気に食わなかったのだろう。
私を屈させようと、彼は機会を見ては何度も挑んできた。

だがある時、私は彼の思わぬ一面を知る。
それは中学最後の運動会、八百メートル走が始まる直前だった。
優勝を狙う私は同じ長距離部のライバルの動向に目を光らせていたが、
なぜか専門外の距離に出てしまった彼は、
まるで獣の縄張りに迷い込んだ兎のごとく脅えていた。
そして、普段私に対するものとは裏腹の口調でせめてもの慰めを乞いてきた。
それは、これまで負けた事のない男が見せる、負ける事への恐怖そのもの。
彼の中枢をなす心は、彼を覆っていた威勢という名の防具が強すぎたゆえに、
一切の成長を為していなかったのだ。

彼が自殺した後に残ったものは、
膨れ上がった借金と、高校時代に授かった子と妻だけだったという。
そして、彼が死んで分かった事は、恐ろしい事にただ一つだけだ。
それは、死とは死に様によってはまるで尊いものにもならず、
同情すら得られぬまま死者が「永遠の敗者」として心に刻まれてしまう事だ。

―「CBC賞」

God VS Thunder

1着「マジンプロスパー」
2着「スプリングサンダー」

3着「ダッシャーゴーゴー」▲  4着「オウケンサクラ」  5着「エーシンヒットマン」

「マジンプロスパー」
レコード押し切り。
久々でしたが決めました、さすが【高松】5着馬、佐々木さんも笑いが止まりませんね。
2着が「スプリングサンダー」、出遅れ重馬場で上がり33.8は凄いです。
個人的にこの馬は【阪急杯】でも◎にして連対してもらい、何だか相性がいいみたいです。
3着「ダッシャーゴーゴー」は・・・頑張りましたが59kgはいくら何でもキツイ。
8,13着「シゲルスダチ、ファインチョイス」など3歳勢は不発しました。




―「ラジオNIKKEI賞」

【The Scarmiglione
 of Sand】

1着「ファイナルフォーム」△
2着「ヤマニンファラオ」

3着「オペラダンシング」  4着「メイショウカドマツ」  13着「ウイングドウィール」

「ファイナルフォーム」
快勝。
何だかRPGみたいな馬名ですね、全く出世馬が出ないこのレースですが今後どうでしょう。
2着「ヤマニンファラオ」、デビュー戦で「トーセンホマレボシ」を下した馬。
本命の紅一点「ウイングドウィール」は・・・ハッキリ3牝を重視する予想はサッパリです。
もうこの先使えるレースもないですし、引き下がるしかないですね。
【時の馬券(下半期スタート)】:マイナス1万2000。
ニアミスでしたが当たっても馬連30倍なのであまり気にしてません。
というか予想がニアミスしたこと自体が久々なのでむしろ喜んでます。(エ?)


◆「CBC賞」

【難易度:十      ペース:M     千四適性】

◎「スプリングサンダー」

○「シゲルスダチ」
▲「ダッシャーゴーゴー」

△「グランプリエンゼル」
×「エーシンダックマン」
注「オールブランニュー」
穴「ドラゴンファング」

夏は牝馬の◎「スプリングサンダー」
新・中京コースで大事なのはやはり千四適性、斤量54も恵まれた。
○「シゲルスダチ」は好調の3歳勢代表、千四で「レオアクティブ」を下しており侮れない。
▲「ダッシャーゴーゴー」はさすがに59kgは見込まれた、実力は確かだが。
他、牝馬△「グランプリエンゼル」、久々得意×「エーシンダックマン」
50kg牝馬注「オールブランニュー」、ラストは【阪神C】入着馬穴「ドラゴンファング」
すべて千四適性の高い馬ばかりをピックアップ。

斬「マジンプロスパー」
は鉄砲戦績が悪い、斬「エーシンヒットマン」は千四で負けすぎ。




◆「ラジオNIKKEI賞」

【難易度:五     ペース:M     牝馬が強い】

◎「ウイングドウィール」

○「ショウナンカンムリ」
▲「ヤマニンファラオ」

△「ファイナルフォーム」
×「ローレルブレット」

注「メイショウカドマツ」
穴「ビービージャパン」

やっぱり夏は牝馬の◎「ウイングドウィール」
今春提唱した「3牝強靭論」だが【樫】と【優駿】を比較しても、やはり使えると思う。
ここらで一発。
後はもう全然分からない、とりあえず千八という事で注目はディープ産駒。
【時の馬券・両レース】◎-○▲△×注穴(¥1000×6)
正直一旦リセットする意味でも夏場は休止しようかとも思ったのですが、
やっぱり今週からスタートさせちゃう事にしました。(テヘ)←


★『春GⅠ的中難易度ランキング』

最簡11位【高松宮記念】
『カレンチャン』-「サンカルロ」の2-3番人気決着。
1番人気「ロードカナロア」が坂で止まる可能性を予見できた人の勝ち。

第10位【宝塚記念】
:1-2番人気決着とかなり順当な結果。
しかし『オルフェーヴル』の復活や、他4歳勢の不発など意外性もあった。

第9位【皐月賞】
:要は「グランデッツァ」がマイラーである可能性を見抜けたか否か。
ただ『ゴールドシップ』は【ダービー】向きと見られていただけにやはりここも難解。

第8位【オークス】
:ディープ産駒『ジェンティルドンナ』が脅威の圧勝。
獲れたとすればスタミナ豊富な2着「ヴィルシーナ」の方からだろう。

第7位【桜花賞】
:王女『ジョワドヴィーヴル』がまさかのブッ飛び。
しかし波乱と思いきや『ジェンティルドンナ』-「ヴィルシーナ」と配当はそんなに。

第6位【日本ダービー】
:『ゴールドシップ』の鈍足に府中がコケた。
『ディープブリランテ』&「フェノーメノ」共に急成長のワンツーで読みにくい結果に。

第5位【NHKMC】
:最人気『カレンブラックヒル』圧勝、これはさすが。
しかし2着『アルフレード』は驚いた、3番人気というのはもっと驚いた、配当つかず。

第4位【フェブラリーS】
:『トランセンド』&「ワンダーアキュート」失墜。
『テスタマッタ』がまさにハマッた感じに快勝、同じくハマッた2着「シルクフォーチュン」。

第3位【Vマイル】
:ワイド女王『ホエールキャプチャ』の単はさすがに買えないか。
2着に「ドナウブルー」、安定度の高い上位人気が全滅して回収は困難を極めた。

第2位【安田記念】
:勝った『ストロングリターン』はまだ許せる。
しかし2着『グランプリボス』はさすがに近走成績からとても買える馬ではなかった。

最難1位【春の天皇賞】
:ハッキリ言って何かの間違い、『ビートブラック』フロック丸出しV。
たま~に見かける、いわゆる“トレッカー決着(そんなの獲れっかー)”。

総評:今春のGⅠ、というか重賞大半に言えるのが、
「荒れそ~で全く荒れなかった」、もしくは「トレッカー決着」、
そのどちらかが多くて【オッズを見て予想する人】にはかなりキツいシーズンになりました。
と言うと言い訳がましいのですが、個人的にGⅠ的中ゼロ
6ヶ月間で的中が何とたったの3レース・・・負債総額146.3万!
これなら小学生の頃の方がまだ当ててました(笑)。
当然猛省しなければいけないのですが、あまりそういう気も起こらず(爆)
反省するとすれば「予想をハズすなら、せめて惜しくハズせ!」です。


――――――――――Race Title...


2012 Spring

『フェブラリーS』   【Crazy Gonna Crazy】   『テスタマッタ』

『高松宮記念』    【飛ばない蝶々】        『カレンチャン』

『桜花賞』       【When I Grow Up】    『ジェンティルドンナ』

『皐月賞』       【MAGUNATEN】       『ゴールドシップ』

『春の天皇賞』    【Death
 Rainbow】       『ビートブラック』

『NHKMC』      【五月雨るる心】         『カレンブラックヒル』

『Vマイル』      【鴉】                『ホエールキャプチャ』

『オークス』      【衝撃という名の革命】    『ジェンティルドンナ』

『ダービー』      【真気楼】            『ディープブリランテ』

『安田記念』      【No
 Risk High Return】 『ストロングリターン』

『宝塚記念』      【Now - Moment】      『オルフェーヴル』

――――――――――タイトル解説

【Crazy Gonna Crazy】
:勝者『テスタマッタ(伊語でcrazy)』より、TRFの8thシングル。

【飛ばない蝶々】
:『カレンチャン(蝶の名のイメージ)』が飛ばなかった(負けなかった)から。

【When I Grow Up】
:直訳(私が大人になった時)、まさか樫も勝つとは思わなかった。

【MAGUNATEN】
:かつての地上戦艦「マグナーテン」より、勝者に襲名の意を込めて。

【Death Rainbow】
:全ての色彩が失われた(ブラックが勝った)の意。

【五月雨るる心】
:レース直前に降った豪雨と、予想が外れた哀情を表したタイトル。

【鴉(からす)】
:『ホエールキャプチャ(黒船産駒)』が『アパパネ(赤い鳥)』を沈めたので。

【真気楼】
:蜃気楼のように見通しにくい真実(ディープ産駒の覚醒)が明らかになったの意。
ちなみに07年皐月賞のタイトルが【蜃気楼】で、
その勝者『ヴィクトリー(その後、未勝利)』のために温めていたタイトルでもあった。

【Now - Moment】
:勝者が【ダービー】を勝った時のタイトルの英語版。

「イースト・スイサイド(前)」

死んだ男の事を考えていた。
関わりはほとんどなかったが、同じ中学の同級生だった。
長身で端正な顔立ち、運動が得意だった。
同じような目立つ男は学年に何人もいたが、彼が他者と大きく違っていた点は、
彼は心から己の事を愛していた。

一度、放課後の廊下を彼が全裸で走っていた事を覚えている。
彼は己の全てを他に解放し、またそうした己の全てに陶酔していた。
その男が先日、自殺したというのだ。

中学時代、最も強い栄誉を誇った男の死は同級生たちに衝撃を与えた。
同じく私も最初は耳を疑ったが、思えば思い当たる節がないわけでもなかった。
時は七年前にさかのぼる・・・。

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